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弾言 


10 02, 2008

アルファブロガーで有名な小飼弾さんの著書です。

ブログ:404 Blog Not Foundの著者です。

ブログで垣間見えるとおり、やっぱり小飼さんは普通の人ではないようです。悪い意味ではなく。
発想が独特です。なんというか、尖ってます。

そういう意味で他の成功本とは一線を画すと思います。

内容については賛否両論かも知れませんし、私も全てにおいて納得したわけではありませんが、「こういう見方もあるのか」と自分では考えたことのなかった発想が書かれていたので参考になりました。

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
(2008/09/25)
小飼 弾山路 達也

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さて、この本のフレームワークを考えてみました。

”カネ=ヒト+モノ”

となります。

なんだかとんちみたいですが、この本では”カネ”とは”金”、ではなく”我々が利用できるモノゴトの全て”、と定義されています。
そうすると、”金”とはカネの一部ということになります。

そして、将来はモノの価値が減り、ヒトの価値が高まると予見しています。

残念ながらどういう方法でヒトの価値が高まっていくのかは分からない、
"It's not what is right, it's what is left."(最も重要なのは何が正しいかではなく、何が残るか)
と結論しています。


もう少しフレームワークを分解していきます。

まず、ヒトです。

・時間にこだわる。
カネ以上に時間を節約すべし。
週40時間働かないようにしよう。残業ばかりで学ぶことがないなら、転職を考える。


・情報洪水に溺れない。
テレビを見るな、Webを無目的に見るな、新聞を読むな。

新聞を読むな、はちょっと言いすぎだと思いますが、他は納得です。
時間には限りがありますから。

追記しておくと、小飼さんは能動的に情報は収集しなければ意味がない、ということでこういうことを主張されているのだと思いますが。


・読書をする。
読書は最強の自己投資である。

最近読書関係の記事をよく書いているので詳しくは書きません。

参考までに当ブログ過去記事をどうぞ:本を読む

おおむね、読書の効用を説いている他の方々と同じ主張です。
”問題意識を持ちながら読むことで吸収力が全然変わってくる”、とか、
読んだ後は必ず”自分を読む”ことが必要ということです。


・ブログを書く。
ブログは最強の勉強ツール

これも昨日の読書進化論で紹介したこととほぼ同じ内容です。
ブログのいいところは誰かが見てくれている。反応がある、ということです。
紙の日記と違い、自分に対してフィードバックがあるので継続する力にもなります。

小飼さんの読書についての記事:速読に役立ちそうな5作品とその読み方←天才的に速く読める方なので、参考にしてみてください。


・楽しむ

人間楽しんでやっていることの方が遥かに上達します。


・ヒトの強みはコネである

コネというのはコネクションのことです。
Googleはウェブ上のコンテンツ同士を結び付けるビジネスモデルで2008年5月現在時価総額15兆円です。
トヨタも”交通”というコネクションを利用して成長を続けてきました。

結局ヒトとしての強みは”コネクション=つながり”ということが言えます。



そして、カネです。
個人のお金もバランスシートを用いて管理する。

月々必要なお金、フローを計算することで、ストックを確実に貯めていく。
バランスシートで右側にくる”負債”も自分の資産の一部です。
話がややこしくなってきますが、月々の収支を確実に把握し、ストックに当たる負債と資本を確実に増やしていきましょう、ということだと思います。
こうすることで、転職などのリスクがとりやすくなります。



最後に、モノ、です。
資源は次期に枯渇する。しかし、エネルギー問題を解決することでそれは乗り越えられる。

その解として著者が提案するものを挙げると

・資源の再生(reduce, reuse, recycle)

・太陽エネルギーの効率利用

太陽エネルギーベースの発電(太陽熱、太陽光、風力発電)が今後伸びるだろう、と予見しています。加えて天然ガスの利用についても言及しています。

・コンパクトシティ
都市の集約ということ。

この考え方は新鮮でした。

分散している日本の人口を各地域の、ある程度同じ場所に集めてしまえば、車を走らせるガソリンも少なくて済みます。一つの街で生活するのに事足りるなら自転車など石油資源に頼らないで済む移動手段をメインにすることができるエコの街ができる、ということです。

過疎地域をどうやって救うかばかり考えていました。まさに発想の転換ですね。
この発想なら医療過疎地もできないわけです。

しかし、ここで一つ疑問。
この考え方だと日本の一次産業は衰退するしかないのではないか?

これに対する答えもあるのでしょうか。



最後に今の経済を根本的に変えるような考え方、ベーシック・インカムが提言されていましたので紹介しておきます。

経済学者のミルトン・フリーマンさんが考え出した理論です。

どういったものかと言うと、国民であれば一定金額の支給を国から無条件に個人が受けられるという制度です。

小飼さんの試算によれば一人一人に5万円の支給を行うとすると、国民全員で72兆円が必要。
それをどこから捻出するのかというと、もともとある基礎年金や生活保護などの支給額で13兆円、相続される金融資産が年間30~40兆円、土地も含めると70兆円になるそうです。
だから、支給は可能と。

簡単に言うと、社会そのものを相続する、という考え方です。

あくまで小飼さんの試算なので鵜呑みにしないよう注意が必要ですが、こういう考え方があるというのは知っておいて損はないと思います。



今日も長文になってしまいました。
書きたい内容を短くまとめるというのはとても難しい、とつくづく思います。
分かりやすく書くということと、簡潔にまとめられるようになるというのが最近の目標です。


追記:最も的確な書評と感じた記事を紹介しておきます。
精神科医が読み解く、ビジネス・投資・自己成長のヒントになる本:『弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』






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binWord/blog10 03, 2008

「残業だらけの上に給料が安い」とか「やりたいことが見つからない」、あるいは「恋人...

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