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忙しい人のための投資法 「ほったらかし投資術」


04 13, 2011 | Tag,資産運用,投資

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)
資産運用はした方がいい。でもそんなこと考える時間は今のところない。だから稼いだお金は銀行の普通預金に預けている。定期預金にも預けている。忙しくて投資のことを詳しく考える余裕がない。

そんな人にとっていい方法がインデックス投資です。日経平均、TOPIX、ダウ、S&P500などいろいろな指標があり、それに合わせて投資するというものです。

先日のような東日本大震災が起こると、投資なんかにお金を回すより、現金を持っておいたほうが安心という意見もあると思います。たしかに日本の株式や債券に限定して投資をしていた人は痛い目を見たでしょう。

しかしながら、こういう状況にあってもインデックスを利用し、資産を分散させれば、有効な運用は可能です。

インデックス投資の特徴は、経済が成長すれば長期的にはほぼ確実に資産を増やしていけるということです。当たるときもあれば外れる時もある、というギャンブルみたいなものではありません。もちろんタダ飯がないのと一緒でリスクが全くないわけではありません。

ここではいかに時間をかけずにリスクをおさえて投資をするか、ということに焦点をあてます。

パッシブ運用とアクティブ運用という言葉があります。パッシブ運用がインデックス投資で、アクティブ運用がファンドマネージャーに任せた運用法に相当します。ファンドマネージャーはプロです。しかしそのプロに任せたからといって安心はできません。彼らが運用しても平均するとインデックス投資に勝てないということが言われているからです。

インデックス投資ではコストが少ないことも魅力です。買うときや売るときに手数料を払って、買った後も毎年手数料を払うとなると、その額を無視することはできません。インデックス投資ならノーロード型(買うときの手数料なし)もあります。また信託報酬といって投資している間毎年かかる手数料も安くすみます。

元手がなくても始められるところもいいです。毎月1万円ずつ、とか積み立てていくことが可能です。

このように、インデックス投資というのはおすすめなのですが、いざ始めてみようと思ってもどこから手をつけていいのか分かりません。

そんな時に今日紹介するような本を読むといいです。

本屋に行くと投資関係の本はものすごくたくさんあるので、何を読めばいいか分かりづらいですよね。その点本書は安心して読める本です。

著者は評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」の山崎さんと、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)の水瀬さんです。山崎さんの本は以前にも紹介しました(【書評】超簡単 お金の運用術 | メタノート)。

私のポートフォリオは債権やREIT、個別株が入っていたりして少し本書の内容とは違います。債権が含まれていないところなど少し気になる点はありましたが、本書に書いてある内容は十分納得のいくものです。

これから本書を読んで資産運用を始める人はまず投資信託、ETFを買うことになると思います。初めは本書に書いてある通りの銘柄を、書いてある通りの比率で買っても悪くないんじゃないかと思います。

投資信託やETFなどは時間の経過とともに新しい商品が出てきています。信託報酬の安いやつとか。そういった新しい情報を、具体的な銘柄にも触れ、紹介してくれるので本書は有用でした。

リバランスのこと、投資信託からETFに乗り換えるリレー投資のこと。このあたりはだいぶ参考になりましたよ。明日からのほったらかし投資に役立てたいと思います。

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)
(2010/12/10)
山崎 元、水瀬ケンイチ 他

