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ひらめきと潜在意識 【書評】サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代


02 12, 2009 | Tag,潜在意識,脳科学,情動,認知,選好,無意識,前意識

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
(2008/12)
下條 信輔

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本書は意識しないところで私たちの感情や選択に影響を及ぼしている潜在意識について書かれた本です。行動経済学の本なんかでも人間の不合理性は脚光を浴びていますが、その不合理さを説明するのはやはり脳科学しかないのかもしれません。

著者の下條伸輔さんは脳科学の最前線で研究をされている方で、本書の内容も最新の脳科学の知見を反映した内容になっていると思います。



通常私たちが目にするものは意識下か無意識下で「気になることに対して視線が追いかける」と思っていますが、実はそうでもないことが言われています。これは「定位反応」というもので、気になるあの子を目で追いかけるのは、実は目で追いかけるから気になっていくのかもしれないということなのです。同様に、悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのかについても同じような説明がされます。

こういうのを「自覚的な選好判断に先だって視線が選ぶ方に偏る」という風に言います。

なかなか認めがたいものがあると思いますが、あらゆる場面で人間の選好には潜在意識が関わってきます。

インプットされる情報は「意識」、「前意識」、「無意識」の中に蓄積されていきます。前意識と無意識が私たちが通常潜在意識と呼ぶものです。

私たちの周りには意識下で処理できないくらい多くの情報があふれていて、これらの情報は意識しなければ忘れてしまって、あたかもなかったかのように思われますが、実はどの情報も脳内にはインプットされ、前意識や無意識にとどまっているとされています。

潜在意識にある情報を活かせるかどうかは、その人がどれくらい今自分の置かれている周辺の状況と潜在意識を結びつけられるかにかかっています。

創造力が豊かな人、ひらめく人というのは潜在意識の活用が上手い人なのです。

世の中の天才と言われる人が世紀の大発明をもう一度行うことが少ないのは、ひらめきが遺伝子や環境、教育、さらにその時代の社会と学問の文脈・状況が絶妙にかみあうことが必要だからでしょう。


天才でない人間が日常の中でひらめくために、

 1.達成したい目標を明確にする
 2.そこに到達するためのプロセスを想像して全体を俯瞰してみる
 3.情報収集をはじめるにあたってその情報が全体のどの部分に位置するか把握する
 4.一方的な情報収集だけでなく、とにかく自分の頭を使って考える
 5.幅広い好奇心のアンテナを立て、周辺からやってくる貴重な情報をキャッチする


ということを意識しておくと良さそうです。
私も心がけたいと思います。




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