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【書評】超簡単 お金の運用術


02 26, 2009 | Tag,金融リテラシー,資産運用

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)超簡単 お金の運用術 (朝日新書)
(2008/12/12)
山崎 元

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今まで読んできた資産運用本とは一味違います。

本書は

第1章で超簡単お金の運用法の具体的な手順

第2章で超簡単お金の運用法の補足と納得のための説明

第3章でお金のあれこれ簡単レクチャー

3つのパートに書かれていて、いきなり第1章で結論がズバッと出てきます。第1章を読むと具体的な銘柄なども紹介されているので、内容に納得できたらすぐにでもお金の運用が始められそうです。


その結論ですが、
  1. 当座の生活に必要なお金(たとえば生活費3か月程度)を銀行の普通預金においておく。

  2. 残ったお金を内外の株式に投資するETFに国内株4割、外国株6割の比率で「好きなだけ」投資する。

  3. リスクを取ることに気が進まないお金は個人向け国債(10年満期タイプ)またはMRFを購入する。

  4. 大きな支出の必要が生じたら2または3を躊躇なく部分解約して対応する。

  5. 健康保険、国民年金には必ず入る。住む家によっては火災保険にも入る。

  6. 必要がある場合だけネットの生命保険で死亡保障の生命保険(定期保険)に入る。

  7. 確定拠出年金は最大限に使う。特に個人型の活用を見逃さない。


となります。

この中で他書と最も違う点は、2番のポートフォリオの部分でしょうか。類書では国内外株式、国内外債券の4つに資産を分散させて、ノーロード型のインデックスファンドを利用した投資法が推奨されていることが多いと思います。

ETFは指数に連動した上場が他の投資信託で手数料が安いこともあり、これを利用するのは理にかなっていると思いました。ポートフォリオについては国内株4割、外国株6割という配分を主張されていて、この根拠になる説明は第2章で登場します。

外国債券や外貨、FXなどの外貨関連に関しては著者は否定的です。外貨は為替リスクや金利リスクなど予想が難しい要因が絡んでいることもありますし、外国株を6割取得していることで外貨のリスクをとっていることになるのでお薦めしないということでした。


3はリスクを回避する投資先として国債やMRF(マネー・リザーブド・ファンド=主に公社債で運用される投資信託)を利用すると銀行に預けるよりは良い利回りが得られるということです。
これらを取り入れることを検討したいと思います。


5、6は国がせっかく運営しているお得な社会保障制度を利用する、予測不能なイベントに対する備える、というものです。

例えば生命保険です。保険会社の儲けの仕組みは付加保険料というものからきていますが、多くの生命保険会社が割高な付加保険料を設定しているのは事実なようです。今はライフネット生命保険のようなネット生保が付加保険料をを抑えた割安な生命保険を提供しているので一度検討してみるといいかもしれません。
ちなみに私はすでにライフネットに乗り換えました。

ここで気をつけたいのは、生命保険商品というのは保険と資産運用2つの性格を併せ持たそうとした商品が多く売られているということです。

一つの商品で二つの目的が達成されるなら「おいしい」と感じてしまいがちなのですが、実はここに落とし穴があります。世の中そんなにおいしい話は転がっていないわけで、さっきの付加保険料のように多くが生命保険会社の運営コストに吸収されてしまいます。

だから、生命保険は生命保険、資産運用は資産運用、と分けて考えた方が合理的なのです。

同じような理由で生命保険にセットで付いてくるかのような医療保険や年金保険もお勧めできないと著者は言っています。

たしかに日本では公的な医療保険が充実しているので、特に若いうちは民間の医療保険には入らなくてもいいかもしれませんね。



ここで提示されている方法全てを取り入れるのは難しいと感じましたが、基本的な考え方がとても参考になりました。

「タダのランチはない」ということです。本書の中では徹底して「おいしい話には罠がある」というような話が出てくるのですが、これは覚えておいた方がよさそうです。

誰かが儲けていれば、誰かが損しているということです。そういう意味では銀行も簡単に信用しない方が良さそうです。彼らがどうやって儲けているかを考えるとあまり客にとって利益になりそうな商品を提供してくれそうに思えないんですよね。


第3章には「お金のあれこれ簡単レクチャー」というコーナーがあり、この中で住宅は購入すべきか?とか、毎日どういう指標に注目しながら新聞を読めば良い?などの基本的なことも書かれていて、こちらも興味深いパートでしたよ。



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