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投資ミサイル


10 12, 2010 | Tag,資産運用,投資

投資ミサイル
傾きかけた上場企業。

そこでなんとなく働いていた30歳女性。彼女の前に現れたロボットの上司。

本書はロボット上司のもと、その女性が仕事の面でも生き方の面でも大きな影響を受け、成長していくという物語です。

事業計画書の練り方、株式投資、不動産投資、サンクコスト、利用可能性や代表性、アンカー効果などの行動経済学になど、幅広いテーマが盛り込まれています。

内容自体が小難しいだけに、普通のビジネス書として店頭に並んでいても手に取らないかもしれません。

本書は物語形式にしてありますので、手に取りやすいと思います。


読んでいると途中、難しくてページをめくるスピードが落ちてしまう部分もありますが、流し読みしても要点は理解できるようになっています。

例えば、株式投資はやっぱりインデックスファンド。投資用マンションでの不動産投資は割りに合わないからやめること。ギャンブルなんてもってのほか。

なんてことが読むと分かります。


主人公にロボットが出てくるあたり、現実離れしていて面食らうし、小説としての完成度が高いとは思いませんが、僕はこういうビジネス書好きですね。


投資ミサイル投資ミサイル
(2010/04/08)
竹内 謙礼青木 寿幸

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お金に縛られないためにお金のことを考えておく


08 09, 2010 | Tag,資産運用,お金

お金のことを勉強するのは、毎日お金の心配をしないで生きていけるようにするためだ。

そこで、「お金とつきあう7つの原則」に書いてあるように、次のことに気をつけたい。
  • 小さな節約をしない
  • 人的資本に投資する
  • お金はなるべく貸し借りしない
  • 国内外の株式に分散投資する
  • 買値にこだわらない
  • 怖いのは市場リスクよりも人間である

僕は本書に書いてあることにほぼ全面的に賛成だ。以下は本書の内容に自分の考え方を少し加えたもの。

小さな節約をしない
スーパーのチラシを見て、1円でも安いものを探す。食べたいものをお金のことを気にしてがまんする。
それよりも、もっと大きな額のものに対する支出を気にする。たとえば住居とか自家用車とか。毎月の賃貸料や住宅ローンが家計の支出に占める割合はばかにできない。車もそうだ。東京に住んでいれば、公共交通機関が充実しているので日常の足としては必要ない。それよりも、購入費用や税金、駐車場代、保険料、車検代などの維持費はかなりのものになるはず。

人生の中で所有欲を満たすことに重きを置いている人は高級住宅や高級車を持つのもいいだろう。しかし、なるべく経済合理的に考えたい人にとっては小さな節約よりも大きな節約の方を重視した方がいいと思う。


人的資本に投資する

gn-20090130-07.gif
年齢階層別の金融資産保有割合をグラフ化してみる:Garbagenews.com

30代以下の所有する金融資産は全体の10%以下である。しかしながら、若い世代には高齢世代にはない人的資本がある。これは上のグラフには現れない。

人的資本への投資はすぐには効果が見えないため、なかなか乗り気にはなれないかもしれない。しかし、資格の取得とか読書、勉強会など、先を見通して積極的に自己投資をしていいと思う。


お金はなるべく貸し借りしない
消費者金融はその利率から論外だが、クレジットカードも分割払いやリボ払いは利息の点からやめといたほうがいい。

住宅ローンもそうで、まずはトータルで返済しなければいけない利息分を計算してみること。すでに住宅ローンを借りている人は、投資でもうけるより、なるべく早めに繰上げ返済してしまう方が資産運用としての効果は高いはずだ。

借金には時間を買うといういい性質がある。住宅ローンもそう。だから、借金が絶対によくないということはないのだが、借金を抱えながらリスクの高い投資を行うというのはどこか本末転倒なのである。


国内外の株式に分散投資する
一点買いは危険である。買った株と一緒に共倒れする危険がある。たとえば国内株式の投資信託のみ持っていたとする。日本の経済が上向いていればいいが、そうじゃない場合もある。

そういう時に海外株式の投資信託を持っていたら、別の値動きをしていることが期待でき、リスクの分散ができる。まあ、アメリカの平均株価に日本の平均株価も連動して動くことが多いのだが、投資信託の中には先進国を対象にしたものや、新興国を対象にしたものがあって、これらは投資対象を広く含めたものになっているのでリスク分散効果がある。一般人にとって、投資信託の他にはETFがいい投資対象になる。


買値にこだわらない
金融資産は買うときよりも、売るときを決める方が難しい。どうしても、買値にこだわってしまうというのは自分にとっても耳の痛い話だ。

しかし、株式にしても投資信託にしても過去の実績から買ってる、負けてると判断するのではなく、その時その時の状況を前提に将来どうなるかを判断する。これをもとに売り買いを決めるべきなのである。


怖いのは市場リスクよりも人間である
銀行や証券マン、保険会社もそうで、金融商品を扱っている人は必ず自分の会社の利益のことを考える。そうでないと、会社が成り立たないからだ。

人をはじめから疑ってかかるのでは人間不信におちいりそうだが、こと資産運用の観点からは一歩引いた視点を持つことが大切である。


お金とつきあう7つの原則お金とつきあう7つの原則
(2010/03/26)
山崎 元

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一般人がどうやってお金と向き合うか。上に書いたことのような、現実的で、参考になることが書いてある。僕はこういう合理的な考え方が好きなのです。




なぜ投資のプロはサルに負けるのか?


