スポンサーサイト


-- --, --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


変わりたいけど変われない 変わるための方法論


03 17, 2011 | Tag,考え方

スイッチ!

変身願望、じゃないですけど自分自身を改善させていくことって大切じゃないかと思っています。それが早起きとかダイエットとか小さなことから、何かの資格をとろうという大きなものまで。

すんなりなりたい自分に変わっていく人もいれば三日坊主で終わってしまう人もいたりしますよね。変われる人とそうでない人、どこが違うのでしょうか。単に意思が強いか弱いかの違いでしょうか。

それも大いにあるでしょう。しかし、それ以外にも変わるためのちょっとしたコツのようなものがあるようです。方法論を身につければ誰でも変われるようになると。

私はこの意見に賛成です。人間は弱いものですから、意志の力だけではどうすることもできないことがあります。

今日ご紹介する本は変わりたいけど変われない、そんな人が読むとちょうどいい本だと思います。

変わるためにコントロールすべき3要素は”理性”、”感情”、”道筋”です。

本書では理性を象使いに、感情を象に、道筋を環境に例えて実際の事例をもとに解説しています。

象使い(理性)に方向を教え、象(感情)にやる気を与え、道筋(環境)を定めるという3ステップを踏むのです。

理性と感情だけではやる気は持続しないけど、環境を整えてあげるとうまくいく場合があります。

いつも三日坊主な人はこのどれかが欠けているのかもしれません。一度見直してみるといいかもしれません。

スイッチ!スイッチ!
(2010/08/06)
チップ・ハース、ダン・ハース 他

商品詳細を見る

スポンサーサイト


仕事は楽しいかね?


12 02, 2010 | Tag,自己啓発,ビジネス

仕事は楽しいかね?


今日の目標は明日のマンネリ。明日は今日と違う自分になる。

今日からこれを目標にしよう。

任された仕事の完成度を高めることばかりを考えるのではなく、新しい何かに挑戦するんだ。

なぜなら、

試してみることに失敗はない。変えるのに比べて試すことは簡単だ。あらゆることをしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから。

予想通りにならない結果、がっかりする結果だったとしてもクヨクヨしない。

失敗の中に成功の種が落ちていたりするのだから。

例えば、コカ・コーラ、トールハウスのチョコチップ・クッキー、リーバイスのジーンズ、3Mのスコッチガードは爆発的にヒットした商品だけど、これらは狙い通りに生まれてきた商品ではない。

どうしてみんな、成功の種を拾えないのかというと

失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうしない

から。

始めるなら今。試せることは今から試そう。

明日は今日と違う自分になる。

関連書籍:
チーズはどこへ消えた? | メタノート
カモメになったペンギン | メタノート


仕事は楽しいかね?仕事は楽しいかね?
(2001/12)
デイル ドーテン

商品詳細を見る






「思考軸」をつくれ


11 25, 2010 | Tag,考え方

「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由
人生は選択の連続だ。

次々に選択を繰り返し、前に進んでいかなければいけない。

その時々で正しい選択をし続けるというのは難しい。

AというBという選択肢があって、Aを選んでみたものの、後になってBの方が良かった、なんて思うこともしばしばだ。



今日紹介する本は、長い目で見て正しい選択をするために役立ちそうな一冊。

著者はライフネット生命の社長、出口治明さん。

彼はもともと日本生命に勤めていたが、退職して60歳からライフネット生命を起業した人物。

ライフネット生命は既存の生命保険会社よりもっと契約者の利益を第一に考えているネット生保の会社だ。

60歳といえば、定年退職の年齢だから、このタイミングで起業するなどちょっと普通の人とは違うなという感じがする。



どうしたら、そのような決断ができるのだろうか。



この決断も彼は直感で決めたと言う。

本書の中にその直感の秘密が隠されていた。

直感というのはあてずっぽうという意味のものとは違う。

豊富な知識に裏付けされた、信頼のおける感覚である。マルコム・グラッドウェルはこれを第1感と呼んでいる(第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい | メタノート

