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ネットで成功しているのはやめない人たちである


03 07, 2011 | Tag,ブログ,SNS

ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
私はブログウォッチングが好きなので、Googleリーダーにいろいろなブログを登録してよく読んでいます。

人気のあるブログは僕もよく読んでいるのですが、それらは人を惹きつける何かを持っているようです。

その何かがなんなのかについて書かかれている本を読んだので紹介します。

本書は人気ブログの主催者、アルファブロガーの人々にアンケートをとってそれをまとめたものです。著者自身も人気ブログ[mi]みたいもん!の主催者です。

知らないブログもたくさんありましたが、アンケート結果が興味深く、なるほどそうだよなと納得しながら読んでいました。


得意な分野を自分の言葉で書く

半径3メートル以内の出来事を発信する。遠いものは出向くか引きよせる。


これはあるアルファブロガーの言葉ですが、なるほどな一言です。あまりよく知らないことって詳しく書けないんですよね。当然そのような浅い記事に人は集まりません。

そして、どんなに少なくても自分の意見を入れることが大事だそうです。単に海外の記事を翻訳して紹介するだけでは読者は飽きます。少しだけでもいいから自分の解釈を加える。それが結果的に読者を惹きつけることになるようです。


ログをためる、書き続ける

リリース当時は不発に終わった記事でも、時間がたってから知らぬ間に注目されたり。これって書き続けていないと起こらないことです。ネットの世界では、たとえロングテールの中にいてもいつか注目されるということが起こりえます。

書き続けるためには、自分がおもしろいと感じることをブログのテーマにして続けた方がよさそうです。商業的な成功を初めから狙っていては、おもしろいブログ作りはできないということです。本書に紹介されているブログの多くも、結果的にはマネタイズ可能となっていますが、初めからそれが目的ではなかったそうです。

それはそうかもしれません。自分がおもしろいと思ったことをただ他の人にも伝えたくて記事にする、そんなブログの方が私も一読者として惹かれます。


量が質に転化する

続けることが大事なわけですが、その基準となるのは3年のようです。3年間書き続けていれば、そのブログには色が出てきて個性になると。個性のあるブログは読者を惹きつけます。ブログによる収入の変化も3年を超えたところから現れることが多いようです。



私のブログはまだ3年を迎えていませんし、最近などはブログの更新が滞っていたりするのですが、これを読んでまたモチベーションが湧いてきました。あまり背伸びせず、自分の好きなこと、専門分野のことを書いていこうと思います。

ここに書いたことは本書を読んで感じた僕の感想の一部です。本書はブログを書いている人以外でも、ツイッターやフェイスブックなど、SNSをやっている人や興味を持っている人が読むと参考になる一冊だと思います。


ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉であるネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である
(2010/11/27)
いしたに まさき

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残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 


02 28, 2011 | Tag,橘玲,幸福論

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
世の中が残酷なものだということは認めざるを得ないかもしれません。能力に関して少なくとも公平には出来ていません。

薄々我々が気づいてきたこの事を、著者は冒頭近くで

能力は遺伝的なものに決定されるため、後から意識的に開発することはできない。


ときっぱり主張し、読者を落胆させます。これに関しては反論もあると思いますが、ここではこれ以上触れません。

仮に能力が遺伝的に決められていて、後からはどうすることもできないものだったとします。だとすると能力のない人は初めから幸せな人生を送れないのでしょうか。

そうではありません。与えられた能力は何も学校の成績に限らず、様々なジャンルがあります。

MI:個性を生かす多重知能の理論」でハワード・ガードナーは人間に固有の8つの知能と1つの候補を挙げています。言語的、論理数学的、音楽的、身体運動的、空間的、博物的、対人的、内省的、実存的知能です。

