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医療経済学2


07 18, 2008 | Tag,医療,医療経済学

読書記録

昨日の続きです。


日本の医療が他の国と比べて変わっている点

「機能が未分化である」

アメリカやドイツでは患者はまず、診療所のような町の小規模病院で家庭医に診てもらいます。
そこで、軽症患者と重症患者の最初の振り分けが行われるのです。
軽症であればそのまま家庭医に継続的に診てもらい、
重症だと判断された場合は然るべき施設の整った病院に紹介されます。

現在の日本の病院を見ると、外来ですごくたくさんの患者さんが待っていますよね?
ひたすら待って3分間診療というのはそういった振り分けがされずに、全ての患者が大病院に押し寄せているために起きている現象だと考えられます。

これは、患者さん側から見ても、医師から見ても望ましくない状況だと思います。
散々待った挙句、3分間診療では患者さんもやりきれません。
医師も少なからずそういった患者さんの気持ちが分かるだけに辛いんです。
さらに、医師には外来診療以外にも仕事は山ほどあります。

大病院には大病院の役割があります。
十分な施設を生かした専門的な治療、入院治療、手術治療などは大病院にしかできません。
地域と基幹病院で役割を分け、それぞれが長所を生かした医療サービスを行っていくのが賢い方法だと思います。

そこで問題が一つ。
患者さんの立場から見ると、同じ医療費を払うのであればいい病院で診てもらいたいと思うのが筋ですよね?しかも、地域の病院に初めに行ってから大病院を紹介されるのでは二度手間だし、お金も余分にかかります。
そういう心理を考えると現在のシステムでは大病院に患者さんが殺到するのもやむを得ないと思います。

この状況を打開するためには何らかのシステム改革が必要です。
例えば、既に大学病院や一部の病院で既に導入されていますが、紹介状がない場合は初診料5000円がかかります、というような制度。
しかし、こういう制度があってもまだ地域と基幹病院との間で十分な機能分化がされているとは思えません。

課題山積です。

続く・・・

やさしい医療経済学 第2版やさしい医療経済学 第2版
(2008/04/07)
大内 講一

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