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ドラッカーが認めた日本人 【書評】「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真


05 13, 2009 | Tag,伝記,偉人,経営者

「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真「できません」と云うな―オムロン創業者 立石一真
(2008/11/08)
湯谷 昇羊

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オムロンの創業者立石一真さんの話です。

ピーター・F・ドラッカーさんは「技術において世界的なリーダーになっただけでなく、その才能、人間性、博識、そしてビジョンにおいて優れていた」と言い、大前研一さんは「これまで300人以上の経営者と会ってきたが、こんな経営者はいない。松下幸之助や盛田昭夫に匹敵する経営者だった」と言っています。

本書を読むと立石一真さんの人となりと彼が作ったオムロンという会社のことが分かります。


オムロンの前身である立石電機が開発してきたものにはマイクロスイッチや電流制御機、自動券売機、交通管制システム、CDやATMなどがあります。立石電気の発展は決して順風満帆だったわけではなく、さまざまな障害を乗り越えてきました。本書の読みどころはこれらうまくいった製品の開発秘話以外にも、失敗に終わった電卓開発の話などにもあると思います。

製品開発以外の話では、立石さんの決して恵まれなかった生い立ちや苦学された様子、愛するものを失う悲しみに耐えながらも前向きに経営にかかわっていく点も感情移入しながら読めました。

企業経営の面では分権経営のプロデューサーシステム、大企業病などについて書かれています。立石さんの子供ぐらいの年齢である大前研一さんに積極的にアドバイスを求める姿などは本気で経営のことを考えている経営者は年齢や立場など関係なく、適切なアドバイスをくれるパートナーを大切にするのだということが分かります。

他の功績に障害者雇用があります。立石さんは、オムロン太陽という会社を作り、障害者でも持っている機能をうまく利用すれば利益を上げる仕組みができることを証明しました。前例のない試みを成功させた点でその貢献度は大きく、のちにソニーやホンダなど他の企業がこれを見習っています。当事者からすると「身障者は税金を使うばかりの立場だったけど、労働者として税金を納める立場にまわることができた。」と本当に喜んでいたそうです。


いくつかの心に残った立石さんの言葉を残しておきます。


「経営者の最大の仕事は、次の時代がどのような時代になるかいち早く予測して、その時代に対応した製品を開発することだ」

立石さんが日本電産の創業者永守重信さんに贈った言葉。
「失敗は島と同じや。わしらの乗ってるのは大きな船やない。小さなボートや。だからいっきに向こう岸には行かれへん。島によりながらやないと向こう側には行かれへんのや。失敗の基盤が次の発展のタネになる。それでないと成功はない。野球だって三打数一安打で名選手なんやろ」

「最もよく人を幸福にするものが最もよく幸福になる」



どんな仕事をしていても社会のニーズにこたえるその時代時代に合った新しい技術を創造するのは大切なことなんですね。

-2 Comments
By レバレッジ君05 14, 2009 - URLedit ]

「最もよく人を幸福にするものが最もよく幸福になる」

いい言葉ですね。私も真理だと思います。

By flowrelax05 15, 2009 - URLedit ]

レバレッジ君、コメントありがとうございます。

共感していただけてうれしく思います。
何かを成し遂げた人の言葉にはやはり重みがありますよね。


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-1 Trackbacks
タヌキおやじの日々の生活06 21, 2011

暑くなってきたが、去年ほどではない感じだな。 電力不足の折によかった。 でも、やっぱり暑い。 「できません」と云うな―オムロン創業者立石一真 (新潮文庫)(2011/03)湯谷 昇羊商品詳細を見る どうも...

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