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日本の貿易収支がマイナスでも経常収支がプラスなワケ


08 03, 2012 | Tag,経済,貿易

日本の輸出産業が奮わないのに、なぜ経常収支はプラスなのか。素朴な疑問でした。しばらく前から気になっていたのですが、やっと分かりました。

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時事ドットコム:【図解・経済】経常収支の推移(最新)

昔に比べて貿易収支が減って、所得収支が増えていますね。貿易収支は赤字です!

所得収支とは国境を越えた雇用者報酬(外国への出稼ぎによる報酬の受取等)および投資収益(海外投資による利子・配当金収入等)の支払いのことです。投資収益が所得収支の約99%以上を占めます。


つまり、日本はうまく輸出で得ていた利益を利子や配当という安定した収入に変換できたということですね。だからといって貿易収支が赤字でいいことにならないと思いますが。興味深いです。

いやしかし、だいぶ構造が変わったのですね。稼げる時に稼いで、その後は利子や配当からの恒常的な収入を得る。なんだか個人においても理想的な収益モデルのような気がしました。


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(2012/03/16)
藤巻 健史

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弱い日本の強い円


02 11, 2012 | Tag,経済

僕が為替相場を意識するようになったのは、資産運用を始めるようになってからです。

為替相場は気になる企業の株価にも影響します。海外ETFを買う場合などは円をドルに変える必要があるので為替相場を意識せざるを得ません。

特に困るなあと思うのは、ドル建ての資産を円に換金する時です。昨今の為替相場はドル安円高傾向が続いていますので、ドルを円に換金できません。


そんなこんなで為替相場が気になるわけなのです。

しかしなぜ円高傾向がいつまでも続き、一向に円安にならないのか、それが不思議でした。円高ということは円が買われているということです。”円”のどこに魅力があるのかと。
弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)


今日の本はそんな僕の疑問に答えてくれる一冊でした。


メモがわりに以下引用

為替相場は長期的には人口でも国力でも決まらない。

為替相場は中期的には主に貿易や資本のフローがどちらに向かって流れているかで決まり、長期的には主に物価の上昇率の差(インフレかデフレか)で決まる。

したがって本当に円高傾向を止めたいのであれば、第1にデフレを止めること、第2に日本の投資家・企業がリスクを積極的に取れるような環境をつくり、対外投資を進めやすくすることである。


この本を読んで、為替相場のことが十分理解できたというと嘘になります。正直に言うと、バックグラウンドにある知識がまだ不十分なため理解が追いつかない部分があります。しかしながら、今までとは違った見方で為替相場を見る助けになったと思います。

日々のニュースで相場がドル安円高であることについてのもっともらしい説明を聞く場合があります。それが正しい説明であるとは限らないということも衝撃でした。

弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)
(2011/10/12)
佐々木 融

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日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 


01 29, 2012 | Tag,経済

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
内容について反対意見を言う人もいそうですが、僕は著者の考え方が嫌いではないのでブログもよく拝見しています。

消費税増税、小さな政府の必要性、グローバリゼーション、正社員・非正規社員の問題などなど興味深い内容が豊富です。

消費税に関しては僕も増税はやむを得ないんじゃないかと思っているのですが、本書を読むと増税しなければいけない理由がわかると思います。逆説的ですが、低所得者を守るためにも必要なのではないかと。

市場の中で企業による競争を促すためには規制緩和が必要です。しかし、規制を敷いているところには利権が絡んでいます。今の国会議員や官僚がそう簡単に既得権益を手放すとは思えません。現実的にはだいぶ難しそう。。

非正規雇用をなくそうとすると、労働者の流動性が失われて、逆に仕事にありつけなくなる人を増やす結果になるというのも一理あると思います。

いずれにしろ、考え方としてはとても参考になる一冊です。

著者のブログはこちら
 > 金融日記


日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
(2011/10/15)
藤沢数希

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経済ってそういうことだったのか


01 15, 2012 | Tag,経済

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
この本、ちょっと古いですが、日本を世界経済の中で理解するのにいい本だなと思いました。

基軸通貨としてのドルはどうやってできあがったのか、とか、なぜユーロという通貨を誕生させる必要があったのかとか。

また、世界経済におけるアメリカの役割やアメリカの二枚舌とか。今日からアメリカという国についての見方が少し変わりました。

日本が抱えている構造的な問題も指摘されています。右肩上がりの成長を続けているうちはいいですが、成長のステージが変わったのなら政府予算の使い道も変えないと。公共投資がいい例です。なあなあで公共投資を続けるのはやめてほしいと思います。

