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医師不足を改善するためには医師を増やすだけでは不十分


11 29, 2009 | Tag,医療,,医療問題,医師不足,コラム

医師不足を解消するために医師の増員、そして医学部定数の増員などの手が打たれている。

これは中長期的には有効な手段だろうと思うが即効性はない。

医師不足の原因は絶対的な医師数の不足に加えて科による医師の偏在があると思う。

絶対的な医師数の不足に対してはすでに手が打たれているわけだが、医師の偏在を解消するための策はまだ十分ではない。

産科や小児科の医師数が足りないことがニュースなどでも大きく取り上げられているので、これらの科に対する待遇は今よりもっと良くなるだろう。

ただ、現場で疲弊しているのは何も産科や小児科だけではない。


外科系の各科だって人手が足りないのだ。

内科だってそんなに悠々自適に医師としての仕事をしているとは思えない。

忘れてはいけないのが、時間内外を問わずまだまだ医療は現場の医師の奉仕的精神によって成り立っているということだ。

先日の朝日新聞にこんな記事を見つけた。

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現場の医師たちが疲弊している理由の一つに、診察や検査のオーダー、診断、手術や内視鏡的手技などの医師でなければできない仕事、それ以外の仕事が多いことがある。


診断書を書いたり、紹介状やその返事を作ったり、入院要約を書いたり、などの事務仕事。


これは都内で顕著なのだが、採血や点滴注射などのコメディカルなどでもできる医療行為。採血や点滴は看護師でも行えるはずなのに、医師でないとしちゃいけないというのはどうも理解に苦しむ。


アメリカではNP(ナースプラクティショナー)という資格を持った人がいて、この人たちは日本で医師が行っている医療行為の多くの部分を行うことができるらしい。


手術なら、準備から執刀の一部までNPがやってしまい、術者は肝心なところだけ行う、と。だからアメリカでは日本で一日2件くらいしか行えない手術も5件とか平気でやってしまうことができるらしい。


こういうしくみを聞くと、アメリカの医療は合理性が追求されてるなと思う。



こういう他国のしくみは日本にも取り入れられる部分があるんじゃないかな。医師不足に対応するために、単に医師の数を増やすだけではなく、NPのような医療行為をおこなうことができる職種、こういう資格ができれば現場の疲弊感はもう少し改善されるのではないかと思う。

ちなみに、診断書は医師以外の事務の人たちが作成を手伝ってくれるようになってますよ。どの病院でもってところまでは今のところいってないみたいだけど。
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EVERNOTEならブログ記事もスマートに管理できる


11 28, 2009 | Tag,EVERNOTE,FC2,,ブログ,ツール,lifehacks

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このブログはFC2ブログを利用させてもらっています。

記事を書くだけならFC2のページ(私の場合)でつらつら記事を書いていけば、自動バックアップしてくれるし、下書もしてくれるので便利といえば便利です。

ところが、オフラインで記事を書きたいとき、こういうウェブベースのサービスでは対応できない時があります。そんな時にオフラインでも使えるEVERNOTEが役立ちます。

EVERNOTEではオフラインで記事を書いておいて、オンラインになった時にウェブと同期させることが可能です。

難点は文字入力がMicrosoft Wordほど快適ではないことでしょうか。変換がいまいちだったり、時々エンターを押さないと入力が止まってしまう時があります。まあ、大きな問題ではないですが。


管理のポイントはNotebooksとTagsの使い分けでしょうかね。

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私の場合、Notebooksの「later」にブログの原稿を書きためます。そして、記事の内容によってTagsをつけていきます。

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Evenoteのタグが優れている点は、階層分けができることですね。上の写真では「2blogブログ」タグの中に「book本」や「columnコラム」などのタグを作れます。これがなかなか検索する時に便利です。ここではあえて公開しませんが、1Orthopaedicsにもたくさん階層分けされたタグが入っています。

検索といえば、探したい文書のキーワードが分かれば、EVERNOTEの検索窓を使ってもすぐにほしいノートに行きつくことができますよ。これはパワフルです。

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しかし、まだ検索機能が日本語に十分対応しきれていないのが残念なところではあります。

NotebooksやTagsのリストもアルファベット、数字で順番づけされています。だから私のリストも英語交じりの上の写真みたいにしてあるんです。今後、EVERNOTEが完全に日本語対応になれば、もっと検索やリストの作りが簡単便利になるかもしれません。


で、文章を書き終わってブログに投稿がすんだ記事は投稿した時点でNotebooksの「later」から「Main」に移しかえます。そうすることで、Notebooks「later」の中には常に未投稿、下書き状態のブログ記事がストックされた状態になっています。そしてこれが記事のバックアップになります。


