スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


記憶なんてあてにならない


12 05, 2009 | Tag,記憶,映画,脳科学

目の前の世界は全てまぼろしかもしれない。朝起きたらまったく別の世界がそこにあったりして。

これは半分妄想だけど、半分本当のことなんじゃないかな。

世界は「事実」と私たち人間の「記憶」によって形作られている。これは認知の話。

日常生活では私たちは共通の記憶を持ち寄ってコミュニケーションをとりあっているのだ。

当然いちばん信頼できるのは「事実」。「記憶」はあてにならないので、大事なことは書物や電子媒体に記録されている。記憶は脳の中でいかようにも作り変えられるから。

歴史的な事実なんかはそれでいいんだろうけど、日常生活ではいちいち記録をとることなんてしないから、記憶がなくなったら大変だ。いちいちメモをとる?いやいや、普通は生活できなくなるのは確実でしょう。



メメント [DVD]メメント [DVD]
(2006/06/23)
ガイ・ピアースキャリー=アン・モス

商品詳細を見る
この作品は事故をきっかけに短期記憶が障害された男の話。監督はクリストファー・ノーラン。@fu4さんに紹介してもらいました。

短期記憶ができなくなると、目の前はいつも新しい世界になってしまう。さっき会った人のことも覚えてない。主人公の目に映る世界はまわりの人が見ている世界と、見た目は同じであっても意味付けが違ってくるわけだ。

主人公は犯人捜しをするのだが、記憶を保持できないからこれは大変。

そこで主人公は大事な「事実」をポラロイドカメラで写真に撮り、それにメモを書いて常にそれを参照するようにする。

「事実」を積み重ねれば犯人に到達できる、と。

方法としてはこれしかないでしょう。でも、いくらメモを持っていても、そのメモが本当に事実を示したものなのか、記憶ができないとそれすら自信がなくなるもの。犯人はそこにつけこんでくる。



詳しくは作品を観てもらった方がいい。この作品は単なるミステリーではない。観る人に記憶がなくなるとどんな感じなのか、実感させてくれる。ほんとにすごい。ただ、一度観ただけではわけがわからない感じになる気がする。私の場合はそうだった。でも、じっくり振り返ってみると分かってくると思う。映画の中の「事実」がつながってきて、すっと理解できるようになる。

いや、ひさしぶりにいい作品をみましたよ。本もいいけど、映画もいいですね。




0 CommentsPosted in 映画
-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
-0 Trackbacks
Top
最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。