すべてにおいて万能な薬はない


07 02, 2010 | Tag,,医療

誰にでも、ものすごくよく効く、そんな薬は存在しない。

ある薬がよく効く人もいれば、全然効かない人もいる。ある薬で副作用のでる人がいれば、ぜんぜんなんともない人もいる。

これは、同じ人間でありながら病気になる人、ならない人がいるのと同じことだ。個体差がある。

いずれそれぞれの人がもつ遺伝子によって効く薬、効かない薬が簡単に判別できれば、副作用を起こすことなく、よく効く薬を使えるようになるかもしれない。

ただ、覚えておいた方がいいのは、薬というのは諸刃の剣でもあるということだ。隣のあの人に効いた薬が自分には効かないこともある。

また、ときどき外来で患者に「この薬、副作用は大丈夫なんですか?」「飲んでも大丈夫なんですか?」と聞かれたりする。

それに対して絶対に大丈夫だと言い切れる医者はいないだろう。メリットとデメリットを秤にかけて、メリットが上回る場合に処方を行うのである。


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佐藤 健太郎

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「創薬とは、最強の化合物を創りだすのではなく、バランスの取れた最善の妥協点を見出すこと」


その通りだと思った。

薬の処方だけでなく、外科治療もそう。手術で治そうと思ったら、手術特有のリスクを背負うことになる。そういうものである。



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