他、ブログを書くときにEVERNOTEが便利な点にスクリーンショットをそのままEVERNOTE上に簡単に保存できることがあります。FireFoxに専用のアドオンがあるので、ウェブ上のページなんかも一発クリックでキャプチャできてしまいます。

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最終的にブログに投稿する時はその画像を使っているコンピュータに保存して、FC2にアップロードしなければいけませんが、そう手間でもありません。

今では仕事のノートもすっかりEVERNOTEのお世話になっています。

EVERNOTE、もはや手放せません。

 >>EVERNOTE



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「ぼうず丸もうけ」のカラクリ


11 26, 2009 | Tag,坊主

どうも謎めいていて、実態がよくわからない坊主の世界。
禁欲の象徴かと思いきや、高級外車を乗り回したり、高級クラブに出入りする坊主もいるという話があったり。

本書はそんな謎めいた坊主という職業の実態を解説する、現役の坊主による一冊です。
読みやすいビジネス書なので、息抜きとしてもいい一冊だと思いますよ。

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(2009/07/17)
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本書を読むと、坊主に対するイメージが変わります。出家して悟りの境地を開いたすごい人ばかりではなく、ごくごく普通の人もやっているのだと。

建前上はお酒を飲んではいけない、とか厳しい戒律があるようですが、実際にはそんなの無理。檀家さんと良好なコミュニケーションを築くのにお酒はいいツールになるようです。

驚いたのは宗教法人には様々な税金優遇制度があること。法人税や事業税、固定資産税なんかもかかりません。手渡されたお布施にも税金かかりません。宗教法人の資格をとるまでにはそれなりのハードルがあるようなのですが、これはすごいですね。

さらにお寺が会社みたいな組織であることに驚きました。住職を社長として、そこで働く坊主は従業員という形です。だから、当然給料もありますし、ボーナスだってある場合があります。転勤、定年、リストラなし。勤続年数が長いぶん、退職金だって十分もらえます。

坊主にお経を唱えてもらうと、そのお布施は30万円~50万円もかかるそうですよ。高いですね。

生ある者は必ず死ぬもの。まずは自分の家がどんな宗派に属しているかくらい把握しておこうと思いました。

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生命保険はよく考えてから契約すべき 「生命保険のカラクリ」


11 24, 2009 | Tag,資産運用,投資,生命保険,ライフネット

生命保険って自分が死んだときのための保険だから、なるべくなら考えたくないし、考えてもたまににしておきたいというのが人情かもしれません。

生命保険市場は40兆円規模、それに日本人一人が生涯のうちに支払っている保険料が1000万円を超えている場合も少なくありません。生命保険はマイホームの次に大きな買い物ともいわれます。そんな事実を目の前にすると、これはきちんと考えておいた方がいいです。知らないと損しますよ。

これから生命保険を検討している人、生命保険の見直しを考えている人は読んでおいた方がいい。それがこの本です。

生命保険のカラクリ (文春新書)生命保険のカラクリ (文春新書)
(2009/10/17)
岩瀬 大輔

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生命保険という金融商品の性質を理解するのに役立ちます。

本書の特筆すべき点は現役の保険会社副社長が消費者の立場に立って、生命保険の「?」について詳しく説明している点です。勉強になりました。これは著者がネット生保という、付加保険料を安くして顧客重視の商品を提供しているという自信の表れなのだと思います。

生命保険は本当にわかりにくいと思います。いくつかパンフレットを取り寄せてみても、ネットで比較しようとしても。比べられるのはシンプルに生命保険の目的を果たしている定期保険ぐらいでしょうか。

著者も本書で言っていますが、各社が発売する生命保険には特約がたくさんついていたり、解約返戻金がどうのこうのとか複雑すぎるんですよね。そして、それぞれの商品は対面で販売員に説明されたら、さもお得なように見えるんです。

しかも支払いは10年、20年単位じゃなくて1か月単位で提示されますから、高額な金融商品を買っているという意識が生まれません。

「満期でこれだけのお金が返ってきます。」なんて言われたら、ボーナスをもらえるみたいでこれまたお得な気がしますし。

私も経験あるんです。対面で生命保険商品を説明されて、なんだか良さそうだし、月々の支払いも1万円ちょっとだし、そう負担にはならないだろうみたいな。

でも、保険商品にお得なものなんてないんですよ。標準生命表の死亡率から計算された保険料に各社違いはないはずです。それは法律で決められているから。保険は値引きしたりできないんです。

それなのに、生命保険の保険料は各社で見事にばらばらです。

これは生命保険会社ごとに保険そのもの以外の値段が加わっているからです。当たり前ですけど、保険を売るためのコストというのはあるはずです。昔ながらの生保レディにはそれだけたくさんの人件費がかかります。あのかっこいい外資系生保の販売員にも相当の人件費がかかっています。