07 19, 2010 | Tag,資産運用,


なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
資産を増やしたいときに常に成り立つ方程式は

資産形成=(収入ー支出)+利回り×運用資産

です。


が、収入を増やすために転職や副業をしたりするのは、結構労力のいることです。

手っ取り早いのは支出を減らすことでしょう。

あまり友人や後輩といるときにお金のことに厳しいいといい顔をされません。しかし、いつも割り勘のあの人は、自分の資産形成という意味においては優れた感覚を持っていると言えるでしょう。


今日紹介する本は上の式にある、どの項にも焦点があてられています。

著者の結論は極めて現実的かつ明快で、私たち一般人は

「販売手数料と信託報酬、その他のコストがなるべく安いインデックスファンドを買って、後は投資したことなど忘れて、自分の本業に打ち込んでお金を頑張ってかせぐのが一番。」

というものです。


株や債権、不動産などなど金融資産はいろいろありますが、特定の資産を短期的に売買することで儲けようと思っても、そうはいきません。

長期投資でもウォーレン・バフェットさんのように、市場から割安な銘柄を探しだすことができると思うのも危険なことです。四六時中、市場とにらめっこしているプロのファンドマネージャーができないことが素人にそうそうできるものと考えない方がいいでしょう。

株式市場では多くの参加者が毎日しのぎを削っています。その中で市場のゆがみに目をつけて割安な銘柄を探し出せればいいですが、通常そのような銘柄は誰かに見つかって、あっという間に適正な価格に落ち着いてしまうのです。

彼らが売買を繰り返してくれているからこそ、市場に存在する株式は適正な価格に落ち着いています。そういう意味では、敵対視されがちなファンドマネージャーは資本主義社会においてとても大きな役割を果たしています。


では、私たちはどのように資産形成をしていけばいいのでしょうか。


せっかくなので、彼らの努力にのっかるのがいいと思います。つまり、インデックスファンドを買うということです。インデックスファンドとは、TOPIXや日経平均株価、アメリカのS&P500などの平均株価指数(インデックス)と連動して、そのファンドの基準価格が値動きをするような運用成果を目指すファンドのことを言います。(インデックスファンド - [政治・経済用語集]All About


インデックスファンドを買ったとして、どういう資産配分をするかはその先の話で、とても大事なことなのです。まずは日本株、海外株、日本債権、海外債権等バランスよく配分することです。そうして一点集中買いのリスクを減らします。



著者は金融日記というブログでとても興味深い洞察を示してくれるので、私はそのブログを読んでいます。本文中で著者が語っていた、「僕は経済合理的に行動するようにしている。」という姿勢に私も賛成です。

なるべく噂や欲望に流されず、合理的に行動できるようになれればと思っています。本書は著者のそういった信条がよく反映された、良書であると思います。

資産運用を始める前に読むと参考になるし、効果的です。


なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
(2006/12/08)
藤沢 数希

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【関連記事】
臆病者のための株入門 - メタノート
 この本も投資を始める前に読んどいた方がいい良書です。




バーベル戦略


06 20, 2010 | Tag,資産運用,投資,

手堅く投資をする方法として、「インデックスファンドに分散投資をする」というものは広く知られています。

わたしもこの方法を採用しています。しかし、「ブラックスワン」という本にこれとはちょっと違う、よさそうな方法が載っていました。


黒い白鳥(誰にも予測できないが、ときどき起こる事象)のせいで、自分が予測の誤りに左右されるのがわかっており、かつ、ほとんどの「リスク測度」には欠陥があると認めるなら、とるべき戦略は、可能な限り超保守的かつ超積極的になることである。

だいたい中ぐらいのリスクといっても、それが本当に中ぐらいのリスクなのか?どうしてわかる?ということだそうです。


だとしたら、「中ぐらいのリスク」の投資対象にお金を賭けるのではなく、お金の一部、たとえば85%から90%をものすごく安全な資産に投資する。たとえば国債とか。残りの10%から15%はものすごく投機的な賭けに投じる。たとえばオプションとか、あらん限りレバレッジのかかった投資をする。

というのが、合理的ではないかと言うのです。

こういうやり方をすれば、間違ったリスク管理に頼らずにすむし、どんな黒い白鳥が来ても怖くない、と。

わたしはこれを読んで「なるほど」とおもわず頷いてしまいました。

そんなにすぐには自分のポートフォリオを動かすことはできませんが、今後行ってみる価値のある方法だと思いました。

投資に興味のある方、この方法についてどう考えますか?


ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
(2009/06/19)
ナシーム・ニコラス・タレブ

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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
(2009/06/19)
ナシーム・ニコラス・タレブ

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知っておいた方がいい投資の落とし穴 「外国為替はこう動く」


01 22, 2010 | Tag,為替,資産運用,株式,FP

今日はお金を効率よく増やすための話。

外国為替はこう動く
紹介する一冊はタイトルに外国為替と書いてあります。もちろん、今後の外国為替がどう動くか予想するうえでも役に立ちますが、為替に限らず株式投資をどう考えるかという点でも参考になります。


短期はやめといた方がいい

株式や債券を利用した資産運用。やっぱり短期で売買するようなことはやめておいた方がいいです。
短期ディーリングで優位に立つ条件
  • 相場に影響を与えるニュースに即座に反応し、持ち高を操作できる。
  • 高い顧客取引のシェアを有し、とくに、相場を変動させる大口の顧客取引に接する頻度が高い。

それはそうでしょう。市場は常にいろんな情報に敏感に反応して上がり下がりしています。

日銀の総裁がこんなこと言った、とか財務大臣があんなこと言ったとか、そんなことで円が上がり下がりすることが最近もあったと思います。政府の政策とも密接につながっているのですね。

だとしたら、こういう情報をいち早くキャッチすることが相場を予想する重要なカギです。一般人じゃ難しそうです。

また、相場を動かせるくらいの大金を動かす顧客と付き合いがあれば有利です。相場の動きを最も早く予想することができるから。


投資が難しいのはあてにしていた誰かの予想があたっていたとしても、自分がそれを知った時にはもう遅いということです。

気づいた時にはすでに遅し。予想を反映した相場になってしまっているのです。このあたりが天気予報と違うところです。

インターネットが発達して情報格差が著しく減った現在とはいえ、プロのトレーダーに勝てるわけがありません。少なくともそう思っておいた方がよさそう。

短期ディーリングでは一般人は有利な立場に立てないということです。



超長期保有も危ない
高金利通貨に投資しても、高金利の分(=金利格差)は長期的には、為替損で帳消しとなり、低金利の円に投資した場合と同じ結果になってしまうという原理が、外為市場では働いている。

これは僕の疑問をひとつ解消させてくれました。

金利が高い外貨にどうしても惹かれやすいと思うんですね。でも、長い目で見ると外貨に変えた時よりも円高になっていることが多く、金利で稼いだお金は円に戻すときに相殺されて消えてしまうというのです。

例えば、金利3%の外貨を1ドル100円の時に買っても、時間がたって1ドル90円とかになってて、その時に換金する必要が出たら悲しくなってしまうということです。

短期ディーリングでは儲からないってさっき書きましたけど、長期保有しすぎてもダメということですね。売るタイミングが大事なようです。



下落相場で買う

投資をする時に常につきまとう不安は、今後もさらに相場が下がり続けるかもしれないということです。

例えば株式投資。

日経平均も2009年3月に7000円付近で底値となりましたが、あの時、さらに値が下がるかもしれないと考えていても不思議ではありません。

下落局面ではいつ買うかが問題になると思います。

日経平均が10000円を切りました、9000円を切りました、8000円を切りましたとマスコミが騒ぎ始めたら、一緒になって不安感に包まれるのではなく、株式投資での資産運用を考える人にとってはチャンス、と考えた方がいいです。

持ち金のどれくらいを投資に費やすか、これはけっこう切実な問題です。

例えば日本の株式。日経平均8000円で大不況だと騒いでるようなら、投資用の軍資金の3分の1くらいを買いに回してみたらどうでしょうか。

全部つぎ込むのは怖いですものね。まだまだ下がるかもしれないし。

さらに7000円とかに下がったら、その時また3分の1投資してみればいいんじゃないかな。



そうそう、リスクを分散させておくことも忘れずにね。

外国為替はこう動く外国為替はこう動く
(2009/09/12)
国際通貨研究所

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「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計


10 21, 2009 | Tag,資産運用,橘玲

本書はロバートキヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」の内容と通じるものがありますね。

結局お金を増やすためには、収入を増やす支出を減らすより上手な運用をする、と3つの方法しかないということです。


この3つの方法に即して、賢い資産運用のために、サラリーマンなら具体的にどういう行動をとればいいのかが本書には記されています。

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
(2004/08)
橘 玲海外投資を楽しむ会

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速効性がありそうなのは2番目の支出を減らす、でしょうか。