起業についての話もなかなか興味深かったです。日本は規制や税金の問題からなかなか起業には向かないのですかね。

カネボウが資生堂の後追いで化粧品に進出し、当初10分の1しかなかったシェアを10分の3,4まで伸ばしたという話もおもしろかったですよ。カネボウは圧倒的に強かった資生堂の、ほとんどマネのような商品を作って宣伝を打ったんですね。そうすると徐々に本家の顧客が「あ、なんかカネボウも同じように良さそうだ」と感じて買っていったんだと。なるほど~と思わせるやり方だなと感心しました。


経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
(2002/09)
佐藤 雅彦、竹中 平蔵 他

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不道徳な経済学


05 27, 2011 | Tag,経済,橘玲

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫)
売春婦やポン引き、ダフ屋はあえて取り締まるべき存在じゃない。

そもそも国家は不要。税金で国民を搾取したり、最低賃金を決めたりするのは国民にとってむしろ不幸なことで、市場の自由に任せたほうがよい。

うむむ。一見受け入れがたいこれらの主張は、市場原理に重きを置くリバタリアンにとっては普通の主張です。

このような市場原理主義を素直に受け入れられないのは、私たちが道徳的な観点を捨てきれないからです。弱者は保護しなくてはいけないと小さい頃から教育されていますしね。

本書を読むと、市場原理主義、リバタリアニズムも悪くないかもと思わせる説得力があります。

最低賃金の話とか、一見弱者に優しいと思われている制度が実は弱者を苦しめているなんて。。

視点を変えてみるのに有用な一冊です。

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫)不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫)
(2011/02/22)
ウォルター・ブロック

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こっそり読みたい経済本「Newsweek 経済超入門」


11 19, 2010 | Tag,経済,基本書

こういう基本書を待っていた。

僕みたいな経済素人が読むにはうってつけ。

新聞の経済欄をすらすら読めるようになりたい人は、早く本書を読むといいなと思った。

基本的なことをここまで分かりやすく書いている本は少ないんじゃないかな。例えばミクロ経済学とマクロ経済学の違いとか、新古典派とケインズ派の違い、クラウディングアウト、効率的市場仮説とか。前半部分の基本を読むだけでもためになる。

本書ではさらに、そこで得た知識を使って最近話題になっていたニュースを読み解くことができる。

「人民元の切り上げがなぜ求められているのか」、「ドバイショックに始まるギリシャ危機っていったい何で起こった?」とか。自信を持ってこたえられない人は、こっそりこの本を読むといいですよ。


ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 経済超入門ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 経済超入門
(2010/05/28)
ニューズウィーク日本版編集部

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「夜のオンナの経済白書」


02 16, 2010 | Tag,経済

「夜のオンナ」の経済白書 ――世界同時不況と「夜のビジネス」 (角川oneテーマ21)
著者によれば夜のビジネス関連で動くお金は総額55兆円と試算されています。日本の医療費が約30兆円ですから、その規模の大きさが分かります。

もちろん売春は女性の体を売り物にするという倫理的な問題を大きくはらみます。

しかし、どれだけ規制を強めても売春産業がなくならないのは男性の性的な欲望がなくなることはがないからです。


「貧困」は売春産業を繁栄させる、一つの原因です。

貧困から脱出するために手っとり早く稼ぐ手段として売春を選ぶ女性がいます。他に貧困から脱出できる方法がないのでやむなくというのが主な理由です。タイ、ベトナム、フィリピンなど東南アジア諸国、欧州のモルドバ、地中海に浮かぶキプロスなど、経済的に豊かでない国ほどその傾向が高くなります。

これは貧困国だけの問題ではありません。先進国からセックスツアーと称してこうした国々に旅行に出かける人たちがいることも問題です。

こうした闇ビジネスは人身売買、未成年の売春等の犯罪、ヤクザやマフィアなどへのブラックマネーの還流、エイズなど性感染症の蔓延を生むことになります。

男性の欲望はなくならないのに、法律で規制しているからこそ売春産業が地下にもぐる。闇に隠れているから犯罪を取り締まるのも難しくなります。


売春産業が撲滅できないものだとすると、そこで働く女性の人権保護や性感染症の蔓延予防に「売春合法化」が有効かもしれません。

合法化することのメリットは、
  • 売春宿で働く働く女性たちが経営者から不当に搾取されるのを防ぐ
  • 外国人女性が人身売買の被害にあって、売春を強要されるのを防ぐ
  • 未成年者が売春にかかわるのを防ぐ
  • 売春宿で犯罪に巻き込まれるのを防ぐ
などです。