保険会社は契約者から集めた保険料を運用して運用益を得ます。運用がうまくいっている時はいいですが、うまくいかない場合はその運用損も価格に織り込まれている可能性があります。

このような生命保険そのもの以外の料金を付加保険料といいます。

付加保険料は開示してくれた方が消費者としてはありがたいですよね。あまりないですけど。


既にその動きは始まっていますが、今後は生命保険も資本主義市場で公正な競争が進み、適正な価格に収斂していくことを期待します。


世の中にはさまざまな保険商品が存在しますが、保険と貯蓄の機能を分けて考えるという原則を踏まえ、その保険は本当に必要か、トータルでいくらのお金を払うことになるか、こんなとこから考えてみてはどうでしょうか。

これだけ様々な情報にアクセスしやすくなった現代です。消費者として知識をつけて、かしこい買い物をしましょう。

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著者はネット生保のライフネット生命の経営に関わる岩瀬大輔さん。著者の本は過去にも紹介したことがあります。

【関連記事】


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忘れることは長所である


11 21, 2009 | Tag,記憶力,コラム

記憶力がいいというのはちょっとした長所です。仕事をする上でも、資格試験を受験する時なども役に立ちます。大学の受験勉強なんてほとんど記憶力でなんとかなってしまうところがあります。

正直言って、私自身は記憶力がいい方ではありません。覚えようと思うことでも覚えるのに時間がかかって今まで苦労してきた経験もたくさんあります。

そんな私の記憶力ですが、貧弱な記憶力でよかったなと思うこともあります。

嫌なことを比較的簡単に忘れられます。基本的に過ぎたことをあまりクヨクヨ気にしません。その嫌なことが頭から離れずに仕事が手につかないということもそんなにありません。寝たら忘れる正確です。

もちろん、強烈な体験であればふとした瞬間に思い出すことはありますよ。それはそれでつらいです。でも、そういう体験はまたすーっと記憶の奥底に沈んでいきます。

去年のニュースでこんなのがありました。

「暖かくてゆったりした気分になれるいい記憶もあります。しかし、失敗したことや侮辱されたこと、そして耐え難い恥ずかしい思いをしたことなども蘇えってきて、長年にわたってそれらは、私を苦しませてきました。ぞっとするものです」

これってすごくつらいことだと思います。

人生生きていれば思い通りにいかないことも出てきますし、そんな嫌な経験は避けられないもの。

嫌なことがあってもなんとか忘れていくことができるから前向きに生きていけるわけです。

そんなこんなで記憶力がよすぎるのも大変だよなー、と思った次第です。

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(2009/05/08)
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痛風結節


11 19, 2009 | Tag,整形外科,痛風,痛風結節

The New England Journal of Medicine は臨床系の医学雑誌では最も権威のある雑誌の一つです。

風にあたるだけでも痛いと言われる「痛風」の話を見つけたのでご紹介。世の中の中年男性で経験したことのある人もいるはず。

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痛風は血中の尿酸が増えて、それが結晶として沈着することで発生します。

成人の約5%が健康診断で高尿酸血症と言われますが、全員が痛風発作を起こすわけではなく、発作を起こすのはそのうちわずかです。

この痛風、40歳以上の男性に多く発症します。男女比は20~30:1です。圧倒的に男性です。

痛風発作が起こる関節で最も多いのが足の親指の付け根の関節です。発作が起きると赤く腫れあがって夜も眠れないほどだと患者さんは言います。


痛風の中でも痛風結節を形成する場合があります。上の写真はその痛風結節を写真にしてあります。77歳の男性です。

左の写真は肘の写真ですが、真中に写っている白いチョークのようなもの、これが痛風結節です。患者さんの肘から絞り出したらこのようなものが出てきたそうです。

右上の写真は手指の写真です。結節が皮膚の下にあることがわかります。肘、指以外には耳たぶやアキレス腱のあたりにもできることがあります。

右下は痛風結節の結晶の写真ですね。

この患者さん、アロプリノールという尿酸を下げる薬とプレドニゾロンというステロイド薬で治療され、その後は再発することなく経過しているそうです。


比較的よく見かける痛風発作ですが、痛風結節ができている患者さんはあまり見かけません。とはいっても、ものすごく珍しいわけではないんですよね。なのになんでこの写真がNEJMに掲載されたのかいまひとつわかりません。ま、個人的には勉強になる写真だったんですけどね。



政治は権力 「職業としての政治」


11 17, 2009 | Tag,政治,権力

マックス・ヴェーバーは

 政治の本質的属性は権力であり、政治とは国家相互の間であれ、国家内部においてであれ、権力の分け前にあずかり、権力の配分関係に影響を及ぼそうとする努力である。政治の背後には暴力が控えている。