出口さんは本の虫で、小中学校時代には図書室にある本を全部読んだそうで、大人になってからも週5冊は本を読むそう。

彼は特に歴史関係の本が好きなのだそうだが、あまりそれにこだわっていない。ジャンルを問わず、なんでも読むのだそうだ。

とにかくすごいインプットの量だと思う。たしかにこれくらいインプットの量が多いと潜在意識に潜んでいる直感を頼りにすることもできそうだ。

最近忙しいからと言いながら、本を読む量が減っている僕としてはこういう人の話を読むと、刺激を受け、またインプットを増やすことに対するモチベーションが上がってくる。


本書は”できる人”はどういう考え方をもって生きているのかを知る意味で参考になる一冊である。


「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由
(2010/06/25)
出口治明

商品詳細を見る



今日も絶好調と言えているか。「カエルを食べてしまえ!」


10 16, 2009 | Tag,名著,自己啓発,ビジネス書

朝起きたらすぐに「カエル」を食べてしまう。二匹の「カエル」がいたら大きい方から食べてしまう。

こう書くと「?」ですが、「カエル」というのは目の前にたちはだかる自分にとってのいやな仕事のことを指します。

本書はこの一冊でいわゆる自己啓発的な成功本の中に書かれていることの多くが書かれています。

カエルを食べてしまえ!カエルを食べてしまえ!
(2002/03)
ブライアン トレーシー

商品詳細を見る


まとめるとこんな感じです。

  • 目標を立ててから行動する。
  • 仕事には優先順位をつける。
  • 好きか嫌いかではない。優先順位の高い仕事からとりかかる。(先にカエルを食べてしまう)
  • 80対20の法則を思い出して、やらない仕事を見極める。
  • 高いパフォーマンスを維持するために、自分を奮い立たせ、時には自分を追い込む。

総論的な話は置いておいて、私がこの本を読んでグッときたのはこの部分です。

「人から調子はどうだ?」と聞かれたら、「絶好調だよ」と答えよう。

いまさら感もありますが、私にとってはここでした。

今までは「調子はどう?」と聞かれると、バカ正直に「いや、今はあんまり」とか「本調子じゃない」とか答えてましたが、これはあまりよろしくないと。

だいたい多くの人はこんな質問を投げかけておいて、実は他人の調子なんて気にしていないのですから。

たしかに「調子はどう?」と聞く立場で考えてみると、自分でも思い当たる節がありますね。

だとしたら、正直に「調子悪い」なんて言う必要はありません。

人間は発した言葉に近づくように行動しようとする生き物です。「調子はどう?」と聞かれたら「絶好調です」と答えた方がいいですね。その方がお互いハッピーになれます。

カエルを食べてしまえ!カエルを食べてしまえ!
(2002/03)
ブライアン トレーシー

商品詳細を見る




成功者はこう考える 【本】藤田晋の仕事学


08 21, 2009 | Tag,藤田晋,成功本,ビジネス書

本書の著者はサイバーエージェント社長の藤田晋さん。サイバーエージェントはブログ事業アメブロで有名なあの会社です。

若い会社だからか、藤田さんの裁量が即座にマネジメントに反映されています。本書を読んで感じるのは、藤田さんは自分と会社を切り離して考えているわけではなく、自己の成長と会社の成長の両者をシンクロさせているということです。

本書を読む限りではサイバーエージェントは非常に魅力的な会社です。病院にもこれくらい病院のこと、働く人のことを考えた経営者がいればなと思います。

本書の内容を抜粋しつつ、ご紹介。

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
(2009/04/27)
藤田晋

商品詳細を見る



前提

  • ビジネスは複雑な要素が絡まりあう、無理と矛盾だらけの世界。それを解きほぐしたものだけが成功者になれる。
このあたりはビジネス以外でも医療現場にもあてまるし、日常生活においてもあてはまることだと思います。

  • 成功者は孤独。そして常に批判にさらされる。
このことが受け入れられないと「成功」を目指すべきではないかもしれません。


成長力を維持するために

  • 自分にとって一番大切な目標はブログに書くことで時々確認作業をする。
さすがブログ事業を行っているだけあって、藤田さんは目標の確認作業をブログを利用して行っているそうです。目標というのは何かに熱中すればするほど忘れがちです。毎日仕事を精いっぱいこなすこと自体が生きる目的になって、当初の目的を忘れてしまうのです。ブログを使った確認作業は有効かもしれません。

  • 長くモチベーションを保つには「ほどほど」を保つこと。
持久走と一緒で初めから飛ばしすぎると必ず途中で息切れします。少しの余力を残しつつゴールまで走り続けることが大切です。

