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大人げない大人になれ!


04 11, 2011 | Tag,考え方,生き方

大人げない大人になれ!
空気は読まずに、好きなことをやる。

どうでしょう。できそうでしょうか。日本人は協調を重んじる文化ですから難しいかも知れませんね。そういう私も周りの目が気になりますから。

偉業を達成し、歴史に名を残すような人物は、どこがトガっています。周りに合わせることを一番には考えていません。彼らはとことん自分の好きなこと、やりたいことにこだわっているようです。

そして、常識を疑う態度も持ち合わせています。年長者の言うことだからといって、言いなりにはなりません。なかなか勇気のいることです。

本書ではこれらをまとめて”大人気なさ”と表現しています。このような感性を持ち合わせた人物として、物理学者のファインマンや化学者のキャリー・マリス、さらにビル・ゲイツなどが紹介されています。

世界的な偉人を目指す必要はありませんが、彼らから教わることはあると思います。

例を挙げれば、”常識を疑う”、”人と同じことをしない”から始まり、”あえて空気を読まない”などがそうです。

先人がいい言葉を残してくれています。

時には踏みならされた道から離れ、森の中に入り込むのがいい。そこでは、今まで見たこともないものを見出すことができる。アレクサンダー・グラハム・ベル

発明には豊な想像力とゴミの山が必要だ。トーマス・エジソン

自分が興味を持ったものに無駄なことなどないのですよ。


創造性とは、どれだけ平均的な発想から逸脱できるかどうかということである。いつも周囲の空気を読んで、平均の周りで安住していてはそんな発想は得られない。自分の好きなことをひたすらに貫くことのできる大人げない人こそが、平均からかけ離れることができるのである。

これは私が気に入った成毛さんの言葉です。私も時には空気を読まずに、我が道を行ってみようと思います。

大人げない大人になれ!大人げない大人になれ!
(2009/11/20)
成毛 眞

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人生を楽しく生きる ”脱力”のすすめ


02 07, 2011 | Tag,生き方,考え方

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
仕事での成功が本当に自分にとっての望むことかは人によって意見の分かれるところだと思います。

もちろん仕事がうまくいって周囲から認められれば嬉しいに決まっています。しかしながら、仕事を頑張りすぎることによって体調を崩してしまったり、大切な人を失ってしまったら元も子もありません。なにも会社で出世して要職につくことだけが幸せではないですよね。

そういう僕もついつい自分の能力を超えたところまで頑張ろうとしがちで、時々疲れます。スキルアップのために今の仕事を寝る暇も惜しんで一生懸命頑張る、とか、忙しいのに時間を作って別の資格に挑戦するとか。やってみることは悪くないと思いますが、自分自身とよく相談しないと後から後悔します。そういう意味で自分の能力をきちんと把握することって大事です。

新しい何かを身につけたければ、身の丈に合った調度いい目標をたてることが大切です。目標を達成できない原因の多くは、その人自身の能力の問題というよりは身の丈に合わない。高すぎる目標設定にあるように思います。人のことなら客観的に見れるのに、自分のことになると周りが見えなくなってしまう。

最近読んだ「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」という本の中に、頑張りすぎてしまう現代人への処方箋のようなことが書かれていました。

この本の著者はブログChikirinの日記を書いているブロガーです。はっとするような世の中の見方について書かれていたりするので、僕はRSSに登録して購読しています。

この本の中では
  • 目標は低く持つ
  • 人生は早めに諦める

と世の中の自己啓発本とは逆をいくような、一見逆説的なことが書かれています。

そんなことじゃあ、一生ダメな自分のままじゃないか。と反論したくなるところですが、本書を読むとこの主張にも納得できます。全く頑張らなくていいということではなく、頑張りすぎないように気をつけようということですからね。誤解のないように。

また、頑張りすぎてしまう原因の一つに、”他人の目を気にしすぎる”ということがあると思います。誰でも人には情けない姿、みっともない姿を見せたくないと思いますよね。
  • 「自分基準」で生きる
  • 人と同じことをしない
これすごく大事です。僕自身に言い聞かせたい。

それと、楽しく生きるためには
  • 欲求に素直に生きる
ことも忘れてはいけない。やりたいこと、食べたい物、良くないからといって全て諦めていたのでは人生の楽しさ半減です。

