スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


整形外科専門医試験総評(2011年1月)


03 24, 2011 | Tag,整形外科,専門医試験

整形外科専門医試験のことについて、書いてあるソースは少ないです。合格率は何割で、何をどれくらい勉強すれば合格できるのか、受験者なら誰でも知りたくなるような情報を入手することが困難でした。

同じ病院で働く先輩に聞くというアナログな方法は有効でした。ネットを検索すると、[整形外科専門医試験]|整形外科医てんで少し古いですが経験談などが掲載されており、参考になりました。

2011年1月に私はその整形外科専門医試験を受験しましたので、その経験をもとに情報提供してみたいと思います。


準備するもの
  • 整形外科卒後研修Q&A(現在改訂第5版が入手できますが、その時の最新のものを買ってください)
  • 標準整形外科学
  • 過去問(毎年日本整形外科学会雑誌の4月号もしくは5月号あたりに掲載されている)
これだけでいいと思います。

追記:ガイドライン(日本整形外科学会の出版物一覧|日本整形外科学会)も余裕があれば目を通しておいたほうがいいかもです。


勉強時間
当たり前ですが、人により異なります。いわゆる頭のいい人はあまり時間をかける必要はないかも知れません。なかには問題集を一通り終えずに試験に臨み、合格した知人もいます。本当かどうかは分かりませんが。

学生と違い、勉強だけしていればいいわけではないので勉強時間の確保が大変です。専門医を取得しようとしている学年であまり暇な病院に勤めている人もすくないでしょうから。

細切れの時間でもいいので、試験前3ヶ月間は特に気を使って勉強時間を確保するようにしたほうがいいと思います。私の場合は10月から始めてはいましたが、なかなか身が入らず、11月にようやくエンジンがかかってきたような感じでした。最終的にはQ&Aを5回繰り返し、過去問は5年分やりました。


出題傾向
例年通り、基礎医学から始まり、診断、検査、外傷、疾患各論、身体部位別各論、治療、リハビリ、関係法規まで出題範囲は多岐にわたりますが、Q&Aと標準整形外科を勉強しておけば大丈夫でしょう。

どんな試験にも共通して言えることですが、他の多数の受験者と同じような教材を使って勉強することが大事です。

Journal of Orthopaedic Scienceという日整会が発行している英語の雑誌があり、これに目を通しておくこと、なんてことも言われていましたが、目を通さなくても大丈夫です。私は一切これには手をつけませんでした。

今年の傾向としては日整会が発刊しているガイドラインからいくつか問題が作られていたようです。外反母趾とか、今までに見たことのない問題がありました。

口頭試問は変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、足関節骨折などが出題されました。ビデオを提示され、検査法や診断、治療法について聞かれます。

あとは提出症例の中から1例について質問を受けました。インフォームドコンセントの内容についてや、合併症(ピックアップされた私の症例についての)などを突っ込まれましたが、非常識な回答をしなければ問題ないと思います。専門的な知識は聞かれませんでした。比較的和やかな雰囲気で進行していました。面接官は回答云々より、まとまな医師がどうかを判断しているという印象でしたね。


合格率について
まだ公表されていませんが、どれくらいなのでしょうか。例年8割くらいの合格率はあるようです。

昨年だと平均正解率は71.5%、標準偏差9.7でした。試験が終わった後の受験者の感想だと、「去年よりは難しかったよね」というものが多かったですが、試験が終わった後の受験生はこういう感想を漏らしがちだと思いますので、定かではありません。私の個人的な感想も、去年の問題に比べて新しい傾向のものもあり、難しかったと思っているのですが。

ちなみに私の得点率は自己採点で74%、先日合格通知が届きました。


だいたいみんな受かるのだからと周りは楽観的に励ましてくれるものです。ありがたいのですが、受ける本人としては合格率が高いだけにプレッシャーを感じます。8割受かる試験で自分だけ落ちたらどうしよう、と思うのが普通の心理だと思います。

試験に合格するための近道なんてやっぱりないんですよね。あまり周りの言う事に振り回されず、自分の能力に合わせて淡々と勉強をこなしていく。これが合格のためのコツなのではないでしょうか。

整形外科卒後研修Q&A整形外科卒後研修Q&A
(2006/05)
日本整形外科学会Q&A委員会

商品詳細を見る


標準整形外科学 (STANDARD TEXTBOOK)標準整形外科学 (STANDARD TEXTBOOK)
(2008/04)
国分 正一

商品詳細を見る



-4 Comments
By まめ先生(えんどう まこと)03 26, 2011 - URLedit ]

私が専門医試験を受験してから少し経っていますが、先生のご意見に同感です。
1番大切なのは、「整形外科卒後研修Q&A」を解くこと。
で、よく分からなかったところを「標準整形外科」でお勉強。
そして、「最近の過去問」ですね。
これだけやっておけば、筆記はまず問題なくクリア!
面接試験ですが、普通にちゃんと臨床していれば、まず落ちることはないって聞きました。
提出症例では、痛風や骨粗鬆症の症例を入れておくと、その症例について質問されやすいとの未確認情報もあります・・・
先生のおっしゃるとおり、勉強時間の確保が1番の課題ですね。あとは、やる気と・・・
それにしても、「標準整形外科」はホントに良い教科書だと感心します◎

By flowrelax03 28, 2011 - URL [ edit ]

まめ先生、こんばんは。コメントありがとうございます。

専門医試験のこと、忘れないうちに記録しておこうと思ってブログに書いてみました。

ですよね。みんなが使っている教材をどれくらいやり込むか、というのが合格への鍵のような気がします。

試験が終わってそれほど経っていませんが、なんかだいぶ前のことのような感覚です。

せっかく覚えていた知識がどんどん抜けていっているような気がして怖いです(汗)。。。

By 01 21, 2012 - URL [ edit ]

今年受験してきましたが
筆記は93点でしたが
口頭試問で先天性筋性斜頸がでまして うまく答えられませんでした
口頭試問で落ちることはあるのでしょうか?

By 02 19, 2012 - URL [ edit ]

去年、口頭試験落ちの人が最低1人います。
今年は筆記試験70%くらいで落ちた人が最低1人(2人かも)いるそうです。

そろそろ発表ですね。

Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
-0 Trackbacks
Top
最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。