と書く一方、

 政治家は権力の中に身をひそめている悪魔に身を渡さぬよう、道徳的に挫けない人間であるべきである。

と言っています。

職業としての政治 (岩波文庫)職業としての政治 (岩波文庫)
(1980/03/17)
マックス ヴェーバー

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善良な政治家でいつづけることは難しいんでしょうか。最初の志は権力の中に身をひそめている悪魔にむしばまれていくのでしょうか。

たしかに、選挙で当選すること、さらに当選した後も所属する党内でどういうポジションにつくか、権力をめぐる争いはつきなさそうです。

民主党が無駄をなくすと言って、事業仕分けを行っています。何その基金?と思わず言ってしまいたくなるような様々な基金があるんですね。驚きです。助成金もたくさんもらっていたようです。こういう財団に官僚が続々と天下って高給をもらっていると思うと憤りを感じます。

おそらく旧自民党政権が続いていたら、このように税金の無駄遣いをなくすという観点からの事業仕分けは行われなかったでしょう。

自民党は長く大きな権力を保持していたせいで、マックス・ヴェーバー的には政治家としての魂を悪魔に売り渡してしまっていたのかもしれません。

これと同じことが民主党にも言えるようになるかもしれません。今は権力を手にしたばかりで、道徳的にくじけていないかもしれませんが、長く政権が続けば、変わってくる可能性はあります。

ですが、今回の政権交代を機に民主党がおこなっていることを私は評価しています。民主党が政権を執らなければなんだかよく分からない基金や事業に税金がつぎ込まれていく状況は変わらなかったでしょう。

どこの世界でもそうですが、大きな権力を長い期間持ち続けることはよくありません。流れが滞るというか、体質として変化を拒みたくなってしまうものなのだと思います。

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EVERNOTE × ScanSnap はかなりおすすめ


11 15, 2009 | Tag,EVERNOTE,ScanSnap,iphone,情報整理術

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最近アマゾンでScanSnap S1500を購入して、この使用感が思いのほかよかったのでご紹介。

ScanSnapというのはスキャナーです。

仕事柄、いろいろな文献を読んだりすることが多いのですが、これを紙媒体で保存しておくのは結構大変だと感じていました。

どんどんファイルの量は増えていって場所をとるし、どこに保管していたかわからなくなってきて必要な時に必要な資料を探すのに苦労していました。

このブログはEVERNOTEで原稿を書くのですが、最近は他にも日常の気づきや勉強したこと、それに付随した写真なんかもなんでもEVERNOTEに取り込んでいます。ブログの原稿以外は仕事関係の資料を取り込むことが多いですね。

使いこんでくると、無料で利用できる容量はあっという間に超えてしまうので、有料サービスを利用しています。無料で利用できる容量は40MB/月で、有料だと500MB/月です。有料でも月に5ドルですからコストに見合ったサービスだと思って利用しています。

そのEVERNOTEですが、ScanSnapとの組み合わせがすごくいいです。

参考にしたのはこの記事です。


ScanSnapはもともとスキャンしたデータをPDFデータとして付属のクライアントを利用して保存しておく仕組みになっています。自分のパソコンにフォルダを作って、保存できます。これだけでも便利なのですが、取り込んだデータをEVERNOTEに直接取り込めたらもっと便利です。

今回、ScanSnapを購入し、上の記事を参考にスキャンした内容をEVERNOTEに直接取り込めるようにしました。記事に書いてある通り本当に簡単に設定できましたよ。

今回買ったScanSnap S1500はこんな感じです。

思ったよりも小さかった↓
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パカッと開いたらこんな感じ↓
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反射していて見にくいですが、スキャンする時は本体右側にある青いボタンを一発ぽちっと押すだけ。すると、セットしておいたプリントが高速でスキャンされていきます。スキャンされるのを待つ時間というちょっとしたストレスがほとんどありません。

難点は教科書などの本形式になっているものをスキャンできないことくらいでしょうか。

EVERNOTEはiphoneに無料のアプリがあって、これも相性が非常にいいです。EVERNOTE × ScanSnap × iphone、この組み合わせをおすすめします。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
(2009/02/07)
富士通

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他、ScanSnapの取り込み先をEVERNOTEに設定するための分かりやすい解説はコチラ