最後に、この本の著者Chikirinさんの考え方、僕はとても好きなんですよね。すごく世の中のことを合理的に考えていて、それでいてあまり力が入りすぎていない。例えば本書にも取り上げられている
  • 10年以上のローンはダメ
  • 大半の保険は不要
は僕の考え方と全く一緒です。世の中には合理的に考えることだけが幸せへの近道ではありません。

住宅を賃貸にするか、持ち家にするかという話題では、合理的に考えれば賃貸だと思いますが、持ち家を所有することでの幸福感については否定しません。ありだと思っています。

いつもの自己啓発本とはちょっと毛色の違った本書。少なくとも僕にとっての処方箋にはなりました。おすすめできる本です。


ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
(2011/01/20)
ちきりん

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今からでも遅くない。チャンスをつかむためにすべきこと


01 31, 2011 | Tag,自己啓発,ビジネス,チャンス,成功,考え方

できる人はチャンスをつかむのが上手ですよね。そのチャンスはいったいどこにあるのでしょう?

どうも私たちの周りにありふれているようです。チャンスがあるのに気づかないだけということです

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」でティナ・シーリングがチャンスをつかむためのコツを教えてくれています。

彼女はチャンスをつかむための自分自身に与える”許可”として次の6つが大切だと主張しています。

  1.  常識を疑う
  2. 世の中を新鮮な目で見る
  3. 実験する
  4. 失敗する
  5. 自分自身で進路を描く
  6. 自分自身の限界を試す

いつも目にしている光景の中にいいアイデアが隠れている場合がある。誰かが捨ててしまったアイデアの中に実は磨けば光るダイアモンドが眠っている場合がある。

何よりアイデアが見つかったら、それがいいものかどうなのか失敗を恐れず、とにかく試してみることが大切だと。

本書を読んで、具体的なアイデアの着眼点にも感心しましたが、それよりはっとしたのは、

自分や他人の間違いに寛容で、失敗も学習プロセスの一環だと考える。

という言葉です。失敗してもいいのです。むしろ失敗は歓迎されるべきものだと。

会社勤めしている人ならジェフ・ホーキンスのこの言葉はどうでしょう?

「自分は、自分の会社と一体ではないし、製品と一体でもない。往々にして同一視しがちだが、失敗したからといって自分の失敗したわけではない。あるいは成功した時ですら、自分の成功ではない。会社や製品は失敗することがあっても、自分が失敗者なのではない。」

挑戦するのに、気が楽になりませんか?

20歳の時に限りません。人生をより良くしたいと思っている人にとって、この本はいい助けになるのではないでしょうか。

本書の中に紹介されているエピソードも興味深いです。ティナ・シーリングがスタンフォード大学の学生に出した無理難題ともとれるような課題を、彼らは見事なアイデアで解決しています。



まっすぐな生き方


09 14, 2010 | Tag,名言,偉人

「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」

これは私の好きな言葉です。米沢藩の財政再建に成功した上杉鷹山が残した言葉です。

歴史上の偉人は現在に生きる私たちにとても示唆深い言葉を残してくれています。何か一つでも自分の拠り所になるような言葉があるといいですよね。

私はモットーとして、何事においても興味を持ったらとりあえずやってみることにしています。続くかどうかは別として、やってみないと分からないことも多いからです。金融や経済の勉強、趣味にしてみてもそうです。


