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創造力を養うために、まずこの本を読んで「アイデア筋トレ」始めてみては? 【書評】アイデアパーソン入門


05 09, 2009 | Tag,知的創造,創造,アイデア

アイデアパーソン入門 (講談社BIZ)アイデアパーソン入門 (講談社BIZ)
(2009/01/08)
加藤 昌治

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「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない」というのはジェームス・ウェブ・ヤングさんの言葉ですが、この言葉は本書の特徴を端的に表しています。

アイデアを生み出すために必要なのは突出した才能ではなく、直接的な体験や読書や映画などの間接的な体験、知識を組み合わせて、それを一つ上の階層に引き上げるということです。一回のひらめきよりは普段の訓練からいいアイデアが生まれるのです。



まずはアイデアのもとになる要素を蓄える必要があります。

私たちが普段からできることが

「ぶつかる」「押さえる」「ほる」

です。例えば、


○○文学賞決定のニュースをテレで見る。 (ぶつかる)

迷ったものの、素直に受賞作を買って読む。(押さえる)

止まらずに一気読み。過去の作品含めて大人買い。(ほる)




この3つの動機になるのが自分の持っている「好奇心」です。目にしたものをおもしろいと感じるか、もっと知りたいと感じるかで創造のもとになるものを手に入れられるかが違ってきます。カラーバス効果という言葉がありますが、それです。

こうやって創造力のもとを蓄積しておくことがアイデア発想の手がかりになります。何もないところからは何も生まれないのです。



実際にアイデアを広げていくための2技

1.分解
2.ずらし

居酒屋で、高級日本酒専用グラス別料金セット商品にする



例えばこの文章。下線のように分解してみます。

次はオズボーンのチェックリストというのを使って一つ一つの単語から連想ゲームのような感じでいくつもバリエーションを作っていきます。

オズボーンのチェックリスト
1.転用
2.応用
3.変更
4.拡大
5.縮小
6.代用
7.置換
8.逆転
9.結合



居酒屋という言葉なら、スーパーや焼き肉屋や焼鳥屋、ハンバーガー店、ドライブスルー、などに転用、変更してみたり。

高級日本酒という言葉なら高級ウイスキー、高級焼酎、店にある全部の酒、などに変更、代用してみたり。

専用グラスという言葉なら持ち込みマイグラスなどに代用してみたり。


このようにチェックリストをヒントに発想を広げていきます。ここで出てきた言葉は紙に書き出すことが重要です。著者の加藤さんもメモをとりまくることの重要性を強調していました。この時、アイデアの完成度は全く気にしないようにしましょう。アイデアをもうワンランクアップさせるのはまた別の工程になります。


アイデア創出の過程で一番難しいのは、アイデアの原石というか、もとになる手がかりを生み出すことだと思います。本書はそのヒントになる一冊だと思います。


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【書評】ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術


02 25, 2009 | Tag,本を書く,知的生産,知的創造

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術
(2009/01/18)
三輪 裕範

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本書は仕事をしながらでも効率よく情報の収集と整理を行い、最終的には出版という形で究極(言いすぎ?)の知的生産を行おうというものです。

タイトルには「本を書く技術」とありますが、本を書く以外にもブログ書きにも参考になる点が多いと感じました。やはり、商業誌、本という形で多くの読者に読まれようと思うと、内容もさることながら構成や文章法など、磨かないといけない部分は多いわけで、しかも著者がプロの書き手でないところが余計に参考になります。


本を出版するまでのプロセスは以下の5つに分かれます。


1.ネタ探し

2.ネタにまつわる情報の収集

3.手に入れた情報の整理

4.文章にしてアウトプット

5.そして出版


1,2.

情報収集の部分では読書術についても書かれていました。著者は自宅に二万冊以上の本を所有しているそうで、読書を通じて情報を収集することが一番効率がよさそうです。

著者の読書スタイルは読書のギアチェンジこそするものの、速読とは違って、根本には読んだことが刺激になって自分自身で考えることが大切、ということがあります。


3.

情報の整理という点では、著者はパソコンで読書メモ作りをする本田直行さんのレバレッジメモも試したけれど、手書きによるノート作りが一番いいと主張されています。それは、手書きの方が頭に入るし、何より手書きのノートはパラパラめくることで復習しやすいからだそうです。

たしかに、パソコンはデータ保存という点では優れているのですが、それを参照するときは手書きノートの方がはるかに使いやすいと思います。

といっても、私はこのブログで読書記録を書き続けるつもりなのですが、著者のメモ術で一つ参考になったのは、引用したらページを記しておくという基本的なことです。

心に響くフレーズは時間が経ってからも参照したいはずです。そうした時、メモの中に参照ページを書いておくと便利そうです。これは今までやっていませんでしたがやってみようかと思います。


4.