さらに、タバコ税や酒税のようにセックス関連税を課すようにすれば、それによる税収効果が見込めるというのもメリットです。総額55兆円規模ですから。

そういえば、金融日記:需要サイドの成長戦略とは?でも売春の合法化が経済成長を促す可能性があることが指摘されていました。


いくら規制を強めてもなくならないわけですから、逆に合法化することで司法の管理下におくと。逆転の発想ですね。

そして、副次的な税収効果です。

売春合法化というと、心理的に受け入れるのにかなりの抵抗がありますが、上に挙げたような合法化したことによるメリットを考えると悪くないのかなと思いました。

日本、スウェーデン、ノルウェーのように規制を強化する国がある一方で、オランダやドイツ、ニュージーランドのように規制を緩める国もある。たとえば、フィンランドのような売春ビジネスを合法としておく一方、そこに人身売買が関わっていないか政策当局が厳しく監視しておく、というのは一つのモデルになるのかもしれません。


本書は世界各国の夜のビジネス事情を紹介するにとどまりません。夜のビジネスを巡る人権問題や経済効果を解説し、一つの経済政策を提案しています。夜のビジネスというのは新鮮な視点だなと個人的には感じました。

「夜のオンナ」の経済白書 ――世界同時不況と「夜のビジネス」 (角川oneテーマ21)「夜のオンナ」の経済白書 ――世界同時不況と「夜のビジネス」 (角川oneテーマ21)
(2009/10/10)
門倉 貴史

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幸せってなんだっけ? 「使える!経済学の考え方」 


02 10, 2010 | Tag,経済学,経済,幸福,自由,平等,公平


使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理 (ちくま新書 807)
幸福とか公平とか自由とか平等とか。どれも定義に困るんじゃないかと思うんですよね。

お金をたくさん稼いで、いい車に乗って、いい家に住むことに幸せを感じる人もいるでしょう。反対に、お金なんてそんなになくてもいいから、仕事はそこそこ、家族と過ごす時間に幸せを感じる人もいると思います。

国民全員がそんなに飛びぬけていい暮らしはできないけど、人としてそれなりの生活ができる社会主義(たてまえ上)。

一方、資本主義社会のように努力によってより裕福な暮らしを実現できる社会の方が自由で公平、そしてチャンスが平等に与えられたいい社会だという意見もあるかもしれません。

これらの議論は尽きることがないと思います。

しかし、経済学ではこれらの問題に解を与えるべく日々研究されています。幸福、公平、自由、平等、正義などややもすると主観的になりがちな議論に答えを導き出そうとするのが、経済学というわけです。奥が深い学問です。



どうしたらこれらの問いにうまく答えられるか?

結局のところ、無味乾燥だけどもっとも客観的に考えることができるツール、数学を使うしかないようです。

本書は著者のこのような意図を本にしたものです。先人が築き上げてきた経済学の知識を用いて現段階でどう考えたらいいかを提示してくれています。



幸福を追求していくと、「最大多数の最大幸福」ということになります。個人の幸福を最大化すれば、集団の幸福も最大になって、それが最も幸福な社会だと。

最大多数の最大幸福が実現されるためにはどうしたらいいんでしょうか。

そもそも最初に突き当たるのが、個人の幸福が実現されたら社会全体の幸福が実現されるのか?という問題だと思います。ある人の幸福が他人の幸福とまったく一緒になることはないでしょう。

個人の幸福を実現するためには、自由が確保されていないといけません。また、公平で平等な社会である必要もあると思います。

じゃあ、自由は?公平は?平等って?とわけがわからなくなりそうですが、

私は
  • 自由とは意思決定における選択肢の幅の広さ
  • 公平というのはその選択肢を自由に選べるということ
  • 平等というのは選択肢を選ぶ際に人々の間で障害が少ない格差の少ない社会ということ
と理解しています。

一度それぞれについての定義を持っておくのもいいんじゃないかなと思います。

経済学ってどちらかというと、景気などお金の流れとかそういったことがメインになっている学問かと思ってました。人としての根源的な幸せについて考え、それを現実の社会に生かしていこう、という学問でもあるのですね。おもしろいです。

使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理 (ちくま新書 807)使える!経済学の考え方―みんなをより幸せにするための論理 (ちくま新書 807)
(2009/10)
小島 寛之

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資本主義の矛盾 「資本論 続・資本論 (まんがで読破)」


