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iphoneの地球儀マーク


07 31, 2010 | Tag,iphone

これは偶然見つけたものなのですが、ちょっと便利だと思ったのでご紹介。

メールでもtwitterでも文字を入力する場面ならなんでもいいのですが、入力画面左下に地球儀マークが出てきますよね。

入力方式を変更したかったら、これを何回か押して切り替えるのが普通じゃないでしょうか。

6953-412666409c91a2b4.png


実は、この地球儀マークを長押しもしくは上フリックすると、簡単に文字入力の方式を変更できるんです。

6953-4126663d39dad525.png

こんな具合に吹き出しが出てきます。

どうでしょうか。iphoneを持っている人で知らなかった人は是非試してみてください。

これでさらに快適にiphoneで文字入力ができますね。

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医療にも競争が必要である


07 29, 2010 | Tag,医療


医療戦略の本質―価値を向上させる競争
医療にも競争が必要である。医療における競争とは、一般に競争という言葉からイメージされるようなゼロサムゲームではない。

治療効果を上げて、コストを下げる。患者、医療者ともにウィンウィンな結果をもたらす競争だ。


高い値段のついた医療行為が必ずしもよい成績をおさめるわけではない。現状では過剰な医療や過小な医療が多くはびこっていて、なかなか最適なところに収まっていない。

ところが、各疾患における最適な医療行為というものを定義するのは極めて難しい。病態は患者により微妙に違ったりするからだ。


それでも、増大し続ける医療費を抑制するためにはひとつ、医療の評価法を大きく変える必要があるかもしれない。

たとえば、病院ごとに治療実績を評価するのではなく、疾患単位で治療成績を出して評価するのだ。「医療戦略の本質
医療戦略の本質―価値を向上させる競争」という本ではそのことが提唱されている。

この場合、大切になってくるのは治療だけにとどまらず、病気の予防から始まって、治療が終わり、その後の経過まで、という長いスパンでみることだ。

当然各段階で、行われた医療医行為がモニターされ、そこに対する評価も行われる。フィードバックが行われることで過剰な医療行為や過小な医療行為が是正されることが期待できる。

これを実現するためには開業医から始まって地域の中核病院、大学病院など、各規模の病院が集まって一つのグループのようなものを作る必要があるだろう。もしくは国が主導してあらゆる医療行為についての情報を収集することだ。

現状では、治療成績に限った、時間を断片的に切り取ったような、評価法しかない。たとえば各病院で内視鏡検査実績とか、手術実績とかは行われた件数については言及されていても、それによる結果(合併症など負の情報も含めて)について言及されていることはない。

情報の収集や開示において、必ず必要になってくるのはITインフラだ。電子カルテのような各病院規模のものではない。全ての病院をつないで、医療行為についての情報が収集できるようなネットワークだ。

そして、収集された情報は患者に公開されることになる。患者はそれをもとに病院を選ぶ。


競争の導入は患者にとってメリットがある一方、病院間の淘汰が進むことが予想される。いい加減な治療を行っている病院がつぶれていく。

競争というのは今までそれがなかった世界に生きていたものにとっては非常にわずらわしく、やっかいに感じるものである。

しかし、そろそろそうも言ってられない時代が来ているのかもしれない。


医療戦略の本質―価値を向上させる競争医療戦略の本質―価値を向上させる競争
(2009/06/11)
マイケル・E. ポーターエリザベス・オルムステッド テイスバーグ

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「12歳でもわかる!決算書の読み方」


07 26, 2010 | Tag,決算書,会計


12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~
読めるようになりたいけど、思うようになかなか読めるようにならないのが決算書ではないでしょうか。

本書は以前に紹介した「
借金を返すと儲かるのか?」の著者による最近の一冊です。

わたしは会計本をいくら読んでも、実際に決算書を読んでみないことには読めるようにはならないということを実感しています。

ただ、実際に読んでみようにもコツがあるようで、それを会計本を読んで身につけたいと思っています。会計本を1冊読んで、一個でも使える知識が得られたらもうけものという感じです。