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予防しよう、エコノミークラス症候群


11 13, 2009 | Tag,整形外科,エコノミークラス症候群,リハ学会

肺塞栓症が起きるとそのうち3分の1が死亡に至り、しかもその約43%が1時間以内に死亡すると言われています。

この肺塞栓症、以前サッカー日本代表だった高原選手がなった病気として有名です。いわゆるエコノミークラス症候群というやつです。

そうです。エコノミークラス症候群というやつは、長時間飛行機に乗っているときに起こることがあります。

長時間同じ姿勢で椅子に座っていると、ふくらはぎのあたりに血栓ができて、それがちょっと動いた拍子なんかに肺に飛んでいってしまうというわけです。

海外旅行などで飛行機に乗る時はだいたい長時間同じ姿勢でいることが多いですし、トイレにいちいち立つのも面倒だから水分の摂取を控えたりなんかして脱水気味になります。

そうすることでエコノミークラス症候群になるリスクがそろってしまうんですね。名前はエコノミーとなってますけど、ビジネスクラスに乗ったら起きないわけではないですよ。長時間同じ姿勢でいれば何クラスでも起こります。

このエコノミークラス症候群は整形外科の手術に関連した大きな合併症の一つとなっています。さっきも書いたようにこの合併症は起きたら大変ですから、起こらないように色々な工夫がされています。

なんといっても予防が大切ですが、先日の日本リハビリテーション医学会誌でその予防法についての論文がありました。これは一般向けに応用可能な内容だったので紹介します。飛行機に長時間乗る時なんかに役立ちますよ。

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済生会山形済生病院の石井政次先生の報告です。


これを見ると、足首を自分で上に反らす運動というのが一番効果的みたいですね。足にとどこおった血液がグングン体の中心に戻っていくようです。自分で足を反らせなければ、手でモミモミとマッサージするだけでもいいのですね。

上の図に書いてあるAVインパルスやフロートロンというのは間欠的に足を締めつけてくれる機械ポンプのことです。


つけくわえておくと、脱水にならないように水分を意識して多めにとるということや、弾性ストッキングというちょっときつめのストッキングをはいておくのも予防に有効ですからね。






ヘッジホッグ


11 11, 2009 | Tag,資産運用,,ヘッジファンド

資産運用を本格的に始めるようになって約1年経ちました。なんだかんだ、始める時期がよかったのか、ポートフォリオはプラスリターンで推移しています。

銀行の普通預金だけでの資産運用は効率的ではないと気づいてみたものの、本業もあってチャートに目を光らせて売買できない人にとってはノーロード型のインデックスファンドで分散投資を行うのが無難じゃないかと思っています。


今回読んだのは興味深いヘッジファンドの世界を描いた一冊。

ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たちヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち
(2007/01)
バートン ビッグス

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本書を読むと一般的に高収入なファンドマネージャーの仕事というのがいかに大変でリスクの高いものか分かります。こんなに浮き沈むの大きい職業もないかもしれません。

投資の世界においてコンスタントにパフォーマンスを出すことは決して容易なことではありません。プロのファンドマネージャーでもその平均的なパフォーマンスはインデックスファンドに負けるほどです。

負けてるファンドマネージャーもいれば、勝ち続けるファンドマネージャーもいるわけですが、どうすれば勝ち組になれるかは分かりません。それは本書を読んでもそうです。例外なく言えるのは勝ち続けるファンドマネージャーは勤勉であるといううことです。トレーディングはギャンブルではないので、毎日たくさんの経済誌に目を通して分析し続ける必要がある。優秀なファンドマネージャーにはそういう傾向があるということです。

また、ファンドマネージャーが受ける精神的プレッシャーは考えるだけでもぞっとしますね。成績が悪ければ、解雇、倒産と容赦なく厳しい現実が突き付けられます。それまで高収入で贅沢な暮しをしていた家族が、運用成績が悪くなったばっかりにいきなり質素な暮らしを迫られたりします。家を手放し、子供を私立学校から公立学校へ、というのもよくある話のようですよ。


私が今投資で興味を持っていることは、企業のファンダメンタルを見極めるということもそうなのですが、株式をいつ手放すかのタイミングです。

保有している株式のパフォーマンスがいいと、どうしても「まだ上がるかもしれない」、「もうちょっと様子をみよう」という欲望が顔を出してきます。

今の上昇傾向が続くとは限らないのは分かっているのですが。

本書を読むと、うまい投資家は必ず損切りのルールを決めているようです。だいたい10%下がったら手放した方がいい、というようなことが書かれていました。

感情に頼らず、冷静に数字による損切りのルールを確立しておいた方がよさそうです。

もっともいいパフォーマンスを上げた時から10%下がった場面。損切りのラインはこの辺にしておきましょうか。株価を細かくチェックできるほど余裕はないので、1か月単位で見直してみることにしますかね。


資産運用関係の基本書はコチラ▼




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【Tips】交渉を有利にすすめるための6+αポイント 「人を動かす質問力」


