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9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方


09 27, 2011 | Tag,マネジメント

9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方

医者の世界では(特に外科系)、知識や技術を先輩から後輩に伝えていくことが求められます。手術手技などは特にそうです。

僕自身たくさんの先輩に教えてもらってきました(今も教えてもらってます)が、今は後輩を教えることもしばしばです。

”教える”というのはなかなか難しいものです。

教えてもらう立場にある時は「あの先生なんであんな言い方するんだろう?」とか「自分が上司だったらこんなふうに教えるのに」とか不満は自然と湧いてきていました。

それなのに教える立場に立つと、あの時の不満はどこ吹く風で「どうしてあの後輩はこんなに簡単なことが分かってくれないんだろう?」とか「少し自分の頭で考えればわかりそうなことなのに」と自分本意な不満を漏らすようになります。

先輩から言われたことを真似して「手術は見て覚えるものだ」と言ってみたり。自分が言われたときは「見ただけで分かるわけない」と感じたのに。。。


人を教えるためにはある程度の工夫がいるようです。だまっていてもきちんと後輩は育つというのは古い考えだし、間違いではないけど効率的ではありません。

”9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方”という本は、教えることに関して学ぶのに役立つ本です。

与えた指示の意味をきちんと教えてあげるとか、目標は細かく砕いて提示してあげるとか。マメに声をかけて、先輩は後輩のことをきちんと見ているんだという姿勢を示すことが大事なんだとか。

僕もいくつか肝に銘じておきたいことをメモしました。


表面的に教えることの方法論を学ぶことに加えて、組織のミッションを浸透させるというのはもっと大事なことです。これが根底にあるから方法論が生きてくるのですね。

ディズニーには”すべてのゲストにハピネスを提供する”というミッションがあります。

ゴミ拾いをしていたあるキャストは、ゲストに「何をしてるの?」と聞かれ、「みなさん、楽しい思い出をたくさん作っていらっしゃいますよね。私は、パークに落ちている思い出のかけら(=ゴミのこと)を拾っているんですよ」と答えたそうです。

社員自ら機転を利かしてこんなことを答えているなんて素晴らしすぎます。


教え、育てるということは、自分を育てることでもあると思います。ディズニーに興味がなくても一読の価値はある本かと。


9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方
(2010/11/25)
福島 文二郎

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本当にわかる心理学


09 23, 2011 | Tag,心理学

フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学

なるほど納得な人間の心の動きってあると思います。思わずそうそうと頷いてしまうような。

心理学という学問分野はそういった人間の心の動きを科学します。

心理学では・・・と言っても、中には「もっともらしく聞こえるけどそれってほんとなの?」「根拠あるわけ?」とか思ってしまうものも少なくないような気がします。

本書は一般向けの心理学書に珍しく、学問的な根拠も示してあるところが新しいと思います。何年に誰々がこういう実験をしてとか。

僕が気に入ったのはフリーライダー現象とか、ローゼンタールのピグマリオン効果、それとランチョン・テクニックなど。

なかでもランチョン・テクニックというものにドキッとしました。ランチョンというのは lunch on をつなげて読んだ言葉です。

これは「食事中は相手の話を信じやすくなる」というものです。

ランチに限らず弁当を食べながら製薬会社の薬の説明を聞く、というのはよくある話です。

知りませんでした。

まさか自分が弁当を食べながら説明を聞いていることで、その説明を実際よりも説得力あるものに感じていたとは。。。

言われてみるとそうなのかもしれません。

行動経済学が好きな人はきっとこの手の話は気に入るはず。僕がそうだったように。

よろしければ、あなたも手にとって読んでみてください。


フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学
(2010/02/26)
植木 理恵

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変形性関節症にコンドロイチン硫酸が効くかも


09 19, 2011 | Tag,整形外科,論文,コンドロイチン硫酸

この論文は興味深いです。

手の変形性関節症にコンドロイチン硫酸が効いたという論文です。一施設で二重盲検法を用いて調べています。


 >>Symptomatic effect of chondroitin sulfate 4&6 in hand osteoarthritis the finger osteoarthritis chondroitin treatment study (FACTS) - Gabay - Arthritis & Rheumatism - Wiley Online Library


