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覚えておいて損はない「判断」に関する18の不合理な法則 【書評】ねじれ脳の行動経済学


04 29, 2009 | Tag,行動経済学,心理,不合理

ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)
(2009/04/09)
古川 雅一

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本書の著者である古川雅一さんは行動経済学の専門家。私たちの日常生活では毎日大きな選択から小さな選択に至るまで様々な選択に迫られていると思いますが、振り返ってみていつもベストな選択をしているとは言い難いのが現実だと思います。「どうしてあの時あんな選択をしてしまったんだろう」と後悔することもしばしばですが、本書はそんな人間の不合理な意思決定について易しく解説してくれています。

以前にも経済は感情で動く―― はじめての行動経済学人間とはなんとすばらしい傑作か 【本】予想どおりに不合理で行動経済学の著作は読んできましたが、それらは文量も結構多く、読み応えがある反面、読みとおすのが大変だったかもしれません。それに比較して本書は約200ページの新書ですので、抵抗なく読めると思います。

行動経済学の本全般に当てはまることでしょうが、本書も例外ではなく、「あるある」という事例が豊富にでてきて、読んでいて納得感の得られる一冊でした。



自信過剰

1. 自分の思い込みに沿った評価を無理に導き出そうとしてしまう「確証バイアス」

2. 楽観的な情報が先にあって、それに整合する情報のみ集めて情報を都合よく解釈してしまう「楽観的シナリオの自信過剰(過度の楽観)」

3. 一回目にうまくいった方法で二回目もうまくいくだろうと根拠なく思いこんでしまう「勝者の呪い」



認知不協和

4. 自らの意見を大多数の意見だと思いこんでしまう「総意誤認効果」

5. 自分の行動や知識と矛盾したものに遭遇すると不快感を覚える「認知不協和」

6. 失敗に終わったとき、いろいろな情報が耳に入ってきても、自分の責任ではなく外的なものが原因と考えてしまう「自己責任バイアス」



フレーミング効果

7. 松竹梅のメニューがあったら竹を選んでしまう「極端回避性」

8.選択肢が多すぎると選べなくなる「決定麻痺」



価値関数

9. 1万円儲けた時と2万円儲けて1万円損した時では実際には儲けた額は同じなのに後者の方が痛みを感じる「損失回避性」

10. 買った株はなかなか売りたくない「保有効果」



利用可能性ヒューリスティクス

11. 物事の起こる確率をその例の思いつきやすさで推測してしまう「利用可能性ヒューリスティック」



アンカリング

12. 266万円の見積もりを250万円にしてもらったら本当は250万円がもともとの妥当な額だったかもしれないのにお得な気分になってしまう「アンカリング効果」



確率荷重

13. 期待値が小さくてもリスクを回避して確実に得をする方を選択する「確実性効果」

14. 低い確率を高く、高い確率を低く評価するあてにならない人間の予想「確率荷重」



代表性ヒューリスティクス

15. 2年目のジンクスはあてにならない。多数のサンプルや多数回のトライアルがあって平均に回帰していくのにたった一回の事象から次jを予測することはできないから。2年目のジンクスの誤りを「平均への回帰の誤謬」という。

16. 同じように「ギャンブラーの誤り」というものがある。コイン投げをして表が10回連続で出たら次は裏だろうと考えるもの。実際にはコイン投げで裏が得る確率はその時々で2分の1である。

17. 自分でクジを引くことで当たる確率が高くなる気がする「支配の錯覚」



選好の変化

18. 時間的に近い未来のことは高く評価し、遠い未来のことは低く評価してしまう。「早起きをすること」と「もう少し、と二度寝をしてしまう」ことは「選好の逆転(時間非整合性)」が起きて誘惑に負けてしまうことによる。



どれも痛いほどよく分かる法則ばかりですが、「わかっちゃいるけどやめられない」法則でもあるかもしれません。しかし、こういう法則を知っているのと知らないのとでは選択の仕方が変わってくるのも事実でしょう。「そういえば、この状況はあの法則の状況と似ているな」と思ったら、自分に都合の良い思い込みで判断することをなくしたり、松竹梅のうち梅を選んだり、二度寝を防ぐことができるようになれる可能性があります。

本書を元に自分の行動を振り返ってみるといいでしょう。


【関連記事】
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

人間とはなんとすばらしい傑作か 【本】予想どおりに不合理


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【書評】「R25」のつくりかた


04 27, 2009 | Tag,マーケティング,セールス

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
(2009/02)
藤井 大輔

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「R25」というフリーペーパーをご存知でしょうか?