例えば、一念発起してなにか資格をとろうと思いついたとします。たとえそれが無謀だとしても、やってみる価値はあります。

「世の中の 人は何とも云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る」
- 坂本竜馬

です。


その試験に受かるかどうかの秘訣は、

「過去の因を知らんと欲すれば、現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」
- 釈迦

「人の倍、努力しているから、人の倍、成功して当たり前だ」
- エジソン

という言葉に隠されています。


もし試験に落ちてしまったら、

「運が悪かったと嘆いたら、進歩はない」
- 武田信玄

「努力すれば、必ず報われる。報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえない」 
- 王貞治

「死地におちいればそれでおしまいだ。だからおれは困ったの一言は吐かない」
- 高杉晋作

という言葉を思い出しましょう。終わりではありません。またチャレンジする勇気が湧いてきます。

今日紹介した言葉の数々は「まっすぐな生き方」という本にエピソードつきで載っています。惹きつけられるエピソードが多くて、読むのにはまってしまいます。


まっすぐな生き方まっすぐな生き方
(2010/03/19)
木村 耕一

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いろいろな生き方


08 17, 2010 | Tag,生き方,人生

世の中にはいろんな生き方があって、人ぞれぞれどこに満足を感じるかは違う。

自分自身が満足していれば、自分のペースで生きていればそれでいいのだと思う。

少し自分のことについて書いておくと、僕はじっとしていられない性分のようで、仕事以外に本を読んだり、ブログを書いたり、資産運用のことについて勉強してみたり、趣味のサーフィンもしていないと気が済まない。多少忙しくしていた方が充実感を得ることができる。

ときどきその性分のせいで体調を崩したりなんかして、そのたびにもうちょっとゆっくり生きていこうなんて思うのだけど、数日経つとまた元の生活に戻ってしまう。

今のところ、やりたいことが多くて、時間がもったいないと思ってしまう僕の性分はなかなか変えられそうもない。


でも本当のところを言うと、”人生を「半分」降りた”ようなライフスタイルに憧れたりもする。


”人生を「半分」降りる”というのは、批判精神、懐疑精神を持って、自己中心主義的に、世間と妥協せずに生きるという生き方。一回死んだと思って考えてみるといいらしい。本当に自分がやりたいと思っていることをやる、そういう生き方でもある。


定年を過ぎたらできるだろうか。いつかはこういう半隠遁的な生き方ができるといい。


人生を「半分」降りる―哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫)人生を「半分」降りる―哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫)
(2008/01/09)
中島 義道

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「なぜ私だけが苦しむのか」


04 07, 2010 | Tag,考え方,生き方

なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記 (岩波現代文庫)
なんで自分はこんなに運が悪いんだろうと感じたことはありませんか?
こんなにつらい目に合っているのは自分だけに違いないとか。

本書を読むと、これから直面するかもしれない不幸なできごとにうまく対処できるようになるかもしれません。全ての年齢層が対象になる本だと思いますが、この時期、期待と現実のギャップに悩みがちなフレッシュマンに特におすすめです。

本書は1981年に初版が出版され、その後アメリカでベストセラーになった本です。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカでは信仰がとても大切にされます。例にもれず本書もそんな宗教との文脈の中で話が進行します。

日本人には特定の信仰を持たない人も多いかもしれません。でも、何か予想もしないような不幸なできごとに見舞われると、天を仰いで誰かに助けを求めたくなるのが人間だと思います。そういう意味ではこの本は日本人が読んでも違和感はないと思います。



信心深い人は、不運で不幸な目に合わない。そう思いたいのですが、そうではありません。同じように、私が何か悪いことをしたからこんな目にあった。バチが当たったんだという考え方も、そうとは限りません。つまり、普段の行いがこれから身に降りかかる不幸な出来事を招くとは限らないということです。

不幸な目にあった時、ちょっと考え方を変えると気が楽になります。「神」に相当する部分は頭の中でそれぞれの「神」に置き換えてください。
この世界にあっては、正しい人に不幸が確かにふりかかる。しかしそれは神の意志によるものではない。神は、人それぞれにふさわしい人生が与えられるよう望んでいるが、いつでもそのようにことを運ぶことができない。

私たちに災いをもたらすのは神ではなく、巡り合わせである。理由のないこともある。

苦悩や悲痛は世界のすべての人に平等に配分されているわけではないけれど、きわめて広範囲にわたって配分されている。つまり、だれもが苦しみや悲しみを味わっているのだ。

と、まあ、予想もしないような不幸なできごとは誰の身にも起こる可能性があって、実際に起きているんだと。

先天性疾患のように生まれたての赤ちゃんが重症な遺伝病を発症していたり、どうしてそんな不条理なことが起こるのか。神にも説明はできないし、そこに理由はないというわけです。

私たちはいつも、「あんなにひどい目にあったのは、きっと私が悪いからだ」と考えてしまいます。この考え方は世界が道理にかなっているはずだという思い込みから生じています。何かが起きたら必ず原因があるはずだという考えです。

