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志賀直哉 【小説】暗夜行路


08 13, 2009 | Tag,小説,志賀直哉

時々こういう名作を読んでみるのもいいものです。

暗夜行路 (新潮文庫)暗夜行路 (新潮文庫)
(1990/03)
志賀 直哉

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本書は恋愛小説と言うべきか、一人の人間の心の葛藤を描いたと言うべきか。


主人公時任謙作は祖父と母の間に生まれたという特殊な出生歴を持ちます。彼はこの物語の中で様々な女性と出会っていくのですが、その中の一人、お栄という女性に恋をしてしまいます。

この女性、実は祖父の妾、ときたものですから、父を含めて家族は大騒ぎになります。ところが謙作は引こうとしません。このあたりの心理描写が一つの読みどころでしょうか。


結局、謙作は直子という一人の女性と結婚し、子供をもうけます。ところが、謙作の留守中に直子が浮気をしてしまい、これが二人を苦しめるようになります。謙作は直子のことを許しているつもりでも、直子に対してきつくあたってしまう。直子は本当に悪いことをしたと常に懺悔の気持ちを持ち続ける。

その後二人は別居することになるのですが、しばらくして謙作が病魔に倒れた時、二人は愛を確かめ合うことになります。ここで物語は終わるのですが、このあたりの揺れ動く二人の心理描写が後半の読みどころでしょうか。


著者あとがきによると、本作の主人公、時任謙作はある程度志賀直哉自身をモデルにしているそうです。登場人物の何人かは実在の人物をモデルにしているとのこと。

70年前の日本を舞台にした近代小説。今まで読んだことのなかった人はこの機会によろしければ。

暗夜行路 (新潮文庫)暗夜行路 (新潮文庫)
(1990/03)
志賀 直哉

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