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【レビュー】3月の印象に残った本


03 31, 2009 | Tag,レビュー

3月も今日で最後ですね。

先日、花見をしに行きましたが、花見を楽しむにはまだまだ肌寒く、我慢大会のようになっていました。気温の変化が激しい季節ですので、みなさんんも風邪など引かないように気をつけてください。


今月もレビューやります。
2009年3月を振り返ります。


【自己啓発】
手元にある勉強本をわきに置いてまず読むべき一冊 【書評】超凡思考

岩瀬大輔さんと伊藤真さん二人による共著です。ものすごくエリートのお二人ですが、そんな二人が大切だと説いていたのは、意外と誰にでもできそうなことでした。リーガルマインド(複眼的思考)やズームイン/ズームアウト思考は是非とも身につけたい考え方です。


【発想】
発想のヒントにも使える一冊 【書評】コトラーのマーケティング思考法

代用、結合、逆転、除去、強調、並び替え、この6つは呪文のように唱えておくと新しい発想につながりやすいかもしれません。


【文章力】
わかりやすい文章を書くために 【書評】非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門

仕事脳を鍛えるためにも良さそうな一冊。論理的な文章がクイズ文として紹介されているのですが、私も本書に従ってクイズ文を練習してみました。慣れるまで大変ですが、是非身につけたい文章です。


【医療】
医学部を目指す前に読んでおいた方がいい一冊 【書評】病院はもうご臨終です

医師の仕事の実態が赤裸々に書かれています。共感しまくりながら読みました。


【社会】
景気対策の前にとりかかるべきこと 【書評】子どもの貧困―日本の不公平を考える

貧困をなくさないと日本の未来が危ないと本気で心配になります。

社会保障制度を理解するための入門書 【書評】だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方

内容がとても説得力のあるものだったので、年金は現在の賦課方式ではなく、積立方式に変更した方が良さそうだと私は完全に洗脳されてしまいました。一つの考え方に偏るのも危険なので、積み立て方式反対派の意見をもっと聞いてみたいと思いました。


【科学】
生命の本質とは 【書評】生物と無生物のあいだ

「生命とは自己複製できるもの、動的な秩序(動的平衡)を持っているものである。」
DNAの話や研究者たちの人間模様が興味深かった一冊。


【生命保険】
これだけは知っておきたい生命保険のこと 【書評】生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと

きっと今入っている生命保険は見直す余地がありますよ。


【不動産】
マンション買うなら今?【書評】不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社 

新築にしようか中古にしようか 【書評】失敗に学ぶ不動産の鉄則

やっぱり中古かな 【書評】今こそ!中古マンション―「得」する買い方・選び方

中古マンション買うならリフォームもいっしょにね 【書評】買い上手こそ! 中古マンション購入&(そして)リフォーム

不動産シリーズ。まとめて読んでみました。
マンションは中古で買ってリフォームするのがよさそうです。買うタイミングはあと2年後くらいがいいのではないか?というのが結論です。

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統計のお勉強 +【書評】完全独習 統計学入門


03 30, 2009 | Tag,統計,エビデンス,勉強

女教師ブログ:卒論修論のために、これから統計学を学ぶつもりの人に知って欲しい5箇条


ここ↑で統計を勉強しておく大切さが指摘されていましたが、それは医学においても例外ではありません。最近ではエビデンスに基づいた医療を、ということが言われており、統計学の大切さを実感しています。

私にとっての統計は不得意分野で、大学の教養課程でも統計学の授業は全くおもしろくなく、興味もわかなかったので、なんとか単位をとるだけの勉強しかしてきませんでした。当時は統計が臨床でどう役立つのか分かっていなかったし、別に勉強しなくてもなんとかなるだろう、と安易に開き直っていた節があります。

まさか医者になってから論文をたくさん読むようになり、至る所に統計的解析が出てきて分からないけどとりあえず細かい解析は無視して読んでしまっている自分は想像できませんでした。

まぁたしかに細かい統計の知識を知らなくても論文の要旨は分かってしまうし、なんとなく臨床の論文も書けたりするのであえて勉強しなくてもいいのかもしれません。また、もし統計の知識が必要になったら誰か別の専門家に依頼してしまうのも手かもしれません。

しかし、あまりにも分かっていない自分に嫌気がさしたので、amazonを覗いてみてランキング1位で評判の良さそうなこちらの本を読んでみました。


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どうしてブログを書き続けるのか?


03 29, 2009 | Tag,ブログ,読書,複眼的思考,文章力

先日、ブログをはじめて500エントリーを達成しました。しょうもない記事もたくさんあるのですが、自分にしてはよく続いているなと思っています。

ブログは、当初、読んだ本を忘れないための読書記録として始めました。その目的は今でも変わらないですが、500エントリーを節目に今後のブログ継続目的について改めて考えてみました。

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読書の達人


03 28, 2009 | Tag,読書,速読

読書家として有名なdankogaiさんと勝間和代さんですが、先日読んだ決弾 最適解を見つける思考の技術という本の最終章にお二人の対談が載っていて、その中で興味深い読書についてのコメントがあったので簡単にエントリーしておきます。

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悩める人への一冊 【書評】決弾 最適解を見つける思考の技術


03 26, 2009 | Tag,知的生産

決弾 最適解を見つける思考の技術決弾 最適解を見つける思考の技術
(2009/03/23)
小飼 弾山路 達也

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まずは目次を見てどんな本か俯瞰してみますと、
introduction
Chapter00 決弾 determination
Chapter01 男女 affection
Chapter02 親交 communication
Chapter03 楽習 education
Chapter04 仕事 occupation
Chapter05 育児 cultivation
Chapter06 人生 from conception to termination
Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」Conclusion
書棚 Information


とこんな感じで、男女関係や子育てなど全2作よりも生活に密着した内容がテーマになっています。本書はこれらのテーマに対する質問に対してdankogaiさんが独自のコメントをつけています。

著者ブログ:404 Blog Not Foundのような切れ味鋭い論壇集というよりは、読んでみるとまっとうな内容が多いのですが、思いっきり質問者の立場に立った視点からコメントされているので、著者のことを身近に感じることができるかもしれません。


私が本書の中で気に入ったのは「知的生産」と「成功するために必要な条件」の部分でした。

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【書評】偽ロレックスを買う人は、どうして一生貧乏なのか?


03 25, 2009 | Tag,会計

偽ロレックスを買う人は、どうして一生貧乏なのか?偽ロレックスを買う人は、どうして一生貧乏なのか?
(2009/03/05)
黒野 修資

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本書は堅実にお金を貯める方法について書かれた一冊。

会計の知識を利用してうまく自分の財産管理をしましょう、ということです。会計の知識といってもそう難しいものでは在りません。難しい用語はほとんど出てきませんし、登場するのはバランスシート(貸借対照表)や減価償却費などの言葉くらい。

なんとなくで生活している人ほど、大きなローンを組んでしまい、いつの間にか「利息分だけでこんなに払ってしまっていたの?」という状況になりがちです。本書はそういった、自分の気付かないところで自分の財布からぼろぼろこぼれ落ちているお金をきちんと把握、管理して上手にお金を貯めていきましょうというものです。そうすれば、サラリーマンでも退職までに1億円貯めるのも不可能ではないといいます。

では、このカラクリはどういったものなのでしょうか?

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発想のヒントにも使える一冊 【書評】コトラーのマーケティング思考法


03 24, 2009 | Tag,ラテラルシンキング,ブルーオーシャン,イノベーション,キャズム,創造のヒント,名著

コトラーのマーケティング思考法コトラーのマーケティング思考法
(2004/04/23)
フィリップ・コトラーフェルナンド・トリアス・デ・ベス

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2004年の本なのになぜか書影がありません。

本書はブルーオーシャンを開拓するには?イノベーションを生み出すには?といった問いに対して手助けになりそうな一冊です。キーワードはラテラルマーケティング。それに対する反対語はバーティカルマーケティングです。本書はラテラルマーケティングの手法でブルーオーシャンを切り拓こうというのが主旨です。

これ、マーケティングの本なのですが、発想の転換という風にも読めて、新しい価値を生み出したいと考えている人全てに役立つ内容だと思います。

ではラテラルマーケティングとはどういったものなのでしょうか?
ニーズ、顧客、状況・用途、市場と考えるべき次元はいくつかありますが、いずれにも共通する考え方を紹介したいと思います。

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全体最適化をめざす 【書評】小飼弾の 「仕組み」進化論


03 23, 2009 | Tag,仕組み,医療

小飼弾の 「仕組み」進化論小飼弾の 「仕組み」進化論
(2009/03/19)
小飼 弾

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dankogaiさんの新刊です。

今回の著作は前作:弾言に比べてdankogaiさんの一プログラマーとしての経験、オンザエッジ時代のCTOとしての経験や、予想外に今の仕事をすることになった顛末なども書かれていて、そちらも興味深く読めました。

本書は巷でもてはやされている「仕組み」についての本です。他の仕組み本と違うのは本書が「仕組み」の負の面についても書かれていることでしょうか。

代表的な仕組みである「マニュアル」が時に害になることなどが書かれていました。たしかにマニュアルがいつの間にか分厚くなりすぎて、こんなもの誰が読むんだ?というようなものは周りを見渡すとたくさんあります。これでは意味がないですね。


私が読んでいて、一番考えさせられたのは本書に出てきた医療の仕組みについてです。

医療における「トラブルに対する対応」と「仕事の効率化」、この2つについて考えさせられました。

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個人年金保険は加入するべきか?