細かい用語の解説をした本はたくさんあっても、決算書にたくさん書いてある専門用語のどこに目をつけて、どう解釈すればいいのかを解説した本はそう多くないと思います。だから、なかなか実際に決算書を読んでみる気にならない。

しかし、今日紹介するこの本はちょっと違いました。タイトルに「12歳でもわかる!」と書いてあって、これはいささか誇張されすぎな気がしましたが、たしかにわかりやすいと思った部分もありました。

例えば、貸借対照表の以下の図です。

doc0061_01.jpg

企業の貸借対照表を手にしながら、手順1から5にしたがって読みといていきます。

全体的に右上がりの状態が会社の経営状況としてはいいそうです。

本書の中ではシチズンとセイコーを例に挙げて説明されています。


これを見ながらさっそく私も決算書を読んでみました。わたしが読んだのは、トヨタ自動車【7203】トヨタ自動車(株)と日産自動車【7201】日産自動車(株)です。

日本を代表する企業であるこの2社ですが、実は”右上がり”になっていません。

理想的には”右上がり”がいいのかもしれませんが、業種が違うとそう単純にはいかないのかなと思いました。


今回実際に決算書を見てみたことで、すこし決算書に対するハードルが下がった!?ような気がしています。

本書には他に、”会計テトリス”を使って利益がどうなっているか調べるといったおもしろい方法も掲載されています。

決算書アレルギーの人にとっては読んで損はない一冊かと思います。

【関連記事】
借金を返すと儲かるのか? - メタノート


12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~12歳でもわかる!決算書の読み方~お金のことを知らずに「社会人」になってしまった人の会計入門~
(2010/02/19)
岩谷誠治

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【Lancet】これからの痛み止め薬


07 24, 2010 | Tag,鎮痛薬,整形外科,Lancet

痛み止めにはさまざまな種類があります。全国の日本の病院で使われている、代表的なものはロキソニンやボルタレンでしょう。

それに対して比較的最近発売された痛み止めにセレコックスというものがあります。これは選択的COX2阻害薬といって、ロキソニンやボルタレンでしばしば問題になる胃・十二指腸潰瘍、腎障害のリスクを減らせる鎮痛薬です。

今まではハイペンというCOX2阻害薬がありましたが、痛み止めとして切れ味が悪いのであまり使われませんでした。それに対して最近発売されたセレコックスは痛み止めとしての効果も高く、より選択的にCOX2を阻害して副作用を抑えることができると言われています。

ロキソニンやボルタレンはその副作用が広く知られていますので、それらと一緒に胃薬を処方されるのが普通です。そこまでしてロキソニンやボルタレンに多くの医者がこだわっているのは、やはりその効き目からだと思います。両者とも切れ味の鋭いいい薬なのです。

実際には僕も臨床ではロキソニンばかり使っています。


Celecoxib versus omeprazole and diclofenac in pati... [Lancet. 2010]

この論文には、これから痛み止めを処方する時はいつものロキソニンをやめてセレコックスにしようかと思わせる結果が載っています。

32カ国、196施設で変形性関節症や関節リウマチなど関節痛のある患者に対して、6ヶ月間にわたる二重盲検、無作為化試験を行っています。一方の患者にはセレコックス200mgを1日2回、もう一方の患者にはボルタレン徐放剤75mgを1日2回、それに加えて副作用対策でオメプラゾール20mg(いろいろある胃薬の中で一番強力)を1日1回投与しています。


その結果、胃十二指腸における副作用はセレコックス群において有意に低かったそうです。


痛み止めをたくさん処方する立場としては、なるべく副作用が少なくて、効く薬を処方したいと思っています。そう考えると、この論文は朗報に見えます。

ただし、セレコックス200mg1日2回と、ボルタレン徐放剤75mg1日2回が同等の鎮痛効果だとしてなのですが。。

まずはセレコックスの効果を確認する必要がありますので、この論文と同じ量の200mg1日2回を処方してみたいと思います。


ちなみに、ボルタレン徐放剤は日本では1錠32.5mg、1日2回の使用とされています。それなら70mgを1日2回も使えば、いくらPPIを併用していても胃十二指腸潰瘍が起きるの当たり前なのでは?という意見もあると思います。




借金を返すと儲かるのか?


