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ホリエモンの頭の中 【書評】徹底抗戦


03 12, 2009

徹底抗戦徹底抗戦
(2009/03/05)
堀江貴文

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ライブドア事件から暫く時間が経過し、熱も冷めてきた頃かもしれませんが、ホリエモンこと本書の著者堀江貴文さんは今でもブログやネット、メディアで発言すれば注目される存在です。それだけ堀江さんには世間を動かす行動力やカリスマ性が備わっているのかもしれません。

本書は堀江さんから見たライブドアのこと、ライブドア事件のことについて書かれた本です。

本書の読みどころは事件の当事者の視点からの主張が書かれている点でしょう。

というのも、実際には当事者の本当の声は私たちのところまで届かないことも多いからです。私たちの手元に届く情報は、いつも誰かの視点を通過して届きます。マスコミの報道は常にバイアスがかかった情報と考えておいたほうが偏った意見に翻弄されるのを防ぐことが出来ます。

とは言っても、情報の入手経路は新聞やテレビ、雑誌や書籍、インターネットを介した経路しかありません。この場合犯罪の主犯格とされているような人はなかなか発言する機会がないと思います。しかも、発言できたとしても、もしかしたら主張が加工され、捻じ曲げられて報道されてしまう可能性があります。

堀江さんが発言するたびに注目されるのは、ライブドア事件は何かおかしいと感じている人が意外に多いこと、犯罪を犯していたとしても堀江さんのカリスマ性に惹かれる人が多いこと、ただの怖いものみたさ、と3パターンの人々がいるような気がしますが、「はてな」などの動向を見ていると前2者が結構多いかもしれません。


フジテレビ買収あたりから堀江さんのイメージがブラックなものになっていったと思うのですが、それを助長したのがフジテレビが乗っ取られるのではないかという誤った報道だったようです。企業買収に馴染みのない日本の社会ではこのような企業買収劇は愛社精神を刺激してしまったと堀江さんは少し反省もしてもいますが、これにより国民の恐怖心は高まっていきました。

本書を読んで分かったのは、フジテレビ買収でやりたかったことはテレビ放送にライブドアのURLを貼り付けること、だったそうです。たしかにテレビ放送にURLを貼ることができたらライブドアとしては利用者を大幅に増やすことに成功していたかもしれません。



大きな問題の一つにライブドア株が大幅に暴落して株主が大きな損害を被ったことが挙げられると思いますが、堀江さんの主張としてはこうです。

仮に私が公判で否定している容疑も含めて違反行為を犯していたのだとしても、東京地検特捜部、東京証券取引所、マネックス証券などの証券会社、そして特捜のちょうちん記事を書いたマスコミにも幾ばくかの責任はあるだろう。


会社のファンダメンタルズとあまりに乖離した株価の暴落を招いたのは、マスコミなどの周囲の組織が大きく関係しているというものです。


一貫して堀江さんは問題になっている「偽計及び風説の流布」と「有価証券報告書虚偽記載」についてそもそも犯意などなく、それらを主導したこともない、という主張を貫いています。それで本のタイトルも「徹底抗戦」というものになっているのだと思います。


本書の中には堀江さんの起業家としてのソニー買収の夢や、宇宙開発への挑戦などとともに独房での生活の様子なども書かれていて興味深かったです。

ライブドア事件を別の視点からもう一度見てみるため、ホリエモンの言い分を聞くために有用な一冊だと思います。




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