全体を通じて最も参考になったのは文章づくりの項でした。物書きを本業にしない人にとって「よい文章」とは美しい文章ではなく、「わかりやすい文章」という考え方に基づいています。

①.文の長さを1文40~100時程度の短いものにする

②.あいまいさをなくす

③.接続詞を大切にする

④.数量化する


①.一つの文で読みやすい量というのはある程度決まっています。

②.あいまいさをなくすために修飾語と被修飾語は文の中で近くに配置するといいようです。

③.わかりやすい文章を書くために接続詞を多用して文と文のつながりを考えてみる。あまり接続詞が多いと、実際には読みにくい文章になるので、推敲したら不要な接続詞は削っていく。

④.「非常に」、とか「とても」という言葉でなく、具体的な数字を用いて説明する。


5.

書籍として出版するためには出版社に売り込んだり、最近ではブログから発信し続けるという方法もあるようです。出版社もビジネスを行っているわけですから、時流に沿ったテーマ(売れるテーマ)でなくてはいけません。最近は専門家でなくても出版するチャンスは増えてきているようですので、テーマを見つけた後は行動に移すかどうかが一つのハードルになってくるのでしょう。



文章を書くにあたって最終的に最も大切なのは、とにかく書き続けることでしょうか。「クリティカル・マス」、「クォンタム・リープ」といった言葉があるように量が質に転化するよう日が来るよう努力を続けたいと思います。

そういうわけで今日も私は書き続けます。



本書の至るところに私も好きな本「思考の整理学」が引用されていて、その点も共感できる点でした。



知的創造のヒント


11 15, 2008 | Tag,読書,メタ認知,メタ化,知的創造

本書は読書本と言ってもいいかもしれません。

先日紹介した思考の整理学が原著となっています。

20年前の第一作目の要旨が現在でも応用可能な普遍的な内容だっただけに、今回の内容も20年前のものと本質は大きく変わりありません。

思考の整理学と本書どちらを読めばいいかについては、思考の整理学を読んだことがない人は本書を読むのが良いと思います。しかし、思考の整理学を読んだことがある人も本書を読むと、少なからず得るものがあるように思います。私がそうであったように。

知的創造のヒント (ちくま学芸文庫 ト 10-2)知的創造のヒント (ちくま学芸文庫 ト 10-2)
(2008/10/08)
外山 滋比古

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本書はいかに知的創造を行うかということがテーマになっています。

人間のなくすことの出来ない能力であり、悩みでもある忘却の効用を説いているところがとても興味深く読めました。



知識詰め込みがたの学習はコンピューターが発達した現代では必要とされる能力ではありません。そうではなく、人間にしかできない新しいコトを考え出すことが現代の人間に必要とされています。

これを著者はカクテルではなく、地酒を作るようにしなければならないと例えています。カクテルは混合物ですが、地酒は米と水とさらに時間が加わった化合物です。今の時代を生きる私たちにはカクテルではなく、地酒を造ることが求められているのです。



そのために良質な情報をインプットするのはもちろん大切です。

しかし、インプットした知識をどう活かすかということの方がもっと大切です。

インプットした知識は放っておけば風化していきますが、著者は忘却の効用としてこれも必要な能力だと主張します。忘れることによって必要な知識と必要でない知識のふるいわけが可能になるのです。

そのためには一旦インプットした知識は寝かせておく必要があります。睡眠が良い例です。他にも散歩をしたり、風呂に入ったり、とにかく一度頭をリセットした方がアイディアは生まれやすくなります。

セレンディピティー(ひらめき)はそうした脳の中に空白ができた時に生じることが多いようです。



知的創造を行う具体的な方法にはやはり読書があります。

本書が勧める知的創造への読書は、文章を読んで覚えるものではなく、内容から、ひらめきのヒントを得るものです。そのためにはある程度のスピードを持って読み進める必要があります。なぜかと言うと、ゆっくり読んでいると、脳の中が文章の内容で満たされて空白が全くなくなってしまうからです。脳の中にある程度の空白を残しつつ読むことが知的創造への読書です。

読んでいてひらめいたら、迷わず目を休めて思いついたことをメモする必要があります。

そして、メモの内容は時間を置いてノートに記します。

ノートはメモの内容を丸写しにするのではなく、内容を租借し、自分の言葉に置き換えたものにします。このような過程で出来たノートをメタ・ノートと言います。これは知的創造への財産になります。



会話にも知的創造を促す効果があります。会話は上手く使えば、読書と同様に自分の言葉と他者の言葉をつなぎ合わせ、それらを融合させ、知的創造へのきっかけとなり得ます。



書くことも知的創造につながります。

書く上で、文章の構成は大切です。テーマが文章を集約した内容になっているのはもちろんですが、段落が意味ごとのまとまりになっていて、段落どうしのつながりが明確になっているのが良い文章です。



みなさんもそうかもしれませんが、私は集中していると読書をしながら全く別の考えが頭をよぎることがあります。本書を読んで、この頭をよぎった内容もメモとして残しておいたほうが良さそうだと思いました。

いちいちメモを取り出すのは面倒なので、本の中に書き込んでいこうと思います。

以前に学習したマインドマップもメタ・ノートを作るのに役に立つ気がするのでやってみます。

このブログを読書記録のメタ・ノートにするのもいいかもしれません。


こちらのブログも知的創造のヒントになると思いますので紹介しておきますね。
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