07 21, 2010 | Tag,会計,財務諸表


借金を返すと儲かるのか?
タイトルに対する答えは減る、増える、変わらない、の3パターンあって、いずれも正解。


会計(簿記)的に考えると、借金を返せば資産、負債ともに減少するだけなので利益に変化はない。

会計・経営的に考えると、将来の金利負担の減少により利益は増える。

財務・ファイナンス的に考えると、財務レバレッジ効果が減少するため利益は増える。


文章だけではよくわからないこの説明も、本書にある会計テトリスというものを見るとわかってきます。

本書は財務諸表そのものを十分に読み解くというものではありません。在庫が経営に与える影響など、財務諸表を利用して会社のお金の流れなどを感覚的に理解するという内容になっています。

財務諸表は見るだけでアレルギー反応を起こす人も多いようです。私もその中の一人ですが、株式投資をするために会計の知識を得たいと思っています。

この本の著者は会計士であり、会計知識のビジネスへの応用を指導している方。なかなか説明がわかりやすいと思いました。


借金を返すと儲かるのか?借金を返すと儲かるのか?
(2009/06/23)
岩谷 誠治

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次は、最近の著作である「12歳でもわかる決算書の読み方」という本を読んでみたいと思います。



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なぜ投資のプロはサルに負けるのか?


07 19, 2010 | Tag,資産運用,


なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
資産を増やしたいときに常に成り立つ方程式は

資産形成=(収入ー支出)+利回り×運用資産

です。


が、収入を増やすために転職や副業をしたりするのは、結構労力のいることです。

手っ取り早いのは支出を減らすことでしょう。

あまり友人や後輩といるときにお金のことに厳しいいといい顔をされません。しかし、いつも割り勘のあの人は、自分の資産形成という意味においては優れた感覚を持っていると言えるでしょう。


今日紹介する本は上の式にある、どの項にも焦点があてられています。

著者の結論は極めて現実的かつ明快で、私たち一般人は

「販売手数料と信託報酬、その他のコストがなるべく安いインデックスファンドを買って、後は投資したことなど忘れて、自分の本業に打ち込んでお金を頑張ってかせぐのが一番。」

というものです。


株や債権、不動産などなど金融資産はいろいろありますが、特定の資産を短期的に売買することで儲けようと思っても、そうはいきません。

長期投資でもウォーレン・バフェットさんのように、市場から割安な銘柄を探しだすことができると思うのも危険なことです。四六時中、市場とにらめっこしているプロのファンドマネージャーができないことが素人にそうそうできるものと考えない方がいいでしょう。

株式市場では多くの参加者が毎日しのぎを削っています。その中で市場のゆがみに目をつけて割安な銘柄を探し出せればいいですが、通常そのような銘柄は誰かに見つかって、あっという間に適正な価格に落ち着いてしまうのです。

彼らが売買を繰り返してくれているからこそ、市場に存在する株式は適正な価格に落ち着いています。そういう意味では、敵対視されがちなファンドマネージャーは資本主義社会においてとても大きな役割を果たしています。


では、私たちはどのように資産形成をしていけばいいのでしょうか。


せっかくなので、彼らの努力にのっかるのがいいと思います。つまり、インデックスファンドを買うということです。インデックスファンドとは、TOPIXや日経平均株価、アメリカのS&P500などの平均株価指数(インデックス)と連動して、そのファンドの基準価格が値動きをするような運用成果を目指すファンドのことを言います。(インデックスファンド - [政治・経済用語集]All About