03 22, 2009 | Tag,FP,保険,年金保険,資産運用

個人年金保険という金融商品があります。月々わずかなお金を保険会社に払っておけば、60歳を過ぎてからもしくは65歳を過ぎてから公的年金にプラスで保険会社から年金をもらえるというものです。

この年金保険という商品ですが、保険という名前がついていますが、実態は保険じゃなくて貯蓄ですね。保険会社にお金を預けておいて、決められた年齢がきたらお金を受け取れるというものですから。


この年金保険に加入するべきかどうかが今回のテーマです。

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Windows Live Writerをインストールしてみた


03 21, 2009 | Tag,LiveWriter,フリーソフト

ブログ投稿に便利なソフトがMicrosoftから無料で提供されています。この記事もLive Writerで書いてみました。

Microsoft Office Wordのような感じで、書きやすく、リストや引用の作成、リンクや画像の投稿も簡単にこのLive Writer上ででき、書き上げたら一発投稿できます。

 


さてその設定方法ですが、普通にLive Writerをインストールしても普段WordpressやMovableTypeを利用している人は問題なく利用できますが、日本のFC2ブログやLivedoorブログ、Seesaブログなどを使っている人は使えるようにするために工夫が必要なようです。

FC2での設定の仕方はT@k@non雑記帳:Windows Live Writer FC2 BLOG用設定に詳しく書いてあり、私はこれを参考にしました。


ポイント使用するブログの種類を「Movable Type」にすることと、ブログのリモート投稿 URLに「http://blog.fc2.com/xmlrpc.php」を入力することです。

やってみたら、うまくいきましたよ。


amazonのアソシエイトもプラグインを導入すればできるみたいですね。


 

最近はEVERNOTEを使って文章を編集することが多かったのですが、EVERNOTEはまだまだエディタとしては不満が残る感じ。ただ、PC間の同期ができる点ではLive WriterよりEVERNOTEの方かなあと思います。


このLive writer、もう少し試してみようと思います。




追記:なんだか変ですねー。記事部分の左に余白が空きすぎですね。そうそう、あとこのLive Writerの欠点は書きかけの記事を別のパソコンで編集できないことですね。やっぱりEVERNOTEかな・・・


関連記事:LiveDriveとDropboxとEVERNOTEの使い分けについて



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法律に対するハードルが下がる一冊 【書評】六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座


03 20, 2009 | Tag,法律,六法

六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座
(2009/01/24)
荘司 雅彦

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私たちは法律の範囲内で生活していますが、そのわりにあまりに法律のことに関して無知かもしれません。かといって法律の教科書は分厚すぎるし言葉は難解だし、読む気にはなれません。

本書は全ての法律を網羅した専門書ではありませんが、なんとなく法律ってこういうものなのか、ということを感じるのにはいい本だと思います。

著者の荘司雅彦さんは脱サラして弁護士になられた方で、弁護士活動の他にも執筆活動が盛んなようで、他にも勉強本など多数出版されています。当ブログ:嘘を見破る質問力 でも一度取り上げたことがありました。

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中古マンション買うならリフォームもいっしょにね 【書評】買い上手こそ! 中古マンション購入&(そして)リフォーム


03 19, 2009 | Tag,不動産,マンション,資産運用

買い上手こそ! 中古マンション購入&(そして)リフォーム買い上手こそ! 中古マンション購入&(そして)リフォーム
(2009/02/13)
山本 久美子

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こちらも昨日に引き続き山本久美子さんの本です。おなじく勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ)で紹介されていたので2冊まとめて読んでみました。前作が2006年のもので、今回の新刊が今年のものなのですが、3年たっても主張は変わらず中古マンション購入を勧めています。

本書が前作と違う点はマンション購入というより、リフォームについての具体的な方法が書かれている点だと思います。もちろん、購入のことについても書かれていますので、どちらか一冊買うなら本書がいいかもしれません。

リフォームと言ったってどこをどうやってリフォームするのか住宅を購入したことのない人にとってはピンとこないかもしれませんが、本書がその手助けをしてくれます。

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やっぱり中古かな 【書評】今こそ!中古マンション―「得」する買い方・選び方


03 18, 2009 | Tag,不動産,資産運用,マンション

今こそ!中古マンション―「得」する買い方・選び方今こそ!中古マンション―「得」する買い方・選び方
(2006/01)
山本 久美子

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こちらの本は勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ)で発見した本です。著者はリクルートで「住宅情報」を初め数々の住宅情報系雑誌を手がけてきた住宅ジャーナリストの山本久美子さんです。昨日の話と重なる部分も多いのですが、この機会にもう少し住宅について知識を深めていきましょう。


昨日は新築と中古の物件ではどちらが良いかについて考えましたが、今回も結論としては中古、になります。
中古を割安で買って、リフォームしましょうということです。

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新築にしようか中古にしようか 【書評】失敗に学ぶ不動産の鉄則


03 17, 2009 | Tag,不動産,資産運用,マンション

失敗に学ぶ不動産の鉄則 (日経プレミアシリーズ)失敗に学ぶ不動産の鉄則 (日経プレミアシリーズ)
(2009/01)
幸田 昌則

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人生で最も大きな買い物の一つである不動産の話です。

本書は不動産バブル崩壊に伴い、売り手の不動産販売業者と買い手の消費者の立場に立って書かれた本です。自宅用の不動産を取得しようかどうか迷っている人、投資用の不動産の取得を考えている人、自宅用の不動産を買おうと決意したはいいが、新築にしようか中古にしようか迷っている人は読んでみると参考になると思います。

今回は買い手の立場に立った視点で、新築を買うべきか中古を買うべきかという点に絞り、本書の内容を元に考えていきたいと思います。

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生命の本質とは 【書評】生物と無生物のあいだ


03 16, 2009 | Tag,生命とは,DNA,分子生物学

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
(2007/05/18)
福岡 伸一

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分子生物学者である著者による、生命の本質に迫る一冊。
生命のダイナミズムを著者得意の上質な例えで分かりやすく教えてくれています。


生命とは何か?というのが本書のテーマです。

諸説あるかもしれませんが、本書が主張するのは

「生命とは自己複製できるもの」である。
「動的な秩序(動的平衡)を持っているもの」である。

という2点です。

これによれば哺乳類や爬虫類といった大きな個体はもちろん生物と呼べますが、顕微鏡でしか捉えられない細菌も生物と呼べます。しかし、電子顕微鏡でしか捉えられないウイルスという存在は生物とは言えません。なぜならウイルスは自己複製できないからです。ウイルスは自己複製できないため宿主の細胞内に侵入し、核内に入り込みます。そうして宿主に自分を耐量に複製させた後、自分が寄生していた細胞を破壊して増殖していきます。


動的平衡に関して。

受精卵の時から遺伝子の一部を使い物にならなくすると、生命はその一部が担う機能を補うように時の流れに従って補完していきます。 ところが、成長してから遺伝子の一部が使い物にならなくなっても、その時失われた機能は元には戻りません。 また、タンパク質分子の部分的な欠落や局所的な改変のほうが、分子全体の欠落よりも、より優位に害作用(ドミナント・ネガティブ)を与えます。例えるなら、部分的に改変されたパズルのピースを故意に導入すると、ピースが完全に存在しないとき以上に大きな影響が生命にもたらされるのです。

本書の読みどころは、こういった生命とは何かを実際の生命科学の分野から考えていくのとともに、DNAの構造が発見されるまでの人間模様や研究者がしのぎを削る過程にもあります。DNAが二重らせん構造をしているという画期的な発見を世に出したワトソンとクリックはあまりに有名ですが、二人の影にはたくさんの礎となった研究者がいました。ニュートンは「巨人の肩の上に立って」ものごとを見ていたと語っていますが、ワトソンとクリックも例外ではなく、優れた発見の影にはそんなには多くの日の目をみない研究がたくさんあるのだと思います。

DNAの二重らせん構造発見に関しては、

・遺伝子の本体がDNAであることをつきとめたオズワルド・エイブリー
・DNAの構成アミノ酸A、T、G、Cの4種ではAとT、GとCの含有量は等しいことを示したアーウィン・シャルガフ
・PCRを発明したキャリー・マリス
・DNAのX線解析を行ったロザリンド・フランクリン
・フランクリンが研究していたX線解析結果をワトソンに見せたモーリス・ウィルキンズ

などなど他にもたくさんいるのでしょう。


基礎研究の世界では1等賞以外はほとんど全く評価されないという厳しい世界です。そこには必然的に一等賞を巡る複雑な、汚い人間模様も存在します。そのような世界を詳細に描写している点も本書の読みどころの一つだと思います。


著者自身の経験を元にして書かれた、ポスドクとしての留学時代の話も興味深く読めますよ。


無機質な生命科学に命を吹き込むかのような一冊でした。


参考:
活かす読書:生物と無生物のあいだ

こちら▼は本書よりもっと最近の著作
メタノート:女は男より優れている!?【書評】できそこないの男たち




意味の転化 ~ソーシャルブックマークの本当の意味~


03 15, 2009 | Tag,ソーシャルブックマーク,はてなブックマーク,雑感

ソーシャルブックマークがおもしろい。

まず、ソーシャルブックマークとは、

wikipedia:ソーシャルブックマーク より

ソーシャルブックマーク(Social Bookmark、SBM)は、インターネット上のサービスの一つで、オンラインブックマークサービスの発展形。
自分のブックマークをネット上に公開し、不特定多数の人間と共有する事で、これらを有益な情報源とすることができる。
同一アドレスを登録している他人のブックマークを観たり、またタグと呼ばれる登録者が付ける分類用の語句により同一タグで分類している他人のブックマークを観たりすることで同じ指向のサイトが見付けやすくなる。またサムネイルを付ける機能も増えている。(フォークソノミー、ソーシャルタギング)。