02 04, 2010 | Tag,資本主義,経済,貧困,労働問題,漫画

労働力などの可変資本、機械や工場などの不変資本、これらから付加価値を生み出して利益をあげていくのが資本主義社会。

労働力はその時の経済に合わせて交換価値が決まる。つまり、経済に合わせて値段が決まるということ。

機械などの不変資本が少なければ、可変資本、労働力の占める割合が大きくなるというようにトレードオフの関係になっている。

企業が利益を上げるためにはこれら不変資本や可変資本からできるだけ利益をしぼり出さないといけない。でも不変資本は機械とかだからしぼり出しようがない。可変資本からしぼり出すしかない。可変資本は労働力だからこれは可能。



企業がうまいことこの仕組みにのっとって利益を上げていったとして、資本も大きくなっていったとする。すると、労働者の給料は良くなって、給料が上がることが期待されるが実際にはそうならない。ここに資本主義社会の矛盾がある。

資本の増強に成功すると、次に向かう先は機械などの不変資本の増強だ。可変資本から利益をしぼり出すより、機械にお金をかけて生産の効率を上げた方が簡単だから。



こうして労働者にかかる負担が下がり、生産量がアップしたとする。すると、困ったことに利益率は下がってしまうのだ。なぜなら、剰余価値を生み出すことができる可変資本が増えていないから。

これでは労働力の付加価値は増えない。むしろ下がってしまう。労働力は交換価値として貨幣に換算されるので、労働力の付加価値が下がれば、生産量がアップしていたとしても給料は下がるという仕組み。これが資本主義社会。



この構図を見ると、労働者はいつまでたっても搾取される立場から抜け出せない。うまみがあるのは搾取する立場の人たちだけ。だから、資本主義社会に反対する人もいるわけだ。



本書の内容は1800年代の話だが、この構図は基本的には今の社会にもあてはまる。派遣労働者、日雇い労働者、ネットカフェ難民など、マルクスとエンゲルスの時代に起きていたことが顔を出している。

いちおう政府によるセーフティネットが整備され、基本的な人権を確保しようとする向きはあるが。

続・資本論 (まんがで読破)続・資本論 (まんがで読破)
(2009/04/28)
マルクスエンゲルス

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資本論 (まんがで読破)資本論 (まんがで読破)
(2008/12)
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「人でなしの経済理論」 トレードオフという経済論


09 21, 2009 | Tag,経済,トレードオフ

人の命の価値ってどうやって測るんでしょう?お金で測れるものなんでしょうか?命をお金で測るのは不謹慎でしょうか?

実際にはお金という価値の単位に換算できないと不便なこともありますね。生命保険の死亡保険金は払った保険料によってその金額は決まりますが、これも命をお金という価値に置き換えている例でしょう。また、裁判で過失致死罪に問われた時、被告の命じゃなくて、○○円というお金として罰則が決まる場合もあります。示談する場合だってそうです。

もちろん、お金で命を売買するわけではありません。そうではなく、命の価値をお金という共通の価値に置き換えて話を進めないと不便な場合もあるということです。

倫理や道徳とは別の話です。こういった問題に立ち向かうのも経済学の役目なんですね。

本書は多少ブラックなテーマも含みつつ、物事の本当の価値について考えさせてくれる一冊です。

人でなしの経済理論-トレードオフの経済学人でなしの経済理論-トレードオフの経済学
(2009/04/03)
ハロルド・ウィンター

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目の前に2つの仕事があるとしましょう。

一つは比較的安全な仕事、もう一つはやや命の危険を伴う仕事。

危険な方は安全な方に比べて1万分の1死亡確率が高い。それだけのリスクを受け入れるためには、どのくらい追加で賃金がほしいか?

もし500ドルというのが答えなら死亡確率が1万分の1増えるたびに、500ドル払えばいいということになります。

さて、まったく同じ回答をした労働者が1万人いたら、平均でその中の一人は死ぬことになります。つまり、死者一人が出るリスクに対して1万×500=500万ドルの費用がかかるわけです。

こうして考えると、一人の命は500万ドルとなります。


こんな感じで経済学ではお金に換算できなさそうなモノをお金に換算しているようです。

実際に経済学で人命価値推計をすると、300万ドルから700万ドルとなるそうです。3億円から7億円ですか・・・。

おっと、ボーディーガードに守られている大統領の命と、いつも丸腰の私たちの命では値段が一緒ですか?

人が違えば価値観も違う。価値には主観的価値、客観的価値、市場価値と3種類あります。モノの価値を決めることはこれらが絡まりあってるから難しいわけです。この場合は3つの価値のうち、市場価値が大きく影響するということでしょうかね。

本書を読むと物事の価値が揺れ動くものだ、ということも分かります。全てトレードオフは天秤の支点のように効いていると。

人でなしの経済理論-トレードオフの経済学人でなしの経済理論-トレードオフの経済学
(2009/04/03)
ハロルド・ウィンター

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