11 09, 2009 | Tag,質問力,Tips

交渉を有利に進めたい、というのは日常生活の中に対人関係が存在する人なら誰でも思うことでしょう。

日常は交渉にあふれています。相手に主導権を握られるのではなく、自分が主導権を握る。そんなテクニックがあったらいいですよね。

今回読んだ本にはそんな交渉上手になるためのちょっとした工夫が書いてありました。本書の著者は弁護士の谷原誠さんです。弁護士は弁論を仕事としているわけですからね。もちろん交渉上手である必要があるでしょうし、そのための質問の仕方も熟知しているはずです。

予想を裏切らない、役に立つ内容でしたよ。

人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)
(2009/07/10)
谷原 誠

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嫌いな人の言うことは誰でも聞こうとしません。まずは好感を持たれることが大切です。そのためのTipsが紹介されていました。

心理学者ロバート・チャルディーニによる人に好かれるための6つの法則です。
  1. 外見の魅力
  2. 類似性
  3. 称賛
  4. 単純接触効果
  5. 協同
  6. 連合
 
外見の魅力

プレゼンテーションする時、セールスをする時、医者なら患者と接する時、どんな場面でも第一印象で信頼を得る一歩目はきちんとした服装です。

せっかくのいいプレゼンテーションも、汚い恰好では台無しになります。人は見た目で判断することが多いからです。


類似性

出身が同じだったとか、住んでる場所が近くだった、とかそんな共通の話題があったらいいですね。一気に新密度が増しますよ。


称賛

ほめられて悪い気がする人はいません。いい気分にさせておいた方がこちらのペースに乗せることができます。お世辞も一つのテクニックです。


単純接触効果

三国志で劉備玄徳が諸葛孔明を口説くために三顧の礼を行ったのは有名な話ですが、これも単純接触効果の例と言えるでしょう。何度も接している人には自然と好感を持つものです。


協同

人は誰かと協同する時、その相手に好意を抱きます。


連合

テレビCMでタレントを起用するのもこの連合の効果を狙ったものです。例えばペプシコーラのCMなんかはさわやか、うまい、かっこいい、みたいなイメージを持たせるように商品とタレントを組み合わせているような気がします。



あとは質問のシナリオは自分で作る、という点で以下の会話例が参考になりますよ。

これが例です。

妻もしくは彼女と今度のゴールデンウィークに温泉に行きたかったとします。

そうしたら、いきなり「ゴールデンウィークにどこか行かない?」という風に質問してはいけません。

こう質問すると妻は「じゃあ、私グアムに行きたい」なんて返事をしてくるかもしれませんよ。

自分が温泉に行きたいと思っているのだったら、温泉旅行のテレビ番組を見ているときなんかに「いいねー、温泉に行きたいね。」というように相手の温泉に行きたい気分を高めておきます。

そのうえで、「今度のゴールデンウィークに温泉にでも行かない?」という質問をするのです。

外堀を固めてから最後にクローズドクエスチョンをする、という手法です。初めからオープンクエスチョンをしてしまうと、相手が予想外の返答をしてくる可能性が高くなってしまいます。



質問の方法一つとっても色々工夫の余地がありますね。

私の場合はまず考える前に言葉が口から出てくることがあるので、この辺から気をつけていかないとなと思います。

そういえば、本文中にはずいぶん影響力の武器に書いてあった内容が書いてありました。弁護士の方もこういった本を読んで日夜研究されているんですね。

巻末の参考書籍なんかもよかったですよ。今度この中から何冊か読んでみようと思いました。

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感情は行動に操られている


11 06, 2009 | Tag,脳科学

こんな実験があったそうです。


つまらない単純仕事があります。

グループAとグループB二つのグループがあります。どちらもおなじつまらない仕事をしなくてはなりません。仕事ですから報酬は出ます。

グループAには時給2000円、グループBには時給100円とします。

仕事が終わった後、それぞれのグループに「仕事はおもしろかったですか?」と質問します。

どちらのグループが「おもしろかった」と答えたでしょう?



普通に考えたらグループAの方がおもしろかったと答えそうですよね。私もそう思いました。

ところが、実際にはグループBの方がおもしろかったと答えるそうです。


これはいったいどういうことなのでしょうか?