自分のブラウザ上にお気に入り登録する、これが今までのブックマークの概念でした。ソーシャルブックマークが台頭してきたことによりウェブ上にブックマークを保存できるようになってきたわけです。これによりどこのパソコンからもネットにつながっていれば自分のお気に入りにアクセスできるようになりました。

しかし、ソーシャルブックマークがおもしろい本当の理由はこのような利便性ではないように思います。

ソーシャルブックマークのおもしろさはその人気投票的な機能にあると思います。


ソーシャルブックマークとして日本で有名なのは「はてなブックマーク」でしょう。
通常、はてなブックマークではブログやニュースなどおもしろいウェブ上の記事があるとそれをブックマークします。ブックマークした記事はタグづけでき、検索機能もついているので後から読みたい記事を探すことができます。

これに対して従来型のブックマーク、自分のブラウザ上でお気に入り登録していく方法は、あまりブックマークの量が増えるとなにがなんだか分からないし、どこを探せばよいか分からなくなるので、本当にいつも使っているサイトのみが生き残っているのではないでしょうか。

ところが、はてなブックマークではそういう使い方をしている人は少ないでしょう。他のはてなユーザのブックマーク数を見てみると、ものすごい数がブックマークされています。気に入った記事は手当たりしだいブックマークするわけです。

そもそもこのソーシャルブックマーク、PC上のブックマークと違い、一目でブックマーク全体が見渡せるような構造になっていません。タグでの分類は階層分けができないと言いましょうか、検索したい単語がある程度明確に思いつかないと、その検索機能は活かされません。

このように使い勝手の面からも両者は似て非なるものになっています。だからいくらソーシャルブックマークが広まってもブラウザ上のブックマーク(お気に入り登録)はなくならないでしょう。

手当たり次第におもしろかった記事をブックマークしてなにがおもしろいのかと言うと、それが人気投票になるからです。「はてな」のサイトではブックマーク数に応じてリアルタイムに人気記事を表示しています。ブックマークされたほうもそうですが、ブックマークした人も自分がブックマークした記事を他の人がブックマークして、はてなに表示されているのを見ると、それはある意味自分の目利きが評価されたような感覚になるのだと思います。

そして、はてなブックマークではブックマークしたときに100字以内のコメントを残すことができます。ここもはてなの面白いところなのですが、コメントには「スター」をつけることができるのです。しかも簡単手間いらずで。この仕組みはコメントに対しても人気投票ができるので、ブックマークするモチベーションにつながります。


そう、ブックマークするということが本来の意味から離れて、人気投票に転化しているのです。


結局、このはてなの仕組みはウェブ上でも実社会と同じで誰かに認めてもらいたいという人間の根源的な心理をうまくついた手法なのだと思います。


始めるとやめられなくなるかも。。。




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社会保障制度を理解するための入門書 【書評】だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方


03 13, 2009 | Tag,社会保障,年金,医療保険,介護保険,入門書

だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方
(2009/01)
鈴木 亘

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会社勤めしているビジネスパーソンが加入している年金は通常厚生年金になります。厚生年金の保険料は現在15.35%で、これだけでも多いと思うのですが、さらに18.3%まで上がる予定です。健康保険は「保険料額=報酬×保険料率」という式で決まり、保険料率の全国平均は8.5%となっています。これも最大9.6%まで上がる予定だそうです。

健康保険の場合、所属する組合により微妙な違いはあるようですが、基本的には年金と同様、会社と労働者で折半します。そうすると簡単に考えて、一般的なビジネスパーソンでだいたい給料の12%はこれらの社会保険料で天引きされるということですね。

いずれもなくてはならない制度ですが、なかなかばかにできない額です。


本書は社会保障制度として欠かせない、年金、医療、介護保険に関する一冊です。やや難解な点も含まれますが、主張が明快で反論に対する答えも詳しく、わが国の社会保障制度についてとても考えさせられる内容となっています。



本書の目次は

第1章 社会保障制度の「危機」はなぜ起きるのか
 簡単なたとえ話
 実際の少子高齢化の状況 ほか

第2章 本当に重要なことを最小限にまとめた社会保障入門
 社会保障制度の存在理由
 積立方式と賦課方式 ほか

第3章 年金改革の現状と論点
 年金財政の現状
 厚生年金と共済年金の一元化とは何か ほか

第4章 医療保険・介護保険改革の現状と論点
 将来の医療保険料はどこまで上昇するのか
 生活習慣病対策はどこまで効果が期待できるのか ほか

第5章 最初で最期の社会保障抜本改革
 ここまでのまとめ
 積立方式への移行とその誤解 ほか



とこのようになっています。



本書の内容は年金だけでなく、国が運営する医療保険、介護保険と多岐にわたるのですが、ここでは年金制度にしぼって話を進めていきます。


年金制度を継続的に成り立たせるために必要な改革な何か?という問いに対して本書では「賦課方式」から「積み立て方式」への移行が必要であると回答しています。


現在の年金の財政方式は「賦課方式」です。賦課方式というのは自分が老後に受け取る社会保障費は、そのときに生きている現役世代が払う保険料によって支えてもらう財政方式のことです。

年金制度が成り立たなくなるという根拠の詳細は本書に譲りますが、もっとも大きな原因は少子高齢化です。若い世代が高齢世代を養っていく賦課方式では少子高齢化社会では成り立たなくなっていくだろうといことは容易に想像できます。年金保険料を増やすのにも限界があるでしょうし、かといって給付を減らすにも限界があります。現在の日本の人口構成からは成立しない制度だというわけです。

また、世代間不公平という大きな問題があります。衝撃的だったのが、「生涯純受給額」です。これは「将来に受け取る給付額の総額(生涯受給額)」から「障害に支払う保険料の総額(生涯保険料額)」を引いたものです。本書のデータによると、1940年生まれの人と2005年生まれの人ではその差なんと8340万円になります。もちろん、最近に生まれた人であるほど、損をしていることになっています。たまたま生まれが違うだけでこれほどの世代間不公平が生まれていることは見逃せません。

社会保障制度の中に医療保険や介護保険、そして年金が存在しますが、それぞれが持っている機能は「保険」という機能です。年金は、予想外に長生きしてしまって、生活費が枯渇してしまい、老後に悲惨な生活状態に陥ることを防ぐために存在している「保険」なのです。「保険」は同質の集団の中で機能するもので、そうでなければリスクの高い人が得をしてリスクの低い人が損をすることになってしまいます。

年金というのは世代間の助け合いを実現するものだから若い世代の大きな負担はやむを得ない、という意見もあるかもしれませんが、これはそもそもの年金の「保険」としての機能と矛盾します。世代間の助け合いと「保険」は切り離して考えるべきです。

また、現在の制度でいけば生涯純支給額の格差は開く一方で、これは未来の子供たちがさらに負担を増やしていくことになります。これでは子供たちが損をしていくわけだから、世代間の助け合いという論理は成り立たないでしょう。


世代間の不公平を作り出す現在のこの方式が賦課方式ですが、それに対して存在するのが「積み立て方式」です。積み立て方式は現役世代のうちに自分の老後に使うための社会保障費を積み立てておくというものですが、こちらの方が理にかなっているし、将来的に破たんする心配もない方式というのが本書の主張です。


世代間の不公平だけでも現在の賦課方式に対して疑問を抱かざるを得ません。選挙での票の多数を占める高齢者と、ほとんど受益側に回っている政治家のことを考えると、制度の改革は難しいかもしれませんがなんとかしなければいけないと思います。どうやって積み立て方式に移行していくかについても本書の中では具体的に述べられています。



医療保険の項では地方の医師不足も病院経営も、価格統制を廃止して市場メカニズムを導入することで問題は解決されると主張しています。現行の診療報酬制度では難しいのですが、需要の割に供給が少ない地方の病院では診療報酬単価を上げるなどの策は有効かもしれません。現実的には患者と医師の間では情報の非対称性があるために、すんなりと導入するわけにはいかなそうですが、医師不足問題の解決策として魅力的には感じました。


介護保険についても同様に市場メカニズムの導入でサービスの質が向上することを主張しています。こちらは医療保険と違って情報の非対称性はほとんど存在しませんので、導入までの障壁は少なそうです。


内容の非常に濃い一冊でした。




ホリエモンの頭の中 【書評】徹底抗戦


03 12, 2009

徹底抗戦徹底抗戦
(2009/03/05)
堀江貴文

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ライブドア事件から暫く時間が経過し、熱も冷めてきた頃かもしれませんが、ホリエモンこと本書の著者堀江貴文さんは今でもブログやネット、メディアで発言すれば注目される存在です。それだけ堀江さんには世間を動かす行動力やカリスマ性が備わっているのかもしれません。

本書は堀江さんから見たライブドアのこと、ライブドア事件のことについて書かれた本です。

本書の読みどころは事件の当事者の視点からの主張が書かれている点でしょう。

というのも、実際には当事者の本当の声は私たちのところまで届かないことも多いからです。私たちの手元に届く情報は、いつも誰かの視点を通過して届きます。マスコミの報道は常にバイアスがかかった情報と考えておいたほうが偏った意見に翻弄されるのを防ぐことが出来ます。

