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成功したいならまずは失敗の法則を理解しておくこと 「ビジネスで失敗する人の10の法則」


06 29, 2009 | Tag,良書,ビジネス,成功

ビジネスに限らず成功法則が簡単に言えてしまうのなら、誰でも成功者です。人によって「成功」の意味が違ったとしても、失敗の法則を知って、その法則に乗らないようにすることは成功への近道になると思います。

ビジネスで失敗する人の10の法則ビジネスで失敗する人の10の法則
(2009/04/21)
ドナルド R キーオ

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本書は「成功」ではなく、「失敗」の法則について書かれた本です。全部で10の法則ですから、理解と実践に対するハードルも低くなっていますよ。

本書の著者はあのウォーレン・バフェットさんとも親交の深いドナルド・R・キーオさん。コカコーラのCEOを務めた人でもあります。

彼はビジネスで成功する法則を公言することは難しいが、失敗する法則を述べることはできると本書を執筆しています。


それではビジネスで失敗する人の10の法則です。

1.リスクをとるのをやめる

「警戒しすぎる人は、ほとんど何も達成できない。」フリードリヒ・フォン・シラー


最も大切なのがこの法則。
うまくいくと、その後リスクをとりづらくなるのはよくあることではないでしょうか。誰でも過去の成功がいつまでも続くと思いたいですし、過去の成功にしがみついていた方が楽です。


2.柔軟性をなくす

「意見を決して変えない人はたまり水のようなものだ。心が腐ってくる。」ウィリアム・ブレイク


変わり続けるのが世の中です。世の中は変わっているのに、自分は変わっていなければ時代に取り残されます。いつでも新しい意見を受け入れ続けて自分を進化させ続ける必要があります。


3.部下を遠ざける

「自分の言葉や行動をほめてくれる忠実な人ではなく、自分の間違いを親切にとがめてくれる人のことを考えるべきだ。」ソクラテス


組織の進歩はすべて、問題解決の努力から生まれます。常に問題を見つけ出して、解決のために努力しなければなりません。だから、人生で何をするにしても、自分の意見に反対して議論してくれる優秀な人物を周囲に集めるべきです。


4.自分は無謬だと考える

自分は悪くないと考えることです。


5.反則すれすれのところで戦う

不正な会計処理などは結局自分の首をしめることになります。


6.考えるのに時間を使わない

2番目の法則につながるところがあります。仕事を自動化するのは生産性をあげるために必要ですが、そこで得た余った時間は新しいことを考えたり、現状を振り返ることにあてる必要があります。頭は常に回転させ続けるのです。


7.専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する

「いくつかの疑問を知っている方が、答えをすべて知っているよりいい。」ジェームズ・サーバー


専門家がいつでも正しいとは限りません。コカコーラ社の「ニューコーク」は大失敗に終わっているのです。


8.官僚組織を愛する

組織が大きくなってくると、雇用者と雇用主の間には何重ものハードルが出てきます。組織の中では情報の伝達を下から上へ、上から下へと風通しのいい環境を作るべきです。優れた企業は従業員を尊重し、会社に寄与するよう励まし、創造性を発揮するよう励まします。


9.一貫性のないメッセージを送る

これは部下を混乱に陥れ、組織の統率を乱します。


10.将来を恐れる

今は成功していても次は失敗するかもしれないと思うと、足がすくんでしまいます。そこを乗り切って新しいことにチャレンジすることが失敗しないための一歩となります。


本書を読んで心に突き刺さったのは法則1、2、4、6、7です。10のうち5つもあるのですが、これらの言葉に「ハッ」とさせられました。私自身は石橋を叩いて渡る方なので、リスクを積極的に取りに行く方ではありません。過去のうまくいった事例にこだわらず、他人の意見によく耳を傾け、自分の頭で考え、新しいことにチャレンジし続けること。これはビジネス以外の、日々の生活の中でもいかせそうです。さっそく心がけてみます。

ビジネスで失敗する人の10の法則ビジネスで失敗する人の10の法則
(2009/04/21)
ドナルド R キーオ

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どうして医者がビジネス書を読むのか


06 26, 2009 | Tag,医者,ビジネス書

与えられた医者の仕事だけやっていればなんとか勤務医としては生活していける、というのが実際のところです。日本経済がどうなっていようが、世界経済がどうなっていようが、それらによる影響はあまり感じることなく日々は過ぎ去っていきます。景気の影響を受けにくいのが医療職のいいところなのかもしれません。

しかし、特に経済関連のビジネス書を読んでいると現在がどういう状況にあって、未来はどのような状況になっているのか考えるきっかけになります。また、自分が稼いだお金をどのように運用すれば最も効率がいいのかも知ることができます。平均的所得に比べて恵まれているのが医者の所得ですが、単に稼いで銀行に預けておくよりも効果的な財産形成法があることを気付かせてくれます。