自分がずば抜けて人より優れた何かしらの能力を持っていれば、それを生かすのが一つの方法です。

他に、”幸せ”というものについての考え方そのものが”幸せ”になれるかどうかを分けているということもあります。考え方って大事です。

さらに、本書において著者は本当の幸せは”お金”ではなく、他人から”認められる”ことだと主張しています。

だとすれば、この世の中で個人が幸せになるためには、好きなことをやって、それをみんなに評価してもらう。そして、タダで効率的な情報社会が到来した今、それは可能である。必要なのはやったことをみんなに評価してもらい、それを収入に変えるちょっとした工夫である。

これが著者から読者への”残酷な世界で生き延びる”ための処方箋です。

本書は橘玲さんの作品らしく、直感的に納得しにくいような内容も豊富な参考文献をもとにしているため、説得力のある作品になっています。

橘ワールドは相変わらず魅力的です。


残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
(2010/09/28)
橘 玲

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ヤフー 13文字の秘密


08 30, 2010 | Tag,ヤフー,文章力

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思わず読んでしまうヤフーニュース。

これらニュースの見出しにクリックさせる秘密がありました。

トピックスの見出しは13文字以内と決まっているし、他にもいろいろと訪問者に思わずクリックされるような工夫がされているのです。


「福田首相が辞任を表明」

これがトピックスの見出しの原則に忠実な文章。何でも文章のようですが、余計な言葉が一切なく、事実が直接伝わってきます。

よくないのは次のような例。


「絶句!なんとあの福田首相が突然の辞任!」

クリックだけしてほしければこんな感じでしょうか。見た目派手になるものの、余計な飾りが多くてうっとおしいイメージになってしまいます。文字の無駄使いにもなるし、ヤフーでは”!”は使わないのだそうです。


「あの有名政治家が辞任を表明」

固有名詞を伏せることによって、訪問者の疑問を喚起してクリックを誘導するという手ですが、これは逆効果です。訪問者はまわりくどい不誠実なやり方は嫌いなのです。



見出しを13文字にまとめるというのはやってみるとすごく難しいことが分かります。私も何度かチャレンジしたことがあるのですが、めんどくさくなってやめてしまった経験があります。

文字数を短くするために、”想起”というテクニックがあって、これはなるほどと思いました。


原口「入籍日決まれば報告」

こう書いてあれば、思い出すのはタレントの原口あきまさで、政治家の原口一博を想起する人は少ないはずです。


中島一貴 ウィリアムズ離脱

これなら中島一貴がF1ドライバーであることが伝わってきます。

直接言葉を盛りこまなくても、他に書いてある単語から文章の内容を連想させるわけですね。



13文字というのは人間が一瞬で判断できる文字数の上限という根拠にもとづいているらしいですよ。奥が深くて勉強になりました。


ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書)ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書)
(2010/04/16)
奥村倫弘

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ニュータイプの犯罪者たち 「"職業”振り込め詐欺」


01 20, 2010 | Tag,犯罪,振り込め詐欺

一時期よりは騒がれなくなったでしょうか、振り込め詐欺という言葉。昔はオレオレ詐欺とも言ってました。

電話を使い、巧妙な手口で私たちの家族からお金をだまし取っていきます。



職業”振り込め詐欺” (ディスカヴァー携書)職業”振り込め詐欺” (ディスカヴァー携書)
(2009/10/03)
NHKスペシャル職業”詐欺”取材班

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被害者の心境は想像するに余りあるんですが、本書を読んで興味深かったのは犯人達の背景や心理です。

振り込め詐欺は集団で行われます。主犯格は捕まらないようにピラミッド形式で部下を配置し、自分は決して表舞台に立ちません。ATMにお金をおろしに行くのが最も下っ端の人間です。

彼らは捕まらないように様々な工夫をしています。なかなか手が込んでいます。この工夫を社会のために生かせたらいいのにと思うのですが、彼らの心情はそんなに単純ではありませんでした。



ある主犯格は学歴社会から落ちこぼれ、その劣等感から卑屈になり、拝金主義者になっていきます。そこで手っ取り早くお金が手に入る振り込め詐欺という犯罪に手を染めてしまいます。