そう聞いたのはR25が首都圏でしか手に入らないからです。このフリーペーパーは首都圏の主要な駅に木曜日になると置いてあります。フリーペーパーと思ってあなどってはいけません。おもしろいんです。マンガのようなおもしろさではなく、社会人としてちょっとしたタメになることが書いてあるのでついつい手にとって読んでしまいます。

残念なのは置いてある駅が限られていることです。私も一時期は通勤経路の駅にR25が置いてあったのでよく読んでいましたが、勤務先が変わるとともに利用している駅にR25が置いてなかったりして、読めなくなってしまいました。

R25は首都圏だけで発行されているフリーペーパーにも関わらず、発行部数が100万部を超えることもあったそうです。

本書はR25という、大成功をおさめているフリーペーパーの仕掛け人である藤井大輔さんの著書です。立ち上げ時の苦労話から今後の展開までR25にまつわる幅広い話がおさめられていて、とてもおもしろい本でした。



R25はM1という世代をターゲットにしたフリーペーパーです。M1というのは25歳から34歳までの世代です。この世代を購買に向かわせるのは至難の業とされているようで、いわばこの世代はブルーオーシャンだったわけです。

R25の編集者がすごいのはこの世代の本音を見抜いたところでしょう。というのもM1世代というのは本音を語らないからです。私たちの身の回りのM1世代はどうでしょうか?なんとなく「カッコつけ」だけど、実は自分にいまいち自信がない。「新聞なんて読んで当然」と言っているわりには、行動が伴っていない。けど政治や社会のことなど知らないことが多いことには気づいていてなんとなく焦りは感じている、そんな世代です。


R25編集者はこの点に注目して

閉塞感の中で「変わらなきゃ」と思っているビジネスマンに対して

街中で手に入る無料の週刊誌。帰りの通勤電車30分で「いま」がわかる情報誌。

M1男性の「変わらなきゃ」という気持ちを勇気づけ、行動を支援する。M1世代を元気にし、日本を消費・行動の両面で活性化する。



そんなフリーペーパーを押し付けではない兄貴的視点で作ったのです。

徹底して読者の視点に立てたのがR25の勝因だったのだと思います。著者である藤井さんの試行錯誤なども伝わってきてその辺も読み応えがありましたよ。




72の法則


04 25, 2009 | Tag,資産運用,貯金,複利効果,コラム

先日老後に備えるための資金についてエントリーしましたが、今回はどうやって貯金するかに関連して「72の法則」を紹介します。


例えば、毎月1万円を30年間貯め続けた場合の30年後のお金は

1万円 × 12ヵ月 × 30年 = 360万円

ではありません。



複利というのは利息分を使わずに、元金と足し合わせるもので、

5%複利で考えると、同じ1か月1万円、30年間の貯金でも総額837万円(利息が477万円)になります。



「人間の発明した仕組みでもっとも驚くべきものは複利である」と言ったのはかの有名なアインシュタイン博士ですが、「72の法則」というのはこの複利効果を体感できる法則です。複利で運用する場合は必ず利息分は貯金にまわすのが原則です。


どんな法則かと言うと、

○ × △ = 72

○に金利、△に貯蓄年数を入れます。


金利3%であれば元金が倍になるのにかかる年数は24年、金利6%であれば12年、金利12%であれば6年で倍になるということです。ポイントは金利、運用利回りですが、今の銀行の1%にも満たない金利では複利効果は実感できないでしょう。

だから、他の利回りの高い金融資産に投資をした方が複利の効果を享受できるのです。なかなか有望な金融商品がないのも現実ですが・・・。



そうそう。ローンを組んだ時にもこれと同じことが言えますので気をつけてください。つまりローンは利息と借りた年数によって複利効果で膨らんだ額を返さないといけないということです。年4%の金利でお金を借りたら、18年で倍になってしまいますよ(元金が減っていなければ)。

住宅ローンを組むと、思った以上に利息分を払わなくてはならないのですが、これはこの複利効果が関係しているからなのです。



この計算式では最初に例示したような1年ごとに積み立てていくやり方での運用結果はきちんと予想できません。

もっと詳しく複利計算するならこちらのサイトが便利ですよ▼
いろいろ複利計算シート

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巷のロジカルシンキング本がとっつきにくいと感じた人はまずはこの本を読んでみては?【書評】13歳からの論理ノート