とは言っても、情報の入手経路は新聞やテレビ、雑誌や書籍、インターネットを介した経路しかありません。この場合犯罪の主犯格とされているような人はなかなか発言する機会がないと思います。しかも、発言できたとしても、もしかしたら主張が加工され、捻じ曲げられて報道されてしまう可能性があります。

堀江さんが発言するたびに注目されるのは、ライブドア事件は何かおかしいと感じている人が意外に多いこと、犯罪を犯していたとしても堀江さんのカリスマ性に惹かれる人が多いこと、ただの怖いものみたさ、と3パターンの人々がいるような気がしますが、「はてな」などの動向を見ていると前2者が結構多いかもしれません。


フジテレビ買収あたりから堀江さんのイメージがブラックなものになっていったと思うのですが、それを助長したのがフジテレビが乗っ取られるのではないかという誤った報道だったようです。企業買収に馴染みのない日本の社会ではこのような企業買収劇は愛社精神を刺激してしまったと堀江さんは少し反省もしてもいますが、これにより国民の恐怖心は高まっていきました。

本書を読んで分かったのは、フジテレビ買収でやりたかったことはテレビ放送にライブドアのURLを貼り付けること、だったそうです。たしかにテレビ放送にURLを貼ることができたらライブドアとしては利用者を大幅に増やすことに成功していたかもしれません。



大きな問題の一つにライブドア株が大幅に暴落して株主が大きな損害を被ったことが挙げられると思いますが、堀江さんの主張としてはこうです。

仮に私が公判で否定している容疑も含めて違反行為を犯していたのだとしても、東京地検特捜部、東京証券取引所、マネックス証券などの証券会社、そして特捜のちょうちん記事を書いたマスコミにも幾ばくかの責任はあるだろう。


会社のファンダメンタルズとあまりに乖離した株価の暴落を招いたのは、マスコミなどの周囲の組織が大きく関係しているというものです。


一貫して堀江さんは問題になっている「偽計及び風説の流布」と「有価証券報告書虚偽記載」についてそもそも犯意などなく、それらを主導したこともない、という主張を貫いています。それで本のタイトルも「徹底抗戦」というものになっているのだと思います。


本書の中には堀江さんの起業家としてのソニー買収の夢や、宇宙開発への挑戦などとともに独房での生活の様子なども書かれていて興味深かったです。

ライブドア事件を別の視点からもう一度見てみるため、ホリエモンの言い分を聞くために有用な一冊だと思います。




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これだけは知っておきたい生命保険のこと 【書評】生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと


03 11, 2009 | Tag,生命保険,ライフプランニング,ライフネット

生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと
(2008/11/29)
出口 治明

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生命保険に関する基本的なことが一通り分かる一冊。

今の日本の生命保険の問題点から始まって、私たちが払っている保険料はどのようにして決められているのか、どんな種類の生命保険商品があるのか、生命保険の運用、そして生命保険の歴史まで幅広い分野を網羅しています。



昨日も生命保険関係のエントリーでしたが、今日も一般のビジネスパーソンがどのように保険商品を選べばよいかを本書の内容をもとに考えていきたいと思います。ライフステージによって保険の役割は変わってきますので、特に30歳で妻一人、子一人くらいの家庭を想定します(女性の方、ごめんなさい)。

生命保険の果たす機能は死亡保障、医療保障、貯蓄保障と3つに分かれます。結論から先に言うと、生命保険会社に任せたほうがいいのは死亡保障の部分になります。若い世帯です。いっそのこと死亡保障に絞って考えてみましょう。



まず、そもそもの生命保険の成り立ちを知っておいたほうがいいかもしれません。

たとえばここに30歳のカップルがいると仮定します。二人が生活のいしずえとして、1000万円を貯めようと決意しても、おそらく普通であれば10年前後はかかるでしょう。この10年という時間を買う仕組みが生命保険なのです。つまり30歳のカップルが1000万円の定期死亡保険を購入すれば、翌日から万が一の場合には1000万円が保証されることになります。


それではこの1000万円はどこから捻出するのかというと、同世代の他の人たちから集めるわけです。同じ30歳の人がお金を少しずつ出し合って、万が一の状態に陥った人を助けるわけです。この仕組みのことを著者の出口さんは「共助」と言っています。それに対する言葉は「公助」と「自助」で、公助は税金による社会保障のことで、自助は字のごとく自分の身は自分で助けるというものです。

保険会社のパンフレットを見ると、各世代で保険料の負担割合が違うと思いますが、これは死亡率に見合った保険料が設定されているからです。例えば、30歳の男性では死亡率が0.00074なので、30歳の男性が10万人いたとすれば、平均して10万人×0.00074=74人の人が1年間に死亡することになります。そして、1000万円の死亡保険を10万人の人に販売する生命保険会社があったとすると、74人×1000万円=7億4000万円が必要です。これを10万人で負担することになるので、7億4000万円÷10万人=7400円となり、これが一人当たりの保険料になるわけです。

実際には集めたお金に運用益が発生するので、未来のお金が今のお金よりは増えいていると仮定され、もう少し保険料は安くなります。

運用益の話が出ましたが、保険会社はこのように預かったお金を運用します。運用といってもその投資先は生命保険会社で決めるものなので、保険会社によってどれくらいリスクテイクしているか分かれます。大きな運用益を狙っている会社もあれば、安全志向で国債を中心に運用している会社もあるということです。保険会社を選ぶときは、保険会社の運用対象も確認しといたほうが良いでしょう。運用がうまくいって保険料に反映されれば、消費者は恩恵を受けることができますが、もし運用がうまくいかなければ、その損は結局消費者が被ることになります。


また、保険料はみんなで負担するというこの考え方からすると、さまざまな特約(医療保障やガン保険など)をつけた商品は好ましくないことになります。特約は生命保険を分かりにくいものの一つにしています。特に受益と負担の関係がばらばらになるほど若い世代が負担を強いられます。商品が複雑化して高齢者のリスク分まで若い世代の保険料で負担するということが起き得ます。

だからまずはシンプルに死亡したときの生命保険だけのことを考えましょう。


生命保険に加入するタイミングは結婚したとき、もしくは子どもができた時というのが合理的です。就職したからと言って必ずしも保険に入る必要はありません。例えば自分が死亡したとして、その場合に支払われる保険金は誰が受け取るのでしょうか?親孝行に、と親を保険金の受け取り人にすることも可能ですが、若い世代に多くの所得がないことを考えると本末転倒のようにも感じます。それよりは貯金をしたり自分に投資して未来に備え、十分親孝行できる余力ができてから考えてみてはどうでしょう。


引き続き、子どもができたばかりの若い世代を対象に考えていきます。なるべく掛け金は安く、手厚い保障が得られる保険を選びたいところです。一家の大黒柱に万が一のことがあって、残された家族が路頭に迷わないためにも、このタイミングでは生命保険を契約するべきです。

「貯蓄と保険は分けて考えろ」という意見があります。終身型の保険は、保険をかけながら貯蓄もできるという一石二鳥的な商品ですが、これは気をつけないといけません。運用するのは保険会社ですし、最大の難点は途中で保険の変更を考えたとしても、解約返戻金といって返ってくるお金は大きく減っているということです。若い世帯こそライフプランは柔軟に考えておいた方が良いと思います。


だから、初めは定期保険(掛け捨て)でスタートするべきです。掛け捨てはお金をどぶに捨てているようなもったいないような感覚に時々陥りますが、そこは自分を律しましょう。保険料が安いのは定期保険です。浮いたお金は自分で貯金に回します。


定期保険であれば、途中で子どもがもう一人増えたので保障を増やしたい、などのライフイベントに柔軟に対応できます。


終身と定期の違いは保険モールでよくまとまっています。


30歳男性で考えた時、例えば定期保険では

定期保険


終身保険では

終身保険


とこんな感じですが、終身の場合、1000万円の保障でも1万5千円~2万円の保険料ですから厚い保障がほしい若い世帯にはどうかと思います。どーしても自分で貯金するのは苦手、という人だけ終身にしてみてはいかがでしょう。



生命保険も自分で考えて選ぶことが大切です。そういう意味で本書はそのきっかけになってくれる一冊ですよ。
生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと生命保険はだれのものか―消費者が知るべきこと、業界が正すべきこと
(2008/11/29)
出口 治明

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参考記事:生命保険選びで迷っているあなた、もっとシンプルに考えてみては?


医療保険についての考えはまた(また!?)今度。



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生命保険選びで迷っているあなた、もっとシンプルに考えてみては?


