スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


これからの「正義」の話をしよう


02 21, 2011 | Tag,哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

  • 一人の人間を犠牲にすれば五人の人間の命が助かる場合、一人を犠牲にするべきだろうか。
  • 自然災害の後、被災者相手に日常生活用品に高額な値付けをする。これは許されるのだろうか。
  • 高額所得者のお金を低所得者に分配することは果たして本当に正しいのだろうか。

答えを一つにしぼれないような問題。こういった問題に向き合ったのが本書です。

著者はマイケル・サンデルという人物で、ハーバード大学で教鞭をとっている政治哲学者です。彼の授業は人気があるらしく、それは日本でも放映され、話題を呼びました(NHK ハーバード白熱教室)。

”正義”を考える上で、功利性を重視するか、自由を重視するか。それとも皆が美徳を涵養しつつ、社会として共通善をつくりだしていくか。

なかなか小難しくて分かりくいかもしれませんが、本書を読むと、全てにおいて万能な”正義”というものが存在しないことがよくわかります。

存在しないのは承知の上で、それなりの答えを出していく。ここにおいてサンデル教授は美徳を涵養し、社会としての共通善をつくりだすことが大切だと説いています。

われわれは正しい行動をすることで正しくなり、節度ある行動をすることで節度を身につけ、勇敢な行動をすることで勇敢になる。

”正義”というのは、文化と同じように育まれていくものなのかもしれないと思いました。


この本は流行っているからという理由だけで手にとった人にとっては、ちょっと重たいかもしれません。たまにはじっくり哲学っぽいことを考えたい人に調度いい本だと思います。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデル

商品詳細を見る



0 CommentsPosted in 哲学
-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
-0 Trackbacks
Top
最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。