手の変形性関節症で多いのは指でしょうか。第1関節の変形性関節症のことをへバーデン結節といって特殊な名前がついたりしています。外来をやっているとよく遭遇します。

コンドロイチン硫酸(コンドロイチン硫酸)は軟骨の基質です。

これを1日800mg6ヶ月間摂取すると痛みや機能が改善したそうな。

コンドロイチン硫酸のサプリなら、膝の変形性関節症にも効いたりするんじゃないかと期待できるかもです。

テレビや新聞の広告でグルコサミンがさかんに膝の変形性関節症に効くように宣伝されていますが、グルコサミンの効果は今のところ不明です。

コンドロイチン硫酸とグルコサミンは別の物質ですからね。誤解のないよう。




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プレゼンテーションzen


09 14, 2011 | Tag,プレゼン

プレゼンテーションzen
伝えたいメッセージを効果的に相手に伝えるための手法がプレゼンテーション(プレゼン)です。

僕の場合は、学会発表や講義などでプレゼンをすることがあります。

ビジネスマンが自分のアイデアをクライアントに売り込むときのプレゼントとは少し使い方が違うかもしれません。

それでも聴衆を惹きつけ、自分のメッセージを相手に届けるという点では共通しています。


僕がスライドを作るときにいつも陥りがちなのは、1枚のスライドにたくさんの内容を詰め込みすぎてしまうということです。

あれもこれも話さなくてはと欲ばり過ぎるというのもありますし、発表中に話すべき内容をど忘れしてしまったらまずい、という焦りからもあります。


上級医から字が多くてあまりにもごちゃごちゃし過ぎていると注意を受けることもありました。

たしかに自分が聴衆になってみると、字ばかりのスライドでは集中力が続きません。すぐ飽きてしまいます。



スライド作り、プレゼン作りに参考になる本がありました。

プレゼンテーションzenという本です。

本書ではプレゼンの原則は「シンプル」、「明快」、「簡潔」である、と主張します。

禅のように余分なものをそぎ落とし、意識を本質的なものへ向かわせるような簡潔さを目指します。

メッセージは

* 単純明快である
* 意外性がある
* 具体的である
* 信頼性がある
* 感情に訴える
* 物語性がある


などの要素を備えているとよいです(これは「アイデアのちから」という本に書いてあること。本書でも引用されています。)。


また、スライド作りにおいて、本書では実際に作られたスライドが掲載されているのでとても参考になります。

スライドではシグナル/ノイズ比を高めるのが効果的です。シグナルを打ち消してしまうような、いらないデータはあえて削るのです。

スライドにグラフを載せる場合でもすべてのデータを載せるのではなく、キーになるデータだけ載せます。そうすることで格段に見やすくなるのです。

スライドには載せなくてよくても、比較のために聴衆にはきちんと伝えておいたほうがいいデータもあるのでは?という疑問も湧いてきます。そのとおりですが、スライドと配布資料とは違うのです。配布資料として別に配るという手間が必要です。

また、写真を使うと効果的です。本書ではストックフォト:ロイヤリティフリーの画像&写真の検索 | iStockphoto.comというサイトが紹介されていて、たしかにセンスのいい写真がすぐに見つかります。ただ、本当に使おうと思うとお金がかかりますが。。。

本書に掲載されている実際のスライドをお見せできなくて残念ですが、気になる人はSample slidesをのぞけばどんなスライドがわかります。著者のサイトです。


冒頭にも書いたとおり、僕の仕事ではプレゼンテーションzenスタイルをすべて真似するのは難しそうですが、基本的な考え方はとても役に立ちました。

次に作るスライドではぜひとも生かしたいですね。


プレゼンテーションzenプレゼンテーションzen
(2009/09/04)
Garr Reynolds、ガー・レイノルズ 他

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妊娠と葉酸


09 13, 2011 | Tag,妊娠,葉酸

興味深いです。

Effects and safety of periconceptional folate supplementation for preventing birth defects. [Cochrane Database Syst Rev. 2010] - PubMed - NCBI

これから子供を作ろうと思っている人は特に要チェック。

妊娠前と妊娠早期に葉酸を摂取すると、生まれてくる子供の神経系の異常を減らせるらしい。

CMEC-TV/ 妊娠前から葉酸を飲んだほうがよいのでしょうか?