支出を減らす場合にまず考えたいのは、家賃や自動車関連の費用です。高級マンションに住んでいる人、都内で自動車を所有している人は、なかなかバカに出来ない額のお金を浪費していることに気づくと思います。

賃貸物件は家賃もピンからキリまであって、憧れの物件なんかはかなり高額です。収入に応じて、でしょうが、そんなに住むところにこだわらないのであれば、ここを節約すれば支出の大幅減が可能です。

自動車だって車本体の価格以外にいろいろなお金がかかります。例えばカローラなら駐車場代15000円~20000円、年間約20万円、自動車取得税(34500円)、重量税(56700円)、自賠責保険料(38450円(3年分))、任意保険年間20万円、車検代10~20万円くらいはかかります。自動車取得税は初年度だけですから、年間かかり続けるコストを計算してみるとザッと50万円にはなります。

これにはガソリン代や高速代は含んでいませんよ。

都内に住んでいる人で車をそんなに使わない人はレンタカー中心にして車は手放した方が早く資産を増やせそうです。


支出を減らすという意味では税金の仕組みを理解することも大切ですね。

例えば医療費などは控除の対象になりますが、高級車を買っても個人ではなんの税金控除もありません。

賃貸住宅の家賃も一緒です。豪華なマンションに住んでいても、得られるのは自己満足だけで、その間資産はいっこうに増えない、なんてこともあり得ますよ。

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
(2004/08)
橘 玲海外投資を楽しむ会

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家は買うべきか?


10 14, 2009 | Tag,資産運用,不動産,住宅ローン

9月に発表された基準地価も

基準地価:全国的下落 東京・銀座、変わる街並み 空室増え低価格店進出

下がっていましたね。もうしばらくこれを反映して不動産価格は下落傾向になると予測できるのではないでしょうか?


今回は不動産を購入するべきかどうかについて考えます。同じことで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

インスパイアされたのはコチラの本。

「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
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橘 玲海外投資を楽しむ会

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私自身はあまり持ち家にこだわっていないので、本書の内容に共感できたというところです。


家を買うことのリスク

1.流動性リスク
家は思い立ってもすぐに売り買いできるようなものではありません。急な転勤が決まったらどうしましょう?買った時は良くても10年、20年たつと周辺の環境が変わる可能性はありますし、自分自身が心変わりしてるかもしれません。そんな不確定なリスクに不動産という資産は備えることができません。


2.金利変動リスク

住宅ローンを組んだ時の話です。いきなり現金一括で不動産を買うことができる人はそういないでしょうから、みんなにあてはまることでしょう。はじめ3%台で借りていた住宅ローンがそのうち4%、5%となってくると、支払うお金が変動します。ローンの組み方によっては住宅にお金を払っているのではなく、利息のためにお金を払っているなんて状況にもなりかねません。


3.価格変動リスク
不動産の価値は変動します。バブルがはじけて、それまで不動産そのものが値上がりしてきましたが、今となっては不動産の価値がこれから上がることは期待できないでしょう。


家は買った方がよいと言う人の主張

1.日本では家主が高齢者に家を貸したがらないから、若い時に家を買っておかないと、年をとってからすむところがなくなる。高齢になってから住宅ローンを借りようと思っても、金融機関は貸してくれない。

家を買わないということは、住宅ローンに払うはずだったその余裕資金を他の金融資産で運用させておけるということです。つまり、高齢になった時には相応のキャッシュができているはずだと。だとしたら、高齢になってから住宅ローンを組む心配なんてしなくていいはずです。


2.家を買えば不動産を所有できるけれど、賃貸では毎月の家賃が無駄になる。
それを言うなら、住宅ローンを組んだ時に利息分に支払うお金は無駄ではないのでしょうか?
例えば2600万円の物件を固定金利3%、35年ローンで買ったとすると、月々支払う額は10万円です。月10万円で35年間だから実際には120×35=4200万円支払っていることになります。

この試算では頭金なし、ボーナス返済なしで計算していますが、それにしても4200万円ー2600万円=1600万円は利息のみに支払っているのですからバカバカしいと言わざるを得ません。


3.不動産には資産としての価値がある。
不動産のかわりに株や債券という金融商品を持っていてもそれは資産です。住宅ローンに支払っていたお金をそちらに回していたと考えればいいだけです。