インデックスファンドを買ったとして、どういう資産配分をするかはその先の話で、とても大事なことなのです。まずは日本株、海外株、日本債権、海外債権等バランスよく配分することです。そうして一点集中買いのリスクを減らします。



著者は金融日記というブログでとても興味深い洞察を示してくれるので、私はそのブログを読んでいます。本文中で著者が語っていた、「僕は経済合理的に行動するようにしている。」という姿勢に私も賛成です。

なるべく噂や欲望に流されず、合理的に行動できるようになれればと思っています。本書は著者のそういった信条がよく反映された、良書であると思います。

資産運用を始める前に読むと参考になるし、効果的です。


なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
(2006/12/08)
藤沢 数希

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【関連記事】
臆病者のための株入門 - メタノート
 この本も投資を始める前に読んどいた方がいい良書です。




RSSを使っていない?それはもったいない


07 16, 2010 | Tag,知的生産,論文,RSS

RSS(RSS - Wikipedia)がどういうものなのかを後輩に解説していて思った。

もしかしたらRSSのことを知らない医者、ビジネスマンってたくさんいるんじゃないだろうか。少なくとも僕が働いている職場では、どうも知っている人はいなさそうなのである。

だから今日はRSSのこと、僕のRSSの使い方をちょっと書いてみる。


僕はGoogleリーダーGoogle リーダーを使っている。

これにいつも読んでいるブログやニュースを登録してだいたい毎日目を通している。

中でも登録しておくとすごく便利なのは”論文”だと思っている。

僕はNEJMやLancet、他には整形外科関連の論文をいくつか登録して、更新したら目を通すようにしている。


通常は珍しい症例のこととか、この現象は新しいことなのだろうか、とか疑問に思ったら積極的に答えがありそうな論文を探す。

しかし、そういう疑問解決型の論文検索だけでなく、自分が関わっている分野のトピックスを押さえておくために、普段から論文に目を通しておくことは必要だと思っている。


そういう時に役立つのがRSSだ。購読したい論文を登録しておけば、新しい論文が発表されたら自動的に教えてくれるのである。

論文購読にRSSを利用するためには、個人でその論文を有料購読するか、所属する病院がe-Journalを購読している必要があるのだが、それさえクリアできていればすごく便利な機能だと思う。

図書室に足を運んで、紙の雑誌をパラパラめくるのもいいんだけど、正直それはめんどくさいでしょう。

RSSで届いたサマリーにざっと目を通して、興味を持った論文だけきちんと読む。これならめんどくさがりな僕にもぴったりの方法だった。


論文じゃなくても、気になるブログやニュースサイト、なんでも定期的にそこから情報を収集したいと思う事柄はRSSに登録しておくと思わぬ見逃しがなくなっていいんじゃないかと思う。

いまさらですが、RSS利用のすすめでした。




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こんな時代だから、”ニーチェ”


07 12, 2010 | Tag,ニーチェ,名言


超訳 ニーチェの言葉
「ツァラトゥストラはかく語りき」や「人間的な、あまりに人間的な」などなどニーチェの作品から名言を書き抜いた一冊。

ニーチェ(フリードリヒ・ニーチェ - Wikipedia)というと、難しいイメージがあるかもしれない。たしかにその哲学をじゅうぶん理解するには一筋縄ではいかなそう。

ただ、彼が残した言葉の数々はいろいろと示唆に富んでいます。

本書はそんなニーチェが残した言葉を紹介しています。

特に僕が気に入った言葉が3つありました。心に響いた言葉。


人間であることの宿命
この生の時間の中で多くの体験をしたあげく、わたしたちは人生を短いとか長いとか、富んでいるとか貧しいとか、充実しているとか空しいとか判断している。

しかし、自分の眼がどこまでも遠くを見ることがないように、生身の体をもったわたしたちの体験の範囲と距離は、いつも限られているのだ。耳も、すべての音を聞くことはできない。手も、すべてのものに触れることはできない。

