ビジネス、いや人生におけるチャンスの見つけ方ってこういうことなんだろうなと思う一節があったのでご紹介。
僕が信頼している生命保険会社、ライフネット生命保険の副社長岩瀬大輔さんの著作からです。
起業の定義(”新しいことを始める”とは)Relentless pursuit of opportuinity beyond resources currently controled
現在、自分のコントロール下にある経営資源に制約されることなく、新しい事業の機会を執拗に追い求めること(まずは一切の制約なく、何が世の中に求められているかということから発想し、理想の像を真っ白なキャンパスに描ききる。それが本当に必要なものなら、ヒト、モノ、カネはあとからついてくる。)
何かの資格取得とか、起業以外のことにもあてはめることができますね。アレがない、ナニがない、などと考えすぎているといつまで経っても行動に移せない時を経験します。まずは始めてみる。そして始めながら必要なものを揃えていく。思い切りの良さも大切なのですね。
他より抜きん出るために必要な3条件- 誰もが日常的にやっていることを対象にせよ(市場が大きいこと)
- そこで多くの人が不便や面倒に感じていることを対象にせよ(市場に大きな非効率が存在すること)
- その不便さを解消する新しいソリューションが提供できること(技術のブレイクスルー、規制緩和などの環境変化があること)
なるほど。ネット生保はその典型ですね。あすかアセットマネジメントの谷家衛さんはネット生保への投資について「低リスク、高リターン。安いオプションを買っているようなもの」と評しています。
「132億円集めたビジネスプラン」という本は、ライフネット生命の創業期を創立者の一員である副社長岩瀬大輔さんによって綴られたものです。巨額のお金を集めるためにはそれなりの戦略が必要なわけですが、戦略についての詳細を一般向けにビジネス書として書かれています。
ライフネット生命に興味のない人も、ベンチャービジネスの始まりについて興味がある人は読んでみるとおもろしいと思います。