自分だけの家を持つことは、所有欲を満たしてくれてすごく心地いいのだろうと思います。
最終的には個人の価値観で決めればよいのでしょうが、無茶な住宅ローンを組んだりだけはしないようにしたいところです。

住宅ローンを組む場合のコツは頭金をなるべく厚めに用意することでしょう。これだと住宅ローンを組んだことによるレバレッジのメリットがあまり生かされませんけどね・・・。


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【書評】超簡単 お金の運用術


02 26, 2009 | Tag,金融リテラシー,資産運用

超簡単 お金の運用術 (朝日新書)超簡単 お金の運用術 (朝日新書)
(2008/12/12)
山崎 元

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今まで読んできた資産運用本とは一味違います。

本書は

第1章で超簡単お金の運用法の具体的な手順

第2章で超簡単お金の運用法の補足と納得のための説明

第3章でお金のあれこれ簡単レクチャー

3つのパートに書かれていて、いきなり第1章で結論がズバッと出てきます。第1章を読むと具体的な銘柄なども紹介されているので、内容に納得できたらすぐにでもお金の運用が始められそうです。


その結論ですが、
  1. 当座の生活に必要なお金(たとえば生活費3か月程度)を銀行の普通預金においておく。

  2. 残ったお金を内外の株式に投資するETFに国内株4割、外国株6割の比率で「好きなだけ」投資する。

  3. リスクを取ることに気が進まないお金は個人向け国債(10年満期タイプ)またはMRFを購入する。

  4. 大きな支出の必要が生じたら2または3を躊躇なく部分解約して対応する。

  5. 健康保険、国民年金には必ず入る。住む家によっては火災保険にも入る。

  6. 必要がある場合だけネットの生命保険で死亡保障の生命保険(定期保険)に入る。

  7. 確定拠出年金は最大限に使う。特に個人型の活用を見逃さない。


となります。

この中で他書と最も違う点は、2番のポートフォリオの部分でしょうか。類書では国内外株式、国内外債券の4つに資産を分散させて、ノーロード型のインデックスファンドを利用した投資法が推奨されていることが多いと思います。

ETFは指数に連動した上場が他の投資信託で手数料が安いこともあり、これを利用するのは理にかなっていると思いました。ポートフォリオについては国内株4割、外国株6割という配分を主張されていて、この根拠になる説明は第2章で登場します。

外国債券や外貨、FXなどの外貨関連に関しては著者は否定的です。外貨は為替リスクや金利リスクなど予想が難しい要因が絡んでいることもありますし、外国株を6割取得していることで外貨のリスクをとっていることになるのでお薦めしないということでした。


3はリスクを回避する投資先として国債やMRF(マネー・リザーブド・ファンド=主に公社債で運用される投資信託)を利用すると銀行に預けるよりは良い利回りが得られるということです。
これらを取り入れることを検討したいと思います。


5、6は国がせっかく運営しているお得な社会保障制度を利用する、予測不能なイベントに対する備える、というものです。

例えば生命保険です。保険会社の儲けの仕組みは付加保険料というものからきていますが、多くの生命保険会社が割高な付加保険料を設定しているのは事実なようです。今はライフネット生命保険のようなネット生保が付加保険料をを抑えた割安な生命保険を提供しているので一度検討してみるといいかもしれません。
ちなみに私はすでにライフネットに乗り換えました。

ここで気をつけたいのは、生命保険商品というのは保険と資産運用2つの性格を併せ持たそうとした商品が多く売られているということです。

一つの商品で二つの目的が達成されるなら「おいしい」と感じてしまいがちなのですが、実はここに落とし穴があります。世の中そんなにおいしい話は転がっていないわけで、さっきの付加保険料のように多くが生命保険会社の運営コストに吸収されてしまいます。

だから、生命保険は生命保険、資産運用は資産運用、と分けて考えた方が合理的なのです。

同じような理由で生命保険にセットで付いてくるかのような医療保険や年金保険もお勧めできないと著者は言っています。

たしかに日本では公的な医療保険が充実しているので、特に若いうちは民間の医療保険には入らなくてもいいかもしれませんね。



ここで提示されている方法全てを取り入れるのは難しいと感じましたが、基本的な考え方がとても参考になりました。

「タダのランチはない」ということです。本書の中では徹底して「おいしい話には罠がある」というような話が出てくるのですが、これは覚えておいた方がよさそうです。

誰かが儲けていれば、誰かが損しているということです。そういう意味では銀行も簡単に信用しない方が良さそうです。彼らがどうやって儲けているかを考えるとあまり客にとって利益になりそうな商品を提供してくれそうに思えないんですよね。


