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「人でなしの経済理論」 トレードオフという経済論


09 21, 2009 | Tag,経済,トレードオフ

人の命の価値ってどうやって測るんでしょう?お金で測れるものなんでしょうか?命をお金で測るのは不謹慎でしょうか?

実際にはお金という価値の単位に換算できないと不便なこともありますね。生命保険の死亡保険金は払った保険料によってその金額は決まりますが、これも命をお金という価値に置き換えている例でしょう。また、裁判で過失致死罪に問われた時、被告の命じゃなくて、○○円というお金として罰則が決まる場合もあります。示談する場合だってそうです。

もちろん、お金で命を売買するわけではありません。そうではなく、命の価値をお金という共通の価値に置き換えて話を進めないと不便な場合もあるということです。

倫理や道徳とは別の話です。こういった問題に立ち向かうのも経済学の役目なんですね。

本書は多少ブラックなテーマも含みつつ、物事の本当の価値について考えさせてくれる一冊です。

人でなしの経済理論-トレードオフの経済学人でなしの経済理論-トレードオフの経済学
(2009/04/03)
ハロルド・ウィンター

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目の前に2つの仕事があるとしましょう。

一つは比較的安全な仕事、もう一つはやや命の危険を伴う仕事。

危険な方は安全な方に比べて1万分の1死亡確率が高い。それだけのリスクを受け入れるためには、どのくらい追加で賃金がほしいか?

もし500ドルというのが答えなら死亡確率が1万分の1増えるたびに、500ドル払えばいいということになります。

さて、まったく同じ回答をした労働者が1万人いたら、平均でその中の一人は死ぬことになります。つまり、死者一人が出るリスクに対して1万×500=500万ドルの費用がかかるわけです。

こうして考えると、一人の命は500万ドルとなります。


こんな感じで経済学ではお金に換算できなさそうなモノをお金に換算しているようです。

実際に経済学で人命価値推計をすると、300万ドルから700万ドルとなるそうです。3億円から7億円ですか・・・。

おっと、ボーディーガードに守られている大統領の命と、いつも丸腰の私たちの命では値段が一緒ですか?

人が違えば価値観も違う。価値には主観的価値、客観的価値、市場価値と3種類あります。モノの価値を決めることはこれらが絡まりあってるから難しいわけです。この場合は3つの価値のうち、市場価値が大きく影響するということでしょうかね。

本書を読むと物事の価値が揺れ動くものだ、ということも分かります。全てトレードオフは天秤の支点のように効いていると。

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(2009/04/03)
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