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はじめの一歩を踏み出す勇気 「裸でも生きる2」


01 25, 2010 | Tag,起業,社会起業

仕事で悩んでいる人、人間関係で悩んでいる人、あと一歩を踏み出すために誰かに背中を押してもらいたい人が読むといい一冊だと思います。

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
著者の山口さんは株式会社マザーハウスというバッグメーカーの代表取締兼デザイナーという立場のかた。

生い立ちがなかなか興味深く、小学生でいじめにあい、中学生で非行に走り、その後、柔道に目覚めて全国7位の成績をおさめるといった経験をされています。その後、偏差値40から受験勉強3か月という短い期間で慶応大学に合格。ここまででもなかなか真似できないようなキャリアですね。

大学卒業後は米州開発銀行で途上国の援助を行っていきます。ところが、ここで彼女は疑問に感じるのです。私たちが援助したことはきちんと人々の手に渡っているのか?と。

その疑問は的を射ていて、実際には支援の多くは政府、その関係機関で消費されていき、人々の手には直接渡ってなかったりします。また、米はあっても炊くものがないとか、現実にそぐわない支援になってしまっていたり。

結局、途上国を支援しようと思ったら、高いところから見下ろしてお金をばらまくだけではダメなんですね。現地の人に混ざって現地でビジネスを起こす。そうすると、現地に雇用が生まれてその土地の人々も豊かになっていく。

ビジネスはその国の持っている特色をいかせるような産業である必要があります。マザーハウスの場合、バングラデシュではジュートを、ネパールではダッカ織りに目をつけました。

ビジネスとして成り立たせるためには売れる必要があります。このビジネスは途上国支援という意味合いもあるため、同情に訴えようと思えば、はじめは売れるのかもしれません。

しかしながら、売れるものを作るためには同情を引くだけでは長続きしません。消費者は飽きてしまいます。本当にいいもの、日本の買い手がほしいと思うようなものを作る必要があるわけです。

著者は自らデザインを勉強してカバンのデザインに加わります。現地の人と一緒に。どこまでエネルギーのある人なんだと思ってしまいました。

結果として、品質が良くて、評判のいいカバンができ、日本の多くの人に受け入れられました。

本当の意味での社会企業、途上国支援というものはマザーハウスのように、途上国が持っている潜在能力を引き出して、それを産業として成り立たせることなんじゃないでしょうか。そうすることで途上国の人の自立を促して、経済発展を促すことができのだと思います。

著者の山口さんは自分のやりたいことに正直で、すごく真っ直ぐな人です。それゆえかネパールでビジネスを始めるときなど、それまで信じていた現地の仲間にひどい裏切り方をされ、読んでるこっちの胸が痛くなりました。

はじめは協力してくれていたような人も、自分の利権が脅かされると感じると、手のひらを返す。こわいなーと思いました。

本書では著者の貴重な体験を、失敗談も含めて惜しげもなくさらけ出してくれています。頑張っている著者に共感するとともに、自然と応援したくなる。そんな一冊です。

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)
(2009/10/01)
山口 絵理子

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