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【小説】ナイチンゲールの沈黙(上・下)


02 17, 2009 | Tag,海堂尊,ミステリー,小説,医療

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先日小説【書評】ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下) を読みましたが、おもしろかったのでまたまた海堂作品を読んでみました。

著者の海堂尊さんは外科医を経験された後に病理医になり、現在も病理医として勤務医を続けながら作家活動を続けている方です。2足のわらじを履きながら、デビューから2年半で10作をリリースしているところが驚きです。しかも作品はおもしろい。

海堂さんの作品の特徴と素晴らしいところは小説という形で、現在の医療における問題や矛盾を社会に提示しているところにあります。それも現場で働く医療者の目線で書かれているため、私も内容にとても共感できます。


今回のこの作品では、小児癌、虐待などの小児医療、小児のメンタルケア、死因検索などがテーマになっています。死因検索は海堂さんの専門である病理の仕事ととても深い関係にある分野です。

登場人物はチーム・バチスタの栄光(上・下)から一貫しているので、海堂ワールドを楽しむためには、やはり発刊順に読んでいくのが理想だと思います。

私の場合はこの作品を読む前に小説【書評】ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下)を読んでしまったのですが、読んでいて気付いたのは「どうも話に「ナイチンゲール」と「ジェネラル」で”かぶる”部分がある」ということでした。

それもそのはず元々これらの作品は一つだったそうです。一つの作品としては長すぎるので、分割されたのだそうです。

だから、海堂ワールドを楽しむために理想を言えば、順番どおりに読むのがいいと思います。

誤解のないように言っておきますが、小説自体は上下一冊で完結する謎解きミステリーになっているので、これ一冊でも十分楽しめます。



今回はミステリー小説なので、あまり内容に踏み込むことはやめておきます。

その代わり、海堂作品にはいつも読んでいてハッとさせられる鋭い洞察が含まれているので、その中から2つのセリフを紹介しておきます。


小児の治療には必ず親の同意が必要になります。治療や検査は同意なしに進めることはできないので、いかに親と綿密に連絡をとりあうかということも大切な点になります。

小児医療の大変さを端的にあらわす一言▼

「小児科が大変なのは、子供と親という、次元の違う生物を同時に扱うからだ」



医師の中には周囲の言葉に耳を貸さないタイプもいます。主張していることがいくら正しくても医療は医師一人でできるものではありません。看護師やその他コメディカルと力を合わせることでできあがるものです。

いまひとつ看護師と協力関係を築けていない医師に対する教授の一言▼

「君は周囲の人間の言葉に耳を傾けなさすぎる。スタッフの声に耳を傾けて総合的に判断できる、という資質こそ、医師を医師たらしめている黄金律だ。」


次の海堂作品も楽しみです。

参考記事:
メタノート:小説【書評】ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下)
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書評は書いていませんが、今までに読んだ海堂作品ではこれ▼が一番おもしろかったかも。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
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