03 10, 2009 | Tag,生命保険,ライフネット

生命保険は若い人にとって結婚をきっかけに契約することが多いのではないかと思います。自分が不慮の事故で死んでしまった場合でも、残された家族がいきなり路頭に迷わないようにしてあげたいですよね。

そして、この生命保険、一生のうちで住宅についで高価な買い物といわれています。契約はサイン一つですが、慎重に考えて契約したいところです。

最近FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格をとったからというわけではありませんが、生命保険選びについて自分なりに答えに到達したのでエントリーしておきます。



生命保険選びのポイントは色々あるとは思いますが、若い世代向けに値段と保障で見てどれくらい合理的か、という点に注目します。

そこで今回は生命保険のタイプ(終身にするか掛け捨てにするか)ネットで買うか対面で買うか、というこの2点に絞って検討することにします。



終身にするか掛け捨てにするか


まず迷うところが、「終身」にするか「掛け捨て(定期)」にするかという点だと思います。

「終身」の場合は死亡した時の保障をつけながら、もし何もなければ満期になった時にお金がもらえますよ、というものです。満期にならなくても契約の途中で解約する場合は解約返戻金として掛け金の一部は返ってきます。保険をかけながら貯金もしていく、といったら分かりやすいかもしれません。


「掛け捨て(定期)」の場合は終身と違って貯金はできません。毎月毎月お金を払って、何もなければそれはドブに捨てていくような感じです。しかし、「掛け捨て」の場合は「終身」と同じ金額を毎月払っていても保障される額ははるかに高額になります。貯金の性質を捨てれば、少ない掛け金で大きな保障を受けることができるわけです。



自分で貯金をするのが苦手な人や、個人の資産運用なんて考えるのは面倒くさいと考える人は「終身」がよいと思います。この場合は、掛け金の一部は保険会社が運用してくれます。

そうは言っても保険会社に運用をまかせてはおけない、自分で運用するよ、という人にとっては「掛け捨て」がいいでしょう。「掛け捨て」なんと言っても少ない掛け金で大きな保障を得ることができます。



要するに、保険と貯金を分けて考えられる人にとっては「掛け捨て」、貯金をするのが苦手な人は「終身」にするとよいと思います。



私の場合は以前は大手生命保険会社の「終身」を契約していたのですが、最近「掛け捨て」に変更しました。変更後は最も合理的と考えられたライフネット生命保険にしました。



ネットで買うか対面で買うか


生命保険の適正な価格について

生命保険の価格には純保険料と付加保険料が含まれています。純保険料が原価にあたる価格で保険そのものの値段と考えてよいでしょう。それに対して付加保険料は生命保険会社が自由に価格設定できる部分で運営経費にあたりますので、各社の人件費などはここに乗ってきます。

付加保険料


保険商品は大きく対面での販売とネットを経由した販売と二つに分かれると思います。人件費のことなど構造的にどちらがコストを安く押さえることができかというと、もちろんネット販売ですよね。保険会社のセールスレディなんていうのはよく見かけたものだと思います。彼女たち一人一人の人件費のことを考えると、対面販売の保険商品にはこれらの人件費も含まれた価格がついていると考えるべきです。

あまりこの付加保険料と言うのは公開されていません。というのも、付加保険料が各社で公開されたらあまりにも分かりやすくネット販売が有利だということがはっきりするからでしょう。



そういうわけで、掛け捨てであること、ネット販売であることの条件を備えていて、ウェブにアクセスすると保険選びについての分かりやすい解説がされていた、などなどの点から「ライフネット生命保険」を選んだわけです。


どれくらい会社自体に信用度があるかも契約する際には考慮したいところです。ライフネットさんはネットでの情報開示の徹底ぶりもすごいのですが、先日開催されたライフネット「ふれあいフェア」では社長と副社長の顧客を大切にする姿勢をすごく感じることができました。



自分が契約してるからというわけではないですが、ライフネットさんはお薦めだと思います。

生命保険



参考:
週刊 ダイヤモンド 2009年 3/14号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2009年 3/14号 [雑誌]
(2009/03/09)
不明

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↑FP17人による生命保険選びでライフネットさんの「かぞくへの保険」が1位になっているみたいです。

比較サイトはこちら▼
保険市場
他にもネット生命保険はありますね。



医療保険についはまた今度。





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FP(ファイナンンシャルプランナー)の資格をとってみた


03 09, 2009 | Tag,FP,ファイナンシャルプランナー,資格,勉強

ここ1年くらい自分の資産運用のことについてどうしたらいいのか悩むことが多くありました。色々な本を読んだりして知識を身につけてきたつもりだったのですが、分かったようで分かっていない、というのが正直な気持ちでした。

どこかで体系的に勉強できる機会がないか探っていたところ、ファイナンシャルプランナー(FP)という資格があって、それを勉強すれば資産運用全般についてある程度知識を得られることが分かったので、いい機会だと思い勉強してみることにしました。


FPの試験範囲は

FP3級

とこのような感じなので、これを一通り勉強すれば人生の中で出現するお金の問題についてある程度対応できるのではないかと思ったわけです。



厚生労働省が認定するFPの資格には1級~3級まであって一番難しいのが1級です。

試験の概要はこちら▼
ファイナンシャル・プランニング技能検定


いきなり2級を受ける方法もありますが、その場合はFPとしての実務経験を2年以上を積むことや、日本FP協会が認定する研修を受講する必要があります。

私は実務経験ないですし、研修を受講する時間的な余裕もなかったので、FP3級を受験してみました。

ちなみに、3級の資格をとれば2級の受験資格が得られます。しかし2級に合格しても実務経験がなければ1級は受験できないようです。


3級の場合、問題は基本的な内容が中心です。学科(○か×選択30問と3択が30問)、実技(事例形式5題)が問題なのですが、実技と言っても簡単な計算があるくらいで、学科の問題と大きく変わりません。学科6割、実技6割が合格ラインなので、合格するだけだったらそんなに難しくないと思います。というのも、問題の内容以前に回答の形式が2択や3択といった選択肢の作りになっているからです。



勉強の仕方ですが、
あまり試験対策に時間を割くわけにもいかなかったので、参考書と問題集を使い、空いた時間に独学することにしました。

初めに買った参考書は↓なのですが、

3級FP技能士ポイント速習テキスト3級FP技能士ポイント速習テキスト
(2008/06)
TAC FP講座

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あまり解説が詳しくなかったので途中から↓

パーフェクトFP技能士入門3級用〈2008年度版〉パーフェクトFP技能士入門3級用〈2008年度版〉
(2008/07)
きんざいファイナンシャルプランナーズセンター

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に変更して勉強しました。



使った問題集は↓だけです。

3級FP技能士 過去+予想問題集―08年9月→09年5月検定対応3級FP技能士 過去+予想問題集―08年9月→09年5月検定対応
(2008/07)
TAC FP講座

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参考書や問題集はもっと情報を収集してから買えばよかったな、と今になっては思います。



試験勉強をしてみた正直な感想は、受かったものの、これくらいの知識では他人にアドバイスをするにはまだまだ不十分だということです。どの資格でもそうなんでしょうが、こういった資格は実際に使ってみることで「使える」知識になるのだと思います。私の場合、使う場が決定的に不足しているわけですが、もう少し知識を深めたいので次は2級にチャレンジしたいなと思っています。




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まずは蛇口をしめないと


03 09, 2009 | Tag,医療,医師不足,女性医師

先日読んだ本に関連して医師不足について思ったことがあったのでエントリーしておきます。


医師不足解消のために考えられる必要なことは3つあると思います。

1.医師の絶対数を増やす
2.やめていく女性医師をもっと有効活用する
3.やめていく勤務医を減らす



医師不足問題の解決案として、医学部の定員増加、臨床研修の短縮など総数を増やすことばかりが話し合われているような気がします。たしかにこれも有効でしょうが、先に解決しなければならない課題は2と3のほうだと思います。医師の総数が増えても本当に必要な勤務医の数を増やさないと意味がないからです。



やめていく女性医師をもっと有効活用する

昔に比べると医学部の定員のうち女性の占める割合が増えていますので、30~40%くらいが女性でしょう。そうすると、毎年3500人~4000人の医師が誕生していますが、そのうち1200人くらいは女性なわけです。現在の勤務医としての労働環境で女性が結婚をして子供を産んで、育てるとなると、仕事はこれらのライフイベントをきっかけにやめざるを得ないというのが現状です。昼も夜も関係なく、自分の受け持ち医に何かあれば家庭を犠牲にしても病院に駆けつけなくてはならないのが多くの医療現場での実際です。

女性医師がこの現状をどう考え、どのように対応しようとしているかというと、病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)に書かれていたので紹介しておきます。
1.女医としてのキャリアは捨て、若いうちに嫁に行く
2.早く一人前になる科を選ぶ
3.結婚・出産しつつ、でも男性並みのキャリアも積む


3は現実的ではないでしょうね。あまり3のような人生を選択しようとしている若い女医さんは見かけません。自然なことだと思います。
1に関してですが、これが意外にも多い。
もともと「医師免許は嫁入り道具」程度に考えてすぐに結婚する女医もいるし、予定外に良い人に出会ったり妊娠したりして現場から離れていく女医はわりと多い。
(p.91)


2ですが、これはある意味賢い選択なのかもしれません。
例えば外科系と一言で言っても、一般外科、心臓外科、脳外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻科、美容外科などなどたくさんあり、そのハードさにもバラつきがある。当然、一人前になるために要する時間にも差があるわけだ。最近の傾向で、皮膚科や眼科、形成外科、美容外科なんかが女子医学生に人気なのもこのような理由があるのだろう。緊急で呼ばれることも少なく、患者の命に直接関わることの少ない科は働きやすい。出産したら外来のパートだけ、なんてフレキシブルな働き方が可能なことも多い。
(p.91~p.92)


ここに引用したことはは紛れもない現実だと思います。異論ありません。実際に中規模以上の病院で勤務している医師をインターネットや病院の医師紹介などでみてみると、例えば40歳以降の女性医師の顔が圧倒的に少ないことに気付くと思います。