私もよくそういう風に考えます。だいたいにおいて、先に原因があって、結果が生じるものです。じゃないと世界がまったく訳の分からないものになってしまう。

そうなんだけど、一部で原因と結果では説明のできないようなことが起こる。いつも原因と結果で考えている人間にとって、説明できないということはなかなか受け入れにくくって、だからこそ、必要以上に原因となったのは自分が悪かったからじゃないのかと責めたててしまいます。

こうやって蟻地獄にはまりがちなのですが、これはつらすぎます。

だから、認めてしまった方がいい。

認めた後、

「こうなってしまったのだから、私は今何をすべきなのか、そしてそうするために誰が私の助けになってくれるだろうか?」

と考えるのです。

起きたことには必ず何かしらの原因がある、という考え方は基本的に正しいと思います。しかし、それですべてを説明できるわけではない。それよりは、すでに起きてしまったことを受け入れて、次に何ができるか、何が必要かということを考えたほうがいいです。



本書はタイトル通り「なぜ私だけが苦しむのか」という疑問にいい回答を示してくれていると思います。世の中楽しいこと、うれしいことばかりじゃありませんよね。つらい目にあっても、それに押しつぶされないようにしないといけません。本書が押しつぶされないように手助けをしてくれると思います。

なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記 (岩波現代文庫)なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記 (岩波現代文庫)
(2008/03/14)
H.S. クシュナー

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深い一冊 【書評】道をひらく


04 13, 2009 | Tag,名著

道をひらく道をひらく
(1968/05)
松下 幸之助

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部屋の片隅で積読になっていた一冊。
新年度がはじまるにあたり、心機一転読んでみました。

著者はパナソニックの創業者、松下幸之助さんです。数々の名言を残してた松下さんですが、本書もその作品の中の一つと言えると思います。

本書は読む時々によって得られるものが違う本です。今心に響く言葉と10年後に心に響く言葉は違うはずですが、本書は人生のどんな時期に読んでも得ることがある本だと思います。

だから、今回私が紹介する言葉は私が感じ入った言葉ですから、あなたが読んだらまた違う発見があるものと思ってください。

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幸せに生きるコツ「オプティミストはなぜ成功するか 」


12 26, 2008 | Tag,オプティミスト,楽観主義,ペシミスト,うつ病

オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫)
(1994/02)
マーティン・E.P. セリグマン

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オプティミスト(楽観主義者)が人生をより楽しく、幸せに生きることについては異論の余地はなさそうなのですが、本書のすごいところは、楽観的になるのが、どうしてより良く人生を生きることにつながるのか、どうすればオプティミストになれるのかをデータに裏付けられたものとして提示してくれている点だと思います。


起きていることをどう捉えるかが、現象に対して幸せに感じるか、不幸せに感じるかの分かれ目です。ペシミスト(悲観主義者)は悪い事態は長く続き、自分は何をやってもうまくいかない、自分が全て悪いと考えます。それに対してオプティミストは、敗北も一時的なもので、その原因もこの場合にのみ限られていると考えます。そして挫折は自分のせいではなく、その時の状況とか、不運とか、他の人々がもたらしたものだと信じるのです。

そうなのです。オプティミストは言ってみたら利己的に世界を解釈する人達なのです。だから、彼らの思考が暴走すると周りが迷惑したり、危ない面もあるのです。



楽観主義は健康維持にも役立ちます。この部分は非常に腑に落ちました。その理由を3つ以下に述べます。

 1.楽観主義は免疫機能を高める。

 2.楽観的な人は健康のために摂生し、医者のアドバイスを聞く。
悲観的な人は、「どうせ自分は病気になる」という風に健康を維持しようとする考えが湧かない。

 3.楽観主義な人は一生のうちに不幸に遭う確率が少ない。
解雇や離婚、そういった不幸なイベントにはペシミストの方が遭遇しやすいのです。不幸なイベントはうつ病の引き金になったりします。



そして楽観主義になる方法 ABCDEです。

 A(Adversity ) : 困った状況
 B(Belief) : 思い込み
 C(Consequence) : 結果
 D(disputation) : 反論
 E(energization) : 元気づけ