それなのに、大きいだの小さいだの、固いだの柔らかいだの、と勝手に判断している。さらに、他の生き物についても勝手に判断している。つまり、最初から限界があるのに、自分たちの判断が間違っているかもしれないということに気づかないでいる。これが、人間であることの大小さまざまの宿命なのだ。



精神の自由をつかむためには
本当に自由になりたければ、自分の感情をなんとか縛りつけて勝手に動かないようにしておく必要がある。

感情を野放しにしておくと、そのつどの感情が自分を振り回し、あるいは感情的な一方向にのみ顔と頭を向けさせ、結局は自分を不自由にしてしまうからだ。

精神的に自由であり、自在に考えることができる人はみな、このことをよく知って実践している。



若い人たちへ
自由な高みへときみは行こうとしている。しかしながらそういうきみは、若さゆえに多くの危険にさらされている。

しかし、わたしは切に願う。きみの愛と希望を、決して捨て去ったりするな、と。きみの魂に住む気高い英雄を捨てるな、と。

きみの希望の最高峰を、神聖なるものとして保ち続けてくれ。



いい言葉は時代を超えるのだなと実感しました。

この本には、人間、生き方、自己、心、愛、世の中などなどのテーマについてたくさんの名言が収載されています。


超訳 ニーチェの言葉超訳 ニーチェの言葉
(2010/01/12)
白取 春彦

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じつのところ、ジェネリック(後発薬)と先発薬は同じではない


07 08, 2010 | Tag,医薬品,先発薬,後発薬,ジェネリック

処方箋には後発薬品”変更可”、とか”変更不可”といった部分にしるしをつける部分がある。医師が特別”不可”と判断しなければ”可”になるしくみになっている。

後発薬品は先発薬品と効果や副作用に差はないというのが大方の認識だろう。

だからこそ、

後発医薬品では、有効性・安全性については既に先発医薬品で確認されていることから、安定性試験・生物学的同等性試験等を実施して基準をクリアすれば製造承認がなされる後発医薬品 - Wikipedia

となっている。


しかし、

薬というものは、主成分さえ同じならば何でも同じように効くというものではない。錠剤の成形には賦形剤(ふけいざい)と呼ばれる別の成分が多量に加えられるし、溶解度をよくする、副作用を抑えるなどの目的で添加物が用いられることも多い。

こうした成分との混合比率、製剤方法などには文章化できない細かなノウハウがあり、それによって溶解度や吸収性が変化し、効き目にも影響を与えることがある。

実際のデータを見ると、完全に同等なものばかりではなく、安全域が狭い薬などでは心配も残る。

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書)

というのも事実。

twitter上では@Dr.Pooh08さんが、以下のようなつぶやきをしている。

18420-412666130b561784.png

おそろしい。。

後発薬品は新薬の7割から3割の値段である。患者負担が少ないにこしたことはない。

しかしながら、こういう事実があるとなると、安易に後発薬を処方していいものかと考えさせられる。

ちなみに、後発薬の普及率は、米国63%に対して日本16.9%である。


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(2010/01)
佐藤 健太郎

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目のつけどころ


07 06, 2010 | Tag,考え方


目のつけどころ
だからビジネス書はやめられません。

著者は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」や「女子大生会計士の事件簿」で有名な山田真哉さん。

この作品たちを見ても、著者の目が鋭いことがわかると思います。


本書を読んでいて、私が著者に抱いた印象は、山田さんって”普通の人”なんだなぁというものでした。

普通だけど、すごい人です。

だからこそ、本書の内容が気に入りました。天才が書いた本より、普通の人が書いた本の方が役立ちます。ビジネス書においては特に。


本書には目のつけどころをよくするために、山田さん自身が工夫してきたことが書かれています。普段からそういうことを考えていることがすごいです。見習いたいと思います。



内容ですが、
  • 分析で視点を増やす
  • 視点をアイデアに変換する
  • 説得力のある話をする
  • 3秒で目をつける
などについて書かれており、いずれも著者山田さんの経験に基づいています。