これからの時代を生き抜くためには英語、IT、ファイナンスが3種の神器だと以前のエントリー(必要とされる人材になろう 【書評】「知の衰退」からいかに脱出するか?)で紹介しましたが、これは医者の世界も例外ではないような気がします。

こんなことはビジネス書を読まないと気付きません。

もちろん、3種の神器なんて身につけなくてもそれなりにやっていけるのが医者の世界ですが、知っておいて損はないと思います。

とかく医者は世間知らずだと言われることが多いと思いのですが、それはある意味正しいと思います。病院という閉鎖された職場では医者の指示のもとコメディカルスタッフが医療行為を行うという形になっています。こういう構造ですからコメディカルも気を遣い、多少医者の態度が悪くても面と向かって指摘する機会は少ないのです。

ビジネス書は一社会人として身につけておいた方が良いだろうことを教えてくれます。世間で話題になっていることも教えてくれます。


日々の仕事に邁進するのは当然のことですが、それだけでは物足りないという思いもあります。
単に本を読むことが楽しいからということもありますが、最近はこんなことを考えたりしています。



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金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った!?


06 24, 2009 | Tag,金融,経済,ロスチャイルド

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)
(2008/09)
安部 芳裕

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モノの価値は貨幣という便利な発明品によって置き換えられます。これにより物々交換の時代の不便さが解消されました。

モノ=貨幣なら貨幣の総量は常に一定であるはずなのですが、お金を貸し借りするようになると、「信用」をどのような手段で確保するかが問題となってきます。

昔々はお金は貨幣や金などの実体のある交換手段でしたが、お金の貸し借りに生じる「信用」を何で確保するかとなると貨幣だけでは不十分となってきます。

そこへ登場するのが銀行が発券する紙幣です。利子という信用価値は銀行にとっては格好の収入源です。銀行は利子によって儲けているのです。国が何かするときにもお金が必要になりますから、紙幣を支配するものは国すら支配できるという理屈になります。

ロスチャイルド家はここに目をつけて銀行業を興します。「借りる者は貸す人の奴隷となる」は旧約聖書の言葉ですが、まさにロスチャイルド家は貸す人となり、世界を支配することまで考えたわけです。

初大ロスチャイルドであるマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは当時の主要な権力者を集めて25にわたる行動計画を作成しました。

中でも恐ろしいと感じたのは、
  • 人間を支配するには暴力とテロリズムに訴えると最善の結果が得られる。権力は力の中に存在している。
  • 大衆はどのようにして自由を享受すればいいのか分からない。自由という発想を利用すれば階級闘争を生じさせることも可能だ。
  • 群集心理を利用して大衆に対する支配権を獲得すべきだ。
  • 自ら戦争を誘発しながら、敵対するどちらの側にも領土の獲得が生じない和平会議を主導しなければならない。戦争は対立する双方の国家が負債を抱え込み、我々の代理人の手中に落ちるように指導されなければならない。
  • 我々の力を行使すれば、失業と飢えが作り出され、大衆にのしかかる。そうすれば確実な資本の支配力が手に入る。
  • 恐怖支配はてっとり早く大衆を服従させる最も安上がりな方法だ。
です。

なんとも恐ろしい行動計画ばかりですが、これを踏まえて過去を振り返ると、1700年代に考えられたこれらの行動計画が現代に至るまでの間に実際に実行されてきたのではないかと思わされます。戦争やテロが繰り返されている現実はもしかしたら、ロスチャイルド家の末裔がどこかで主導しているのかも、しれません。

戦争やそれが引き起こす混沌は銀行を潤わせる。たしかにこれは事実なのだと思います。本当にロスチャイルド家が歴史的な戦争に関与しているかどうかは別にして、こういう事実は知っておくべきでしょう。

私たちが知らない世界で、思いもかけない恣意が働いている可能性がある。

なんとも恐ろしい、現実になさそうでありそうな内容の一冊でした。

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)
(2008/09)
安部 芳裕

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上司に評価される説明 6つのプロセス 


06 22, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,ビジネススキル

上司に説明するときに使える6つのプロセスをご紹介。

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)
(2008/11/20)
鶴野 充茂

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1.相手に心の準備をさせる

これから話す内容は○○についてです。
これから話す内容は3点あります。○○と○○と○○です。


2.まず出来事を説明して、次に感想・解釈を述べる。

これが逆の順序だと話がまったく読めなくなります。上司はあなたの感想をまず欲してるわけではないはずです。あなたが大変な目にあって真っ先に感想を話したい気持ちは分かりますが、相手が状況をイメージしやすいように説明する方が親切です。


3.結論から話す。

大きな情報から小さな情報へつなげていくイメージです。
テレビで見かける、結局あなたの言いたいことはなんですか?イエスなの?ノーなの?という政治家。これに対するイラツキは上司もあなたに感じているかもしれません。


