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【メモ】ターニケットの使用法について


12 08, 2009 | Tag,整形外科,医学,JBJS

The Journal of Bone and Joint Surgery (American). 2009;91:2958-2967.より


これは手厳しい。

11259-4126646afff0d463.png手や足など四肢の疾患で手術を行うときに、出血しすぎないように腕や足の根元に血圧計のようなものを巻く。ターニケットというのは手術中に使う血圧計みたいなものである。

もちろん、締め過ぎてもよくないし、緩すぎたら血は止まらない。

上肢なら収縮期血圧より50~75mmHg以上の駆血圧にして、下肢なら100~150mmHg以上の駆血圧にするというのが日本では一般的なんじゃないだろうか。

この論文では従来からの伝統的なこの方法よりもっといい方法を提示してくれている。

この論文で推奨されている安全な駆血圧というのは、患者ごとの駆血圧を計測して、その圧に安全域に相当する圧をたすものだ。駆血圧を簡単に計測できる器械があるらしい。駆血圧の決め方はこんな感じ。

  • 血が止まる圧が130mmHg以下だったら、その圧に40mmHgたしたものが安全域となる
  • 130mmHg~190mmHgの範囲で血が止まるようなら、その圧に60mmHgたしたものが安全域
  • 190mmHg以上で血が止まるなら、その圧に80mmHgたしたものが安全域

という具合。


この方法だと従来の方法に比べると、低い駆血圧で血が出ないようにできるみたい。低い圧で血が止まるならそれにこしたことはない。

駆血時間に関しては2時間以内がおすすめだと書かれていた。

あまり何も起きないことが多いんだけど、恐いのは代謝性アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン血症、腎不全、そして肺塞栓症などの合併症。

こういうことを起こさないためにも、ターニケットの使用法には気をつけたいですね。



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