  • いつでも今の自分に何が足りないのか考える。
様々な成長過程で自分自身は常に変貌し続けます。立場が変われば求められるものも変わってきます。状況に応じて自分に足りないものを見つけて、それを身につけるようにする努力が必要です。


  • 成長するために必要なことは本の上の知識だけではない
本を読むことは他人の頭を借りること。
本を読むのは当たり前として、その内容を自分のものにしたければ、繰り返し読む必要があります。これに経験が加われば、真に自分の力になります。

だから、気力が十分ある特に若い時に必要なことはひたすら場数を踏む。とにかく働くしかありません。

本を読んで得られる知識が重要なことはもちろんですが、それだけでは足りません。藤田さんは一時期、月110時間を超える残業をこなしていたそうです。しかもこの残業は自らが希望して。

とかく人は暇な時間があると、目標達成に不必要な雑念にとらわれる場合があります。そういう意味であえて藤田さんは仕事に専念できるような環境を整えていったそうです。

誰にでも真似できることではないかもしれませんが、この辺は自分の経験を通してもその通りだと思います。人生の中にはワークライフアンバランスな時期があってもいいかもしれません。

これが長いこと続くと疲れてしまいますが、成功を望むなら人一倍努力することも当然なのでしょう。


マネジメント

優秀なリーダーは自分より優秀な人材を集めることに力を注ぎます。リーダーにはカリスマ性ではなく、様々な個性をまとめるための調整役としての能力が求められるというわけです。

  • 部下との付き合い方
虚勢をはるのはやめる。
自分ができないことを部下に押し付けない。
部下は上司の行動を思ったより見ているものです。情けない姿を見せることが信用をなくすことではありません。部下のために懸命に頑張っている姿を見れば、かっこわるくても部下はついてきます。


本書にはここで取り上げたいくつかの法則以外に全部で77の成功法則が書かれています。

仕事になんとなく行き詰っていて、自分を変えるためのきっかけが欲しい人にお薦めの本です。

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
(2009/04/27)
藤田晋

商品詳細を見る




「能力=才能×環境」だと思う。【書評】天才!成功する人々の法則


07 01, 2009 | Tag,成功,天才,才能,努力

みんな薄々気づいていたことかもしれません。世の中で言われている「天才」は才能だけからは成り立たないことを。

今回読んだこの本は世の中で天才が活躍するためには環境要因が重要であることを力説しています。そして、「成功とは累積するアドバンテージの結果である」といいます。

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

商品詳細を見る


アメリカのアイスホッケー界に1月生まれの選手が多いのは、アイスホッケーでは12月と1月の間で学年が区切られるからだと。また、日本のスポーツ界を見てもそうですが、プロスポーツ選手には4月生まれの選手が多いということも同じような意味です。つまり、生まれつきの特別な才能は環境要因がなければいかされないのです。

例えば野球なら、小さい頃には体格の差がボールを打ち返す力の差になりますし、投げるボールのスピードも小さい体で投げるより大きな体から投げた方が速いはずです。早いうちに能力が認められた子供は選抜選手に選ばれる可能性が高くなります。選抜選手が集まった環境ではいいライバルに恵まれるため、より子供の能力が引き出されます。

それに対して早生まれの子供は最初のスタートラインでハンディキャップを背負ってます。体格の差を克服してチャンスをつかみとっていくのは簡単ではないでしょう。

知能の面でも同じです。過去を振り返ると、IQが高い人が必ずしもノーベル賞をとるような偉大な発見をしているとは限りません。アインシュタイン博士よりIQの高い人はこの世の中に存在します。天才が才能からだけなっているわけではないことの表れです。


これは逆に言うと、私たち凡人も天賦の才能を持った人たちに勝てる可能性があることを示唆しています。環境要因をうまく利用できれば、才能の部分を補うことができるわけです。

本書では天才といわれている人すら、一つのことに1万時間はかけているといいます。時間をかけて繰り返し練習し、一つのことに習熟することはとても大切です。才能に自信がない人は今手をつけていることに少なくとも1万時間かけてみることです。