4.一つの話に結論は一つ


長すぎる説明はせっかくの熱い説明を無駄にしてしまいます。とにかく内容を削ることが必要です。何度も推敲していると削れる部分が見つかるはずです。
そしてこれも大切。短文で構成することです。文章もそうですが、人が話す内容でもあまりに長いと何が言いたいのか分からなくなってきます。校長先生のスピーチを思い出しますね。


5.結論で始まり、結論で終わる。

上司に説明をする時はなるべく簡潔にまとめることが大切です。しかし、どうしても長くなってしまう場合は初めに述べた結論を最後にもう一度繰り返しましょう。


6.「お願い」をする。

「助けてほしい」、とか「相談したい」という言葉は上司の心を動かすのに有効な言葉です。誰でもお願いをされると弱いもの。
そして最後のこのシメではこちらで選択肢を用意しておくことが説明上手の秘訣です。あなたが上司に説明するとき、どういう反応をしてほしいか、どういう決断をしてほしいかは既に決まっていることが多いと思います。それなら、最後にA案、B案、C案のどれにしましょうか、とはじめから選択肢を与えてしまうのです。


以上6つのプロセスでした。


考えていることを上手に伝えるのは、私にとっても常に課題です。多くは説明する側とされる側の二者間で前提が違うことが情報伝達の障害になっていると思います。それならある程度決まり切った手順にして、いつもそのプロセスどおりにやってみるのはどうか、と考えたのが今回のエントリーです。

ブログのような文章によるコミュニケーションだと考える時間があっていいのですが、対面での説明は唐突に訪れる場合がありますよね。この場合は考える時間がないので、さらに難易度が高いと思います。やっぱり型を身につけておくの有効なのではないでしょうか。

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)
(2008/11/20)
鶴野 充茂

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医療の標準化


06 20, 2009 | Tag,医療,未来の医療,エビデンス

例えば20年前には個々の医者が経験的に行っていた治療が、今では通用しなくなっています。名医と呼ばれていたあのおじいちゃん先生の治療が、実は現代医学とはかけ離れてしまっていたりします。

エビデンスベイスドメディスンという言葉があります。エビデンスというのは根拠という意味です。これは様々な医療行為にデータの裏付けが必要とされている流れを表しています。


エビデンスには多くのデータが必要です。

信頼性の高いエビデンスを得るには大規模なデータから結果を出す必要があります。しかし、それがいつでも可能というわけにはいきません。患者一人一人には様々な背景が存在しますし、現在の日本では患者の情報をデータベースとして大規模に保管しておくというシステムがないからです。そうなってくると、データは個人で収集しなければいけないということになってきます。臨床の片手間にこのような学術活動を行うのは相当大変です。

日々の臨床で疑問に思うことはよく出現しますが、それを論文という形で根拠のあるものにするのは大変な労力なのです。後世に残るようなエビデンスを作ることができれば、医者の世界ではものすごく評価されて有名になれますし、出世街道まっしぐら間違いなしです。しかし、医者が皆そのようなことを考えて日常臨床をやっているわけではありません。


臨床家が突出した論文を出しにくいこのような状況を改善するために、日常臨床で収集できるデータは国が主導権をとるなりしてきちんと管理するべきです。そうしないと個人に負担がかかるばかりでいつまでたっても有意義な論文が出てきません。

有意義なエビデンスは海外の論文から出てくることが多いのですが、これは日本がまだまだ医師個人の努力に頼っているからでしょう。

個人情報保護に配慮するのは当然のこととして、様々な人が巨大なデータにアクセスする仕組みを作ることが未来の医療を作る助けになると思います。


一昔前、住基ネットが国民総背番号制だと批判を浴びましたが、医療においてこうやって患者情報を管理することは実は必要なことなんじゃないでしょうか。


一人の名医による治療より、大勢の医師が使える標準化された医療。これがこれからの医療だと思います。



変化をチャンスに 「アメリカ型成功者の物語」


06 18, 2009 | Tag,ビジネス,成功,変化,良書

今日ご紹介する本は変化をチャンスに変えるためのヒントになる本です。

"Mining the gold miners."


「金採集者を掘ること」これがキーワード。

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
(2009/04/25)
野口 悠紀雄

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まずはこの原則をおさえる。

儲けるための2つの原則

情報の使い方

ゴールドラッシュの時、ある富豪は自分の鉱山から出てきた金を独り占めしようとしたがうまくいかず、それをならず者たちに奪われてしまいました。奪われた後もそれを取り返そうと裁判を起こしたりしましたが、逆にならず者たちの反感を買い、息子たちを殺されるなどの被害に会いました。

対照的にゴールドラッシュで成功した富豪は、金を掘り当てることにではなく、金を掘ろうとしている人たちに注目してスコップなどの採掘に必要な道具を調達し、売って儲けました。

