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選択と集中の理論は高校野球にもあてはまった 「弱くても勝てます」


12 12, 2012 | Tag,

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー

勉強のできる進学校はスポーツは得意でないということはだいたいにおいて言えると思います(スポーツがよくできる生徒と勉強がよくできる生徒、両者を集めている私立学校は別です)。

人それぞれに与えられている時間は皆一緒ですから、勉強とスポーツ、どちらにどれくらい重きを置くかで勉強のデキやスポーツのデキがある程度決まってきます。才能の問題もありますが。

開成高校といえば日本で最も有名な進学校です。年間の東大合格者が三桁です。

その開成高校が平成17年に甲子園激戦区である東京都でベスト16に入ったというから驚きました。

開成高校は私立高校ですが、もちろん野球推薦の生徒などいません。都会の学校ということもあり、まともにグラウンドを使って練習できるのは週に一日だというのです。


今日ご紹介する本はそんな開成高校野球部を取り上げた物語。

まず感心したのは監督が生徒の特性をきちんと把握していて、あえて他の強豪校とは同じことをしないようにしていたことです。

部員全員があまり上手でない。それを踏まえた上で勝つために必要な戦略というのが常識外れでおもしろいです。さらにそれを実際に実行しているところが素晴らしいと感じました。

例えば、開成野球は”勢いのある攻撃”と”大崩れしない守備”というのをモットーにしているところがあります。

打順の決め方は1番から強い球を打てる選手、2番に最も打てる強打者をおく。3,4,5番とそこそこ打てる選手をおいて、相手に圧迫感を与えることを重視しています。いわばドサクサ野球。

また、練習時間が多く取れないため、必要十分な質と量の練習に徹底的にこだわります。根底には守備というのは案外差が出ない、だから少ない練習時間をたくさん守備練習に使うわけにはいかない、目指しているのは試合が壊れない程度の守備力という考えがあります。

全ておいて完璧を求めない。選択と集中の考え方です。

ポジションの決め方も独特です。ピッチャーは投げ方が安定している、内野手はそこそこ投げ方が安定している、外野手はそれ以外!?というなかなか常識破りの決め方をしているというのです。

登場する部員達も期待に違わず個性派ぞろいで、やはり開成っぽいというかみんな理屈っぽくて思わずクスっとしてしまいます。何事にもどうしてこうなったのか、どうしてできないのか、というきちんとした理由付けを生徒たちなりに考えています。それが合っているかどうかは別にして。


他者の真似をするのではなく、独自の理論で自分たちの強みを育てる。正攻法ではなくても結果を出す。これってビジネスにも通じるところがあったりするんじゃないかと思ってみたり。そんな一冊でした。おもしろかったです。


「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー
(2012/09/28)
高橋 秀実

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