話は変わってやめていく勤務医のことです。

やめていく勤務医を減らす

研修医というよりは即戦力になるベテランの医師が必要というのが病院側の本音でしょう。研修医は雑用を押し付けるにはちょうど良いのかもしれませんが、実際に現場を指揮するのは経験を積んだ医師です。大きな病院を見ていると、若手医師のわりにベテランの医師が少ないことに気付くと思います。

これは、医師として経験を積んでいくと、実力がつき、その結果開業するなど、仕事の選択肢が増えることも関与しています。選択肢が増えると、自分のスキルに見合った働き方を選択できるようになります。

例えば美容外科などは形成外科で専門的な教育を受けて専門にする医師もいますが、中には一般外科からいきなり美容外科に転身したりすることもあります。そんなんで出来てしまうのも怖いのですが、収入の面でも大きな病院で勤務医をやるのと美容外科をやるのでは大きな違いがあります。美容外科は通常自由診療といって医療行為の値段は言い値で決まるので、利益を追求した医院経営ができるのです。

このように、現在の日本の医療界は、「病気で苦しむ人を助けたい」、「満足な医療を受けられていない人のために働きたい」と思えば思うほど、勤務医と、開業医や美容外科の間で格差が開いていくしくみになっているのです。



2の問題にしろ3の問題にしろ、医師の労働環境が未熟なことに原因があります。

解決策として提案するなら、医師の勤務体制を主治医制から看護師のようにシフト制にしてみるのどうでしょうかね。

このまま労働環境や労働条件が改善されていかないのであれば、いつまでも医師不足の問題は解決されないのではないかと思います。



関連記事:医学部を目指す前に読んでおいた方がいい一冊 【書評】病院はもうご臨終です


参考:
病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)
(2009/01/16)
仁科 桜子

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手元にある勉強本をわきに置いてまず読むべき一冊 【書評】超凡思考


03 07, 2009 | Tag,複眼思考,勉強本,情報整理,プレゼン,Tips

超凡思考超凡思考
(2009/02/10)
岩瀬 大輔伊藤 真

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巷にはたくさんの勉強本があって、それはとても魅力的で、不思議なことに読んだらすぐに書いてある内容ができるような気になります。私も勉強本は嫌いではないので何冊も読んできましたが、読むほどに感じるのは「読んだ後にどれくらい自分の身になっているんだろう?」ということです。

他人のノウハウを吸収するのはとても大切なことですが、あくまでこれは吸収できたら、という話です。読んだだけでできるようになった気がするのは危険で、実際に試してみてそのノウハウを取捨選択することが大切です。

本書の著者は岩瀬大輔さんと伊藤真さんという方で、二人とも弁護士の資格を持ちながら現在の本業は弁護士業とは違うところにあるようです。岩瀬さんがライフネット生命保険副社長、伊藤さんが法律系の塾「伊藤塾」の塾長をされています。二人は師弟関係にあるようで、伊藤さんの塾に岩瀬さんが通い、岩瀬さんは東大在学中に司法試験に合格しています。岩瀬さんはコンサルティング会社やHBS(ハーバードビジネススクール)でMBAを取得(しかも成績は上位5%)し、現職をされています。



私が本書をお薦めしたい理由は3つあります。


まず一つ目ですが、全ての作業の根底にある思考法について書かれている点です。

この思考法は細かいテクニック以前にどんな作業をしている時も念頭においておいた方がよいことです。例えばリーガルマインド(複眼的思考)ズームイン/ズームアウト思考など、物事を考える時は様々な視点から、時には鳥瞰しながら、時には細部に焦点を合わせて思考することの大切さが書かれています。これは勉強や仕事に限らず生きていく上で役に立つ思考法だと思います。



二つ目が目標設定から実現までの道のりが著者二人の経験に基づいて解説されている点です。

人は多かれ少なかれ自分の欲求を満たすために生きていると思うのですが、成功したいと思う欲求は自己を実現させたいという欲求と同じであると思います。何かを成し遂げたいと思ったら、まずは目標を設定するわけですが、本書には目標設定の仕方から、それをどうやって行動に落とし込んで、さらにそれを継続させ、また新たな目標設定につなげていくか、そのプロセスを知っていることは大切です。

プロセスは

・ワンランク上の目標設定をする
・ニッチ分野で力をつけてそこから別分野に仕事の範囲を広げていく。専門性を持つことが大切

・思い立ったらすぐやる
・全てを自分でやろうと思わない。人に出来る仕事は人に任せる

・とにかく基礎練習を繰り返す
・やる気を奮い立たせるためにあえてデッドラインを設定する
・やる気のスイッチを入れるためのクセを作る。例えば、作業の前に机周りを片づける、や、ストレッチをする、とか。

・小さな達成感を味わう
3日坊主で終わってしまうのは達成感を味わえていないから。脳内ドーパミン、成功報酬の活用ですね。


とこのような感じです。



3つ目は具体的なことに関する記載です。

情報整理伝える力について書かれていますが、これも非常に参考になりました。

「情報整理」に関してインプットとアウトプットのバランスが大切だと岩瀬さんは言います。

岩瀬さんの読書スタイルは10冊の本を読むより1冊の本をじっくりメモをとりながら読むというものです。要するにたくさん情報を収集することに価値を置くのではなく、どれくらい自分の身に付いたかを重視するスタイルです。そして、アウトプットを重視している点も注目です。岩瀬さんは500インプットして10アウトプットするよりも、100インプットして50アウトプットすることを目標にしている(p.150)そうです。


「伝える力」の部分ではプレゼンで役に立つことが書かれています。

いいプレゼンの3つのキモ


1.相手の知りたいこと、聞きたいことに沿って話を組み立てる

聴衆には聴衆の知りたいことしか頭に残りません。主導権は聴衆にあるということです。名演説は、聴衆の知りたい内容に合わせた形で自分の主張を伝えているから心に残るのです。


2.先を読む

相手がどうやって反論してくるか、相手はどういう疑問を持つかを先回りして考えます。これもぷれぜたーではなく、聴衆が主役であることに関係しています。聴衆に主体的に考えさせるプレゼンがいいプレゼンです。


3.クライマックスから始める

魅力的なプレゼンは常にクライマックスから始まります。いきなり聴衆をひきつけるわけです。



思考法から始まり、目標設定から実現までの道のり、情報整理やプレゼンなどのテクニック的な話どれも引きつけられておもしろい内容ばかりでしたよ。

最後に、本書の中から忘れてはいけないこの言葉を引用しておきたいと思います。
あくまでもこれらは僕たちの方法であって、それを真似すればいいわけじゃない。僕らが考えた、通ってきた思考回路を読んでもらうことで、読者自身の方法を見出してもらえたら嬉しいです。



参考:ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて

岩瀬さんのブログ:生命保険 立ち上げ日誌


さて、今日はこれからライフネット生命保険の「ふれいあいフェア」に行ってきます。




マンション買うなら今?【書評】不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社


03 06, 2009 | Tag,不動産,マンション,住宅ローン

不動産会社の倒産が相次ぎ、不況が続いているマンション業界ですが、買い手の私たちは今どういうことを考えておくべきなのでしょうか。こんなことについて考えてみました。


「マンション買うなら今?」



「今」ではないというのが今回の結論です。おそらくこれから先価格は今より下がるだろうと思うのです。


理由の一つに現在のマンション販売価格そのものがまだまだ割高だということがあります。

これまでの不動産市場の動向を見ていると、一時的な景気回復により不動産需要の上昇、それに加えて原油や資源なで建築費関係も高騰していました。それが価格に反映されてきため、マンション価格も高騰しました。

首都圏の新築マンションでみると、70㎡あたり
2006年で3799万円
2007年で4276万円
(p.59)

なのでずいぶん価格が上昇しています。


一方、 
全国平均では、70㎡あたり
2006年で2600万円
2007年で2691万円
(p.59)

ですから、首都圏での価格上昇が激しいことが分かります。


ネタ元は違いますが、
2009年1月のデータでは
1㎡あたり59万円で、70㎡では4130万円

  首都圏のマンション市場動向 2009年1月


というデータがあり、これを見ると2007年に比べて微減程度です。不景気、不景気と言われる割に価格の低下が進んでいません。

一般にマンション価格は、その調整期間に1,2年かかると言われています(p.72)ので、今は割高と言えるのでしょう。これは不動産という資産が流動性に乏しいことも関係していると思います。


さらに、さっきのデータに年収を加えて見てみると、
首都圏では70㎡あたり
2006年で3799万円、首都圏平均年収は551万円
2007年で4276万円、首都圏平均年収は551万円
(p.59)

全国平均では、70㎡あたり
2006年で2600万円、全国平均年収は455万円
2007年で2691万円、全国平均年収は453万円
(p.59)


年収は増加していなのに、マンション価格だけ上昇しているわけです。

年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合を返済負担率と言いますが、これは25%以内が安全です(p.60)。

例えば、年収453万円の家庭が、2691万円の物件を2000万円のローンを組んで買ったとします。35年返済、金利3%でボーナス返済しない場合の毎月返済額は7万6970円で、年間では約92万円となり、これは年収の20%に相当します。

これくらい(25%以下)のローンの組み方が安全と言えるのですが、もっとシンプルに考えると、一般的には年収の5倍から6倍くらいが適正価格と考えてよさそうです(例に示した条件)。

こう考えると、現在のマンション価格は年収の割に高い金額になっていることが分かります。これではそう簡単にマンションを購入することができないので、市場に需要と供給のバランスが働くとするなら、もっと価格は低下するでしょう。



住宅ローン控除で、10年間で最大500万円の減税が受けられるお得な制度があるという反論もあるかもしれませんが、このことは文面だけ受け取ってはいけません。
こちら▼

  2009年の住宅ローン控除制度はこうなった!