同じことがITの世界にもあてはまります。Googleは検索技術を無償でユーザーに提供し、その検索技術そのものからではなく、広告料から収入を得ています。これが検索技術を売る商売に特化していたらこれだけ多くのユーザ獲得には結びつかなかったでしょうし、Googleの成長にも結び付かなかったでしょう。


独占

繰り返しますが、ゴールドラッシュで成功したのは金を掘っていた人ではなく、掘っていた人を対象にした商売をした人です。マイクロソフトはWindowsというOSと一緒にofficeやインターネットエクスプローラをセットにし、ITの世界を席巻してきました。Windowsのパソコンを買ったらインタ―ネットエクスプローラがついてくるのですから、何も知らないユーザは他のブラウザに出会う機会がありません。このブラウザ支配はfirefoxやchromeの台頭でもっと崩れていくと思いますが。

過去においてマイクロソフトはこうして巨万の富を築いたのです。アマゾンやグーグル、ヤフー、シスコシステムズなどの有名企業もも同様に「独占」という特質を築いて利益を上げています。


未来への提言として本書は自動車産業を例にとって解説していました。

自動車業界でいえばGMが破綻したのは最近の話ですが、産業としての自動車にも構造の転換が訪れていると著者は言います。技術がある程度浸透してしまった現在では、安価な労働力で大量生産できる中国やインドなどがその主役になるだろうと。

だから、日本は既存のビジネスモデルに執着して中国で生産したものを日本で売り、その利ザヤで稼ぐというのはやめた方がよい。日本が生き延びる道は新しいビジネスモデルを作り出すことにある、と。

そこから先の具体的な話は本書には掲載されていませんでしたが、これこそ私たちが今後考えていかなければいかない問題なのでしょう。


本書から得られる大切な教訓

「多くの人と同じことをするのではなく、多くの人が求めるものを供給する。しかも、他の人より自分がよくできるものを供給する。」


つまり、需要と供給のバランスで優位に立つこと、ということですね。


【関連記事】
必要とされる人材になろう 【書評】「知の衰退」からいかに脱出するか?


おまけの教訓
  • あまりにも大きな問題に直面した場合に、思考が停止する
  • 人の本質は試練にあった時の反応で最も顕著に現れる
  • 日常に執着するな
  • サンクコストに執着するな

サンクコストというのは過去に投資したコストのこと。

ここに挙げた教訓は、私にとってビジネス以外の日々の生活でも心に留めておきたい教訓です。


アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
(2009/04/25)
野口 悠紀雄

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言葉のちから 「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」


06 15, 2009 | Tag,文章力,コピー,twitter

今日の一冊は「言葉のちから」を感じさせてくれる一冊。

気の利いた言葉を書いてみたいとはつねづね思うのですが、なかなかどのように発想したらいいのか分からないもの。

普段何気なく目にしている広告には作り手の、いかに読者を惹きつけるかという工夫が盛り込まれています。何気なく目にして何気なく読んでしまうのは、そういった作り手の見る側の立場に立った工夫があるからです。

本書の著者は広告会社に長年勤めて、人を惹きつける文章について長年分析している方です。著者は「うまい文章は誰にでも書ける」と言います。たしかに、そのための満足できるヒントが本書には書かれています。


短文から長文まで。覚えておきたい原則

情報・整理・表現

情報

内容がなければ説明文になりません。説明するに足るだけのことがらを調べたか、知っているかが重要。


整理

条件内で説明するため情報は整理することが必要。伝えられることはそんなに私が思っているより多くはない。だから、内容を練って余分な文章は思い切って削除する。特に読み手が知りたいことに特化した情報にしぼって整理する。書くべきは読み手が知りたいことであって、私が伝えたいことではないことに注意が必要。


表現

正確で魅力的な言葉と文章をつくる。もっと適切な表現はないか。無駄はないか。書き間違いはないか。いい余韻を残せたか。何度も推敲することも大切ですが、うまいと思った文章を真似てみるのも手。


その他

  • 一文一義
  • 形容詞は少なければ少ないほどきれい
  • 書くことは書きなおすこと。とにかく推敲を。
この辺はブログ書きにも参考になるところ。一文が長くなりすぎないように気をつけたいと思います。


短文でおもしろいなと感じたのは楽天トラベルの広告
  • ヒトは、露天風呂でサルになる。
  • 急な出張に一応、困った顔をする。
  • おみやげに悩む人はいい人だと思う。
  • あなたは「あ”-」派ですか。それとも「う”-」派ですか。

発想や読点の置き方が秀逸です。


具体的にどうやって訓練しようか考えてみた

twitterを使ってみてはどうでしょうか。twitterは短文の練習に向いています。毎日思いついたことを短文で気軽につぶやくのです。誰かに読んでもらうようにちょっとした工夫を文章の中に入れるとおもしろいかもしれません。上の広告文のように句読点の置き方も工夫してみるといいかもしれませんね。気の利いた言葉を作れたら、誰かが「お気に入り」してくれるかもしれません。