04 24, 2009 | Tag,論理

13歳からの論理ノート13歳からの論理ノート
(2006/09/21)
小野田 博一

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自分の言いたいことを相手に伝えることは意外と難しいことだと思います。なぜなら自分の考えている前提と、相手の考えている前提が完全に一致することはないからです。

論理的に考える、論理的に言いたいことを伝えることは自分の意図したことを伝えるために身につけたい技術の一つでしょう。

本書は「13歳からの」とタイトルにあるようにターゲットにしているのはおそらく中学生くらいで、総ページ数も122ページと薄めですき間時間にさっと読んでしまえる本です。「13歳からの」と書いてありますが、大人が読んでも十分学ぶところはあります。

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【書評】史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール


04 22, 2009 | Tag,バフェット,投資,

史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
(2009/03/19)
メアリー・バフェットデビッド・クラーク

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引き続きウォーレン・バフェットさんに関する著作です。本作は以前に当ブログでも紹介したことのあるバフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵の続編とも言うべき本です。前作は哲学的な内容が多かったのに対し、今回の作品は財務諸表をどう読み解くか、株の売り時、買い時など、より実戦的な内容になっています。

以下の4点についてまとめてみます。

1.選ぶべき企業
2.財務諸表を読む
3.いつ株を買うか、いつ買ってはいけないか
4.いつ株を売るか

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【書評】バフェットの株主総会


04 20, 2009 | Tag,バフェット,投資,

バフェットの株主総会バフェットの株主総会
(2009/01/23)
ジェフ・マシューズJeff Matthews

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世界で最も有名な投資家、ウォーレン・バフェットさんに関する本です。バークシャー・ハサウェイという会社のCEOかつ投資家かつ慈善事業家という側面を持っています。フォーブズ紙ではビル・ゲイツさんを抜いて世界1位の大富豪と評価された時もありますが、このことだけでも投資家として飛びぬけた能力を持っていることが分かります。

投資家以外に、自分の資産を少しでも効率よく運用させようと考えている人にとってもバフェットさんの投資術は気になるところです。

本書はバフェットさんがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社の年次総会で、株主の人たちに丁寧な質疑応答で答えている様子を元に、著者のジェフ・マシューズさんがもともとブログで公開していた内容を書きおろしたものになっています。

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ときに親切なウソ


04 19, 2009 | Tag,医療,コラム

全てを正直に話すことは常に必要とされていることなのでしょうか?

様々な場面、状況によってウソは正当化される場合と、糾弾される場合があると思います。
もちろん糾弾される場合の方が多いのは言うまでもありません。

ではどのような時に正当化されるのでしょうか?

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【お知らせ】FC2ブログで広告が表示される件について


04 18, 2009 | Tag,FC2

つい最近の出来事ですが、4/9からFC2ブログで突然広告が表示されるようになりました。

どうしてなのかと思って調べてみたら、ありました▼
【ブログ】アカマイの高速コンテンツ配信システム導入と広告表示について

アカマイ(Akamai Technologies社)という会社と提携することでブログの表示速度を速くする技術を導入したのだそうです。

この技術を導入するのにそれなりのコストがかかるらしく、その影響でブログに広告が表示されるようになっているのだそうです。

たしかにFC2ブログの表示速度は気になっていたところなので、この技術はとてもありがたいのですが、広告表示はやはり頂けないな、と。

そういうわけで私はアカマイの高速表示設定は解除することにしました。

ブログ設定画面で設定をoffにすることができますよ。


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季節に合わせて読める 【書評】道をひらく 続 (2)


04 16, 2009 | Tag,自己啓発

道をひらく 続 (2)道をひらく 続 (2)
(1978/01)
松下 幸之助

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引き続き松下幸之助さんの本を。
そういえば、勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ)でモデルの押切もえさんが先日紹介した「道を開く」を一押ししてましたよ。

本作は前作から約10年後の1978年に出版された本です。


各章は
1.睦月、2.如月、3.弥生、4.卯月、5.五月、6.水無月、7.文月、8.葉月、9.長月、10.神無月、11.霜月、12.師走
となっていて、それぞれの季節に季節に合わせた「いい言葉」が書かれています。


