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ビジネスマンのための「数字力」養成講座


11 02, 2008 | Tag,思考力,数字力,統計

タイトル通り、ビジネスマンの方が読むと、より内容の良さを実感できるかもしれません。
本書は数字力をどうやって身につけ、どうやって活かすかについてビジネスマン向けに書かれています。

ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書 20)ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書 20)
(2008/02/27)
小宮 一慶

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2日前に紹介した畑村洋太郎さんの本、当ブログ:数に強くなるの主張と本質は似ています。できるビジネスマンや経営者は必ずと言っていいほど数字に強いそうです。

それは、人を説得させるためにはあいまいな言葉より数字の方がより説得力を持つし、現状の把握や目標の設定は数字で行わないと明確にならないことからも分かると思います。

数字力を養成するためには上を目指すビジネスマンにとっては必須の力と言えるでしょう。
  • まず、関心を持つ
  • 数字の定義を知る
  • 数字と数字の関連付けができる
  • 基本的な個別の数字を知っている
  • これらの知識を使って未知のことを推論できる
数字だから関心を持たないと頭の中に入ってきません。定義を知ることも一緒です。
無機質な数字はこちらから意味づけをしてあげないと自分のものにはならないのです。

さらに数字を操るためには桁数を間違えないことと、端数を気にしないということが大切です。桁数を間違えない程度に大まかに数字を捉えるのです。

そして、数字に意味を持たせるためには、会社なら似たような会社で比較してみるとか、自分の会社だったら時系列で比較してみることが有効です。

数字力を使うために、覚えておかないとどうしようもない、基準となる数字を紹介します。
  • 日本の人口:1億3000万人
  • 65歳以上の人口割合:20%
  • 2007年に生まれた子供の数:109万人
  • 平成20年度の国家予算:83兆円
  • 日本の財政赤字:800兆円
  • 日本の世帯数:4500万戸
  • 日本のGDP:500兆円
  • 日本の労働分配率(付加価値に占める人件費の割合):60%
  • アメリカのGDP:13兆ドル
  • 中国のGDP:2兆ドル
  • 世界のGDP:44兆ドル
  • 世界の人口65億人
  • トヨタの売上高:24兆円
  • トヨタの営業利益:2兆円
  • トヨタの従業員数:6万8千人

数字はなるべくざっくしりた形に直してみました。その方が使いやすいと思いますので。


この中の数字を使って日本の労働者一人当たりの年間平均給与が算出できます。

(答えは450万円)

大切なことは正確な数字を算出することではなく、だいたいの数字を算出できるようにすることです。



私も数字を使って考える、数字を使って説明してみる、ということを日常の生活の中で実践してみたいと思います。


小宮さんの本は各章で重要な内容が枠で囲まれていたり、太字になっていたりするのでとても読みやすいです。また、巻末のまとめも役に立ちます。

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数に強くなる


10 30, 2008 | Tag,思考力,数字力,統計

たしかこの本は404 Blog Not Foundで知った本です。

以前にも畑村洋太郎さんの本は当ブログ
技術の伝え方
失敗学
で取り上げました。

仮説→実験→検証を行うことがロジカルシンキングの基本だとしたら、数字力はそれを使いこなすための武器になります。数字にすると言いたい事が明瞭になります。

理系の人々は常に実験を通じて上記のようなプロセスを繰り返し、このプロセスを完成させるために数字を使いこなします。
「ちょっと少ないくらい」とか「かなり多く」とか漠然とした物言いはこれらの人たちにとってはあり得ない会話というわけです。
そう考えると、理系出身者がコンサルタント会社に受け入れられやすいというのもうなずける気がします。

数に強くなる (岩波新書 新赤版 1063)数に強くなる (岩波新書 新赤版 1063)
(2007/02)
畑村 洋太郎

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著者の畑村さんはぱっと見で見たものの長さや大きさ、重さなどの推測がつくそうです。
周囲の人からは驚かされるらしいのですが、どうやら畑村さんは応用範囲の広い少ない数字だけ覚えていて、それを様々な場面で組み合わせて使っているようです。

ポイントは細かい数字にとらわれず、だいたいの数字でまずは計算してみるということ。

例えば、高さが2メートルのワゴンの重さは?と聞かれたら、こういうふうに考えるわけです。
(ちなみにこの問題を解く場合には物には密度があるので、畑村さんの言うドンガラ率というのを知っておいたほうがいい。
ドンガラ率:そうとぎっしり詰まっている物で5分の1程度、ふつうにらくに詰まっている物で10分の1、スカスカな物で30分の1)

  • ワゴンの形を想像すると、直方体をしていそうだから、高さ2m×長さ4m×幅2mとすると、16m3になる。
  • 1m3は100×100×100cm3だから106gとなる。ここで単位を換算すると106gは103kgで1トンである。そうすると、16m3は中身が水なら16トンとなる。
  • ここで先ほどのドンガラ率を使って考えてみると、エンジン部分はぎっしりだけど、車体の部分はスカスカだろうと考えられる。そうすると、ドンガラ率は30分の1と5分の1の中間で15分の1で計算してみようということになる。
  • 16トン×15分の1を計算するとだいたい1トンという数字が出てくる。内装なんかを考え合わせると、結局1.5トンくらいかな?と予想がつく。
実際の重さもだいたいこれくらいになります。

数ヶ月前に流行ったフェルミ推定も同じような考え方をします。
つまり、少ない数字をたくさんのものに応用するのです。

畑村さんのこういった思考訓練はある時期に「今君が登ってきた階段は何段だった?」と不意に聞かれたことから始まったそうです。もちろん、この時答えを期待されていたわけではなく、考える姿勢を試されていたのだと言います。

本文中で紹介されていたドンガラ率以外に覚えておくと応用範囲が広そうな数字を紹介しておきます。
  • 日本の人口は1億3000万人
  • 日本の国土面積は38万平方キロメートル
  • 山地は国土面積の3分の2、平地は3分の1
  • 農地は平地の2分の1、つまり国土の6分の1
  • 川と道路は残りの平地の半分で12分の1
  • 宅地が国土に占める割合は川と道路と同じ12分の1
  • 1000平方メートルは300坪
  • 1升は1.8リットル。10合で1升。
  • 7-10の法則
これは複利の計算に使えます。7%で10年運用すると2倍になるというものです。これを覚えておけば比を使って1%だったら何年で2倍になるのかすぐに分かります(年利×年数=70という式が成り立つ)。
  • ニッパチの法則
有名な、その国の20%の人が80%の利益を生み出しているとう法則。
  • 2-6-2の法則
企業の中で20%がダメな社員で60%が普通の社員、20%がデキる社員なので上のニッパチの法則とあわせて考えると、重点的に教育しないといけないのは上位20%の社員ということになる。


とにかく、「分からないとすぐに投げ出すのではなく、アバウトでいいので自分の頭を駆使して数字に置き換えて考えてみる」これが大切です。

この本を読んで、私も少ない数字の知識を駆使して日常の色々なことを推測してみようと思いました。

蛇足ですが、本文中に度々登場する”蛇足”も面白いですよ。




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