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鎖骨上神経


11 12, 2010 | Tag,整形外科,手術,解剖,鎖骨

医学の歴史からすると、人間の体、特に解剖のことなんて大方知り尽くされているだろうと思っているのだが、時々こういう論文が発表されたりする。

The Anatomy of the Supraclavicular Nerve During Surgical Approach to the Clavicular Shaft
Tyler Nathe, Susan Tseng and Brad Yoo

これは”鎖骨上神経”についての論文。

鎖骨上神経は感覚神経で、前胸部の感覚などを支配する。

supraclavicular nerve 1.

この論文では鎖骨上神経は97%の症例で内側と外側の枝を持っており、半分弱で中間枝を持っていると報告している。

つまり、鎖骨上では鎖骨に沿って切ってもいいような、皮膚のセーフゾーンはほとんどないということだ。

この論文が報告として有用なところは、鎖骨の骨折を手術するときに注意すべきことを教えてくれているところ。

例えば、 鎖骨骨幹部骨折では鎖骨上を鎖骨に沿ってメスをいれると、前胸部の感覚障害をきたしやすいので注意したほうがいい。

肩峰上を鎖骨に垂直になるような方向で、縦切開してプレートをあてれば感覚障害が避けられるということになる。展開しにくいのだが。

より安全な手術法を選ぶとすれば後者の方がよさそうである。


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