私の場合なら手術に習熟するための1万時間でしょうか。毎日1日5時間手術したとしても2000日、6年はかかりますね。果てしないですが、越えてみたい壁です。

1万時間を苦労と思わない人が本当の意味での天才なのかもしれません。

自分の才能を補って何かを成し遂げたかったら、ひたすら勉強、練習、実践することなのでしょう。

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

商品詳細を見る


マルコム・グラッドウェルさんの他の著作はこちらで過去に記事にしました。




成功したいならまずは失敗の法則を理解しておくこと 「ビジネスで失敗する人の10の法則」


06 29, 2009 | Tag,良書,ビジネス,成功

ビジネスに限らず成功法則が簡単に言えてしまうのなら、誰でも成功者です。人によって「成功」の意味が違ったとしても、失敗の法則を知って、その法則に乗らないようにすることは成功への近道になると思います。

ビジネスで失敗する人の10の法則ビジネスで失敗する人の10の法則
(2009/04/21)
ドナルド R キーオ

商品詳細を見る


本書は「成功」ではなく、「失敗」の法則について書かれた本です。全部で10の法則ですから、理解と実践に対するハードルも低くなっていますよ。

本書の著者はあのウォーレン・バフェットさんとも親交の深いドナルド・R・キーオさん。コカコーラのCEOを務めた人でもあります。

彼はビジネスで成功する法則を公言することは難しいが、失敗する法則を述べることはできると本書を執筆しています。


それではビジネスで失敗する人の10の法則です。

1.リスクをとるのをやめる

「警戒しすぎる人は、ほとんど何も達成できない。」フリードリヒ・フォン・シラー


最も大切なのがこの法則。
うまくいくと、その後リスクをとりづらくなるのはよくあることではないでしょうか。誰でも過去の成功がいつまでも続くと思いたいですし、過去の成功にしがみついていた方が楽です。


2.柔軟性をなくす

「意見を決して変えない人はたまり水のようなものだ。心が腐ってくる。」ウィリアム・ブレイク


変わり続けるのが世の中です。世の中は変わっているのに、自分は変わっていなければ時代に取り残されます。いつでも新しい意見を受け入れ続けて自分を進化させ続ける必要があります。


3.部下を遠ざける

「自分の言葉や行動をほめてくれる忠実な人ではなく、自分の間違いを親切にとがめてくれる人のことを考えるべきだ。」ソクラテス


組織の進歩はすべて、問題解決の努力から生まれます。常に問題を見つけ出して、解決のために努力しなければなりません。だから、人生で何をするにしても、自分の意見に反対して議論してくれる優秀な人物を周囲に集めるべきです。


4.自分は無謬だと考える

自分は悪くないと考えることです。


5.反則すれすれのところで戦う

不正な会計処理などは結局自分の首をしめることになります。


6.考えるのに時間を使わない

2番目の法則につながるところがあります。仕事を自動化するのは生産性をあげるために必要ですが、そこで得た余った時間は新しいことを考えたり、現状を振り返ることにあてる必要があります。頭は常に回転させ続けるのです。


7.専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する

「いくつかの疑問を知っている方が、答えをすべて知っているよりいい。」ジェームズ・サーバー


専門家がいつでも正しいとは限りません。コカコーラ社の「ニューコーク」は大失敗に終わっているのです。


8.官僚組織を愛する

組織が大きくなってくると、雇用者と雇用主の間には何重ものハードルが出てきます。組織の中では情報の伝達を下から上へ、上から下へと風通しのいい環境を作るべきです。優れた企業は従業員を尊重し、会社に寄与するよう励まし、創造性を発揮するよう励まします。


9.一貫性のないメッセージを送る

これは部下を混乱に陥れ、組織の統率を乱します。


10.将来を恐れる

今は成功していても次は失敗するかもしれないと思うと、足がすくんでしまいます。そこを乗り切って新しいことにチャレンジすることが失敗しないための一歩となります。


本書を読んで心に突き刺さったのは法則1、2、4、6、7です。10のうち5つもあるのですが、これらの言葉に「ハッ」とさせられました。私自身は石橋を叩いて渡る方なので、リスクを積極的に取りに行く方ではありません。過去のうまくいった事例にこだわらず、他人の意見によく耳を傾け、自分の頭で考え、新しいことにチャレンジし続けること。これはビジネス以外の、日々の生活の中でもいかせそうです。さっそく心がけてみます。

ビジネスで失敗する人の10の法則ビジネスで失敗する人の10の法則
(2009/04/21)
ドナルド R キーオ

商品詳細を見る




変化をチャンスに 「アメリカ型成功者の物語」


06 18, 2009 | Tag,ビジネス,成功,変化,良書

今日ご紹介する本は変化をチャンスに変えるためのヒントになる本です。

"Mining the gold miners."


