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バフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵


11 14, 2008 | Tag,株式投資,ファンダメンタルズ分析

昨日はウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理を通じてリスクを減らして安定したリターンを得るための最適な方法は分散型のインデックス投資が良いことを学びました。

本書は株式投資を通じて巨額の富を築いたウォーレン・バフェット氏の語録となっています。本人の著作というのはそもそも存在しないようで、本書は息子の嫁にあたるメアリー・バフェット氏がバフェット語録として、解説を加え出版されています。

ウォーレン・バフェットと言えば知らない人もいないと思いますが、ちなみに2008年度の世界長者番付ではなんと第一位です(フォーブス長者番付・億万長者ランキング(世界編) [2008年])。これを見ると、どれ程優れた投資家か分かると思います。

バフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵バフェットの教訓―史上最強の投資家 逆風の時でもお金を増やす125の知恵
(2008/01)
メアリー・バフェットデビッド・クラーク

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バフェット流の投資はインデックスファンドと真っ向から対立した投資法です。

インデックスファンドが分散とはリスクのばらつきであると説明するのに対し、バフェットは分散とは無知に対するリスク回避であると説明しています。そして、リスクは自分の行動に対する無知から生じるものであり、勝手知ったるものにとっては分散は必要ないことだと主張しています。

バフェット流投資を分類するなら、テクニカル分析の中のファンダメンタルズ分析と言えると思います。


ウォール街のランダムウォーカーでも触れましたが、インデックスファンドが効率的なのは”平均した成績”を出すことが目的だからです。ファンドマネージャーが考えたファンダメンタルズ分析でも平均するとインデックスファンドに負けますが、ごく一部の人は勝利の方程式を持っているようです。



バフェット流投資の要点を本書から抽出します。

”基本的に優良ビジネスであれば、割安ではなく適正な価格で株を買ったとしても長期に保有することで大きなリターンを生む。”

どのような銘柄を選ぶか?
  • 今後20年は安泰だと思われる
  • 成長に大量の資本を必要としない
  • 改善の余地がない定番商品を作っている
  • コモディティ化された商品ではなく、消費者独占型の商品を作っている。たとえばコカコーラ。
  • 誰にも見向きもされていないが、長期的経済価値は望める。
  • PERが低い割安な株


どんな時に市場に参戦するか?
  • 他人が弱気になっている時
株価は実際の企業の価値をそのまま反映するものではないのです。皆が我も我もと市場に殺到する状況では株価が上がり続けます。そして上がり続けた株価はいつか暴落します。

バフェットはこういう状況で、これは危ない兆候だから株を保有しているのは危険だ、売りにだそう、と判断し、行ったん市場から身を引くわけです。
実際にバフェットは過去2回、保有している株式を売りに出し、その後株価が暴落した後にまた割安となった銘柄を大量に保有するということをしています。


注意すべきこと
  • 嫉妬や自惚れなどの感情に左右されない。これらの感情は不幸な結果を生む
  • 早目に損切りすること
  • 一生のうち必要となるのは、ほんの数度の正しい行為である。頻繁に売買するのは愚かなこと
  • ファンドマネージャーはあてにならない
  • 失敗することもある
  • 失敗から学ぶことも大切です。
    バフェットは自分がこれから買おうとしている銘柄の選択基準を紙に書いて人に説明できるようにしているそうです。こういう地道な作業積み重ねによって失敗からだけではなく、成功からも学ぶことができるというわけです。


参考までにバフェットがこれまで巨万の富を築くのに役に立った銘柄の一部です。
  • コカコーラ
  • ワシントン・ポスト
  • ディズニー
  • アメリカン・エキスプレス
  • ゼネラル・フーズ
  • ウェルズ・ファーゴ


バフェット流の投資を学ぶと自分も同じような成績を残せるのではないかと思ってしまいますが、おそらくそれは難しいのだと思います。自分が特別だという思い込みは捨てないと、痛い目を見そうです。

もし何らかの勝利の方程式が見つかったとしても、皆がそれにすぐ群がるでしょうから、株価にすぐ反映されるでしょう。

ただ、バフェット流の投資が魅力的なのは間違いないので、インデックスファンドでリスクを減らした投資を行いつつ、優良銘柄に長期投資を行っていくというのが現実的なのではないかと思います。