どうしたら凡人でも”気の利いた発言”や”とっさの返答”ができるようになるのか。

本書にはその方法を、真似しやすい形で書かれているので親切です。

私は投げかけられた質問にとっさに気の利いた発言をするというのは苦手です。あとになって「ああ言っとけばよかった。」「こう答えとけばよかった。」と思うことがしばしば。

とりあえず、
  • 図で理解、図で説明する
  • 硬派か軟派か、総論か各論か、で分析する
  • うまい例え話を収集する
  • 対義語、数字、漢字に目をつける

といったあたりを実践してみたいと思います。

目のつけどころ目のつけどころ
(2010/01/06)
山田 真哉

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ファウスト


07 04, 2010 | Tag,ファウスト,ゲーテ,古典


ファウスト 第一部 新訳決定版 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
古典的名作。

読んだことがなかったので読んでみました。集英社文庫から出ている、池内紀訳のこの本が読みやすかったです。

どんなに知性を鍛えて立派な人間になったとしても、人間は少しの欲望に負けてしまう。
そして、歯止めのきかない欲望は自分の身をほろぼす。

そんなことを考えさせられた物語でした。

ファウストは、音読してみるとそのおもしろさがよくわかるとも言われます。
たしかに音とか光を描写した表現が多いので、そうかもしれません。

あらすじだけ知りたければ、ファウスト - Wikipediaを読めばいいかと思います。

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すべてにおいて万能な薬はない


07 02, 2010 | Tag,,医療

誰にでも、ものすごくよく効く、そんな薬は存在しない。

ある薬がよく効く人もいれば、全然効かない人もいる。ある薬で副作用のでる人がいれば、ぜんぜんなんともない人もいる。

これは、同じ人間でありながら病気になる人、ならない人がいるのと同じことだ。個体差がある。

いずれそれぞれの人がもつ遺伝子によって効く薬、効かない薬が簡単に判別できれば、副作用を起こすことなく、よく効く薬を使えるようになるかもしれない。

ただ、覚えておいた方がいいのは、薬というのは諸刃の剣でもあるということだ。隣のあの人に効いた薬が自分には効かないこともある。

また、ときどき外来で患者に「この薬、副作用は大丈夫なんですか?」「飲んでも大丈夫なんですか?」と聞かれたりする。

それに対して絶対に大丈夫だと言い切れる医者はいないだろう。メリットとデメリットを秤にかけて、メリットが上回る場合に処方を行うのである。


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「創薬とは、最強の化合物を創りだすのではなく、バランスの取れた最善の妥協点を見出すこと」


その通りだと思った。

薬の処方だけでなく、外科治療もそう。手術で治そうと思ったら、手術特有のリスクを背負うことになる。そういうものである。



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わりに合わない医薬品開発


07 01, 2010 | Tag,医薬品,製薬会社,創薬

動物実験から始まって、人への投与は3段階に分かれる。
第1段階で健常な人に、第2段階で軽症な患者に、第3段階で全ての患者を対象に、投与を行う。薬が世に出るまでプロジェクト開始から15年程度はかかるのである。そこからさらに、第4段階で市販後調査が行われる。

一つの薬が世に出るまでにここまで時間がかかれば、お金もかかる。その額数十億から数百億円。

医薬品 - Wikipedia


ギャンブル的な要素も強い。研究者が血眼になって薬効のある薬を開発しようとしているにも関わらず、人体の複雑さがすんなりと新薬を開発させてくれない。ラットと人間ではぜんぜん違うらしい。
たとえばブロックバスター(大ヒット薬)にバイアグラがあるが、これはもともと狭心症の治療薬として開発されてきたものである。


開発に巨額の費用がかかる医薬品。そう考えると、特許期間20年、長くて25年というのは決して長いものではないのかもしれない。

20世紀の大ヒット薬品がそろそろ特許切れを迎える。医薬品会社は合併、吸収によりメガファーマを目指している。今後の動向に目が離せない。


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