巷の広告がどのような手法を使っているのか、見習えるところがないか、注意して見てみるのもいい訓練になりそうです。



ライフネット生命の応援ブログパーツを貼ってみた


06 14, 2009 | Tag,生命保険,ライフネット,FP

以前こちらの記事で生命保険について考察してみました。

私はネット生命保険というものに可能性を感じています。

より安い保険料を実現することができるだろうと思うからです。

また、ライフネット生命は付加保険料を公開することで情報の開示にもつとめています。これは他者との比較で優位に立てる自信があるからこそできるのだと思います。



企業としての信頼性はどうなんだ?若い会社なんでしょ?という意見もあるかもしれません。

ライフネットのホームページには決算やソルベンシー・マージン比率も載っています。問題なさそうです。

また、私は直接ライフネット生命の経営者にお会いして質問をしたことがありますし、著書も読みました。質問に対する回答も分かりやすく丁寧でとても好感が持てました。経営者としての誠実な態度が伝わってきました。

契約者になってウェブ上で質問をしてもすぐに真摯な回答が返ってきますよ。



友人に生命保険のことを相談されたらライフネット生命を薦めます。しかし、日常生活の会話では生命保険の話題は登りにくいもの。もしものことはみんなできれば考えたくないじゃないですか。

足りないのは「ブランド力」でしょう。こういう安心を売る会社にはブランド力が不可欠なのでしょうが、できて間もない会社なので仕方ありません。

だから、自分のブログに応援ブログパーツを貼ってみました。


ライフネット生命保険



生命保険も合理的に選択しましょう。


【関連記事】

生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと
(2008/11/29)
出口 治明

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ドラッカーからの贈り物 「ドラッカーの遺言」


06 12, 2009 | Tag,ドラッカー,経営,自己啓発

ピーター・F・ドラッカー、彼は2005年に永眠された偉大なコンサルタントです。今回読んだ本には彼の至言が詰まっていました。本文中、文字の量は少ないのですが、その言葉一つ一つが私にとって心の深くに突き刺さります。


ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)
(2006/01/20)
P.F. ドラッカー

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ドラッカーさんはこう言います。
日本は今「危機」に瀕しているのではなく、「時代の変化」に直面している。

考えようによっては「危機」ではなくチャンスです。だから日本の状況は決して悲観するものではないと。

変化には二つの特徴があります。
  1. 前回とは決して同じにはならない
  2. それは机上で考えるより早く現れる


変化は気付かないうちに忍び寄るため、それと気づいた人は勝ち組として生き残るし、気づかない人はいつまでも自分の置かれている状況を経済や時代のせいにすることになります。これは個人の単位だけに言えることではなく、国の単位でも言えることでしょう。高度成長を遂げた日本が旧来の手法に固執しすぎると、世界の中から立ち遅れるということです。

変化に対応するということは、ビジネスの世界にも、私たち個人レベルにも共通する課題です。



変化に対応するためにも知っておいて損はない、ビジネスの本質にかかわりそうないくつかを紹介します。大きく分けて経営、リーダー、決定、の3つです。リーダーの部分を厚めに説明してあります。


経営の本質とは

「事業の目的は?成果は?そのためには何をするべきか?」


  • あなたの事業はどういうもので、何を達成しようとしているのか?他の事業と異なる点は何か?
  • あなたの事業の成果をいかに定義するか?
  • あなたの事業独自の強みは何なのか?

ここに原点があるようです。



リーダーとは

生れながらのリーダーは存在しない。リーダーとして効果的に振る舞えるような習慣を持つ人が結果としてリーダーへと育つ。

有能なリーダーの特徴
  1. 「やりたいこと」から始めるのではなく、「やるべきこと」から始める。
  2. どれが自分の仕事なのか問う。
  3. 不得手なことは決して自ら手掛けない

やるべきことを徹底的に考え抜くことがはじめの一歩です。これを考えずに仕事を始めることは夜の森を懐中電灯も持たずに歩き出すようなものです。これでは組織の統率は図れません。

考え抜いた「やるべきこと」からどの仕事が自分の仕事なのかをさらに考えます。これは自分が行うのが成果を上げる最善の選択かということです。

もし誰か他に自分より的確に仕事をこなせる人がいたらその人に任せる。その方が組織が成果を上げるためには効果的です。ここでもさっき述べたような経営の本質があてはまります。


どうして有能なリーダーは「自分がやるべきでないこと」が分かるのでしょうか?

