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勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan


09 28, 2008

最近出版されたばかりの勝間本です。

まずは内容を簡潔に説明すると、

”勝間さんの著書は色々ありますが、「一貫しているのはより良い日本の社会を作りたい」、ということだと思います。この本は特にそういう勝間さんのコンセプトが表れている本です。ワークライフバランスのこと、教育のこと、女性の労働環境のこと、ワーキングプアの問題などについて触れています。女性の労働環境、ワーキングプアの問題はそれぞれ漫画家の西原理恵子さん、作家の雨宮処凛さんとの対談を通して深く議論されています。”

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
(2008/09/27)
勝間 和代

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内容を交えつつ感想を述べます。

まずはワークライフバランスのこと

ワークライフバランスを追求するための仕事の効率化が必要とされています。
どうしてかと言うと、それは仕事以外の時間、例えば家族と過ごす時間などを今よりも増やすことができるからです。家族を持っている人が家族と過ごせる時間は多く持てた方がいいのは当然です。
また、経済的な面から見て、企業にとっても不要な労働は損失になります。長時間労働により社員が疲労困憊していていい事があるわけがありません。病気の問題だって出てくる可能性があります。

私の職業である医者の場合、職場内にこのワークライフバランスの観点が決定的に欠如しています。女性の労働環境の部分でも触れますが、内容は悲惨なものです。
そしてそれを誰も変えようとしない(自分も含めてですが・・・なかなか一勤務医の意見を活かす機会がない)。少なくともそれを変える動きはまだ見えません。

仕組みを変える、という意味では技術的な面で電子カルテは有用だと思います。
大変なのは操作を覚える最初だけです。
覚えてしまえばハッキングできると思います。



次に、教育の問題です。

教育が必要なのは言うまでもないでしょう。子供は社会の資産です。これから社会を担っていく人材に十分な投資しないのは国としていかがなものかと思われます。

国はもっと教育に予算を割くべきだと思います。
公立校の教育レベルの向上もそうです。
また、低所得世帯への教育や養育に関する社会保障が必要です。
さらに所得が低い家庭に生まれてきた子にその責任はありません。そういう家庭の子供にもチャンスは平等に与えられるべきです。どこに才能が眠っているか分かりません。
機会の平等です。



そして、女性の労働環境の問題です。

根強く残る女性に対する差別をなくすことです。
思想的な面でも実際の労働環境の面でも、です。
現在の経済状況の中では限られた資源を有効に使うことが大事です。
その中で女性の労働力、というのは見逃せません。
大学まで出た女性が結婚したとたん、専業主婦になってしまったらこれも経済損失と言えます。


私の母も働く女性でしたが、子どもにとってその姿は尊敬に値するものでした。
残念ながら母は働きながら家事もこなし、口では言いませんが、かなりの負担を強いられていたと思います。
父もそうですが、私たち子供にもサポートする姿勢が必要だったな、と少し反省しています。


医療の現場でも女性医師の雇用環境の問題が時々取りざたされます。
医者の世界はみなさんの想像以上に古い世界です。
女性医師の労働環境を病院内で真剣に検討しているところはあるのでしょうか?少なくとも現場にはそれは伝わってきていません。

医者の仕事は当直もあれば、入院している患者さんに何かあったら飛んでいかなければならない。そんな状況で、結婚をするのは可能かもしれませんが、子供を作るのはかなり困難だと思います。親のサポート、アウトソーシングなんかである程度カバーできるのかもしれませんが、子どもと接する時間を十分確保するのは難しくなるというのが現状です。

だから、出産を機に家庭に入る女性の医師も多いのです。
復帰してももともと勤めていた大きな病院ではなく、クリニックなんかで外来のバイトをして医者を続けているという人も多いのです。
医師一人養成するのにはものすごく莫大なお金がかかります。まさにこれこそ経済損失ではないでしょうか?

思うに、一つの原因として”主治医制”というのがあります。
それに相対する言葉は”シフト制”です。
”主治医制”では主治医になっている患者さんに何かあれば、基本的に夜でも休みの日でも関係なく、患者さんの元に駆けつけなければいけません。
それに対して”シフト制”は勤務時間ごとに患者さんを担当するシステムです。
”シフト制”にすれば、時間外に呼び出されることがなくなるのではないかと思います。

これは女性医師だけではなく、男性の医師の労働条件を変えることにもなるので男性医師の育児参加を促すことにもつながる気がします。


蛇足ですが、ちょっと思ったのが、女性の中にはあまり労働意欲のない人も現実には多いことです。結婚して家庭に入ることが夢、と語る女性も多いのです。

なので、社会全体に対する啓蒙が必要だと思います。



最後にワーキングプアの問題です。

俗にフリーターと呼ばれている人々が頑張っても正社員になりづらい環境が今の労働環境です。
この人たちがどんどん歳をとっていったらどうなるのでしょう。
正社員じゃないので社員としての教育を十分受けていません。また、補償もありません。
そうすると、スキルを習得する機会もないこともあり、仕事の種類が肉体労働などがメインになってきます。その仕事を50歳過ぎても出来るかというと、それは難しいでしょう。
じゃあどうなってしまうかというと、仕事がなくなりホームレスになる、という負のサイクルが出来上がってしまいます。
これは社会問題になるでしょう、ということがこの本の中で言われていて、
この点に関して勝間さんは非正社員と正社員の差別をなくす、などのことを主張されています。



本の内容と言うよりは自分の意見がメインになってしまいましたが、本の内容は抑えているつもり!?です。


今回もそうでしたが、勝間さんの本を読むと、個人的には何と言うか視野が広くなる気がるので、いつもとてもためになります。そして、刺激を受けます。






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