有名大学を出て、有名企業に勤めたにもかかわらず会社の経営が悪化し、早期退職。そんな時に実家が破産。こうして社会に対して逆恨みを持つようになり、振り込め詐欺の道に進んだ者もいました。

犯人の中には早稲田の大学生もいました。この犯罪者は仲間と一緒にいたかったという動機を持っていました。金というより、誰かとつながっていたかったのです。



彼らは一度エリートの道を歩んでいますが、挫折を経験しています。挫折が劣等感を生み、劣等感が思考を歪めています。

目の前にあるお金という現実が物事の価値を測る絶対的な存在であると勘違いしていきます。

同級生が一流企業に勤めて、ビジネスライフを謳歌している時に、挫折した自分は存在価値を示すために、お金を持つしかないと考えるようになるのです。

この気持ち、わからなくはないですが方法が間違っています。



こういう犯罪に手を染める人たちに罪の意識はまったくないのかというと、そうでもない。いけないことをしていたという自覚はある。それでも人を犯罪に駆り立てる心理は異常としか言えません。

劣等感や疎外感で埋め尽くされて、救われようがないと、手っとり早く欲望を満たしてくれるお金というものに飛びついてしまうのでしょうか。



いずれにしろ、振り込め詐欺はこうした人間の弱さにつけいって広まった詐欺手法のようです。

劣等感、疎外感がいとも簡単に人を犯罪に走らせてしまう。人間って弱いものなんだと思ってしまいます。



この振り込め詐欺、一時期よりニュースに登場する機会は減ってきましたが、壊滅しているわけではありません。いまだ検挙率の低い犯罪の一つです。私の母親もそれっぽい電話がかかってきたことがあると言ってました。他人ごとではないですね。気をつけましょう。


本書は振り込め詐欺の実際というより、著者の努力により犯罪者心理がよくわかる一冊になっています。取材とか大変だったんだろうなという苦労が伝わってきます。追い詰められた人間の心理にも通じるところがあり、興味深く読めますよ。


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(2009/10/03)
NHKスペシャル職業”詐欺”取材班

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新年からスタートダッシュをかけるために 「研究者の仕事術」


01 02, 2010 | Tag,研究者,仕事術,留学

ひさびさの仕事本です。
一年の計に仕事術の見直しはいかがでしょうか。

やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
著者は大学を卒業後、10年間臨床医として働き、その後ハーバード大学に留学。
そのまま米国に残って基礎医学の研究者になられた方です。

医師という自分の経歴と近い人の仕事本を読む機会はあまりないので、新鮮でした。
近いといっても日本での安定した仕事を捨てて、研究者としていばらの道を進んでいる著者と私とでは全然違います。
ただ、感じたのは医師としてのキャリア形成もビジネスマンのキャリア形成と大差ないのではないかということでした。

日本の医師の世界では、大学を卒業し、臨床をすこしやった後、大学院に進学。
そして、基礎医学の研究のため海外に留学する。
これがいわゆるエリートコースのようになっています。
留学すれば、経歴の上ではハクがつきますし。
留学後は再び臨床医として仕事を始めます。

著者が選んだ道は、そういったいわゆるエリートコースとはすこし違います。
臨床医をやめて基礎医学の研究に専念しているのです。

大学を卒業して10年たってから留学しているわけなので、留学時の年齢は30歳を超えています。
この年齢でハーバード大学に留学し、研究者としての業績を残しているのはすごいと思います。



