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読まずに語る!?【本】「読んでいない本について堂々と語る方法」


01 01, 2009 | Tag,読書論,読書術,良書

年始にふさわしい一冊を紹介します。
かなり衝撃的なタイトルだと感じた本書ですが、読んで納得の一冊です。

読んでいない本について堂々と語る方法読んでいない本について堂々と語る方法
(2008/11/27)
ピエール・バイヤール

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本書は「本を読む」ことの意味そのものに対して、私たちの常識を覆すような気付きを与えてくれます。本書の著者ピエール・バイヤールさんは、フランスの大学で文学の教鞭をとっている教授です。
その著者が自分は本をちゃんと読んでいないことを告白し、その上で「本を読む」ことに関する新しいパラダイムを提供してくれます。


目次が内容を想像するのに役立つと思いますので、掲載しておきます。
I.未読の諸段階(「読んでいない」にも色々あって……)
1.ぜんぜん読んだことのない本
2.ざっと読んだ(流し読みをした)ことがある本
3.人から聞いたことがある本
4.読んだことはあるが忘れてしまった本

II.どんな状況でコメントするのか
1.大勢の人の前で
2.教師の面前で
3.作家を前にして
4.愛する人の前で

III.心がまえ
1.気後れしない
2.自分の考えを押しつける
3.本をでっち上げる
4.自分自身について語る


私たちは読書をする時には、
  1. 一字一句文字を追うようにして、意味をつかんでいかなければいけない
  2. 本は最初から最後まで全部読まなければいけない
  3. 全部読まなかった本についてはコメントしてはいけない

というような誰が決めたわけでもないのですが、暗黙のルールのようなものに縛られてきたと思います。

本書を読むことでこういった呪縛から解放されるので、自分の読書法について悩んでいる人や、仕事が忙しすぎて本をあまり読めない人などは一度読んでみると良いと思います。


そもそも、「本を読んだ」というのはどういうレベルのことでしょうか?本を完全に読んで完全に理解することなど可能なのでしょうか?


私たちは読書をするとき、たいてい「読んでいる」と「読んでいない」の中間領域にいます。これがどちら側に偏っても良い読書はできません。あまりに本に埋没すると、細部のみに目がいき、他の本や自分とのかかわりの中で、その本がどういう位置づけになるか、どのような意味を持つかが分からなくなってしまいます。森の中で迷子になるようなものです。また、ショウペンハウエルが言うように、本を読みすぎて、自分で考えることをやめてしまうのも危険です。

大切なことはその本の中に書いてあったことがどのような内容であったか詳細な要約ができることではないのです。その本と他の本のつながりや、その本の内容を自分なりに消化したあとの、自分と同化した部分を考え、知ることなのです。


読んでいない本と言っても、色々なレベルがありますが、ちょっと見かけた本やぱらぱらめくっただけの本、流し読みした本、どのレベルの本でも「読んだ」と言うことは可能です。内容を知るのに、細部まで読む必要はないのです。全体としてどういうことが言いたいのか分かれば十分です。目次だけで十分な時もあります。

しかし、より実践的に考えるなら、本によってその読み方は変える必要はあるでしょう。

世の中にある本はとても一生のうちに読みきれるような量ではありません。一字一句読むような読書法ではきっと情報過多の海で溺れてしまいます。



本書を読んで、私が今年1年実践していきたいと思った
読書に関する5つの注意点です。

 1.本の全てを読もうとしない
 2.一歩引いた視点から本を読んでみる
 3.本を読んだ後は、自分を読む
 4.とにかくコメントしてみる
 5.忘れることを前提にしてメモは残しておく


今年はもっと気軽に読書をし、本を読んだら読んだことに満足せず、自分なりの考えを作っていきたいと思います。

参考記事:404 Blog Not Found:読書論の極北 - 書評 - 読んでいない本について堂々と語る方法



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DCT LIVe02 28, 2009

リンク: 読まずに語る!?【本】「読んでいない本について堂々と語る方法」 - メ

なおきさんのブログ04 23, 2011

読んでいない本について堂々と語る方法クチコミを見る なんという挑戦的なタイトルの本だろう。そのタイトルに挑むため、本書を読まずに書評を書こうかとも思ったが、結果的に読 ...

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