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「ブラックジャックによろしく」が無料で読めるので、久しぶりに再読してみた


11 17, 2012 | Tag,漫画

昔読んだ漫画が無料でダウンロードできたので、もう一度読んでみました。
  • 大学病院というおかしな医療組織
  • 生命倫理に迫る産科医療の問題
  • 小児救急の過重労働、小児科医の不足
  • がん医療における病名の告知
  • 精神科患者に対する社会の根深い偏見
といった医療が抱える本質的な問題を、漫画という読みやすくわかりやすい形で読者に投げかけている作品になっていると思いました。

あぶなっかしい研修医がこれらの問題に翻弄されつつも向きあっていく姿勢には共感できる部分があります。

しかしあまりにも現実離れしすぎていて、それはないだろ、とその研修医にツッコミを入れたくなる場面も多々あったり。

たとえば産科医療の部分では、不妊治療の末授かった命が障害を抱えていて、それを受け止められない親が一切の治療を拒否するという場面があるのだが、これに対してその主人公はそれなら僕が育てます!と言ってしまうところとか。

がん患者の受け持ちになって、指導医の許可なく病名の告知に走ったり、統合失調症の精神科患者の退院後のプライベートにまで過剰なほど介入しようとしたりするところとかも、うーん、、、熱い気持ちはわかるけどやりすぎじゃない?と言いたくなる感じ。

僕が年老いたのかなあ。普通の感覚だと思ってるんだけど。

その研修医の行動はともかく、扱っているテーマは実際に存在していて、圧倒的な画力で読者に問題を投げかけ、考えるきっかけを与えてくれる。

これが無料というのはとてもありがたい。

PDFがダウンロードできます。



iphoneのアプリもあったり。



みなさんもよろしければ是非。

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資本主義の矛盾 「資本論 続・資本論 (まんがで読破)」


02 04, 2010 | Tag,資本主義,経済,貧困,労働問題,漫画

労働力などの可変資本、機械や工場などの不変資本、これらから付加価値を生み出して利益をあげていくのが資本主義社会。

労働力はその時の経済に合わせて交換価値が決まる。つまり、経済に合わせて値段が決まるということ。

機械などの不変資本が少なければ、可変資本、労働力の占める割合が大きくなるというようにトレードオフの関係になっている。

企業が利益を上げるためにはこれら不変資本や可変資本からできるだけ利益をしぼり出さないといけない。でも不変資本は機械とかだからしぼり出しようがない。可変資本からしぼり出すしかない。可変資本は労働力だからこれは可能。



企業がうまいことこの仕組みにのっとって利益を上げていったとして、資本も大きくなっていったとする。すると、労働者の給料は良くなって、給料が上がることが期待されるが実際にはそうならない。ここに資本主義社会の矛盾がある。

資本の増強に成功すると、次に向かう先は機械などの不変資本の増強だ。可変資本から利益をしぼり出すより、機械にお金をかけて生産の効率を上げた方が簡単だから。



こうして労働者にかかる負担が下がり、生産量がアップしたとする。すると、困ったことに利益率は下がってしまうのだ。なぜなら、剰余価値を生み出すことができる可変資本が増えていないから。

これでは労働力の付加価値は増えない。むしろ下がってしまう。労働力は交換価値として貨幣に換算されるので、労働力の付加価値が下がれば、生産量がアップしていたとしても給料は下がるという仕組み。これが資本主義社会。



この構図を見ると、労働者はいつまでたっても搾取される立場から抜け出せない。うまみがあるのは搾取する立場の人たちだけ。だから、資本主義社会に反対する人もいるわけだ。



本書の内容は1800年代の話だが、この構図は基本的には今の社会にもあてはまる。派遣労働者、日雇い労働者、ネットカフェ難民など、マルクスとエンゲルスの時代に起きていたことが顔を出している。

いちおう政府によるセーフティネットが整備され、基本的な人権を確保しようとする向きはあるが。

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神曲 ダンテ


12 03, 2009 | Tag,ダンテ,神曲,漫画

ダンテの「神曲」にまんがで触れることができるというので読んでみましたよ。


死後の世界について考えることで、現世をよりよく生きようという趣旨のように感じました。


神曲 (まんがで読破)
主人公ダンテはベアトリーチェという一人の女性を思い続けていました。それは片思いでした。そして、その女性は若くして亡くなってしまうのです。ダンテがそんな絶望の中にいる時、天国から見ていたその女性はダンテのことを思い、ダンテを死後の世界への旅にいざないます。

死後の世界は地獄、煉獄、天国に分かれています。

地獄は想像通り、現世で罪を犯した人々がいつまでも裁きを受けている場所です。窃盗、裏切り、収賄、女性の売却、さまざまな罪があり、どの罪にも恐ろしい罰が待っています。

煉獄は天へ昇る前に自ら罪を清める場所です。ここでも大変な業が待っていますが、地獄との違いは犯した罪を自ら清めようとしているところです。

そして、天国があります。



死後の世界についてはまじめな話、本当にあるのかどうかわからないですよね。私はそんなものないんじゃないか、と思っています。

しかし、本書を読んで、「死後の世界」というものが存在することで、現世をよりよく生きることができるようになるということに納得がいきました。

つまり、地獄が存在すると考えるからこそ、現世で人の道に反したことをしないように抑制が働くということです。子供のころに言われた、「そんなことしたら死んだら天国に行けないぞ」という脅し文句はそれなりに意味があると。

こう考えると、信仰を持つことには意味があるのかもしれません。

本書ではキリスト教が主役となっています。

世界中でみんながみんな、信心深い宗教家になれば平和な世の中になるのでしょうか。
いやいや、それだったら宗教戦争なんか起こりませんよね。

まんがなのでサクッと読めるし、息抜きにいかがでしょうか。



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