それと、現在の市況は株価が全面的に割安(市場が弱気)となっているため、バフェット流の投資を始めるなら今がチャンスと言えると思います。


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ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理


11 13, 2008 | Tag,資産運用,株式投資

本書は株式投資に関する本質的なことが書かれています。おそらく。

株価を予想する様々な分析法がありますが、結局はどれも不十分なもので、インデックスファンドこそリスクを軽減できる一番の方法であると主張しています。

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
(2007/05/25)
バートン マルキール

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まず、ランダム・ウォークというのは「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である。」ということです。

株価を占う方法にはチャート分析、ファンダメンタルズ分析など色々あるわけですが、結局どの方法でも将来の株価を正確に予測することはできないので、最もリスクを軽減した方法として分散投資を利用したインデックスファンド(特にノーロード)に投資することが勧められています。



チャート分析
というのは過去のデータを元にデータを集積してそこから未来の株価を予想する手段ですが、この方法の欠陥は株式市場が常にランダムで、チャート分析は後付けの分析に過ぎず、次にどうなるかは過去のデータからは証明できないということです。これは、学術的にも証明されていることなのです。


ファンダメンタルズ分析
では企業の財務諸表や与えられた情報を元に株式の本当の価値を見極め、将来株価がどうなるか予想するというのがコンセプトです。
本書ではこれも否定されています。
そもそも、財務諸表が公開された時点で市場はそれを株価に織り込むし、与えられた情報が正しくない場合もあります。また、天災などの偶発的事象が起こる可能性もありうるわけで、そう考えるとファンダメンタルズ分析も実は信用できないということになります。



これらの手法に頼りたくなるのは、やはり人間は行動に対して理由をほしがる生き物だからでしょう。
ファンドマネージャーがこれらの手法を使うのには、それらしい、もっともらしい理由が作れるからだという理由もあります。彼らは客になるべくたくさん売買をさせて利益を上げているということも忘れてはなりません。


様々な分析方法がある中、平均的な投資信託のパフォーマンス、プロの運用は、広く分散投資されたインデックスファンドに長期保有で投資した場合のパフォーマンスを上回ることができないことが証明されています。


これまでの話はある程度数の大きい、長期の話なので、ギャンブルと同様、中には勝ち続けている人がいるかもしれません。また、何らかの誰も知らない株価予想の法則があるかもしれません。
しかし、そのような法則があったとしても、広く知られるようになったら、株価はすぐにそれを価格に織り込んでしまうので人々はそれにあやかることは出来ないでしょう。


いずれにしろ、プロでさえもインデックスファンドに勝てるパフォーマンスができないのに、素人が市場で勝ち続けるのは到底不可能だと思います。

結局はリスク分散型のインデックスファンドが無難だということです。


それでも”無難”よりも、”リスクとリターン”を追及したい人に対して3つのルールが紹介されていたので記載しておきます。
  1. 今後5年以上の利益成長率が市場平均以上の銘柄を買うこと
  2. 株価がファンダメンタル価値以上になっている銘柄には手を出すな
  3. 投資家が「砂上の楼閣」を作れるようなストーリーが描ける銘柄を探そう
  4. なるべく売買の頻度は減らそう


本書は、これから資産運用の一つの手段として投資を始めようと考えている人にとって、インデックスファンドが最適であることを説得するのに足る本であると思います。


つい最近まで分かっていなかったことがあります。

インデックスファンドを長期保有していれば、長い目で見て高い確率で株価が上がるので利益を得られるとのことですが、今回のように株価が大暴落したらどうなるのかということです。

投資信託で運用している場合、そもそも配当益がないので、将来その資産を取り崩すためにコツコツと株価が上がるのを待つことになると思うのですが、それが振り出しに戻るようなことになってしまうのではないかと疑問に思っていたのです。

しかし、以下の図を発見して納得。

S&P


確かに、長い目で見ると株価は上がり続けている。

10年程度の保有じゃダメなんですね。少なくとも20年、30年は保有する必要がありそうです。



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