自分しかこの仕事はできない!自分がいなかったらこのプロジェクトはうまくいかない!というのはみんなが思うことだと思います。だからこそ、これは自分の仕事ではない!と考えるのは簡単なことではないと思います。

有能なリーダーは組織にとって一番成果が上がる方法を考えることができます。自らが率いる組織に対する責任がそうさせるのです。だから、成果を最大限上げるために自分が関わる必要はないと判断できるのです。


現代社会では個人がビジネスで生き残るために自分自身の価値を高めておくことが大切です。そのためにも自分の強みを見つけておくことです。

自分の強みはこれまで勉強してきたこと、仕事で経験してきたことの中に隠れている、というのがドラッカーさんの主張です。

しかしながら、これを見つけることも容易ではないでしょう。私たちの経験の中にもうまくいったものもあれば、うまくいかなかったものもある。うまくいかなかったことでも、その時たまたまうまくいかなかっただけで、うまくいくこともあったりする。

そんな中から自分の得意なことを見つけるのは至難の技です。また、「今やりたいこと」と「強みを活かせる得意なこと」は違う場合があります。やはり自分の強み、自分にしかできないことを徹底的に考える必要がありそうです。

ストレングスファインダーというツールがあります。以前当ブログでも紹介した本の中にあるツールですが、これは「強み」を見つける補助手段として役に立つと思います。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
(2001/12/01)
マーカス バッキンガムドナルド・O. クリフトン

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決定とは

「決定とは将来に対する現時点でのコミットメント(宣言)である。」


人間は将来に対する予測を正確に立てることはできません。確率をあげることはできても。決断したとおりに事が運ぶのはせいぜい50%。有能なリーダーはこのことを理解しているから、注意深く多くの人に耳を傾け、チャンスとリスクのバランスを考え抜き、人選に出来る限りの時間をさくのです。

ある程度の失敗は織り込み済みと考えるのですね。非常に深い言葉です。「決定」というととても重大な契約をしたかのような感覚に陥りますが、この言葉を聞くと少し気が楽になります。




ドラッカーさんの話のすごいところは経営の分野にとどまらず、個人の生き方についても応用できることです。今回挙がった経営、リーダー、決定を自分自身にあてはめてみてください。ヒントになる点が多いことに気づくと思います。

しばらくしてまた読み返したら、きっと新たな発見があるんだろうなと思わせるとてもいい本でした。


【関連記事】他のドラッカー本2冊です。よろしければこちらもどうぞ。
【書評】マネジメント - 基本と原則
【書評】ドラッカー先生の授業




ウェブのあり方について 「ウェブはバカと暇人のもの」


06 09, 2009 | Tag,インタ―ネット,ブログ論



インターネット上での発言に対してい様々なコメントがつくことはいいことだと思いますが、それも内容によりです。中には個人的な感情にまかせたコメントもあります。たくさんのコメントが寄せられるのは有名人の特権かもしれませんが、書かれた本人としては気分のいいものではないでしょう。ライフネットの岩瀬さんはだんだん批判的なコメントにも慣れてくると言っていますが。

本当は誰かの発言をきっかけに、生産的な議論が広がることが理想のWeb社会につながっていくのだと思います。


旬な話題に関連した一冊。

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
(2009/04/17)
中川淳一郎

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タイトルが非常に興味をそそりますが、本書はインターネットのネガティブな面にスポットをあてた本です。ブログを書く人、インターネットで情報を発信する人が気をつけた方がいい点について書かれていて、参考になります。

ブログ炎上という言葉があります。お笑いタレント、スマイリーキクチさんのブログでは、現実には関わっていない事件にあたかも関与していたかのごとくコメント欄に書き込みされ、コメントがコメントを呼びブログが炎上しました。そして、書きこんだコメント主が逮捕されたことは記憶に新しいと思います。

ブログでは、現実の世界では生まれないような不毛なコメントが殺到したり、自分が気に入らない特定の個人を中傷しまくったり、目を覆いたくなるような現象が起こります。

これはネット上での匿名性や情報へのアクセスのしやすさなどが関係しているはずです。同じ記事が雑誌に書いてあっても、このようなことは起こらないでしょう。そもそもその雑誌を手に取る人が、誹謗中傷目的に雑誌を買うことは少ないからです。

このようにウェブ上での発言を利用して場を荒らしたり、B級ネタに飛びつくネットユーザーをまとめて本書では「バカ」と呼んでいます。

一定のお金を払えば誰でも安価にウェブにアクセスできます。しかし、コメント欄や掲示板にコメントを残すためにはある程度の時間が必要です。だから、コメントしまくれる人は「暇人」というわけです。


ウェブのあり方について考えさせられる一冊でした。



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【プレゼン】本番であがらないようにするために


06 07, 2009 | Tag,プレゼン,Tips,コミュニケーション

人前で話す時、思い入れが強ければ強いほど、気合が入っていればいるほど緊張してしまうもの。緊張が強すぎると声が震えたり、手足が震えたりなんかしてしまいます。

これは何としてでも避けたい。


これを解決するために一番手っ取り早い方法は「たくさん場数をこなす」ことでしょう。そうすれば、次第に聴衆をジャガイモだと思いこんで緊張を和らげながら話すことも可能になってきます。


しかし、場数をこなす前の経験が少ない段階ではどうしたらよいのでしょう?


