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【書評】「R25」のつくりかた


04 27, 2009 | Tag,マーケティング,セールス

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)
(2009/02)
藤井 大輔

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「R25」というフリーペーパーをご存知でしょうか?

そう聞いたのはR25が首都圏でしか手に入らないからです。このフリーペーパーは首都圏の主要な駅に木曜日になると置いてあります。フリーペーパーと思ってあなどってはいけません。おもしろいんです。マンガのようなおもしろさではなく、社会人としてちょっとしたタメになることが書いてあるのでついつい手にとって読んでしまいます。

残念なのは置いてある駅が限られていることです。私も一時期は通勤経路の駅にR25が置いてあったのでよく読んでいましたが、勤務先が変わるとともに利用している駅にR25が置いてなかったりして、読めなくなってしまいました。

R25は首都圏だけで発行されているフリーペーパーにも関わらず、発行部数が100万部を超えることもあったそうです。

本書はR25という、大成功をおさめているフリーペーパーの仕掛け人である藤井大輔さんの著書です。立ち上げ時の苦労話から今後の展開までR25にまつわる幅広い話がおさめられていて、とてもおもしろい本でした。



R25はM1という世代をターゲットにしたフリーペーパーです。M1というのは25歳から34歳までの世代です。この世代を購買に向かわせるのは至難の業とされているようで、いわばこの世代はブルーオーシャンだったわけです。

R25の編集者がすごいのはこの世代の本音を見抜いたところでしょう。というのもM1世代というのは本音を語らないからです。私たちの身の回りのM1世代はどうでしょうか?なんとなく「カッコつけ」だけど、実は自分にいまいち自信がない。「新聞なんて読んで当然」と言っているわりには、行動が伴っていない。けど政治や社会のことなど知らないことが多いことには気づいていてなんとなく焦りは感じている、そんな世代です。


R25編集者はこの点に注目して

閉塞感の中で「変わらなきゃ」と思っているビジネスマンに対して

街中で手に入る無料の週刊誌。帰りの通勤電車30分で「いま」がわかる情報誌。

M1男性の「変わらなきゃ」という気持ちを勇気づけ、行動を支援する。M1世代を元気にし、日本を消費・行動の両面で活性化する。



そんなフリーペーパーを押し付けではない兄貴的視点で作ったのです。

徹底して読者の視点に立てたのがR25の勝因だったのだと思います。著者である藤井さんの試行錯誤なども伝わってきてその辺も読み応えがありましたよ。


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発想のヒントにも使える一冊 【書評】コトラーのマーケティング思考法


03 24, 2009 | Tag,ラテラルシンキング,ブルーオーシャン,イノベーション,キャズム,創造のヒント,名著

コトラーのマーケティング思考法コトラーのマーケティング思考法
(2004/04/23)
フィリップ・コトラーフェルナンド・トリアス・デ・ベス

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2004年の本なのになぜか書影がありません。

本書はブルーオーシャンを開拓するには?イノベーションを生み出すには?といった問いに対して手助けになりそうな一冊です。キーワードはラテラルマーケティング。それに対する反対語はバーティカルマーケティングです。本書はラテラルマーケティングの手法でブルーオーシャンを切り拓こうというのが主旨です。

これ、マーケティングの本なのですが、発想の転換という風にも読めて、新しい価値を生み出したいと考えている人全てに役立つ内容だと思います。

ではラテラルマーケティングとはどういったものなのでしょうか?
ニーズ、顧客、状況・用途、市場と考えるべき次元はいくつかありますが、いずれにも共通する考え方を紹介したいと思います。

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ネットで稼ぐ!? 【本】「Eコマース成功の条件」


01 04, 2009 | Tag,ネットショップ,ネットビジネス,eコマース

楽天のベストショップ経営者が教えるEコマース成功の条件

Eコマースというのはネットビジネスのことですが、ネットショップ専門の会社で経営が成り立っているのは全体の何%でしょうか?