正直、前作が非常に良かっただけに本書はなんとなく物足りない感じがしてしまいました。しかし、こういう本は読む人や読む場所、読む時間によって感じ方が変わるのでまた数年後に読んでみると違う感想が出てくるかもしれません。



本書の中から心に残った言葉を一つ。卯月の章に書かれていたフレーズです。新しい学校や職場、自分や周囲の環境ががらりと変わるのが日本の4月だと思います。そんな時このフレーズを思い出してはいかがでしょうか。

世界は激変、そして激動。だからお互いの周辺も何となくあわただしく移りゆく。揺れ動くものは揺れ動くし、移りゆくものは移りゆく。その姿をまず素直に観じることである。そして素直にその適応の道を考えることである。



初めから流れに抗うよりはまずは流れに乗ってみるのも一つの手でしょう。動かない山は、山を動かすのではなく、自分が動くことで登頂可能になることもあります。

まずは素直に適応の道を考えることです。




深い一冊 【書評】道をひらく


04 13, 2009 | Tag,名著

道をひらく道をひらく
(1968/05)
松下 幸之助

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部屋の片隅で積読になっていた一冊。
新年度がはじまるにあたり、心機一転読んでみました。

著者はパナソニックの創業者、松下幸之助さんです。数々の名言を残してた松下さんですが、本書もその作品の中の一つと言えると思います。

本書は読む時々によって得られるものが違う本です。今心に響く言葉と10年後に心に響く言葉は違うはずですが、本書は人生のどんな時期に読んでも得ることがある本だと思います。

だから、今回私が紹介する言葉は私が感じ入った言葉ですから、あなたが読んだらまた違う発見があるものと思ってください。

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【資産設計】老後に必要な資金について考えてみる


04 11, 2009 | Tag,FP,資産設計,老後に必要な資金

生命保険文化センターの統計によれば、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は平均23.2万円となっています。

ゆとりある老後生活を送るなら、平均38.3万円です。

老後に旅行だって行きたいし、できればギリギリで生活するよりはゆとりある生活を送りたいですよね。


日本人の平均余命はだいたい85歳くらいなので、60歳で引退しようと考えている夫婦二人の家庭で残り25年間で必要なお金は、ザックリ考えて

38万円 × 12か月 × 25年 = 1億1400万円 となります。


ちなみに月23万円のギリギリの生活をするとすると、

23万円 × 12か月 × 25年 = 6900万円 です。



自力でこの額を貯金するのはとても難しく感じられますが、私たちには公的年金というものがありましたね。コツコツ年金を支払っている人がほとんどだと思いますので、年金はもらえるものと期待をこめて考えます。

年金の受給額の計算は会社勤めが何年かとか会社に勤めてなかったけど国民年金を払っていたのは何年かなど様々な情報が必要になるので、詳しくはココ→公的年金支給額シミュレーションにアクセスして実際に試算してみるといいと思います。


30歳の夫婦が将来もらえるであろう年金額を試算してみましたが、結果は夫が204万円、妻が69万円の合計273万円/年となりました(この金額は上に書いたとおり各条件設定により変わってきます)。

30年後に年金がどうなっているかは別にして、仮にこれくらいの年金がもらえるとしたら65歳から85歳までで合計5460万円もらえることになります。ちなみに年金は基本的に65歳から支給ですよ。


ここで先ほどのゆとりある老後生活を送るために必要なお金を思い出すと1億1400万円でしたから、年金支給額と差し引くと、

1億1400万円 - 5460万円 = 5740万円 となります。

かなりお金は必要ですね。



ギリギリの生活をするなら

6900万円 - 5460万円 = 1440万円 です。

ギリギリなのに、結構お金は必要ですね。



今回のエントリーはあくまでザックリとした試算なので、細かい数字はあてにしないでほしいのですが、こうして数字にしてみると、老後に貯めておきたいお金がどれくらいなのか感覚ではなく、実感として少しは分かるのではないでしょうか。



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”イマジン”の歌詞にも書いてある。【書評】人類は「宗教」に勝てるか


04 09, 2009 | Tag,宗教

人類は「宗教」に勝てるか―一神教文明の終焉 (NHKブックス)人類は「宗教」に勝てるか―一神教文明の終焉 (NHKブックス)
(2007/05)
町田 宗鳳

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本書の著者である町田宗鳳さんは変わった経歴の持ち主で、14歳で家出をして出家、その後34歳で寺を去り渡米、渡米後ハーバード大学の神学部で神学修士号、ペンシルヴァニア大学東洋学部で博士号をとり、現在は広島大学の大学院で教授職に就いています。