第3章には「お金のあれこれ簡単レクチャー」というコーナーがあり、この中で住宅は購入すべきか?とか、毎日どういう指標に注目しながら新聞を読めば良い?などの基本的なことも書かれていて、こちらも興味深いパートでしたよ。



資産運用を始める前に読む本【書評】資産運用の強化書


01 22, 2009 | Tag,投資,資産運用,,債権

資産運用の強化書 (Modern Alchemists Series No. 70)資産運用の強化書 (Modern Alchemists Series No. 70)
(2008/12/05)
角山智

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本書は金融資産を利用した、資産運用全般についての話が分かりやすくまとまっています。さらに嬉しいのは、すぐに実践できるように具体的な銘柄まで記載されている点です。2008年後半の本なので、出てくる銘柄はそのまま参考にできると思います。

こういった本は出典というか、この本がどの本を参考にして書かれているか、という点が信用に足るかどうかの一つのポイントだと思います。その点、本書は投資本として有名な、いわゆる名著と言われる本を参考にしている(巻末にお奨めの投資本として紹介されています)ので安心感が増します。



結論から言うと、資産運用の基本は「国内株式、海外株式、国内債券、海外債権、REIT、商品、新興国それぞれのインデックスファンドに幅広く分散して投資し、経済や相場の流れによってこれらの比率を変えていく」、ということになると思います。

選ぶのはETFでも良いと思いますが、個人投資家が資産を徐々に形成していくという点では積み立てが出来たほうがよいと思います。ETFの方が手数料が安いことが多いので、その点は良いのですが、積み立てできるETFとなると、数も少なくなるようです。どちらにしろ、コア投資として考えるのは、インデックスファンドもしくはETFが良いと思います。


コア投資を始めたら、さらにやる気のある人が目をつけるのはバリュー投資でしょうか。個人投資家は原則プロに適いませんし、その平均リターンは市場平均を下回ると考えておいたほうが良いでしょう。

しかし、その原則が通じない「アノマリー」というものがあります。これは押さえておいたほうがよさそうです。

メジャーな銘柄ではなく、誰も目を着けていなさそうなマイナーな、だけど将来性のある小型の株です。
そもそもこれを見つけるのが大変なのだとは思いますが、見つけることが出来れば個人投資家でも市場平均を上回ることができるでしょう。

他にも、「1月は株価が上昇しやすい」、「4月は日本株が上昇しやすい」、「10月は米国株が安値をつけやすい」、「節分(2月3日)は株価が高く、彼岸(3月20日)は株価が安くなる」、などの効率市場仮説で説明できない「アノマリー」もあります。


市場の動向を観察する手段として役に立つ指標
  • 長短金利差

  • 逆イールドは景気悪化を招く。逆イールドというのは政策により短期金利が長期金利を上回ってしまうこと。

  • イールドスプレッド

  • =REIT配当利回り-長期金利。不動産市況が過熱すると、利回りを無視するほどの売買が行われる。なので、この値がマイナスだと不動産市況の過熱していることを意味する。

  • 商品市況

  • 例えば石油の値段が上がれば、それに伴いトイレットペーパーの値段が上がる。これは、急騰するとインフレになる可能性が上がることを意味する。

  • 銀行株指数

  • インデックスに先行して下がる。

  • クレジットスプレッド

  • 米国債とハイイールド債(信用格付けの低い高利回り債権)の利回りの差。信用収縮が起これば拡大する。

  • 恐怖指数

  • こんな指数があるのですね。知らなかった。大底にて急上昇します。40%を超えると、相場は大底をつけるといわれています。ちなみに、調べてみましたが現在は46です。大底ということですね。




本書には指標になる指数を米国Yahooを利用した便利な管理の仕方が書いてあったので、早速アカウントを取得してマイポートフォリオを作ってみました。これまで日本のYahooファイナンスしか利用してませんでしたが、米国のYahooファイナンスも使ったほうが良さそうです。とてもよく出来ていますね。

まだまだ金融リテラシー不足を痛感してしまいました。基本的な考え方は分かってきた(つもり!?)ので、もっと知識を深めていきたいと思います。


本書に紹介してある著者のサイトはこちら▼
パーシャル・オーナー



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