→ 飲んだほうがいいという結論です。

1日に何mgの葉酸を摂取すればいいのか。そのあたりは詳しく原文を読んでみないと分からないのですが、気になる報告でした。

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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣


09 08, 2011 | Tag,サッカー,考え方

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
盛り上がってきましたね。ワールドカップ予選。

今日ご紹介する本は先日のウズベキスタン戦でも頑張っていた長谷部誠選手の一冊。

どの分野でもそうなのかもしれません。成績を残すプレイヤーは、他の並の選手とは少し違った考え方をするようです。

例えば今でも現役のキングカズこと三浦知良選手。彼は一見派手な生活を送っていそうですが、皆でご飯を食べに行っても決まった時間が来るときちんと家に帰って体調を整えるそうです。お酒も飲まないのだそうですよ。40代になっても現役でプレーできているのには理由があるのですね。

同じように本書の著者長谷部誠選手も傍目からはストイックとも思えるような自己管理を行っています。食事やお酒、睡眠について、また心のメンテナンスにまで気を配っています。

本書は現役プロサッカー選手による等身大のエッセーです。体験談が豊富で、そのためか話にグイグイ引きこまれます。自身の体験に基づく彼の考え方はとても説得力があります。

著者である長谷部誠選手は日本代表のゲームキャプテンを務める人物。まだ26歳と若いですが、ドイツ、ヴォルフスブルクでも活躍し、世界を股にかけて活躍しています。

僕が彼について非常に感心したことは、彼のプレーというより、プレーを作るための考え方です。

身体能力もさることながら、全体の中で自分がどういう役割を果たせばいいのかを的確に判断できるのが素晴らしいと思うのです。

ドイツのチームに移籍したとき、レギュラーの座を奪うために、起用してくれない監督を非難するのではなく、監督が何を求めているのか冷静に分析していたのだそうです。その結果のレギュラー獲得なのでした。

また、彼の能力の高さは日本代表で突然ゲームキャプテンに任命され、一時は戸惑うものの自分に期待されている役割を理解し、立派に大役を果たしたことからも分かります。2010年のワールドカップで日本がベスト16となったのは記憶に新しいですよね。

このあたりの話は仕事をする上で役立つ話なのではないでしょうか。物分りが悪い上司だからといって、それに対する不満ばかりを言うのではなく、状況を見渡してまずは自分から変わってみると。

本書はビジネス書としてもおすすめできる一冊だと思います。

読書も趣味のようで、さまざまな本を読み、松下幸之助さんや本田宗一郎さん、稲盛和夫さんなどの言葉をノートに書き留め、自分の中で反芻した後に消化しているところとか。見習わないとですね。

趣味の時計のことや、音楽のこと、旅行のことなど私生活についても詳しく書かれており、そちらも興味深かったですね。すごく個人的な内容です。


心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
(2011/03/17)
長谷部誠

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イシューからはじめよ


09 05, 2011 | Tag,知的生産,

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

学生の時は与えられた問題を解いて、あらかじめ用意されていた答えに到達することが評価されてきました。いかに早く正確な答えを導き出すか。それはそれで大事なトレーニングだったとは思います。

ところが社会人になると問題は問題でも、もともと答えがない問題も多いです。


医者をやっていると、珍しい疾患に遭遇することがあります。

珍しいといってもきちんと教科書を読めば解説が載っている疾患から、教科書には載っていない疾患までいろいろあります。

疾患自体はすぐに調べられても、治療法が確立されていない場合もあります。手術をしたほうがいいのか、手術をせずに治療をしたほうがいいのかとか。

そんな時はインターネットを使って、論文を検索し、似たような症例から妥当そうな治療法を考えます。

調べるときのコツはやみくもに思いついた検索ワードを打ち込むのではなく、当該疾患、当該疾患+治療法、類似疾患+治療法など効果的なキーワードを、よく考えてはじめに絞り込むのが重要です。でないと時間がかかりすぎて他の仕事に手がまわりません。

限られた時間でサクっと答えを見つけられるように初めによく考えます。うまく考えがまとまらないからといって、何も考えずに検索を始めるとろくな事になりません。


このように仕事をする上で困ったことがあるなら、答えを見つけることだけに心を奪われるのは逆に遠回りだったりします。問題が何なのか、問題は適切なのか、解決するためには何が必要なのか。そこを十分検討してから答え探しに移るというプロセスが大事です。


かく言う僕もあまり深く考えずに森の中に飛び込んでしまうことがしばしばです。そして木を見失うという。。。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」という本は、まずは問題をきちんと見極めることから始めるのが大事なんだと認識させてくれます。

冒頭から

「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
「知れば知るほど知恵が湧く」より「知りすぎるとバカになる」
「一つ一つを早くやる」より「やることを削る」
「数字のケタ数にこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」

など示唆に富む言葉が多く、惹きつけられます。

的確な問題設定を行い、問題を解くための適切な情報収集を行う。相手に伝えるために話を組み立て、図式化する。これです。

本書は普段の仕事でより上手に成果をあげるための、正攻法が書いてあります。マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の著者らしく、よりビジネスマン向けの実践的な内容になっています。

ビジネスマンじゃなくても役立ちそうですよ。

著者のブログ:圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
(2010/11/24)
安宅和人

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