に給与収入と住宅ローン借入額を例示したシミュレーションがありますので参考にしてください。


500万円の控除が受けられる人は少なそうですね。



やはり今マンションを購入するのは適切ではなさそうです。


参考書籍:
不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社不動産バブル崩壊で消える会社・残る会社
(2009/01/06)
山下和之

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本書は不動産業界の現状について教えてくれる一冊です。不動産は人生の中でも最も高額な買い物の一つですので、じっくり考えて購入するか検討したいところです。また、投資用に不動産を利用しようと思っている人もいると思いますが、そういう目的で読んでもいいと思います。




わかりやすい文章を書くために 【書評】非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門


03 05, 2009 | Tag,文章力,Tips

非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書)非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書)
(2008/12/20)
飯間 浩明

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本書はとてもシンプルで分かりやすい、論理的な文章の書き方が書かれた本です。自分が今までに書いてきた記事がどのような形で書かれていたか振り返るのとともに、本書に書かれている方法で文章を書いてみたくなりました。



書籍やブログなどおおよそ文章は「クイズ文」と「日記文」に分けられると著者は言います。

「クイズ文」は問題、結論、理由の3つの要素からなる文章で、「日記文」の方は事実と感想からなる文章です。クイズ文は人を説得するのに有効な形式なので、レポートや論文、文章ではないですがディベートなどこの形にするとよさそうです。「日記文」の方は日々の感想を残していくもの、つまりあまり他者のことを意識しなくてよい文章なのですが、それはそれで否定されるものではありません。

ブログの記事はどちらの形式が望ましいのでしょうか。

本当だと結論は一つにしたいところなのですが、これはどう考えても二通りの回答があります。「はてな」のような議論中心のブログなら「クイズ文」で書いた方が良いでしょうし、「アメーバブログ」のような顔を明かしてプライベートを公開するようなブログなら「日記文」で書くのも良いと思います。

個人的には最近「はてな」をよく見ていて、そこで議論されていることがおもしろいなー、と思っているので今回は「クイズ文」を支持したいと思います。

議論する場合には「クイズ文」の方が圧倒的に有利です。「クイズ文」の流れは


1.背景
2.問題提起
3.結論
4.理由1,2
5.理由の補足(証拠の提示)
6.予想される反論への反論
7.結論の確認


とまあこんな感じになります。


理由はモデルとなる以下の引用文です。これは「クイズ文」で書いた例ですが、主張がわかりやすく書かれていることがよく分かります。


タイトル:学校で朝食を出してもいいか

朝食を抜いて登校する子供は少なくない。日本スポーツ振興センターが2005年度の行った調査(注1)によれば、朝食を毎日とる子供は、小学5年生で約85%、中学2年生で約80%程度にとどまる。残りは、1週間のうち何日か食べない日があるか、ほとんど食べないという。(背景説明)

朝食を抜く子供を減らすため、学校で朝食を出す動きもある。岡山県美咲町の小学校では、一時間目が終わった後で、ヨーグルトやチーズなどを希望者に与えている(注2)。こうした「学校での朝食」は、朝食抜きへの対策として適当だろうか。(問題)

給食制度として全員に与える必要はないが、欠食した子供にだけ有料で与えるならば、適当な対策といえる。(結論)

なぜなら、朝食をきちんととることで、子供は授業によく集中し、学習効果が上がるからだ。学校が子供の学習効果を上げるために支援するのは当然のことだ。(理由)

「平成19年版 食育白書(注3)」によれば、朝食をきちんととる子供ほどペーパーテストの得点が高く、また、身体的な持久力も高い傾向があるという。朝食をとることと、子供の学習能力・身体能力とは密接な関係があることが分かる。(理由を支える証拠)

学校で朝食を出すと、家庭で朝食を用意しなくなるという反論があるだろう。だが、子供が朝食をとらない理由は、「食欲がない」「食べる時間がない」があわせて8割に達し、「朝食が用意されていない」は一割に満たない(注4)。必ずしも朝食について家庭の認識が低いわけではなく、子供の生活態度に主な理由がることがうかがえる。(想定される反論とそれに対する再反論)

子どもに家庭で朝食をとるようにさせるためには、早寝早起きの習慣をつけさせるなど、生活全般にわたる指導が必要なのはもちろんだ。そのことと、学校で朝食をだすことは両立する。学習効果が上がることを通じて、朝食の大切さを子供に分からせることも、学校として行うべき教育の一つだ。(結論の確認)

(引用は省力)



これは著者の文章ですが、論点が整理された分かりやすい文章だと思います。

ページを見に来た人はあっさり通り過ぎてしまうような文章ではなく、立ち止まって何かしら考えてもらえるような文章を書くためには「クイズ文」が有効と言えるでしょう。



「クイズ文」を使って今回の記事を書いてみようと試みましたが、なかなか理想とは程遠い感じ。特に理由を支持するデータの提示が難しい。これがあると説得力がグッと増すのでしょうね。もう少しこの形式で練習してみたいと思います。



景気対策の前にとりかかるべきこと 【書評】子どもの貧困―日本の不公平を考える


03 04, 2009 | Tag,子どもの貧困,貧困

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
(2008/11)
阿部 彩

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本書は本当にこわい貧困について学べる一冊です。


日本の世帯所得の中央値(平均ではない)は254万円、その半分を貧困線と言いますが、つまり世帯での収入が127万円以下の家庭は貧困世帯と言えます。日本の社会は一億総中流といって格差のない社会だと言われてましたが、時代は変わりました。格差社会では個人が頑張れば頑張った分、所得が増えて豊かになれるという一面もあるかもしれません。しかし、本当に格差社会は善なのでしょうか。

本書を読むと、それは善ではなく、むしろ悪であると考えさせられます。貧困の解消に早急に取り組むべきだと。


理由の一つは医療の問題です。

昨年のことですが、医療では健康保険に加入していない子どもたちがいることがニュースになりました。

無保険の子ども324人 14市町197世帯が国保料滞納(和歌山)


日本の未来を支える子どもたちの中に十分な医療を受けられない子どもたちがいるという現実がある一方、日々のニュースでは高齢者医療ばかりクローズアップされている点も違和感のあるところです。



もう一つの理由は教育です。

教育を受ける機会は世帯の所得と関係します。
十分な教育を受けれなかった子どもは、他の子どもたちに比べて限られた職種にしか就くことができず、貧困から抜け出す機会が必然的に少なくなります。こうして貧困のネガティブスパイラルができあがります。



医療の問題にしろ教育の問題にしろ、子どもには罪はありません。問題なのは、このままでは貧困層に生まれてきた子どもがいつまでたっても貧困層から抜け出せないという現実です。

貧困層は母子家庭で多いのですが、これは母親が働きに出ても給料のいい職業に就くことができないことや、職を持っても子どもを育てながらだと、収入を増やしていくことは困難なのが現実です。子どもは大きくなっていくのに収入が増えていかないのでは、子どもにかけるお金を減らさざるをえません。このしわ寄せが医療や教育にきているわけです。

離婚しなければよかったんじゃないの?とか、頑張りが足りないのでは?という意見もあるかもしれません。それは一部では正しいのかもしれませんが、貧困のネガティブスパイラルが形成されてしまっている以上、日本の未来のためにもこれをどこかで断ち切る必要があるはずです。

生活保護や児童扶養手当などの社会保障制度はありますが、貧困層を支えるのに十分な補償がされるわけではないようです。また、社会保険料は逆進的な構造といって、所得に占める負担割合が低所得層ほど高くなる仕組みです。


最低限の医療や教育を供給することは当然として、景気回復とともに未来を見据えた子どもの貧困の解消が急務だと思います。



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【書評】「依存症」の日本経済


03 03, 2009 | Tag,経済,日本経済

「依存症」の日本経済 (講談社BIZ) (講談社BIZ)「依存症」の日本経済 (講談社BIZ) (講談社BIZ)
(2009/01/08)
上野 泰也

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本書は現代の経済を「依存」というーワードで読み解いた本です。内容をよく表していると思いますので以下に目次を掲載しておきます。

目次
第1章 日本の個人消費は「女性依存」-婦人服売上高にカギがある
第2章 お父さんのこづかい減少でわかる「交際費依存」体質-「消費弱者」に逃げ場はあるのか
第3章 なお残る「建設業依存」と構造調整圧力-中小・非製造業は生き残れるのか
第4章 食料の「海外依存」は本当に問題なのか-40%の食料自給率が意味するもの
第5章 緩和への熱が冷め「規制依存」に逆戻りする日本-このままでは国ごと沈んでしまうのか
第6章 教育はどこまで「学習塾依存」を強めるのか-ゆとり教育が生んだ3つの弊害
第7章 景気判断や買い物で「マスコミ依存」する日本人-景気の波と報道の影響力の関係
第8章 投資に移行しにくい家計運用の「預金依存」-間接金融中心で何が悪い?
第9章 主導権を握れず「外国人依存」が続く金融市場-ブレークスルーを生む政策を打ち出すために
第10章 日本経済はやっぱり「米国依存」-否定された「デカップリング論」
第11章 ケーススタディー:少子高齢化の秋田県は「日本の未来図」