一貫して主張しているのは自分の強みをいかして、ニッチな分野でもいいから一番を目指すことです。
欠点をなくすように努力するよりは強みを伸ばすことに力を注ぐと。

研究者ならではの発言?
いや、全てのビジネスパーソンに言えることなのではないでしょうか。

誰にでもできる仕事をそつなくこなすのではなく、自分にしかできない仕事をする。
そうすれば、様々な方面からチャンスが舞い込んでくるはずです。

私もこれは肝に銘じておこうと思いましたよ。
ニッチ分野を探し、そこで第一人者になる。いいですね。
なかなか見つかりませんが、探していこうと思います。

あ、強みがいかされるのは好きなことじゃなくて、得意なことですからね。
このあたりは私自身混同していました。



著者の島岡さんはGTDなんかも取り入れているんですね。GTDはどうやら研究職には最適の生産向上ツールのようです。研究職といわず、デスクワークが中心のビジネスパーソに特に向いていると思いますよ。



他には英語学習法、プレゼン術、ブログ論なんかも参考になります。
私が日々生活の中に取り入れてみたいと思ったことがたくさんありました。



この本の中ではたくさんのビジネス書の引用があります。すごいな、と感じたのは著者がビジネス書の内容をじゅうぶん咀嚼し、自分の仕事という文脈の中で応用しているところでした。
これは私も見習わないとなと思いましたよ。

本書で取り上げられている本で私も読んだことがあった本はこちら。


>>さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
(2001/12/01)
マーカス バッキンガムドナルド・O. クリフトン

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>>今日も絶好調と言えているか。「カエルを食べてしまえ!」

カエルを食べてしまえ!カエルを食べてしまえ!
(2002/03)
ブライアン トレーシー

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>>ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのかザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
(2002/12/14)
エイドリアン・J・スライウォツキー

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>>アイデアのちから

アイデアのちからアイデアのちから
(2008/11/06)
チップ・ハースダン・ハース

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>>生命の本質とは 【書評】生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
(2007/05/18)
福岡 伸一

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>>ハイエク 知識社会の自由主義

ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)
(2008/08/19)
池田 信夫

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問題解決プロフェッショナル「思考と技術」問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
(1997/01)
齋藤 嘉則グロービス

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7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
(1996/12)
スティーブン・R. コヴィージェームス スキナー

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効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
(2007/12/14)
勝間 和代

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内容はいいのに、一般向けにしてはちょっと値段が高いのが玉に瑕ですかね。
でも、読む価値じゅうぶんありだと思いますよ。

やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
(2009/08)
島岡 要

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今、目の前の仕事に打ちこむこと 「iモード事件 」


12 15, 2009 | Tag,仕事学,マネジメント

新しい企画にチャレンジしようとしている人は必読。

本書は約10年間に発刊された本です。主題もiモードと一昔前の風情がありますが、内容は今読んでも色あせていません。


iモード事件 (角川文庫)iモード事件 (角川文庫)
(2001/07)
松永 真理

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本書の著者はiモードの生みの親と言われ、ウーマンオブザイヤー2000を受賞した松永真理さんです。

もともとリクルートで雑誌「とらばーゆ」の創刊に関わった方で、出版業界では有名な方でした。

ところが、今回は一見畑違いのNTTドコモでの奮闘です。今でこそiモードは知らない人がいないほど、有名なサービスとなっています。しかし、当時は同様のサービスは存在していませんでした。

松永さんとその仲間たちは、端末作りからコンテンツ作りまで0の状態から作り始めていくわけです。

本書のおもしろさはゼロから始まるプロジェクトを仲間と協力しながら、完成させていくその過程にあります。iモード立ち上げに関わった仲間を「7人の侍」になぞらえて、小説調に話は進んでいきます。グイグイ引き込まれていきますよ。


私がこの本を読んでグッときた一言は、数々の新企画を成功させてきた松永さんが部下に言ったセリフでした。

「だったら、ここが本流になるように頑張るしかないじゃない。それに賭けるしかないわね。私はいままで陽の当るところに行こうとしたことはないのよ。行ったところを陽に当たるようにしようと頑張ってきたのよ。」



これを読んで、なんだか心が晴れる気持ちになりました。「今の仕事が将来どんな役に立つんだろうか?」、「こんなこと続けていても無駄じゃないのか?」そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる言葉のような気がします。