宗教学会の重鎮の著作なので、どれくらい宗教を信仰することが大切か説かれるのかと思いきや、いい意味で裏切られました。

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【書評】無一文の億万長者


04 07, 2009 | Tag,偉人

無一文の億万長者無一文の億万長者
(2009/02/14)
コナー・オクレリー

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昨日に引き続きすごい人の話です。本書の主役はデューティーフリーショップ、”DFS”の創業者チャック・フィーニーさんが主人公。DFSと言えば成田空港をはじめ、国際空港に行くとよく見かける免税店です。

著者のチャック・フィーニーさんは免税店というビジネスモデルに目をつけて、「フォーブズ誌」で億万長者の上位に挙げられた人物です。

ビジネスマンとしての才覚も興味深いところですが、もっと興味深いのは莫大な財産を手に入れた人が到達する境地というものです。チャック・フィーニーさんの人生哲学にはカーネギー財団のアンドリュー・カーネギーさんの言葉が少なからず影響しているようです。

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「私の財産告白」


04 06, 2009 | Tag,投資,資産運用,

私の財産告白私の財産告白
(2005/07/10)
本多 静六

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本書は活かす読書の管理人ikadokuさんがかなり影響を受けたという本です。気になっていたので読んでみました。著者の本多静六さんは明治時代の人で、現在の東大農学部の助教授をつとめた程の学者なのですが、一代で莫大な財産を築き、その財産のほとんどを慈善事業に寄付したというすごい人です。

どうやって学者という本業の傍ら莫大な財産を築くにいたったかという点や、どのようにしたら自分が築き上げてきた財産を他人に寄付できるのかその境地とは?という点が気になるところだと思います。

本書を読んで得られるのは裏ワザ的秘密の財テク術のような特殊解ではありません。得られるのは誰でも実践できる、簡単だけど実際にはきちんとできていない一般解です。

しかし、一般の人にとって本当に必要なものは特殊解ではなく、単純な誰でもできる一般解の方だと思います。

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ブクマしっぱなしをどうやって克服するか


04 06, 2009 | Tag,コラム,はてブ

人気投票としての機能も見逃せないソーシャルブックマーク「はてなブックマーク」に関して、Twitter上でmayumiuraさんが

「とっても知りたいこと。皆さん、はてブって、ブクマした後どうやって「再利用」してるの? 「ブクマしっぱなし」から、どう抜け出すか模索中。」



というつぶやきをしていたので、ブクマ後の再利用を中心に、自分のはてブ利用法について振り返ってみることにしました。


はてブは人気投票の機能としてしか使っていないという人は再利用することもほとんどないでしょうから難しいこと考えずにブクマしまくればいいのだと思います。

ところが中には後でもう一度見たいなという記事が出てきます。

そんな時ブクマしっぱなしを回避するためには記事の検索方法に長けることが大切です。はてブの場合はタグを使いこなすことが重要です。


そこで今回は記事を検索するときに鍵となる「タグを使いこなすこと」、と実際の「私の活用例」について書いてみたいと思います。


タグを使いこなすこと

タグは思いついたフレーズ何個でも作れてしまうので、あまりに細かくタグ分けしていると本当に必要な記事が見つけたいときに見つからなくなります。

「どんな言葉でタグ付けしたっけ?」というふうに頭を悩ませることはしばしばあることだと思います。タグが不便な点はフォルダと違って秩序だって並べられないところです。フォルダであれば、正確な検索ワードを思いつかなくても、フォルダを眺めながら階層を下流に下っていくと探していた情報にたどり着くことがあると思います。しかし、タグではこのような知りたい情報に偶然たどり着く確率が減ります。タグは秩序だって並べられていなので、自分で記事につけたタグの名前を正確に思い出す必要があります。

そういうわけで、最近は気に入った記事にやたらとタグをつけるのはやめにしました。わけがわからなくなってくるので。

自分の「はてブ」を見るとまだまだタグは散乱していますが、似た種類のタグは一つにまとめるなど整理していきたいと思います。

実際にブクマした記事をどれくらい後で見直しているかというと、実はそんなに見直していなかったりします。だからこの記事は今回限りで2度は見ないなと思ったらあえてタグをつけないというのも手かもしれません。人気投票として使うならタグ付けする必要ありませんよね。


