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地方の医者不足について個人的に思うこと


06 13, 2008

こんばんは

突然ですが、医者ってどうやって病院を決めているとおもいますか?

みなさんはちょくちょく医者が過酷な労働環境を避け、より待遇の良い職場を求めている、という話を耳にすると思いますが、それは本当の話なんです。
新医師臨床研修制度が始まったため、今後はもっともっとそういう動きが加速すると思います。

厚生労働省は医局に依存しないようにするため、この制度を導入したみたいですが、この制度が始まったことで逆に医者は地方から離れていき、都会の病院に集中するようになりました。


実際に地方の大学を出て都会の研修病院を選んだ医者の本音の主なものは
1.より実践的な技術を習得したいという純粋な思い(大学病院より一般病院の方が実戦力として扱われるので当然技術的な指導も多くなる。厳密には病院や指導医にもよるのですが)。
2.大学病院のように悪しき慣習がはびこっていて、医者がやらなくてもいいような雑用で疲弊していくのはゴメンだという思い
です。さらに、
α.多くの歴史のある研修病院(どこの病院でも研修ができるわけではない)は都会に集まっている。
んです。


この制度が始まったことで大学を卒業したての研修医が研修先を自分で決めることになりました。
以前までの制度なら卒業後は自分が卒業した大学の医局に属して、そのまま医局の人事に従うことになっていました。
これは慣習です。もちろん強制的なものではなかったのですが。
制度導入をきっかけに医学生がより能動的に自分の将来を考えるようになったということです。

一般の社会ではこんな慣習は信じられないかもしれませんね。
医者の世界が普通に近づいたということでしょうか。

研修医が終了すると、それぞれその後の進路について考えるのですが、研修先を気に入るとそのまま研修先の病院に居座ることもあります。特に内科系の医者はそういう傾向があると思います。
外科系の医者を目指す人たちは大学の医局に属することが多いと思います。それは、外科系の医者は様々な手術手技を習得せねばならず、一か所の病院にとどまっていると得られる経験が限られてくるからです。

やっぱり地方の医者が不足していくようです。
つまり、

都会に研修医が集まる

研修が終わると多くの都会の研修医は研修先の病院に居座るか、大学の医局を探す。この時2年間出身大学を離れるともう戻る気はなくなる。

地方の医師不足

という悪循環です。

医者が能動的に自分の進路を考えるようになったということは、今後もよりよい条件、よりよい職場を求めていく動きが加速していくと思います。


-2 Comments
By drarbeit07 20, 2008 - URLedit ]

こんにちは。
「アルバイト医師の日記」の管理者をしています。地方の医師不足についてのご意見、私も同感です。医局の権限を奪ったために医師の労働市場が自由化されただけだと思います。今後大学の優勝劣敗がさらに鮮明になるでしょう。一県一医大構想の時代と今では随分世の中も変わりました。定員は減らさないとしても、こんなに至る所に医学部は要りません。地方医大は合宿制の自動車教習所と化しています。ブロック別に統廃合が必要だと思います。4つの医学部を1つにして、定員は400人とすれば何の問題もありません。研究にしても、たくさんのラボがバラバラにやっているのは非効率です。それだけ機械もたくさん買うわけですし。文部教官をやっている先生は椅子がなくなるから猛反対でしょうけど・・・

By flowrelax07 21, 2008 - URLedit ]

>研究室を統合したほうがいいというのは私も同感です。
多くの知をひとつに集めたほうが、よりよい知が生まれると思います。

医療の世界に限らずなのでしょうが、何かを変えようとすると、既得権益を守ろうとする力が強力に働く現実に少々嫌気が差します。。。

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