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障害診断書を書くのは難しい


12 06, 2012 | Tag,診断書

身体障害者の診断書を書く機会があるのですが、なかなか一筋縄ではいかない場合があります。

たとえば人工関節の手術をしたら、認められる等級は決まっていてわかりやすいのでいいんですよ。膝の人工関節をやった場合は膝関節全廃で4級です。両側やっても合算で3級にはならず4級のままです。そこからさらに他の障害が加われば3級になります。

ところがこの前外来に来た脳性麻痺の患者さんは難しかったです。外来にスタスタ歩いてやってきたその彼は見た目は普通で、障害者かどうかわからないレベル。大学に通っていると言っていました。

見た目は普通なのですが、障害は存在していて、手を使った細かい動作が苦手です。たとえばひもを結んだりがうまくできません。それでもこれまで工夫して生活してきて、麻痺の軽い方の左手で箸を使ったり、字を書いたりしてきました。

彼なりに障害を克服してきたわけですが、健常者と比べるとどうしても作業が遅くなったりします。たとえばパソコンを使った作業もどう頑張ったって速くタイピングすることができず、劣等感を感じることも多かったそうです。

僕の役目は障害に見合った等級を診断書に書くことですから、基準に沿って何級に相当するか検討したのですが、肢体不自由の診断でいくと、彼の場合は7級でした。7級というと手帳がもらえない、つまり健常者と大差ないという扱いになってしまうので、現実との乖離があります。

これは違うだろうということで、脳原性運動障害という判定基準で検討し直したところ、なんと1級になってしまいました。1級というとほとんど寝たきりの人ですから、あまりに現実とかけ離れています。

基準というのは行政が決めているもので、うまく等級にはまらない場合は往々にしてあります。

どうしようもないので、脳原性、一上肢の障害という基準を使い、さらに行政に納得してもらえるようコメントを加えて5級相当と診断して提出してもらいました。

最終的に何級がもらえるかは行政の判断によります。さてさてどうなることやら。きちんと障害に見合った等級がもらえるといいのですが。




1 CommentsPosted in 日記
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By 12 06, 2012 - [ edit ]

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