私の場合、3月にグーグルに乗り換えてから、もうグーグルなしでやっていくことが困難なくらいGoogle依存症になってしまいました。
完全にグーグルの戦略にやられています。
今使っている機能だけでも、Gmail、グーグルデスクトップ、igoogle、グーグルノートブック、グーグルドキュメントなどなどあります。もちろん検索はGoogle検索です。
こうやって集客しといて広告事業で稼ぐビジネスモデルだというのは分かっていますが、止められません。というか、一個人としては止める必要もないし。便利だし。
存分に機能を使わせてもらっています。
そういうわけで、今日はGoogle本を読みました↓
・押さえておきたい検索システムの基本
・グーグルがお金を稼いでいる仕組み
・ヤフーとの違い
・問題になること
をこの本から学びました。
まずは検索システムのことですが、
検索は大まかに
ウェブサイトの情報収集を行う「クロール」
データを検索するための索引情報「インデックス」
「クエリープロセッサ」と呼ばれる検索内容とインデックスを結びつけるインターフェース
からなっています。
Googleが画期的だったのは、より影響力のあるサイトからのリンクをより高く評価できるシステムを作ったところです。
これは学術論文で
インパクトファクターと呼ばれている仕組みと同じです。
世の中の理系研究者は、インパクトファクターの高い雑誌に論文を載せることが最も高い評価につながります。
インパクトファクターは、よりたくさんの論文に引用されればされるほど高くなります。
それだけ求められている情報が載っているからです。
例えば基礎医学でNature、Cell、臨床医学ではNew England Journal of Medicine、Lancetなどがあります。ちなみにこれらは全部英語の論文です。日本語の論文は世界的に見ると、誰も見ないし引用されないのでインパクトファクターはかなり低くなります。
こういう仕組みをGoogleがインターネットの検索に応用したということです。
グーグルが稼ぐ仕組みですが、これは言わずもがな、なんでしょうか?インターネット上の広告から得ています。
例えばクリック一回に付き広告主から5セントの収入があるとします。
全世界の人口が40億でそのうち10分の1がインターネットユーザだと仮定します。
ユーザの中でその商品(有名な企業の商品と仮定。例えばマイクロソフトとか)を探している確率が10分の1とすると、200万ドルの収益が得られます。
広告主を増やせば、どんどん利益が上がります。ちりも積もれば巨大な山となるんですね。
私自身はあまり広告のリンクはクリックしませんが、欲しい商品を探すためにインターネットを利用している人なんかはクリックしているということです。
ここでヤフーとの違いですが、ヤフーはグーグルが検索の結果に人間の意志をなるべく反映させないようにして客観性を保っているのに対し、検索結果に気を利かせて関連した検索ワードを多く表示するようにしているところです。
”ひらいけん”と入力して検索したら、ヤフーは平井堅に関連したCDやDVDといった、検索した人にとって魅力的そうな関連したワードを上位に表示させるということです。
どちらの検索法がユーザにとっていいとは一概には言えないと思いますが、グーグルの検索の方がより公平なイメージです。
最後に”問題になること”ですが、
プライバシーの問題。個人情報がどこまで守られるか。
Googleが破綻した時はどうなるのか?Web上に保存しといたつもりのデータが全てなくなってしまうということが起こりうるのか。
といったことが危惧されます。
この本の出版は2005年なので、今と比べるとだいぶ情報が古いかもしれません。”問題”と書いた部分なんてとっくに解決されていたりして・・・
当ブログ過去記事もご参考までにどうぞ↓
Google誕生今回の内容と重複した部分が多いです。
Google創業と発展の経緯とGoogleの理念などについてより詳しく書かれています。
ハッカーと画家Webの進歩はハッカーと言う傑出したプログラマーにより創造される。