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【書評】マネジメント - 基本と原則


01 15, 2009 | Tag,経営,マネジメント,ドラッカー

マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
(2001/12/14)
P・F. ドラッカー上田 惇生

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本書は「現代マネジメントの父」ピ-ター・ドラッカーさんの著書です。1974年の大著「マネジメント-課題、責任、実践」の抄録を訳しなおしたエッセンシャル版です。抄録の訳、だからか多少実例に乏しく、初めて著者の本を読む人には多少分かりづらいかもしれません。

本書は

マネジメントの使命
第1章 企業の成果
第2章 公的機関の成果
第3章 仕事と人間
第4章 社会的責任

マネジメントの方法
第5章 マネジャー
第6章 マネジメントの技能
第7章 マネジメントの組織

マネジメントの戦略
第8章 トップマネジメント
第9章 マネジメントの戦略

について書かれていて、
この中に45個の小項目(エッセンス)が並んでいる構成となっています。


マネジメントの役割を3つ挙げると、「自らの組織に特有の使命を果たす」、「仕事を通じて働く人たちを生かす」、「社会の問題について貢献する」、になります。企業が社会の中の一組織であることを考えると、マネジメントは組織の中だけの調整にとどまらず、社会そのものの調整という所にまで広がっていくと思われます。


企業の目的というのは「顧客の創造ということに他なりませんが、その基本的な機能には、「マーケティング」、「イノベーション」というものがあります。「マーケティング」は顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにするということです。「イノベーション」の結果もたらされるものは、よりよい製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足です。


資本主義社会において利益至上主義であることは時々批判の対象になるところですが、企業が生み出す利益の機能についてなるほどと思うことが書かれていました。

 1.利益は成果の判定基準
 2.利益は不確定性というリスクに対する保険
 3.利益はよりよい労働環境を生むための原資
 4.利益は、医療や国防など社会的サービスをもたらす原資

企業から法人税や事業税など多額の税金を徴収しているからこそ、社会福祉が成り立っているのですね。そうすると、やはり資本主義社会において企業は利益を追求するのがあるべき姿と言うことになります。



マネジャーには”部分”に執着せず、”全体”を見渡せる目が必要です。また、そのあらゆる決定と行動において、ただちに必要とされているものと遠い将来に必要とされるものを調和させていく力が必要です。

そのマネジャーが関与する部分で、「意思決定」の項が参考になります。

意思決定
のエッセンス4つ
 1.答えではなく、問題を明らかにすることに重点を置く
 2.反対意見を出しやすくする
 3.当然の解決策よりも複数の解決策を問題にする
 4.いかなる地位の誰が決定すべきかを問題にする

意思決定のプロセスに反対意見や複数の意見があった方がものごとを様々な面から見ることが出来て、たしかにいいような気がします。会議ではなかなか意見を言わないのが日本人の特徴だと思いますが(無駄な会議が多いせいかもしれない・・・)、マネジャーはこのようなことに気をつけなが全体の進行を進めていくのがいいのだと思います。


マネジメントで気をつけたほうが良いことに、「三人の主人を持つ奴隷は自由人である」というローマの格言にある通り、誰にとっても上司は1人出なければいけないということがあります。組織にとって忠誠の重複は避けなければならないものの一つです。


今となっては多くの経営関係の本が一般向けにも出版されていますが、本書はそれらの多くのエッセンスが詰まったような内容になっています。タイトルにある「基本と原則」は時代を超えて変わらない本質なのですね。



1 CommentsPosted in 経営
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By 06 24, 2010 - [ edit ]

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