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会社のお金はどこへ消えた?


10 06, 2008

この本は、主に会社を経営する社長さんが読むと良さそうな本です。
もちろん、そうでない人にも得られる知識はあると思いますが、内容は徹底的に経営体質を良くすることにこだわって作られています。

ポイントは”手元に流動性のある現金を常に確保しておく”ということでしょうか。

会社のお金はどこへ消えた?―“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則会社のお金はどこへ消えた?―“キャッシュバランス・フロー”でお金を呼び込む59の鉄則
(2008/08/29)
児玉 尚彦

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細かいテクニックも多数この本では紹介されていますが、細かいことは思い切ってカットします。会社を経営している人は是非細部まで読んでみてください。

私が学んだ点はさっきも書いたように手元に流動性のある現金を常に確保しておくということです。

どういうことかと言うと、会社が稼ぐお金には”売り上げ”があり、それに伴って”利益”が生まれ、これを繰り返していれば会社は安泰だ、という考えに対して、一見それで良さそうなんですが、それだけでは会社は倒産する可能性があるということです。

本文中では改良した貸借対照表(バランスシート)用いて説明されています。


会社が成長するとき、つまり儲かっているとき、会社はどんどん在庫を増やしたり、設備投資にお金をかけたりする方向に向かいます。それはそれで会社の成長に必要なことですが、ここに落とし穴があります。在庫を増やすことや設備投資にお金をかけることは資産を増やすことにはなりますが、これは現金ではありません。つまり、この資産は、流動性の低い、使いたいときに使えないお金ということになります。
繰り返しますが、貸借対照表の左側に出てくる受取手形や売掛金、棚卸資産は”資産”なんですが、すぐに、自由に使えないんです。そう、時間の流れで、今現在から見てみると”架空のお金”ということになります。

借入が大きくなって、貸借対照表の右側が受取手形や売掛金や棚卸資産ばかりで現預金がなかったらどうなるか・・・

いくら未来にお金が入ってくることになっていようとも手元にお金がなければ会社が倒産する、ということが起こりえます。

これがいわゆる黒字倒産です。


このように今手元に残っている現金を把握できるというのがキャッシュフロー経営の考え方です。
ちなみに式で書くと、キャッシュフロー=営業利益+減価償却費となります。
この本では事業継続に最低限必要な利益の求め方も紹介しています(必要利益=(返済額-減価償却費)÷(1-法人税率40%))。


バランスシートの右側に出てくる借入金ですが、一見コレは少ないにこしたことはないような気がします。膨らみすぎるのは利子の問題もあり、よくありませんが、自己資金だけでは年15%の成長が限界と言われています。ところが、借入をするということは、それだけ大きな運転資金を手に入れるわけで、レバレッジをかけることが出来ます。



まとめると、会社が成長するためには、必要なキャッシュ(現金)を確保しながら、在庫を少なく管理し、過剰な設備投資を控え(中古品の利用など)ます。そしてその事業が成長期を過ぎ、次の成長期にステップアップできないことが分かったら、未練を捨ててその事業から潔く撤退する(損切り)ことです。
借入金は会社を飛躍的に成長させることができます。その場合はもちろんリスクを伴います。



なかなか興味深い本ではありますが、私自身が社長でないため、消化不良な気もします。
本の後半には会社の節税などのテーマも取り上げられてましたよ。著者の経験から言うと、節税のことばかり考えている中小企業はあまり伸びないらしいです。

会社のライフサイクルに関してはこちらに詳しいので参考までにどうぞ。
キャズムキャズム
(2002/01/23)
ジェフリー・ムーア

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2 CommentsPosted in 会計
-2 Comments
By 児玉尚彦10 14, 2008 - URLedit ]

「会社のお金はどこへ消えた?キャッシュバランス・フローでお金を呼び込む59の鉄則」著者の児玉尚彦です。

このたびは、拙著をブログでご紹介いただき、本当に光栄です。

本のテーマと本質を鋭くとらえて、大切なポイントを解説していただき、ありがとうございます。

私もライフサイクルについて、「キャズム」で勉強させてもらいました。

これからも、ブログ楽しみにしています。

(株)経理がよくなる 『経理合理化プロジェクト』
代表 税理士 児玉尚彦

By flowrelax10 14, 2008 - URLedit ]

>児玉さん、コメント誠にありがとうございました。
 私は会計や経営などの話は、畑違いなこともあり、これまで勉強したことがありませんでした。しかし、このままではいけないと気付いたため、今知識を増やしているところです。
 貴書は素人にも分かりやすく説明されているため、とても読みやすかったです。
 今後も金融リテラシーに関する本を書いていただけることを期待しております。
 コメントありがとうございました。

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