スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


結核性脊椎炎(Lancetより)


02 13, 2012 | Tag,整形外科

教訓的な症例の提示です。ランセットから。

こういう患者さんを外来で診療して、きちんと診断に至ることができるでしょうか。

web上で画像も無料で見ることができますので、整形外科医なら見ておくといいかなと。


>> Spinal tuberculosis : The Lancet


48歳女性、スリナム人。
幼少児に交通外傷の既往があり、その頃から続く腰痛があった。
発熱や食欲不振、体重減少や咳などはなかった。

身体診察上は胸椎の後弯変形を認めた。麻痺などの神経症状はなかった。

レントゲン上胸腰椎移行部で重度の後弯変形を認めた(Figure A)。リンパ節の石灰化が多発していた。
胸部レントゲンで肺門部にリンパ節の石灰化を認めた。ツベルクリンテスト陽性であった。ESR11mm/h、CRP3mg/l以下、白血球は9.5×109 cells per Lであった。
MRIを撮影すると脊椎炎による骨破壊と変形を認めた(Figure B)。

臨床的には活動性の結核の所見を認めなかったが、結核性の脊椎炎と診断した。通院するよう促していたが、患者は外来に来なくなった。



ここで提示された症例はいつか変形した骨が脊髄を圧迫し、下半身麻痺に至ることになると思います。

結核はあまりぱっとした臨床症状を呈さずに、じわじわと進行してくる場合があります。

見逃さないように注意したい疾患の一つです。




0 CommentsPosted in
-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
-0 Trackbacks
Top
最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。