スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


まだまだ下がるか 【書評】世界経済はこう変わる


08 19, 2009 | Tag,経済,バブル

本書は神谷秀樹さん、小幡績さん二人の対談形式になっている本です。

神谷さんはさらば、強欲資本主義―会社も人もすべからく倫理的たるべしの著者、小幡さんはすべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)の著者です。

両者ともその主張には相通じるものがるようで、対談は盛り上がっています。

世界経済はこう変わる (光文社新書)世界経済はこう変わる (光文社新書)
(2009/05/15)
小幡績神谷秀樹

商品詳細を見る


気になる今後の世界経済ですが、歴史から予想するなら株価はまだまだ下がるということです。
1929年の大恐慌の時、株価はすぐに半分以上落ちて、その後乱降下しつつ、3年かけて下がり続け、さらに3分の1になって、最終的には9分の1になりました。

最近の日経平均は持ち直してきましたが、まだまだ乱降下しながら長期的には下がり続けるのでしょうか。

今回のバブル崩壊に金融機関が大きく関与していたことは明らかです。

細分化された金融商品が金融市場に過剰に出回り、一方的な資金の流入が起こったことが原因の一つになっています。そして、金融市場から資金が一気に流れ出たことで、さまざまな金融商品が紙くず同然になった。

お金の循環が阻害されることはバブル形成と、崩壊に少なからず影響していると思います。


これから求められる金融機能は資本を適切に配分する機能です。

証券化された金融商品が紙くずになるのを目の当たりにすると、お金がそういった商品に流れていかなくなるのは明白です。

金融の本質は信用。あなたを信用するからお金を貸します、というもの。信用がなくなればお金は回らなくなる。今の世の中では信用収縮が世界を不景気にしています。

過去の金融機能はもはや機能しません。そこにしがみつくのではなく、新たな金融機能の創造が必要です。


本書の中では大半がアメリカの経済を中心として考えられています。世界第一位の経済大国であり、基軸通貨を持った国ですから当然です。

その中で明るい話題として感じたのはアジアが世界経済復活の望みであるということです。アメリカはこれまで借金に借金を重ねながら、それでも外需で成長を続けてきました。結局外需依存はこのような経済危機の状況では弱い。対照的に内需で成長してきたアジア諸国はこれから自力で成長する可能性があるということです。


今後日本はどのようにして成長を遂げるのでしょうか。

一つの答えがイノベーションです。イノベーションこそ、経済を転換させる原動になり得ます。ソニーのウォークマン、トヨタのハイブリッド技術、日本には世界に誇れる技術やそれを生み出す力があると。

たしかにそうかもしれません。


本書は世界経済について悲観するだけではなく、希望が持てる一冊です。

世界経済はこう変わる (光文社新書)世界経済はこう変わる (光文社新書)
(2009/05/15)
小幡績神谷秀樹

商品詳細を見る





0 CommentsPosted in 経済
-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
-0 Trackbacks
Top
最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。