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知能について考えてみる。【書評】MI:個性を生かす多重知能の理論


02 09, 2009 | Tag,知能,多重知能,MI

MI:個性を生かす多重知能の理論MI:個性を生かす多重知能の理論
(2001/10)
ハワード ガードナー

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本書は知能についての理論的な本です。知能といっても多重知能という聞きなれない知能ですが、著者のハワード・ガートナーさんはこの多重知能の大家です。

一言に「知能」といっても何のことを指しているのか本当のところ分かりにくいと思います。学校の勉強ができることが知能指数が高いと言えるのでしょうか。IQが高ければ知能指数が高いと言ってよいのでしょうか。

本書はこの点について疑問を投げかけ、知能に対する新しい定義づけをする本です。


多重知能とは

1.言語的知能
2.論理数学的知能
3.音楽的知能
4.身体運動的知能
5.空間的知能
6.対人的知能
7.内省的知能



8.実存的知能



からなります。

言語的知能や論理数学的知能、空間的知能などは違和感なく納得できますが、ここに音楽的知能、身体運動的知能、対人的知能、内省的知能が加わっているところが興味深いと思います。

考えてみれば音楽を楽しんだり演奏したりすることは、「脳」を通じて行っていることであり、個人によりその能力に差があることを考えると、知能の重要な要素の一つだといえると思います。

また、スポーツは表面的に見れば”肉体の競い合い”ということになりますが、一つ一つの動作を組み合わせ、状況に応じて反応させているのは「脳」です。結局、身体運動も脳に支配されているところが大きいわけで、身体運動的知能という概念にも納得がいきます。

よくスポーツしかできなくて勉強が出来ない子が「スポーツバカ」というような言葉で批判されることがありますが、スポーツは身体運動能力は体性感覚や固有知覚が優れていないと上達しません。その能力をコントロールしているのは他でもないその人の「脳」です。一部のスポーツ選手は成功し、高額な収入を手に入れますが、それも自分の知能を有効に使っているからできるわけで、その点では高学歴のホワイトワーカーと大きく変わりありません。こう考えるとスポーツができるということは身体運動的知能が高いことだという風に理解でき、一つの個性として尊重できると思います。


上に挙げたいずれの知能も現在の学校教育で伸ばすことができるものだと思います。今の時点では多重知能理論を十分取り入れた教育というのはあまり聞いたことがありませんが、個人的にはこの考え方は人間の持つ様々な能力の一つ一つを尊重するいい考え方だと思います。




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