「金採集者を掘ること」これがキーワード。

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
(2009/04/25)
野口 悠紀雄

商品詳細を見る


まずはこの原則をおさえる。

儲けるための2つの原則

情報の使い方

ゴールドラッシュの時、ある富豪は自分の鉱山から出てきた金を独り占めしようとしたがうまくいかず、それをならず者たちに奪われてしまいました。奪われた後もそれを取り返そうと裁判を起こしたりしましたが、逆にならず者たちの反感を買い、息子たちを殺されるなどの被害に会いました。

対照的にゴールドラッシュで成功した富豪は、金を掘り当てることにではなく、金を掘ろうとしている人たちに注目してスコップなどの採掘に必要な道具を調達し、売って儲けました。

同じことがITの世界にもあてはまります。Googleは検索技術を無償でユーザーに提供し、その検索技術そのものからではなく、広告料から収入を得ています。これが検索技術を売る商売に特化していたらこれだけ多くのユーザ獲得には結びつかなかったでしょうし、Googleの成長にも結び付かなかったでしょう。


独占

繰り返しますが、ゴールドラッシュで成功したのは金を掘っていた人ではなく、掘っていた人を対象にした商売をした人です。マイクロソフトはWindowsというOSと一緒にofficeやインターネットエクスプローラをセットにし、ITの世界を席巻してきました。Windowsのパソコンを買ったらインタ―ネットエクスプローラがついてくるのですから、何も知らないユーザは他のブラウザに出会う機会がありません。このブラウザ支配はfirefoxやchromeの台頭でもっと崩れていくと思いますが。

過去においてマイクロソフトはこうして巨万の富を築いたのです。アマゾンやグーグル、ヤフー、シスコシステムズなどの有名企業もも同様に「独占」という特質を築いて利益を上げています。


未来への提言として本書は自動車産業を例にとって解説していました。

自動車業界でいえばGMが破綻したのは最近の話ですが、産業としての自動車にも構造の転換が訪れていると著者は言います。技術がある程度浸透してしまった現在では、安価な労働力で大量生産できる中国やインドなどがその主役になるだろうと。

だから、日本は既存のビジネスモデルに執着して中国で生産したものを日本で売り、その利ザヤで稼ぐというのはやめた方がよい。日本が生き延びる道は新しいビジネスモデルを作り出すことにある、と。

そこから先の具体的な話は本書には掲載されていませんでしたが、これこそ私たちが今後考えていかなければいかない問題なのでしょう。


本書から得られる大切な教訓

「多くの人と同じことをするのではなく、多くの人が求めるものを供給する。しかも、他の人より自分がよくできるものを供給する。」


つまり、需要と供給のバランスで優位に立つこと、ということですね。


【関連記事】
必要とされる人材になろう 【書評】「知の衰退」からいかに脱出するか?


おまけの教訓
  • あまりにも大きな問題に直面した場合に、思考が停止する
  • 人の本質は試練にあった時の反応で最も顕著に現れる
  • 日常に執着するな
  • サンクコストに執着するな

サンクコストというのは過去に投資したコストのこと。

ここに挙げた教訓は、私にとってビジネス以外の日々の生活でも心に留めておきたい教訓です。


アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
(2009/04/25)
野口 悠紀雄

商品詳細を見る




必要とされる人材になろう 【書評】「知の衰退」からいかに脱出するか?


05 17, 2009 | Tag,読書,勉強,自己啓発,大前研一

「知の衰退」からいかに脱出するか?「知の衰退」からいかに脱出するか?
(2009/01/23)
大前研一

商品詳細を見る

  • 「納豆がダイエットにいい」と報道されると即座に納豆に食いつく日本人

  • 中国産の冷凍ギョウザに毒性農薬が検出されると、ろくに検証もせずに中国産食材が食卓やスーパーから消えてしまう日本の現象

  • 貯蓄が好きな日本人

  • B層と呼ばれ、派手な首相のパフォーマンスやメディアの扇動に踊らされる日本人

本書で大前研一さんは、このような日本人が自分でモノを考える力が低下していることを危惧しています。舌鋒鋭く、いずれの指摘も説得力のあるもので、私も少なからず危機意識を持ちました。