たった1%です。


ブログもネットビジネスの新しい形態として良いのかもしれませんが、ブログはそもそも商品を買うために訪れる場所ではないので、ビジネスとして成り立たせるのは難しいかもしれません。アフィリティエイトやアドセンスを上手く使って利益を出すことは、アルファブロガーと呼ばれる人々なら可能かもしれませんが、一般のブロガーでは良くて小遣い稼ぎくらいなのではないでしょうか。

楽天のベストショップ経営者が教えるEコマース成功の条件楽天のベストショップ経営者が教えるEコマース成功の条件
(2008/12)
Eコマース戦略研究所

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本書ではネットショップを約10年前から始めて成功させた3つの会社(アンジェ北国からの贈り物桃源郷)が、その成功の秘訣や、苦労話を詳しく披露してくれています。ネットショップを始めようと思っている人、すでに始めている人にとって参考になるのはもちろんですが、ブログでアフィリティエイトを使って収入を得ようと思っている人にとっても参考になる点はあるのではないでしょうか。



ネットショップ経営の成功のカギは、アクセス数を上げること、商品が宣伝通りの品物であること、クレーム対応などの顧客対応が行き届いていること、などがあります。


ウェブ上では相手の顔が見えづらいというのがメリットでもあり、デメリットだと思います。顔が見えない時に私たちは、注文した商品がきちんと届くだろうか?、思ったとおりの商品が届くだろうか?、もしかしたら実物は写真と全然違うものだったりしないだろうか?などなど様々な不安にさいなまれると思います。

この「信用」という問題をクリアするためには、誠実な対応を積み重ね、顧客を味方につけてプラスの評価をしてもらえるようなコメントをもらうという以外にはないようです。


また、アクセス数というのは大きな問題です。
1000アクセスあって1商品が売れるくらいの確率なので、とにかくアクセス数は上げなければなりません。ネットの世界では上手くやらないと誰もそのサイトの存在に気付かないという事態が起こり得ます。これではいくら良い商品を揃えていても無駄ですよね。

そこで、各社が取り入れたのは、バナー広告の出店、楽天とのコラボ、他のネットショップとのコラボ、メールマガジンの活用などです。

あとはキャッチフレーズや商品の写真に付属させる説明書きが大切です。買い手をその気にさせる必要があります。

ホームページのデザインについてですが、これはあまり重要でなく、あくまで探している商品にすぐにたどりつけるかというような機能性を重視すべきとのことです。



ネットショップの手法をブログ運営という視点から考えると、楽天とのコラボは様々なランキングサイトに自分のブログを登録することと対応しそうです。他のネットショップとのコラボは他ブログとのリンクと同じ意味を持ちそうです。メールマガジンを発行しているブログさんもありますよね。

また、人の目を引くようなキャッチフレーズは、ブログのアクセス数アップにも役立つはずです。



この3社のネーミング、「なんか怪しげだな」、と感じたのは私だけでしょうか。
たしかにネーミングはいまいちかもしれないのですが、きちんと利益を上げている企業なので、そのノウハウは参考になるところがあると思います。


本書を読めば、あなたのブログ運営に役立つヒントがあるかも。




10倍売り上げを伸ばす方法「ザ・コピーライティング」


12 14, 2008 | Tag,広告,コピーライティング,名著

ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則
(2008/09/20)
ジョン・ケープルズ

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本書は広告の父・デヴィッドオグルヴィさんも繰り返し読んだという、広告に関する教科書的な本です。

広告は数学や科学のような厳密な科学にはなりえません。それは、「広告」の効果には人間の意識や感情が深くかかわっており、方程式で導き出されるような解がないからです。本書の画期的な点は、その人間臭い「広告」という一つの分野を、徹底的にテストすることで、影響力のある「広告」はどのようなものなのかについて考察している点です。


本書の内容は膨大ですが、大きく「見出し」、「コピーの内容」、「広告をテストする方法」について書かれており、他に「問い合わせを増やす方法」、「最大数のお客にアピールする方法」、「効果的なレイアウトとビジュアル」についても書かれています。

どれも具体的な事例が多く、「~の20の方法」のようにフレームワーク化されているので困った時に参照しやすいと思います。


ヒットする広告とヒットしない広告について知ることも興味深かったのですが、どうも自分に関係ないものとして読んでいると身が入らないので、私は本書を自分のブログに応用できないかという視点で読んでみました。

まず、内容の充実は当然ですが、見出しにあたる「記事タイトル」や「ブログそのもののタイトル」に着目しました。

ウェブ上を見渡すと、売れているブログ(よく読まれているブログ)は記事タイトルが興味を引くものが多いことが分かります。


成功する見出しの6つの秘訣
  1. 得になる
  2. 新情報
  3. 好奇心
  4. てっとり早く簡単な方法
  5. ポジティブ
  6. 信頼できる
これらは読み手を引きつけます。どの項目もあまりに大げさだと、逆に信頼を失いますので注意が必要です。