私の活用例

ちなみに私がもっとも使うタグは「おもしろそうな本」というタグです。ウェブ上を巡視しておもしろそうな本を探し、発見したはいいけど、いちいちメモしておくのは面倒だと思ったら、ブックマークして「おもしろそうな本」タグをつけておきます。

こうすることで後から「おもしろそうな本」でタグ検索すればアマゾンで一括注文することができます。

誰かの書評記事を読んだりしていると、その時は熱くなってこの本読んでみたい!なんて思ったりしますが後になって熱が冷めたころにはあまり興味がなくなっていたりします。実際に手にとってみることができないネット注文の世界では頭の中で一度冷却期間を置いて冷静に判断できるのも「はてブ」しておくことのメリットだと思います。



他の人がどんな風にブクマしっぱなしを回避しているのか、ブクマをどうやって使いこなしているのか、気になるところですね。


追記:二十歳街道まっしぐら:「ブクマ」するのが楽しくなるくらい便利な「はてブ」専用アドオン にHatena bookmark アドオンが紹介されていました。まだテスト段階だそうですが、これは便利そうですよ。ますますはてブが使いやすくなりそうです。タグがフォルダに劣る点も克服されるかも!?



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病院が非効率的な一つの例


04 04, 2009 | Tag,医療,電子カルテ,コラム

昨今電子カルテは一般化してきており、大きな病院ではすでに電子カルテに移行している病院が多くなっていると思います。

私は今年度から新しい病院で働くことになり、現在はそこでの仕事に慣れるのが大変なのですが、大変な理由の一つに電子カルテの操作を覚えることがあります。

パソコンを使った作業が苦手なわけではないのですが、病院ごとに電子カルテのシステムを作っている会社がさまざまなことが原因です。カルテの記載法は同じでも、記録の参照のしかた、必要な情報の検索のしかた、検査のオーダーのしかた、入院や手術のオーダーのしかたなど覚えないといけない操作は多いのです。

一般の会社でも会社が変われば一から操作を覚えなおさなければならないのは普通なのかもしれません。しかし、仕事の性質から病院間の転勤が多いのが医師という職業です。患者を診る前にツールである電子カルテに振り回されるのはいかがなものかと思います。


誤解のないように言っておきますが、私は全ての医療情報は電子化されるべきと考えています。


まず問題なのは病院間で電子カルテの仕様が違うことです。はじめから全国共通のシステムが一つに統一されていたらどれほど楽か分かりません。

はじめからと言っても電子カルテのシステムを一から構築するのはとても大変なことなのでしょう。さまざまな会社が競い合うからこそより良いシステムができあがるのかもしれません。

とにかく病院ごとに別々の電子カルテシステムを持っているのは今後医療情報がもっと病院間で共有されることを予想するとメリットはないような気がします。また、病院を変わるごとに毎回電子カルテ操作の研修を受けるのはいかにも無駄の多いことだと思うのです。

学ぶこと、4つの意味 【書評】学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)


04 02, 2009 | Tag,学問,自己啓発

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
(2009/02/09)
福澤 諭吉

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言わずと知れた一万円札の顔、福沢諭吉さんの「学問のすすめ」の現代版です。あまりにも有名な本なので、一度は読んでおきたいところですが、なにしろ原書は明治の本なので、なかなか読む気にはなれません。本来、「学問のすすめ」は一般向けに書かれた本なのですが、時代が変われば言葉も変わります。やはり今さら原書を読む気にはなれません。

そこで最適なのが本書です。ビジネス書としても参考になるところが多い一冊だと思います。このことはあとがきに訳者の斉藤孝さんも書いています。

学ぶことの意味を振り返ってみましょう。

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【書評】理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性


04 01, 2009 | Tag,選択,科学,知識

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
(2008/06/17)
高橋 昌一郎

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知らない世界がココにありました。

本書は選択、科学、知識の限界について過去の偉人の言葉を引用してなるべく簡単に説明しようとする本です。内容自体は正直難しいのですが、数理経済学者や哲学史家、生理学者、論理実証主義者、実験物理学者などの専門家と運動選手や会社員、大学生などの素人が議論や雑談を交わすように進行することで、論じているテーマが分かりやすく説明できるように工夫されています。


選択の限界、科学の限界、知識の限界がテーマです。

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