メディアで報道される内容は常に正しいとは限りません。一つの事実を部分的に拡大して報道したり、特定の人に都合の悪い事実はあえて報道されないこともあります。偏った見解が堂々と報道されている場合もあります。テレビでは時々実感することかもしれませんが、新聞もそうで、新聞社ですら既存の既得権益に汚染されている可能性があるといいます。このため、大前さんは既に新聞の購読をやめたそうです。その代りインターネットのRSSを利用してたくさんの情報を収集し、その中から取捨選択して情報の妥当性を吟味した後、ストックしておくそうです。


こういった状況の中で大切になるのが「自分で考える力」です。



「考える力」を養うために有効な一つの手段として読書が紹介されています。

大前さんが強調しているのは本を読むのに必要とした時間を1とすれば、5ぐらいの時間を「何が書いてあったのか?」「ようするにこれってどういうことなんだ?」「それは自分にとってどういう意味があるのか?」と、とにかく考える時間に充てることです。

たしかに、本を読むことは、読むこと自体が目的となってしまって、後に何も残らないということが起こりがちなので要注意ですよね。



考える力はどんな時にも役立つ基礎力になりますが、もっと具体的に、この時代に身につけておくべきものは何かというと、「英語」・「ファイナンス」・「IT(それを駆使した論理思考、問題解決法を含む)」だそうです。これを三種の神器と言います。

グローバル化された今の世の中では英語が出来なければ生き残れない。タンス預金ではなく、株式投資を含めた資産運用法など、ファイナンスの知識がなければ個人がより豊かになることも日本の経済が活性化することもない。これだけ様々な情報にアクセスできる世の中になっているのに、これにアクセスする方法を知らなかったり、必要な情報に検索してもたどりつけないようではITの機能を活かしきれていない。

だから、個人が力をつけるためにはまず、これら三種の神器を身につける必要があるというわけです。



ぼーっとしていると何も考えずに与えられた情報に流されがちです。私も手にした情報はいったん内容を吟味してから飲み込むように意識していきたいと思います。



A層:財界勝ち組企業・大学教授・マスメディア・都市部ホワイトカラー
B層:「主婦層&子供を中心」「シルバー層」「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層」
C層:構造改革抵抗守旧派
(竹中平蔵経済財政大臣(当時)が起用した有限会社スリードという広告代理店が作成した資料による)





季節に合わせて読める 【書評】道をひらく 続 (2)


04 16, 2009 | Tag,自己啓発

道をひらく 続 (2)道をひらく 続 (2)
(1978/01)
松下 幸之助

商品詳細を見る

引き続き松下幸之助さんの本を。
そういえば、勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ)でモデルの押切もえさんが先日紹介した「道を開く」を一押ししてましたよ。

本作は前作から約10年後の1978年に出版された本です。


各章は
1.睦月、2.如月、3.弥生、4.卯月、5.五月、6.水無月、7.文月、8.葉月、9.長月、10.神無月、11.霜月、12.師走
となっていて、それぞれの季節に季節に合わせた「いい言葉」が書かれています。


正直、前作が非常に良かっただけに本書はなんとなく物足りない感じがしてしまいました。しかし、こういう本は読む人や読む場所、読む時間によって感じ方が変わるのでまた数年後に読んでみると違う感想が出てくるかもしれません。



本書の中から心に残った言葉を一つ。卯月の章に書かれていたフレーズです。新しい学校や職場、自分や周囲の環境ががらりと変わるのが日本の4月だと思います。そんな時このフレーズを思い出してはいかがでしょうか。

世界は激変、そして激動。だからお互いの周辺も何となくあわただしく移りゆく。揺れ動くものは揺れ動くし、移りゆくものは移りゆく。その姿をまず素直に観じることである。そして素直にその適応の道を考えることである。



初めから流れに抗うよりはまずは流れに乗ってみるのも一つの手でしょう。動かない山は、山を動かすのではなく、自分が動くことで登頂可能になることもあります。

まずは素直に適応の道を考えることです。




最新記事
Amazon
リンク
Ads
月別アーカイブ
ライセンス
Creative Commons License
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
Related Posts with Thumbnails
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。