今たずさわっている仕事を精一杯頑張ること。まずはそこから始めないといけませんね。



あとひと手間で印象を変える 【書評】できる大人の”一筆添える”技術


07 15, 2009 | Tag,手紙,年賀状,ビジネススキル

電子メールが隆盛の時代ですが、本書を読むとまだまだ手紙の生き残る余地はありそうだということが実感できます。

プライベートにしろ、仕事にしろ、単なる連絡事項に一手間加えるだけで相手の心に残る印象を残すことができます。それを実現するのが「一筆添える技術」です。

といってもそんなに手の込んだことをするわけではありません。

ほんの一手間です。例えば取引先に頼まれた商品や書類を郵送するとき。ものだけ送るより一筆添えた方が確実に相手の印象に残ります。

自分がもらう立場と思って考えてみてください。商品だけポンと宅急便で送られてくるのと、一言手書きのメッセージを添えて送られてくるのとでは感じる印象が違うはずです。とてもマメな人だ、誠実な人だ、という印象を抱くのではないでしょうか。

できる大人の“一筆添える”技術できる大人の“一筆添える”技術
(2009/03/15)
むらかみ かずこ

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本書でお薦めされている一筆添えるのに役立つツールは「一筆箋」です。

一筆箋とは縦18cm×横8cmほどの短冊型の細長い便箋のことです。

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これに、
「○○様 いつもお世話になり、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。 ○○(より)」
とだけ手書きで書かれてあったとしても、ないよりはずっと好印象なはずです。

「手書き」というのがポイントです。パソコンのメールで変わりばえのしない文字を見るより、多少汚い字でもその人の個性が出ている手紙の方が真心がこもっていると感じます。


本書が薦めるのはとにかく、形式ばらない気軽な一筆です。お礼状の基本文例、形式ばらない時候の挨拶の基本文例が掲載されており、これらはすぐに役立つと思います。

本書に掲載されている年賀状に関する工夫もなかなか良かったです。年賀状には必ず手書きの一筆を添えること。12月20日~25日にあえて日をずらし、クリスマスカードや御用納めの挨拶として年賀状にするという工夫がもらった相手には好評だったそう。試してみたいと思った工夫でした。

できる大人の“一筆添える”技術できる大人の“一筆添える”技術
(2009/03/15)
むらかみ かずこ

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メイキング・オブ・ピクサー


05 28, 2009 | Tag,会社,企業,映画

メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々メイキング・オブ・ピクサー―創造力をつくった人々
(2009/03/20)
デイヴィッド A.プライス

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本書はピクサー映画ファンにとっては必見の本です。ピクサー誕生の話から、映画界で確固たる地位を築いた過程が詳しく書いてあります。

トイストーリーやバグズライフ、ファインディングニモと言えば、知らない人はいないほど有名な映画ですが、それぞれに共通するのはCG映画ということです。そう、ピクサーはCG映画の草分け的存在なのです。

バグズライフに対して、ドリームワークスの「アンツ」という昆虫CG映画がありました。両者の興行成績や評価は対照的なもので、バグズライフの圧倒的勝利という形で終わっています。

ピクサー映画のすごいところはそのCG技術にあることは言うまでもなく、その物語性にあるようです。事実、ピクサー映画に創業から関わっているジョン・ラセターは本書の中で物語としてのCG映画にこだわりを見せています。だから大人も楽しめる映画になっているのですね。

会社としてのピクサーは、信頼関係に基づく仲間文化の醸成すること、才能を稀有なものとして尊重し、逸材にできるだけ大きな裁量を与えること、コミュニケーションが活発な風通しの良い環境を作ることで会社としての創造性を維持しているようです。

急成長を遂げた会社にはそれなりの理由があるように思います。


忘れてはいけない、ピクサーの台頭にはあのスティーブ・ジョブズも深くかかわっています。彼の強烈なキャラクターがえぐいほど描かれている場面もあり、ジョブズファンにとっても興味深く読める内容になっていますよ。



