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金融リテラシー【書評】お金の流れはここまで変わった!


01 13, 2009 | Tag,資産運用,金融リテラシー

お金の流れはここまで変わった! (新書y)お金の流れはここまで変わった! (新書y)
(2008/11/06)
菊地 正俊

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本書は2008年11月発刊の比較的新しい本です。著者の本は以前に外国人投資家で紹介しました。その外国人投資家の記載と一部かぶる部分がありますが、今回は個人の資産運用に関するアドバイスが中心となっています。


本書でもやはり、「富めるものますます富み、貧しいものはいつまでたっても貧しい」という現代の格差社会の構図が浮き彫りにされています。例えば日本で考えると、こういうご時勢でも給料が高いテレビ局などは年収1500万円くらいですが、100円ショップのキャンドゥは年収325万円、ラーメンチェーン店の幸楽苑は365万円です。

さらに所得の面から見ていくと、全体の中で年収1千万円を超える人はたった4.5%なのですが、年収2000万円を超える人の数は18万人から22万人に増えています。一方年収200万円以下の人は全体の17%だったのが23%と、約4人に1人という割合に増えています。

発展途上国の台頭ともに製品の値段や食料、資源の値段は上がるけれども、個人の所得は上がらないというようなことが起きています。商品そのものよりも、それにつられて集まる投機マネーの動きも見逃せません。投機マネーの影響で、食料や資源の価格はさらに高騰することになります。2008年のオイルマネーはこのよい例であると言えるでしょう。



私の周りでもそうなのですが、「お金をどういう風に上手く運用してこの世の中を上手に泳ぎきるか」、という話はあまり好まれません。しかし、今の世の中、年金も含め、国は当てにならないのが現実です。だとすると、自分のお金はなるべく上手く運用して賢く生きていくしかないと思います。

日本人の家計資産に占める金融資産の割合は6割と言われています。そして、そのうちの半分は現預金であるというのが特徴です。

現預金は昨今のような低利率では、増えもしないけど減りもしない安全資産であると日本人は考えます。たしかに、銀行への預金は1000万円までは何があっても保証されることになっています。基本的には。

しかし、この考え方にはインフレのリスクというのが見逃されています。インフレになったら今の利率では現預金の価値は目減りします。今日の1万円と1年後の1万円では価値が違うのです。

だから、銀行への貯金は決して安全なものではありません。

ではどうしたら良いのか?

著者の主張は株式や債券、商品や不動産、これらの金融商品を上手く組み合わせればインフレのリスクにも対応できると言います。バブルがはじけたらどの金融商品でも大きく損をする可能性はあると思いますが、原油や鉱石、レアメタル、金などは価格を伸ばしていました。要は、状況に応じてどの金融商品に重点を置いて運用するかなのだと思います。(でもこの配分が難しいですよね・・・。あとは手をつけるタイミングも難しいですね・・・。)

銀行や保険会社にお金を預けていても、これらの機関も現金をそのまま保有しているわけではなく、債権などの比較的安全資産で運用しているのです。そうです、結局は金融商品で運用しているのです。国の年金だってそうです。お金には、たくさん集まればたくさん増殖する、という性質があるからです。


どういう形で資産を運用するかは個人に委ねられますが、一層個人レベルでの上手な資産運用が必要になってくると思います。今こそ金融リテラシーを身につけるいい機会かもしれません。



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