目次にある通り本書にはざまざまな日本の「依存」体質が書かれていますが、本書の読みどころは最終章の日本の未来図、秋田県の部分だと思います。日本経済の最も危機的な状況は人口が増加しなくなったというところにあり、それを説明するのに秋田県というモデルが役に立ちます。今秋田県に起きていることが10年後日本に起こらないとも限らないなと考えさせられます。


経済全般

人口問題

人口減少や人口分布の変化(少子高齢化)に伴い需要の減退が起こります。需要が減退すると、それに合わせて供給側も再編が求められます。競争力の弱い中小企業などは今よりもっと淘汰されていく可能性があります。

地方の中小企業は生き残るために何かしらの特徴を身につける必要があります。本書の中に登場する一つの例として、女性客にアピールすることで成功しているパン屋が描かれています。

なんといっても人口増加政策が必要になるわけですが、アメリカではバブル崩壊に伴う消費の減退に対して、グリーンスパン前FRB議長は「過剰な住宅在庫の買い手として熟練労働者を受け入れる」と言ったそうです。

消費を促すためには人口を増加させ、単純にパイを増やすという方法以外にも、外国から、消費を活性化してくれるような人たちを受け入れてしまおうという考えです。非常に単純明快で分かりやすい主張ですが、実際には実現しなかったようです。移民の国アメリカだからこその発想で日本では受け入れられづらいかもしれませんが、もっと外国資本を有効に利用しようという考え方は良いと思います。



産業構造・規制

規制緩和
規制は既得権益を守ります。その結果、競争原理を失わせてしまい、企業や産業の成長という意味ではマイナスの力が働きます。

規制緩和が成功した例としては電力・ガスへの競争原理導入による低価格化、消防法改正によるセルフのガソリンスタンド設置による低価格化、株式売買委託手数料の完全自由化とネット証券の相次ぐ参入による参加者の利便性向上などがあると思います。

反対に規制がかかっているものの代表例は農業でしょうか。
食料自給率は日本全体ではカロリーベースで40%とされていますが、秋田県では170%あります。そもそもカロリーベースで食料自給率を測るのはいかがなものか、食糧自給の問題が論じられる場合は、いつも戦時下であるかのような前提で話し合われているのがおかしいと主張されています。

それよりも足りない資本は輸入してかまわない、逆に日本にはイチゴやスイカなど質の高い農作物があるわけなので、それを国外に輸出してはどうか、と。そして国内の農業にも競争原理を導入しどんどん質の高い農作物を作っていくべきだと言っています。



教育

教育に関しては秋田県がモデルになりそうです。全国学力テストの平均点は秋田県がトップという結果があります。秋田県では塾に通っている生徒は他県と比べると少ないにもかかわらずこの成績が残せるのは、学校教育が充実しているからでしょう。あくまで平均点なので、成績が突出した生徒を育てるには学校教育だけでは不十分なのかもしれません。

しかし、学校教育の底上げは競争力のある産業を生み出す糧になるでしょうから、それはそれで望ましいことだと思います。

まだ先は見えませんが、教育の面では秋田県のように学校教育が充実し、あくまでそれを補う形で塾が存在するというのが自然な形なのでしょうか。



著者は徹底して規制緩和擁護派ですが、日本の将来に期待をこめていることが読んでいて伝わってきます。経済関連の本の中では読みやすく仕上がっていて、楽しめる一冊でしたよ。



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医学部を目指す前に読んでおいた方がいい一冊 【書評】病院はもうご臨終です


03 02, 2009 | Tag,女医,勤務医,医療,医療崩壊

病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)
(2009/01/16)仁科 桜子商品詳細を見る


本書は現役若手女医による作品なのですが、実際の医療現場がこれでもかというくらい赤裸々に書かれています。そして勤務医の本音が書かれています。著者と同じ勤務医としては内容がかなりリアルに表現されていると感じました。

内容は、変わった患者のおもしろ話から医師の仕事内容、医師の生態、医学生時代のこと、医師を目指すきっかけになったこと、現在の医療問題についてまで幅広く扱われています。

女医といってもテレビにでてくる華やかな女医ではなく、外科医(通常外科医はものすごく忙しい)として勤務している女医の視点だからこそ説得力があります。


当直明けがオペの日なら、一睡もせずにオペをしていることもある。もちろん、自分の執刀医が徹夜明けなんて患者は知る由もない。人の命を預かるパイロットなら必ず休養をとってから仕事に入るように調整されているのに、同じ命を預かる医師たちは不眠不休で頭がボーっとしていても、それでも大きな責任を負ったまま緊張感のある仕事を強いられる。

これで文句を言ったところで、「根性が足りない」と一喝されるだけである。時代はこんなに進んでいるのに、医師の世界だけは何世代も前の日本のような「気合」と根性だけで成り立っている時代錯誤の世界なのである。これで何一つミスをするなと要求されても普通の人間には無理な話で、起こるべくして起こっている医療事故もあると思う。
(p.59)


給料もよく、失業の心配のない安定した仕事だから、という理由だけで医師になろうとしている学生さんは本書を読むことで、別の道を進むきっかけになるかもしれません。それはそれで悪くない選択かもしれません。医学部での教育は6年間もあるわけですし、実際に働いてみて描いていた理想と違うからといってその時点で社会に出てもいい職が見つかるとは限りません。社会に貢献するという意味では、他にもさまざまな仕事があるはずです。医師という職業を選択するなら現在の医療システムではある程度過酷な労働が待っていることを覚悟しておかなくてはなりません。



本書で取り上げられている医師不足の問題についてはまた話が変わってしまうので、またの機会に書くことにします。


なんだか重たいエントリーになってしまいましたが、内容のほとんどは過酷な労働の中にもささやかな幸せを見出す女医の生活が親しみやすく書かれた、読み物としてもおもしろいものですので気楽に読んでも大丈夫ですよ。

参考記事:
メタノート:あなたの会社の労働環境は大丈夫?医師の労働環境について考えてみた。【書評】労働法のキモが2時間でわかる本


著者のコラムはこちらにありますので良かったらどうぞ▼
ドクトル・ピノコのプチ元気の薬



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【Tips】会話上手になるために実践していきたい7つのポイント


03 01, 2009 | Tag,Tips,お役立ち,コミュニケーション

1.まずは話のネタ探し


1-1. 五感を研ぎ澄ませてネタを収集する
例えば暑くても「暑い」という言葉を使わずに説明してみる。
「今すぐ海に飛び込みたいよ」とか
こうやって簡単に口から出てくる言葉を封じることで意識がしっかり対象へ向くようになり、自然と五感が研ぎ澄まされる。



2.会話の構成を考えてスムーズに会話を進行させる


ビジネスシーンなら

2-1.

1.問題の提起(せっかくipodに音楽を入れても車で聴けない人が多い)
2.解決策の提示(そんなあなたにぴったりなのが、このカーステレオ)
3.メリット、効果の説明(ipodを差し込む専用スロットがついているので、そのまま入れるだけ。接続コードを使うわずらわしさもなく誰でも簡単に楽しめます)
4.クロージング(今なら5万円のところで3万円でOK!)
5.サプライズ(しかも、今日だけ取り付け料も無料に致します)



とこんな感じで話を持っていくとスマートですね。


プライベートでもこんな感じでは相手を疲れさせるかもしれませんので、そんなときはもっとシンプルに

2-2. 着地力を鍛えて結論までスムーズに会話をもっていく

着地とは結論、伝えたいメッセージのことですが、スムーズな会話は結論に向かって最初の話題から次の話題へ次々移っていきます。
「だからこそ」、「ようするに」、「つまり」などの接続詞を使うようにすると結論を意識した話し方を身につけるのに役立ちます。



3.相手から会話を引き出して話を広げるために


3-1. 連想力を鍛えて話の幅を広げる
「~といえば」と頭のなかで言葉やイメージを遊び感覚でつなげてみる。
「市谷といえば法政大学、法政大学といえばアナウンサーが多い」
のように。


くだらない、と言わずにこれも一度試してみるといいと思います。

3-2. 効果的なリアクション

「ハァー」、「ヒィー」、「フゥーン」、「ヘェー」、「ホォー」

はひふへほ、なので覚えやすいですね。同じフレーズは繰り返し使わないように気をつけましょう。
これに相手の話に出てきたキーワードを繰り返してこたえる、相手の話を要約して繰り返す、ことを加えればなお良いです。


3-3. オープンクエスチョンで質問する

オープンクエスチョンというのはイエスかノーで答えられない質問のこと。

「どこに行った?」、「どんな人と?」、「どうだった?」 のようにドで始まる質問と覚えておくとよさそうです。英語でいうとWhat、When、Whoなど”W”で始まる質問ということですね。


3-4. ほめる

どうやってほめるかも問題ですが、上から順に簡単な方から下に向かうにつれ効果的な「ほめ」です。
・外見
・行動
影ながらの努力をほめる
・能力
「○○さんが輪に入ってくると場の雰囲気が明るくなるよね」
・信念
「あなたの○○○という考え方素敵ですね」
・相手そのもの
「あなたはあなたのままで素晴らしい」




簡単にまとめると、

「ネタ探し → 着地点を見据えながら会話を発展させる → 着地」

を繰り返すことですね。私も実践してみることにします。


参考書籍:
「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
(2008/10/22)
麻生けんたろう

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