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「のぼうの城」から学ぶリーダー論 


03 02, 2010 | Tag,小説,リーダー,マネジメント

のぼうの城
戦国時代も今の時代も人を惹きつける者が人の上に立つ。医師の世界ではちょっと違う気がするけど、優れた企業なんかではそういうものなんだろう。

普段おちゃらけていても、部下と対面で話をする。一方的なトップダウンの決定ではなく、部下がやりがいを持てるような仕事を与える。働きやすいような社内環境を作る。

そうすると、部下は組織のために一つの方向に向かって自律した行動をとるようになる。これが優れた組織のありかたなんだろうと思う。



「のぼうの城」という本を読んだ。

戦国時代、成田長親という武将が主人公だ。

豊臣秀吉が天下統一を目前にしてまさに関東に進出しようとしているとき、その部下石田三成が二万の軍勢を率いて長親に襲いかかる。長親側は兵力わずか五百。

圧倒的不利な状況で、結局長親は二万の軍勢を跳ね返した。

タイトルにもあるように、長親は農民から「のぼう様」と呼ばれていた。「のぼう」とは「でくのぼう」の意。これは農民の長親に対する親しみの表れだったわけだが、城主に向かって「のぼう様」というのは普通ない。長親は平和なときに農民に混じって、農作業をしていたという。

ところが、でくのぼう扱いされていたこの男が大軍を打ち負かす。



2つのクライマックスがあったと思う。

一つは、石田三成が使者をよこして戦か無血開城か迫ったとき。

この使者があまりに無礼だったため、長親は
「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。」
こう言い無血開城を断った。


もうひとつは水攻めをされて絶体絶命のピンチの時。

大将である長親が自ら敵の前に行き、ほとんどわざと敵に銃で撃たれる。それを見た農民は、命令されるわけでもなく、自ら立ち上がり、結果として三成を追い込むこととなる。



長親のまわりには正木丹波守利英、酒巻靭負、柴崎和泉守といった優秀な武将がいた。圧倒的な力を持つ敵を前にし、無血開城を迫られたとき、はじめ彼らはそれに従うべきだと主張した。しかし、結局は長親の武士としての「誇り高さ」に心を動かされ、戦をするにいたった。

また、長親が撃たれたとき農民は自分たちが慕って、従ってきた君主のために自ら立ち上がった。

名将とは、人に対する度外れた甘さを持ち、それに起因する巨大な人気を得、それでいながら人智の及ばぬ悪謀を秘めた者である。

だそうだ。

「名将」を今の時代の「リーダー」と置き換えて読むことができると思う。

長親のように人にやさしく、共感を呼ぶ理念をもった人。最後に笑うのはこういう人材なのかなと思った。

のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜

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