この場合のグループAの人たちは「おもしろくないけど、いいお金をもらえるから頑張ってやろう」と納得できます。

それに対してグループBの人たちは簡単に納得できそうな理由が見つかりません。そうすると脳は自分を納得させるために自分の感情を操作するのです。「おもしろかったから仕事をしたんだ」と。

とってしまった行動は変えられないけど、これから生じる感情は変えられるからです。これが脳のしわざだと。


こういうことって日常生活でもあるかもしれませんね。例えば、異性と付き合う時。自分から積極的に告白するタイプの人と、告白されてから付き合うタイプがいるんじゃないかなと思います。告白されてから付き合う人のうち、初めは恋愛感情を抱いていなくてもそのうち本当にその人のことが好きになってくる人、こういう人ってまず行動ありきで後から感情がついてくる人と言えるかもしれませんね。


単純な脳、複雑な「私」単純な脳、複雑な「私」
(2009/05/08)
池谷裕二

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著者は脳科学者の池谷裕二さんです。

母校の高校生への講義をベースに書かれています。日常に即した脳科学のエピソードが満載で、とてもおもしろい本です。



グルコサミンは変形性関節症に効くのか?


11 03, 2009 | Tag,整形外科,サプリ

ちょっと前から体調を崩してしまいました。

自分が体調を崩したとしても、毎日は過ぎていくわけで、明日からもびっしりと仕事の予定は入っています。

そんなわけで自宅療養しながらあまりにも手持無沙汰なので、たまってた未読論文を読んでみました。


読んだのはコチラ

What's new in total hip arthroplasty. Huo MH, Parvizi J, Bal BS, Mont MA. J Bone Joint Surg Am. 2009 Oct;91(10):2522-34. Review. No abstract available.

人工股関節の話。


この中の一部にこれって一般の人が聞いても役立つ内容だなーと思った部分があったのでエントリーしておきます。

高齢になってきて、股関節や膝関節が痛くなってくる場合がよくあります。そんな股関節痛や膝関節通の主要な原因として変形性関節症があります。

変形性関節症になると、軟骨がすり減り、ひどくなると骨までえぐれます。経験したことはないですが、それはもう痛いそうです。

こういった大きな関節に痛みを生じる原因があると、ちょっとした動作で痛みを感じることになります。患者さんにとっての生活の充実度は著しく下がることが容易に想像できます。

手術なんかしなくてもなんとか変形を良くしようというのが患者さんの希望だと思います。

外来診療をやっていても、そういった患者さんは後を絶たず、新聞に載っていたコンドロイチンというのは効くんですか?飲んでいいですか?と聞かれたりします。

そんなコンドロイチンの効果について発表した論文はコチラ↓

Effect of glucosamine sulfate on hip osteoarthritis: a randomized trial. Rozendaal RM, Koes BW, van Osch GJ, Uitterlinden EJ, Garling EH, Willemsen SP, Ginai AZ, Verhaar JA, Weinans H, Bierma-Zeinstra SM. Ann Intern Med. 2008 Feb 19;148(4):268-77.

関節軟骨の組成は水がほとんどで70%くらい。コラーゲンが15%くらいで、プロテオグリカンが5%くらい。残りが細胞成分です。

グルコサミンはプロテオグリカンの構成成分です。プロテオグリカンが凝集する段階でヒアルロン酸が登場し、軟骨として外的な圧力に耐えられるような構造を生み出します。


そんなグルコサミン内服の効果ですが、プラセボと比較しても効果に差はない。つまり、コンドロイチンの内服は病気の抑制に効果がないということです。


サプリとして飲んでいても大きな害はないでしょうから、患者さんが飲むのを阻止することはしません。薬を飲むことに生きがいを感じているような高齢者もいます。


でも、こういう公開された情報は伝えるべきなんでしょうね。



はやく体調を戻さねば・・・


理科系の作文技術


11 02, 2009 | Tag,文章力,論文

事実と意見をはっきり区別して、構成も階層を意識して簡潔明瞭に書ききる。論文に必要とされる文章はそんな感じでしょう。

ブログに書く文章とは少し趣が違いますね。ブログはそこまで形にこだわる必要はないし、管理人の色を出した方がいい文章、アクセスを集められる文章になっているのではないかと思います。

今日紹介する本は論文を書くときに大いに役立つ本です。著者は大学の物理の先生で、本書の内容は理科系の学術雑誌に投稿してアクセプトされるための文章術になっています。

理科系の学生は必須ですが、文系の学生でも参考になるところはあります。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))理科系の作文技術 (中公新書 (624))
(1981/01)
木下 是雄

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最初の方では、準備作業(立案)、文章の組立て、パラグラフ、文の構造と文章の流れなどは一から論文を書こうと思っている人にヒントを提供してくれています。実戦的です。


後半部分の、文章についての注意点は文系の人にも参考になる内容でした。特になるほど、気をつけなくてはと思った部分はこの2か所でした。論文書きでなくても役立ちそうな内容です。


はっきりと言い切る姿勢

著者も言っているのですが、日本人はとかく明言を避けたがる遠慮深い人種であるということです。痛いところをついています。こんな表現使ったことないでしょうか。

「~と思われる」
「~と考えられる」

この「れる」、「られる」は文法的には受け身ではなくて自発もしくは可能の助動詞といったところでしょう。この表現のまずいところは当否の最終的な判断を相手にゆだねて自分の考えをぼかしているというところです。まさにその通りだと思います。