具体的にはこのように使います。

困った状況:友達から借りた高価なイヤリングをなくしてしまった。
思い込み:私はなんて無責任なんだ。友達はきっとすごく怒るだろう。絶交されるかもしれない。
結果:がっくしりして友達に電話をする勇気もなく、ふさぎこんでいた。

好ましくない悲観的な考え方ですね。
そこで、次のプロセスに進みます。

反論:運が悪かっただけ。友達はきっとがっかりするだろうけど、事故だってことはわかってくれるはず。このアクシデントで友達が私を嫌いになることはないだろう。だから、自分のことをそこまで無責任だと思うのは間違っている。
元気づけ:イヤリングをなくしたのは本当に申し訳ないと思うけど、これで友情が終わってしまうとは思わない。そう考えると、もっと気持ちを楽にして友達に電話がかけられる!!


これは認知療法です。反論の部分で今考えていることが「本当にそうなのか?」「根拠はあるのか?」「別の見方はできないか?」と考えることが大切です。

これをやる上でさらに大切なことは、頭の中で考えるだけではなく、必ず紙に書いて実行してみることです。



実のところ様々な状況に対応するためには楽観的になるだけでは足りません。ペシミストが優れている点は現実をオプティミストより正確に把握できる点です。セールスなどの分野では特にオプティミスト的要素が強みになるでしょうが、弁護士のように現実を正確に把握するペシミスト的要素が必要とされる職業もあります。バランスの良さが一番大切なのです。


本書では、他にもうつ病の話や子育ての話も出てきて、その点も興味深いと思いました。

良書だと思います。


うつ病と認知療法について
関連記事:いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法



論語読みの論語知らず 「論語の活学」


12 25, 2008 | Tag,論語,孔子,人生訓,生き方ガイド

論語の活学―人間学講話 (人間学講話)論語の活学―人間学講話 (人間学講話)
(1987/12)
安岡 正篤

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書影がなくて残念なのですが、1987年初版であることを考えるとしょうがないのでしょうか。アマゾンで購入しました。

論語は紀元前4000年の孔子による人生訓です。

論語は原文を読んでも、特殊な教育を受けてきた人しか分からないのではないかと思います。論語の解説本は世に多く出版されていますが、本書もその一冊です。原文の味わい深さもあるのかもしれませんが、そんなこと言ってたら内容を読むのにどれくらい時間がかかるか分かりません。なので、こういった解説本は貴重です。

著者は文学の巨人で、子供の頃から論語は覚えるまで読んでいたそうです。本文中で、「論語読みの論語知らず」という項がありますが、これは「人間と言うものは自分で分かったようなつもりでも、なかなか本当のことが分からぬものである」、という著者の思いを込めた言葉です。著者ほど論語を読んだ人はいないかもしれませんが、その著者をもってしても論語はいつ読んでも学びがあるそうです。

本は読むタイミングや読者の経験によって得られるものが違うと言いますが、その最たるものが「論語」かもしれません。



今日紹介するのは本書から私が学んだ7つの教訓です。

 子曰く、晏平仲、善く人と交わる。久しうして人、之を敬す

孔子は言った。「晏平仲は善く人と交わった。そうして久しく交われば交わるほど、人は晏平仲を尊敬した。」


 之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す、是れ知るなり

知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとする。これが「知る」ということの意味である。


 吾れ日に吾が身を三省す

自分は日に何度もわが身を反省する。


 学んで時に之を習う。亦説ばしからずや

学んだことをその時代、その時勢に応じてまた学ぶ。なんと嬉しいことではないか。


 利によって行えば怨み多し


 人は与に権るべからず

複雑な心理を持った人間同士が、共に相はかって相談し合うということは、とうてい普通の人には難しいことである。(この場合の”べき”は”可能”の意味)


 言を知らずんば人を知る無きなり

「言」というのは思想、言論という意味。「言」が分からなければ、その人の本当の姿を知ることは出来ない。



その他、論語でよく登場する漢字についての解説も興味深く読めました。

例えば、「亮」という漢字の意味です。

「亮」という字は「高」という漢字から「口」をとって「人」を入れた漢字です。
つまり、高いところへのぼる人間、という意味なのです。
三国志の諸葛孔明の名はこの「亮」ですが、「亮」にはこういう意味が込められていたのです。