まず、どうして緊張するのかを改めて考えると、

「うまくプレゼンできるかな?」
「もし失敗したらこれからの自分はどうなるんだろう・・・やばいなー。」
「今日は100%のデキを目指すぞ。」


と心の中で思ってしまうから。

これは聴衆をどうやって理解させるか、とか、聞きとりやすいようにしゃべる、などとは違って自分自身に意識が向けられている状態です。


そう、緊張しないコツは

「部長を説得するには何が必要かな?」
「いちばん後ろに座っているあの人は今眠そうだから、ここで質問タイムにしよう。」


など、自分のことではなく、相手のことを考えることで意識を外に向けることです。



また、完璧主義は緊張を助長します。気をつけましょう。
いくら入念に準備をしたとはいえ、「80%くらいのデキならいいだろう。」と開き直る気持ちも大切です。80%が嫌なら準備を120%しておくことです。



参考書籍:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

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(2008/01/19)
大串 亜由美

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関連記事:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門
【書評】「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
プレゼンハック 「最強3分スピーチ」
【プレゼン】デリバリースキル



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【プレゼン】デリバリースキル


06 05, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,Tips

プレゼン前のウォーミングアップをご紹介。
声に出して唱えてみましょう。


笑顔でやわらかい顔を作る

口角をあげる

「ラッキー、クッキー、ウイスキー」




口の動きをスムーズにする

「青は藍より出でて藍より青し」
「瓜売りが瓜売りにきて、瓜売り残し、売り売り帰る瓜売りの声」
「お綾や親にお謝り、お綾や八百屋にお謝りとお言い」
「猪(しし)汁・猪丼・猪鍋・猪シチュー」
「ジャズ歌手・シャンソン歌手」




声量を大きくする

「ハッ!ヘッ!ヒッ!フッ!ヘッ!ホッ!ハッ!ホッ!」




抑揚をつける練習

抑揚がある話言葉の方が親しみやすい。

「お鮎を、おあわれみください」


これを発音するコツは、

「お あ ゆを お あわれみください」


と最初の「お」を小さく発音して一気に「あわれみください」と駆け上がるように声を出すことです。


無声音をしっかり出す

「秋たけて菊かおる季節がきた」


「き」とか「つ」などの無声音は聞き取りづらい単語なので練習しておくといいです。


ヒシサラダに注意する

「ヒ」と「シ」の音、サ行の音、ラ行の音、ダ行の音は発音しにくい音。

「司書と秘書が潮の引いた昼下がりの広い干潟で潮干狩り」
「周囲の諸情勢を参照し、終始、草案再審査の実際の衝に専心せられし」
「イライラするから笑われるダラダラするからあなどられる」




参考書籍:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

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プレゼンハック 「最強3分スピーチ」



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プレゼンハック 「最強3分スピーチ」


06 03, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,ハック,Tips

どんな仕事に関わる人でも人前で自分の考えていることを相手に伝えることは大切です。もともと人前で話すのが得意な人もいるかもしれませんが、そうでなければ技術を身につけて上達していくしかありません。

今回読んだ本にはそのためのヒントが書いてありました。


プレゼンの流れに行く前に、まずは話す内容についてよく考え抜きましょう。多くのプレゼンには制限時間があります。制限時間内に終わらせようと思えば、テーマがいくつもあっては困ります。また、テーマが明快でない場合も聴衆の耳に話は届かず、そのプレゼンは徒労に終わってしまいます。

そのためにも、話す内容は自分の伝えたいことではなく相手が知りたいと思っていることにしなければなりません。そしていくつか伝えたいことがあっても、その中からできるだけ絞り込む必要があります。

これができたら次は構成を考えていきます。うまいプレゼンは以下のように3部構成になります。
  1. オープニング
  2. 本論
  3. クロージング

時間配分は、全部で3分ならオープニングに45秒、本論に2分、クロージングに15秒といった具合です。


オープニング

  1. 挨拶
  2. 名乗り
  3. アイスブレイク
  4. 自己紹介
  5. 予告

アイスブレイクというのは場を和ませる言葉や話のことです。

「今日の日経新聞、ご覧になりましたか?」

と言ったり、自分と聴衆の共通話題を投げかけると場の雰囲気がやわらぎます。このアイスブレイクは慣れないと難しいと思いますが、使えるようになるとすごくいいと思います。


予告では、これから始まる本論に期待を持たせるような言葉が良いでしょう。

「今日からすぐに使えるスキルを、2分で5つご紹介します。それぞれの職場・仕事に活かせるものを、1つでも2つでもお持ち帰りいただきたいと思います。」


本論

  • simple
  • speed
  • sefl-confident

これを心がけましょう。

話をシンプルにするために「。」で短く言い切ると聞こえ方がよくなります。「、」や接続詞でつないだ長い文章は聞いている人にとってとても聞きにくいものです。「そして」ばかりになったり、「次に」ばかりになったり、無駄な接続詞もなるべく使わないようにしましょう。


