本書はブログ:
Lifehacking.jp管理人の堀 E. 正岳さんの著作です。
マインドマップ的読書感想文:【オススメ】「情報ダイエット仕事術」堀 E. 正岳で紹介されていたのがきっかけで読んでみました。
ブログ:
Lifehacking.jpはすぐに応用可能な知識を記事にしてくれているのでとても参考になります。
本書もそういった誰でも応用可能な知恵を授けてくれる本だと思います。
以前に
これはスゴイ!「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」でも紹介したのですが、本書はGTD的な内容を取り入れた本です。
GTDの目的は「やらなければならない事によるストレスから解放される」というものです。これにより、日々やらなければならないタスクを、なるべく自分の頭の中だけで管理しようとせず、自分とは別個の「外部脳」の中で管理することで、日々のストレスを軽減させることができます。
本書の中で気に入ったのは
2分・5分・15分ルールです。
GTDの基本なのだと思うのですが、より実際に即した方法が紹介されていました。
自分流にアレンジして紹介します。
まずはとりかからなければならないものを、
「2分でできること」、
「5分くらいあればできそうなこと」、
「15分以上かかりそうなもの」の3つに分けます。ここが大切なポイントです。
とりかからなければならないものがどれくらいの時間をかけたら終わるのか自分で分析しなければいけません。その分類ができたら、
「2分でできること」は今すぐやってしまいます。
「5分くらいあればできそうなこと」は必ず「
To Do リスト」などの媒体に一旦記載します。そして列挙されたリストを順次こなしていきます。
「15分以上かかりそうなもの」も別の
リストに記載し、できるだけ終了するまでにかかりそうな時間を予測した後、時間を確保し、とりかかります。
「5分、15分以上かけてやること」をやっている時にしばしば直面する問題の一つに、途中で雑多な「やらなければいけない事」が出現してくるということがあります。人間生きていれば、この状況に出くわすのは仕方ありません。これに対してどう対処するかなのですが、このように考えます。
それが2分でできることなら、今すぐやってしまう。
5分かそれ以上かかるようなら「
To Do リスト」や「
15分以上かかるもののリスト」に書き足して、リストの順に(優先度は適宜変えても良い)、順次とりかかる。
こうすることで、あれもこれも、という精神的なプレッシャーから解放され、目の前のことに集中できるようになります。
私はGTDを実践する上で、ウェブを使った外部脳とアナログの手帳を併用するのがいい方法だと思って、今始めているところです。
みなさんも本書を読んで自分流にアレンジしたタスク管理をしてみてはいかがでしょうか?
本書に書いてあったことなのですが、堀さんは1日1論文読むのを日課にされているそうです。本業が科学者という職業なので、論文を読むのは必須なのでしょうが、忙しい合間を縫ってコンスタントに論文を読むのはなかなか難しいことだと思います。本書に載っているようなタスク管理をしていればこそ、できることなのかもしれません。
私も仕事柄、日々新しい論文を読んだ方が良いのですが、1日1論文とまではいかないまでも見習っていきたいと思います。
参考記事:
これはスゴイ!「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」パソコンで実践するGTD-LiveDriveとDropboxの使いわけについて-