女子大生会計士の事件簿 DX.5 とびっきり推理なバースデー


12 21, 2008 | Tag,山田真哉,会計,小説

女子大生会計士の事件簿  DX.5 とびっきり推理なバースデー (角川文庫)女子大生会計士の事件簿 DX.5 とびっきり推理なバースデー (角川文庫)
(2008/09/25)
山田 真哉

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本書はさおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学で一世を風靡した山田真哉さんの本です。「さおだけ屋~」がとても面白かったので、他の著作もと思い、読んでみました。

本書は最近の発刊なのですが、DX5とある通り、過去に1~4までのシリーズがあります。

会計という専門的な内容を、一般人にも分かるように解説しようという試みは「さおだけ屋~」の時と変わりません。前提として持ち合わせている言葉が同じであれば、専門的な内容を伝えるのは容易でしょう。しかし、本書のように専門的な内容を素人に伝えるのは思った以上に難しいのではないかと思います。


本書は推理小説形式のストーリーになっており、会計の話は

1.「二千円札と無敵のお嬢様」事件
内部統制に不備がある会社の監査要点(アサーション)について

2.「とびっきり推理なバースデー」事件
厳しいノルマを課せられた社員による不正・粉飾。これも内部統制に関わる部分。

3.「探しものは0パーセント」事件
海外のファンドを使った「連結外し」。
山一証券やエンロン、日興コーディアル証券やカネボウなどの事件が背景にあります。

4.「最後は本当の姿で」事件
自社株売却のカラクリ。
種明かしは自社株の売却は収入にはなるが、利益にはならないということなのですが、これはあのライブドア事件が背景にあります。

推理小説としての完成度は?な部分がありますが、こういう形で実際に起こる会計の不正操作や粉飾決済をドラマ化して読者に提示してくれている点はとてもありがたいと思います。

小説形式なもあり、疲れている時でも漫画を読むような感覚でサラッと読めると思います。


ちなみにこの女子大生会計士の事件簿シリーズはBS-iでドラマ化されたそうです。私は見ていませんが、主要チャンネルで放映されていたら見ていたかもしれません。


著者の山田真也さんのブログはこちら
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

これを見ると、なんと2009年1月8日からTBS系でも放送されるとのこと。時間が深夜2時59分かららしいのですが・・・。この時間では観るならビデオに録るしかないですね。

興味のある方はご覧ください。




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本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館]09 12, 2010

 会計に関する様々な事件を、女子大生会計士の藤原萌絵と会計士補お柿本一麻の二人が解決していくという会計ミステリー「女子大生会計士の事件簿」シリーズ第5巻。 ○「女子大生会計士の事件簿 DX.5」(山田真哉:角川書店)  このシリーズ、萌絵ちゃんとカ...

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