クロージング

冒頭で予告した内容、これを繰り返すと効果的です。

つまり、「今日絶対持って帰ってもらいたいのは、このキーワードです。」とか「今回、お伝えしたポイントは3つありました。○○、△△、□□、この3つです。会社に戻ったら早速実行してみてください。」のように念を押す。

Tipsにしておくとなお印象に残るでしょう。初めに伝えたことでも多くの聴衆は忘れてしまうことが多いものです。

ピークエンドの法則というものがありますが、終わりの挨拶まで気を抜かないようにしましょう。最後の印象が聴衆の記憶に残りやすいからです。プレゼンが終わってから席に戻るまでの間も聴衆はあなたのことを見ています。




この本では上に挙げたプレゼンのコツと、さらにスピーチの具体例まで掲載されています。例えば、転職後の自己紹介や結婚式でのスピーチなどです。CD付きなので、プレゼンの上手い人がどう喋っているのか分かり、参考になりますよ。

残念ながら私には仕事上製品を売り込むようなプレゼンをすることはありません。しかし、講義や講演、学会発表などあれば、本書の内容をいかせそうです。使ってみます。

参考書籍:
仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
(2008/01/19)
大串 亜由美

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本質を見抜くために 「統計思考力」


06 01, 2009 | Tag,思考力,統計

不透明な時代を見抜く「統計思考力」不透明な時代を見抜く「統計思考力」
(2009/04/15)
神永 正博

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目の前に溢れる情報に踊らされないようにするためにはどうすればいいのか。このブログでは何度か取り上げているのですが、最大のポイントは目の前のデータを鵜呑みにしないことです。もちろん、その情報は事実である可能性もあるのですが、メディアの目を通すとそこで誰かの私意が入り込んでも不思議ではありません。だから、テレビはもちろん、新聞を読む時ですらちょっと立ち止まって考える癖をつけた方が良いのです。

誰かの私意という話をしましたが、落とし穴になるのは自分自身もバイアスをかけた情報の選択をしがちだということです。人間だれしも自分にとって都合の良い情報を手にいれたくなるものです。

そこで本書が強調する重要なポイントは、
  • データを先に見る
  • だれかが解釈する前のデータを見る
  • 自分の仮説に反するデータも集める
です。

データをどう入手するかについては、総務省・統計局のホームページがいい感じです。人口調査や消費者物価指数、労働力調査などなどいろいろな統計データがまとまっていて役立ちそうでしたよ。


本書で登場する統計用語は正規分布、べき分布、ポアソン分布、大数の法則くらいです。小難しい用語が出てきますが、ビジネス書らしく本書では極力数式を用いた説明は避けてあります。この中で私が読んでいて特に興味深かったのは「べき分布」の部分です。

過去にLTCMという投資銀行がありました。この投資銀行はショールズとマートンという二人のノーベル経済学者が在籍していた銀行です。彼らが生み出したブラック・ショールズ式ですが、これはデリバティブ(金融派生商品)の価格づけに現れる確率微分方程式というものです。このモデルに従い、予想を立て、先進国の債券を空売りし、新興国の債券を買い増したLTCMは大きな打撃を受け、破綻してしまいました。

このブラック・ショールズ式ですが、後から検証すると前提が間違っていたということがわかりました。ブラック・ショールズ式は正規分布を前提に考えられていたのです。正規分布では価格はランダムな変数になっているはずですが、実際の経済では価格はランダムなどではなく、特定のディーラーなどの人為的なものにも左右されるため、正規分布と同じにはならないのです。特にこのズレは正規分布でいうところの「両端」あたり、つまり「95%区間の外」で起きます。債券の価格や株価は「正規分布」ではなく、「べき分布」に従っていたのです。

統計を使えば小さなデータから大きな現象を予想できます。その点とても力強いツールです。ところが、今だ起こっていない予想外の出来事には無力な場合があります。研究者かつ投資家であるニコラス・タレブの言葉ですが、これまでに一度も起きたことがない、あるいは極めて稀にしか起きたことがなく、ほとんど誰にも知られていない現象のことを「ブラックスワン」といいます。経済現象に含まれる「ブラックスワン」こそが、その予想を難しいものにしている犯人なのですね。


本書を読んだことをきっかけに中断していた統計の勉強をまた始めないといけないな、と思いました。なかなかまとまった時間がとれないのがつらいところですが。

統計を使いこなしてデータの正しい理解ができるようになりたいものです。


関連記事と書籍:
統計のお勉強 +【書評】完全独習 統計学入門

必要とされる人材になろう 【書評】「知の衰退」からいかに脱出するか?
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