論語の意味は学者によっても若干解釈が違ったりするようです。他の著者の解説ではまた違った発見があるのかもしれません。


いずれにしろ、6000年の歴史を経て語り継がれてきた名言集です。
一度は目を通しておきたいところ。

私もまた人生の節目節目で読み直したいと思います。


参考記事:日本語が亡びるとき




30の自戒「菜根譚」


12 24, 2008 | Tag,菜根譚,洪自誠,古典,名著

中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
(2007/12/15)
洪自誠

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本書は約400年前に中国・明代の学者、洪自誠さんによって書かれたものを現代人にも読みやすく書き直した本です。

儒教は自らを厳しく律して学ぶことを説き、道教は反対に自由にのんびりと生きることを勧めます。この二つが現実的な知恵であるのに対し、仏教は宇宙の真理を語り悟りの境地を教えます。

著者は、儒教、道教、仏教を幅広く学び、それぞれの良い所をこの「菜根譚」という書物のなかに残しました。

「菜根譚」というのは、「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」という言葉に由来します。


本書では原点300強の項目から220項目を厳選されていますが、中には一部重複する内容もあるようです。

こういった名言集は人によって得るものや感じることも違うのではないかと思うのですが、個人的に心に響いた30文を紹介します。



生き方について

1.穏やかな生活を楽しむ
ありふれた生活の中にこそ、穏やかで楽しい人生の醍醐味が潜んでいる。

2.主体的に生きる
自分が主体となって生きている人は成功してもおごらず、失敗してもくよくよしない。

3.粘り強く努力を続ける
雨だれでも、長い時間同じところに落ちれば、石に穴を穿つ。



心の持ち方について

4.どうにもならないことを悩まない
 
5.度量を大きくする
人格を高めようとするなら度量を大きくし、度量を大きくするためには見識を深めなければならない。

6.心にゆとりを持つ
春には花を愛で、夏には涼しい風を求め、秋には名月を眺め、冬には雪景色を楽しむ。



自分を律することについて

7.おごり高ぶる心を捨てる
情愛や欲望、利益打算を考えてしまうのは、すべて心の中に迷いがあるから。

8.自分の心に克つ
自分の心を弱気に導く多くの誘惑。心を平静に保てば妨害者を退けることができる。

9.与えた恩は忘れ、受けた恩は忘れない
 
10.自分に厳しくしすぎない
あまり自分に厳しくしすぎると、心にゆとりがなくなり、周りの人も息が詰まってしまう。

11.自分の心を観察する
自分の本心を知り、人としての正しい道を理解する。

12.他人の才能をねたまない
 
13.すべてを自分の責任と考える
謙虚に反省し、そこから学ぶことのできる人間は成長できるが、無責任で自分の言動を反省しない人間は悪い方向へ進むばかりだ。

14.欲望をコントロールする
あくまで自分が主体となって物を使ったり、物にかかわったり、物事を進めたりしていくことだ。



人との関わりについて

15.信念を人に押し付けない

16.人を責めない

17.常に穏やかに人に接する
周囲の人の態度にいちいち反応する必要はない。



ものの見方について

18.現実は幻だと知る
今生きている現実が仮の世界であることを知ること。

19.利己的にならずに大局的に判断する

20.世の中は思い通りにならないことを知る

21.本質を理解する



日々の行動について

22.控え目にする
あらゆる物事に通じることだが、余裕を持ち、少し控え目にすること。

23.常に学び続ける
学問は日々の食事と同じですべての人に欠かせないもの。だからこそ、日々の努力や鍛錬が求められるのである。

24.やることを減らす
心にゆとりを。

25.うまくいかない時は力を蓄える
 


人間について

26.人は薄情だと知る
人の世の常。

27.人の心は満ち足りることはないと知る
 

 
幸福について

28.満たされた生活の中に不幸があることを知る
満たされた生活の中で生まれる不安や悩みは深刻である。

29.満ち足りることを知る

30.心の持ち方を変えて幸福になる
幸福か不幸かは人の心が決めることだ。



噛めば噛むほど味が出てくる、そんな感じの本です。
折にふれて読み返したいと思います。





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