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【書評】理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性


04 01, 2009 | Tag,選択,科学,知識

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
(2008/06/17)
高橋 昌一郎

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知らない世界がココにありました。

本書は選択、科学、知識の限界について過去の偉人の言葉を引用してなるべく簡単に説明しようとする本です。内容自体は正直難しいのですが、数理経済学者や哲学史家、生理学者、論理実証主義者、実験物理学者などの専門家と運動選手や会社員、大学生などの素人が議論や雑談を交わすように進行することで、論じているテーマが分かりやすく説明できるように工夫されています。


選択の限界、科学の限界、知識の限界がテーマです。

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ディープスマートという知識【書評】「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質


02 03, 2009 | Tag,ディプスマート,経験知,知識

「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質 (Harvard business school press)「経験知」を伝える技術 ディープスマートの本質 (Harvard business school press)
(2005/06/23)
ドロシー・レナードウォルター・スワップ

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経験したことのない問題に直面した時に役に立つのがディープスマートです。第6感のようになんだかよく分からないけど、こうしとけば良い気がするという感覚も、何もないところから湧き出た判断ではなく、ディープスマートから生まれたものだと言えます。

目に見えない経験を人に伝えることはとても難しいことだと思います。教科書に書いてあることだけでエキスパートになれるのであれば、誰でもエキスパートになれます。

教科書に書いてない「何か」、本書はここについて書かれた本です。



内容は以下の4つのパートに分かれます。

 1.知識の構築
  経験と専門知識
 2.知識の形成
  信念と固定観念
 3.知識の選別
  社会的影響
 4.知識の移転
  コーチングと指導のもとでの経験



ディープスマートは経験に基づいて形成されます。経験は知識になります。

優秀な経営者は多くの経験を積んでそれを知識に転換することでディープスマートを身につけています。だから、経験したことのない大きな問題にも対処できるのです。


経験したものをディープスマートに転換できるかどうかは個人にかかっています。失敗ですらディープスマートに転換できる経験になり得ますが、自分の中にレセプターが存在していなければ、その経験は「右から左へ」状態で、ディープスマートになりません。

レセプターを身につけるためには、自分が直面している出来事に興味を持っているということです。どんな経験からも何か応用可能な知識がないか探すという貪欲な姿勢が大切なのだと思います。


ディープスマートを身につけるのに理想的な方法は個人の経験にとどまらず、優秀なコーチにつくことです。優秀なコーチの指導のもと練習、観察、問題解決、実験などの経験を積みます。この時、必ず結果がどうあれフィードバックを行うことで、より実践的な経験、ディープスマートが身につきます。



優秀な組織ではコーチによるディープスマートの伝達がうまく機能しているのだと思いますが、そうでない組織に属している人は身近な人で優秀なコーチを見つけて、その人の経験をなるべく盗むようにするといいと思います。

読書もディープスマートを形成する上で有用な集団の一つなのではないかと思います。


本当に役立つ知識とは何か、自分が持っていなくてデキルあの人が持っているものは何か、そしてどうやってそれを身につけるかについて知りたい人にお薦めの一冊です。



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