初めに目につく部分なので、最も力を入れて考えないといけないのが「見出し」です。だから、「見出し」になるものはコピーの内容を書いた上で、最後の最後に考えると良いでしょう。広告の世界でも「見出し」は10や20どころか100くらいの候補の中から選ぶそうです。



成功する広告にするために変わらないたった一つのルール

「すべてを小規模でテストするまでは、大々的な費用をかけないこと。テストすることで、世の中の実情をきちんと把握することができる。そして、あたり企画とハズレ企画を見分けることができる。テストを行えば、広告の費用対効果を何倍にもすることができるのだ。」



いい機会だったので当ブログのタイトルも変えてみたいと思います。
できるだけ、上に挙げた6つの秘訣を守って、今考えているところです。
年内、もしくは年始くらいには変えたいと思います。


折にふれて読み返したい一冊でした。



アイデアのちから


11 23, 2008 | Tag,フレームワーク,ティッピングポイント,記憶,ことわざ

勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!の勝間和代さんがあとがきを書いている本で、先日、404 Blog Not Foundでも紹介されていました。

本書の内容は

”SUCCESs”

というフレームワークにまとめられます。


急に売れ始めるにはワケがあるで言われているように、社会現象を引き起こすためには
  1.少数の目利きに浸透すること
  2.記憶に粘ること
  3.背景が味方すること
が必要ですが、本書は2番の”記憶に粘ること”をより深く掘り下げています。


小飼弾さんも書評で書いてあるとおり、本書は構成が抜群に優れています。
どういうことかと言うと、”SUCCESs”のようなフレームワークも含めて、本書の構成自体がテーマを証明するかのように、記憶にへばりつくような構成になっているのです。

アイデアのちからアイデアのちから
(2008/11/06)
チップ・ハースダン・ハース

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いくら優れたアイディアでも人々の記憶にへばりつくものは少ないものです。
一方で、「男性がバーで飲んでいると、美女がよってきてお酒をごちそうになる。その後男性は眠りに落ち、気付いたら腎臓が片方摘出されていた。」という臓器狩りの都市伝説は人々にとっては明らかに重要ではない話なのに頭の中ににこびりついて、なかなか忘れられません。
このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。


ではどのようにしたら人々の記憶にへばりつかせることができるのでしょうか?
この点について追求しているのが本書なのです。



”SUCCESs”というフレームワークはこのようなものです。
Simple(単純明快である)
Unexpected(意外性がある)
Concrete(具体的である)
Credentialed(信頼できる)
Emotinal(感情に訴える)
Story(物語性がある)


今までの事例を元にした著者らの分析の結果、
これらの6つ要素を満たすことが、メッセージを人々の記憶にへばりつかせるためのポイントであると言えます。


この方法は文章の書き方にも使えるかもしれません。

S.
最も伝えたい内容、核となる部分を、短い言葉で文頭に持ってくる。できればことわざのような短いけど、意味深い文が良い。

U. ソニーの”ポケットに入るラジオ”のように意外性のある文を入れる。好奇心のすき間理論と言って、読者が知っているようで知らないことを呈示して読者を引き付ける。

C. 具体的な表現を使い、文章に現実味を持たせる。

C. 権威の意見を借りる。数字や図表を用いる。注意しなければいけないのは、数字や図表は時として伝えたい内容を味気ないものにしかねないということ。記憶に焼きつけるという点では不利になる場合がある。鮮明な細部描写が、数字や図表に勝る場合がある。

E. テキサス人にポイ捨てをやめさせた 「テキサス人を怒らせるな」 のような表現で、感情に訴えかける。

S. 具体的な物語として語ると、人々は行動を起こしやすくなる。本書に登場する、サブウェイを食べて90kg減量することができた青年のように。



本書は名著として今後も多くの人に読み継がれていくのではないかと思わせてくれる一冊でした。



蛇足ですが、以前目を通したことのあるアメリカの医学書の中に、鑑別診断集みたいなものがありました。そこには今回のような記憶に残させるためのフレームワークがたくさんまとめられていました。アメリカ人はこのような手法が結構好きなのかもしれません。



ある広告人の告白


08 30, 2008

世の中にはいろんな職業がありますが、とてもモテる職業とモテない職業があるような気がします。

モテる職業の一つが広告業だと思います。

電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーなど、これらの企業に勤めている人たちは収入も良く、
業界の特徴なのでしょうか、おしゃれな人も多いのでモテます。
芸能人と知り合いになれたり、華やかですよね。