前に日本語の論文を投稿したとき、このような表現は訂正を求められたのを思い出しました。やはり曖昧な表現は避けて「自分は~と思う」とか「~と考える」といった表現にすべきですね。


わかりやすく簡潔な表現

日本語の特徴として修飾語がダラダラと長くなりやすい、というところがあります。一文が長くなりすぎてしまうのですね。志賀直哉のように文章の達人であれば、それでも分かりやすくて美しい日本語が作れるのでしょう。しかし、一般の人はそうはいきません。

やはり長くなりすぎた文章は、分解して短い文にわけていくべきでしょう。そして、短い文どうしは適切な接続詞でつないであげると。


それとわかりやすく簡潔なというよりは、視覚的に読みやすい文章として漢字の量に注目してるところがびっくりしましたね。論文などの硬い文章でも漢字の量には気をつけた方がよさそうです。

著者はパラグラフの見た目の「黒さ」には気をつけるために自分自身の記法を決めているようです。例えば、及び→および、並びに→ならびに、初めて→はじめて、再び→ふたたび、普通→ふつう、などなどです。

私の場合、すぐにパソコンのスペースキーを押して漢字にどんどん変換してしまうクセがあります。まずはブログから少し漢字の量を減らしてみようかなと思いました。



最後のほうはブログ書きにも役立つ内容だったのではないでしょうか。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))理科系の作文技術 (中公新書 (624))
(1981/01)
木下 是雄

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客観的で主張のはっきしりた文章を書きたい人、そんな人にお薦めの一冊でした。




これからどうなる?病院と診療所


11 01, 2009 | Tag,医療,病院経営,診療報酬

いずれもasahi.comのニュースから。



厚生労働省は30日、病院や診療所の経営状況を調べた医療経済実態調査をまとめた。09年の1病院当たりの収支は、前回調査時(07年)より改善したもの の、195万円の赤字。診療所は128万円の黒字だった。月額給料は、開業医の平均約207万円に対して、介護収益2%未満の病院の勤務医は約107万円 で、倍近い差となった。


それぞれの病院で赤字か黒字か違うんだろうけど、だいたいどの病院も同じように経営が苦しいのではないかと推察する。

診療所は黒字なのに、病院は赤字。この実態に影響を及ぼしているのが、「診療報酬」だろう。


診療報酬は 中央社会保険医療協議会(中医協) で決められた医療行為の値段である。例えば再診料なんかは病院よりも診療所の方が高くなっている。

日本医師会は開業医の影響力が大きいと言われている。これまで中医協の中で大きな発言権を持っていたのは日本医師会の代表者だった。

そうすると、中医協は開業医の利益を優先するように考えるだろう。その結果が、再診料なんかに表れているということだ。

長妻厚生労働大臣はこのあたりにメスを入れて、病院がもっと儲かるようにしようと考えているらしい。


病院の経営が診療所の経営に比べてよろしくないというのは、給料の面にも表れている。医師の給料は経験年数によって変わってくる。診療所で働く開業医の多くはそこそこ経験を積んだ人のはずなので、若手が多い病院とは単純な平均では比較できない。

疲れた勤務医が病院で働き続けることに疑問を感じ、開業することを決意することは現実に多い。だいたい開業医の方が労働時間や給料の面から魅力的なのだ。

だから、勤務医として働いている私としては診療報酬改定で病院の経営がよくなって、自分の給料が上がるのは歓迎する。(ちなみに今の自分の給料はここで公表されている給料より全然少ない。これは受け取って当然なはずの手当てが支給されていないことも関係している。これも病院の経営状態が関係している!?)


でも、以前声高に叫ばれていた病診連携をもっと強化する、という話はどうなってしまったんだろうとも思う。

病院が今より勤務医の数を充実させて、地域の患者さんを囲い込み、儲かるようになってしまったら、病院から診療所に患者を紹介するというインセンティブが働かなくなってしまうんではないだろうか。

個人的にはこれまで通り病診連携の強化はもっと必要だと思う。大きな病院をドーンと作ってその周りにサテライト的な診療所をたくさん作る。外来診療ですむ患者さんは診療所へ。詳しい検査が必要な患者さんや手術が必要な患者さんはある程度の検査を済ませたうえで大きな病院へ。これが適切。

開業医がどんどんつぶれてしまうくらいの行き過ぎた診療報酬改訂にならないことを望む。


注:ここでの「病院」は一般的にイメージする大きな病院、「診療所」は開業医がやっている病院のこと。


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