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読書スピードを上げるために最も大切な二つのこと 【書評】本がどんどん読める本


05 21, 2009 | Tag,フォトリーディング,読書術,速読

本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)
(2009/04/07)
園 善博

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最も大切なこと、それは

  • 「その本を読む目的を明確にして、それを達成するための条件を整えるとともに、達成したいという欲求を強く持ち、うまくいった自分をイメージすること」
  • 「本の内容すべてを読もうとしない」

ことです。

なんとなくボーっと読んでいても読書スピードは上がりません。これだけでだいぶ違うはずです。


本書はこの原則にのっとって書かれた本で、具体的な構成は

  1. 本を読むとどんないいことがあるか
  2. どうやって読むか
  3. 本の選び方

となっています。

気になる「どうやって読むか」という点についてもう少し詳しく解説します。

まずは上に書いたように読む目的を明確にするところから始めます。どうして読みたいのか自分に問いかけてみるわけです。その本に教えてほしいことを質問にしておくといいでしょう。この時目次やまえがき、あとがきは本の中に書いてあることをイメージするのに役立ちますから必ず目を通しておきます。そして、読んだらどんないいことが起こりそうか具体的にイメージします。これをプリペアードマインドといいます。

準備ができたら質問に答えてくれそうな箇所を本をパラパラめくりながらざっと眺めます。これをスキミングリーディングと言います。特にここだ、と思う箇所があったら付箋かなんかを貼っておきましょう。こうしてなんとなく本全体の雰囲気をつかんでおきます。

次に付箋を貼った場所を重点的に読みます。これをターゲットリーディングと言います。ここまでで質問に対する回答が得られて満足出来たら本を閉じていったん読書終了です。

この本はもっと全文を読んで味わいたいなと思ったら、次のステップ、通読にうつりましょう。これをトレーシングリーディングと言います。

ここまでで出てきた3つのリーディング、これは順番を間違えないようにしましょうね。いきなりトレーシングリーディングすると普通の読み方になってしまいますから。

そうは言っても買った本はくまなく読まなければ、もとがとれないと思ってしまうのが人情。なんとかこの不合理な人情とおさらばするのが本を早く読むためのコツです。


本書の著者、園善博さんはもともとフォトリーディングの講師をやっていた人です。今は自分で主催してセミナーを開いているそうですが、フォトリーディングの講師をやっている時から大変な人気だったそうで、教え子の中には読書家で有名なあの勝間和代さんもいます。

フォトリーディングはラーニングストラテジー社の商品ですから、まるまる同じものを個人で商用に利用することはできません。なので、本書にはフォトリーディングのフォの字も出てきませんが、読んでみると本書の内容はフォトリーディングをシンプルにして重要なところをできるだけ噛み砕いたものになっていることが分かります。フォトリーディング本はフォトリーディングの受講者にとっては分かりやすくできていますが、受講したことのない人には内容が分かっても実践することは難しいものかもしれません。

本書に書いてあることは目の動かし方など特別な技術は一切必要ありません。だから、フォトリーディングに興味ある人やフォトリーディングに挫折した人はまずは本書を読んでみることをお勧めします。



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