日本もアメリカも広告業に対するイメージはだいたい同じようです。

今日の読書は
アメリカの広告業界でのしあがったデイビッド・オグルヴィの著書です。
ある広告人の告白[新版]ある広告人の告白[新版]
(2006/06/15)
デイヴィッド・オグルヴィ

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仕事に対する取り組み、企業のマネジメントなど、まっとうな内容が多く書かれています。
細かい点ではクライアント獲得、クライアント維持、優れた広告とは?、強烈なコピー作成法、イラストレートについて書かれています。


広告業界がなぜ高収入なのかと言うと、それはいつ仕事がなくなるか分からない不安定な環境にあるからなんですね。日本の会社に当てはまるのかは分かりませんが、確かにクライアントとの関係が一度壊れたら大きな痛手でしょう。多くのクライアントは7年周期で新しい広告会社を探し始めると言うのです。

なので、関係を継続させる相手を見つけること、クライアントを満足させ続けることが必要です。



「黒い背景に白い文字は読みにくい」

こういう統計があるそうです。
これってブログにも言えるんですかね。
「マインドマップ的読書感想文」は黒い背景に白い文字ですけど、私は欠かさず見てます。
内容にもよるのかな。



人を引き付ける広告

私は広告屋ではないので、ブログに置き換えて考えてみました。
タイトルは短すぎてもダメ、長すぎてもダメだそうです。見た人の目にとまりにくくなるというのです。
広告の場合、6語から12語くらいがいいようです。
ブログのタイトルにも言えるのでしょうか。

他に参考になったのは”引きつける言葉”です。
「無料」や「新」、
「~になる方法」、「突然」、「発表」、「今」、「紹介」、「これこそ」、「とれたて」、「大きな進歩」、「向上」、「大きな進歩」、「驚くべき」、「センセーショナル」、「輝かしい」、「革命的」、「衝撃の」、「奇跡」、「提供」、「マジック」、「あっという間」、「簡単」、「求む」、「挑戦」、「~へのアドバイス」、「~の真実」、「~に比べて」、「バーゲン」、「急いで」、「ラストチャンス」

この本は英語の翻訳なので、引きつける言葉に関しては、多少日本人からすると印象が違うかもしれません。

でも参考になります。


さらに感情に訴えかけるようなフレーズが有用。
納得のフレーズがコレ↓
「あのね、今すごく気持ちいいことしてるのよ。― 頭からつま先までぜーんぶタブに浸ってるの。」

言葉一つで消費者はいろんな反応を見せる。

面白いですね。


ブログタイトルをまた変えてみようかな・・・



急に売れ始めるにはワケがある


08 10, 2008

モノやコトが爆発的に社会に広がっていく過程を豊富な事例を挙げて説明しています。
”口コミ”の仕組みです。

著者は
第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
(2006/02/23)
M・グラッドウェル

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の著者でもあるマルコム・グラッドウェルです。この本では、無意識の中にある第1感という直感が、正しい判断であることが多いということを述べています。

今回読んだ本は
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) (SB文庫 ク 2-1)急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) (SB文庫 ク 2-1)
(2007/06/23)
マルコム・グラッドウェル

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ふむふむ、なるほど、納得、と思える内容でした。

口コミ伝染が起きるときに重要なのは、3つの役割を持つ人々で、そこに付加的な要素が加わります。
そうすると、一気にその商品は売れるようになります。
ティッピングポイントとはそういった臨界点のようなものです。

ハッシュハピー、セサミストリート、エアウォーク、梅毒感染、乳癌予防などの事例が登場します。
アメリカの話なので、一部私たちには馴染みのない内容もありますがそれでも十分豊富な事例だと思います。

3つの役割というのはコネクター、メイブン、セールスマンです。
コネクターは口コミで情報を広げ、
メイブンはその商品の良さを周囲の人に伝えます。知識を蓄えている人です。
そして、セールスマンが感情に訴えかけて納得していない人にも商品の良さを説得します。

さらに、3者以外の付加的要素として、
始まりはわずかな人数の人から、という「少数者の法則」
記憶にどこまでとどめることができるか、という「粘りの要素」
例えば犯罪が起きやすい環境、というような「背景」があります。


”ほんの小さな変化が大きな結果を生む”

口コミの仕組みがわかって面白かったです。





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