心温まるビジネス書 【書評】日本でいちばん大切にしたい会社


05 19, 2009 | Tag,企業,感動

日本でいちばん大切にしたい会社日本でいちばん大切にしたい会社
(2008/03/21)
坂本 光司

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本書に登場する会社は決して上場企業並みに利益を上げていないものの、多くの従業員、そして顧客と地域社会を幸せにしている会社です。

読んでいるとビジネス書なのに、目頭が熱くなる個所が出てきます。会社は儲けるためだけに存在するのではないんだ、と思いました。


規模を追求していくと本書に登場する会社のような理念は次第におざなりにならざるを得ないのかもしれません。しかし、会社本来の存在価値は本を儲けの仕組みは本書で紹介されている小さな企業のシンプルな原則にあるような気がします。


本書で登場する大切にしたい会社は5社です。チョークを作っている会社や寒天を作っている会社、義肢装具を作っている会社にフルーツを売っている会社、お菓子を作っている会社です。

いずれの会社も景気に左右されず収益を上げているのですが、これらの会社には共通点があるようです。

  1. 社員とその家族を幸せにする
    まず初めにこれです。顧客や株主の幸せじゃないんですね。

  2. 外注先・下請け企業の社員を幸せにする
    下請け企業の業績は自社の業績と直結すると考えます。

  3. 顧客を幸せにする
    顧客が3番目です。

  4. 地域社会を幸せにし、活性化させる
    地域に愛される会社は顧客にも愛されます。このような会社なら株主はその会社の株を保有していることで間接的に地域社会に貢献することができます。

  5. 自然に生まれる株主の幸せ
    最後が株主です。


初めに社員の幸せがくるのは実は当たり前のことなのかもしれません。社員が幸せを感じていれば、仕事には一生懸命打ち込むでしょうし、そうすれば生産性もあがるはずです。業績が悪いからといって真っ先に従業員のクビを切るようでは順番が違うだろうということです。

社員の幸せが一番であるなら身の丈に合わない設備投資や身内優先の公私混同経営はあり得ないでしょうし、社員のクビを切る前に経営者や取締役の給与を優先的にカットすべきでしょう。

社会への貢献としてはここに登場するある会社は従業員の70%が身体障害者だそうです。彼らは社会的弱者としていつも守られている立場にあったわけですが、この会社に雇用され、働くことで生きがいを見つけるわけです。人間だれしも自分だけの幸せでは満足できないように思います。大なり小なり誰かの役に立っていると実感することで幸せを感じるのではないでしょうか。これは健常者に限ったことではなく、身体障害者にも言えることでしょう。だから、彼らに生きている実感を与えている会社というのは素晴らしい取り組みをしていると言えると思います。

「企業は社会みんなのものである」



本書はこのことが身にしみてわかる良書です。





悩める人への一冊 【書評】決弾 最適解を見つける思考の技術


03 26, 2009 | Tag,知的生産

決弾 最適解を見つける思考の技術決弾 最適解を見つける思考の技術
(2009/03/23)
小飼 弾山路 達也

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まずは目次を見てどんな本か俯瞰してみますと、
introduction
Chapter00 決弾 determination
Chapter01 男女 affection
Chapter02 親交 communication
Chapter03 楽習 education
Chapter04 仕事 occupation
Chapter05 育児 cultivation
Chapter06 人生 from conception to termination
Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」Conclusion
書棚 Information


とこんな感じで、男女関係や子育てなど全2作よりも生活に密着した内容がテーマになっています。本書はこれらのテーマに対する質問に対してdankogaiさんが独自のコメントをつけています。

著者ブログ:404 Blog Not Foundのような切れ味鋭い論壇集というよりは、読んでみるとまっとうな内容が多いのですが、思いっきり質問者の立場に立った視点からコメントされているので、著者のことを身近に感じることができるかもしれません。


私が本書の中で気に入ったのは「知的生産」と「成功するために必要な条件」の部分でした。

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